平成12年12月1(金)〜平成13年2月18日(日)
東京国立近代美術館工芸館
ドイツはヨーロッパのなかでも、イギリスやイタリアとならんで、陶芸の最もさかんな国のひとつです。ライン
器(せっき)やマイセンなど、古くから製陶業のさかんな国としての歴史があります。またドイツの工芸は、マイスター制度によってつちかわれ、受け継がれてきた、質実で手堅いものづくりの伝統をほこり、機能性と完成度の高さにおいてゆるぎない信頼を得ています。
19世紀末から今世紀初頭にかけてドイツで花開いたユーゲントシュティール(アール・ヌーヴォー)の頃、日本からは茶陶など多彩な釉薬がかかったやきものがもたらされ、釉薬の研究がさかんになり、創作活動としての陶芸がはじまります。また、20世紀デザインをリードしたバウハウスには陶器工房が設置され、1930年代ごろからは個人作家としての陶芸家があらわれます。
そして近年では、ドイツの陶芸においても、美術などと共通の問題意識をもつ陶芸家が活発な制作を行い、陶芸の素材や技法によりながらも、伝統や従来の枠組にとらわれることない自由な造形活動が展開されています。ドイツ固有の伝統は希薄になり、作家個々のきわめて強い表現の作品が多く見られるようになっていますが、その根底には、ドイツのものづくりの精神とドイツ固有の美意識が流れていることを看取できることでしょう。この展覧会が、日本の美術・工芸関係者のみならず、ひろく一般の方々の関心を集めるものと確信しております。
この展覧会は、約70名のデザイナー・陶芸家による約190点の作品により、20世紀のドイツ陶芸の流れと現状を総体的に展望するものです。旧東西両ドイツの作品を一望するはじめての機会でもあり、当館で開催の後、日本国内を巡回し、ドイツでも帰国展が予定されています。
展覧会は大きく二つの部門で構成されます。第一部では、1900年から1970年頃までのあゆみを歴史的にたどります。そして、第二部では、1970年頃以降のドイツにおける現代陶芸の状況を展望します。
![]() ペーター・ベーレンス〈塩釉水差〉1904 |
![]() ゲルトラウト・メーアヴァルト〈若い女の首〉1984 |
![]() ウルスラ・シャイト〈鉢〉1999 |
|
| 【展覧会名】 | ドイツ陶芸の100年−アール・ヌーヴォーから現代作家まで− | ||||||||||||||
| 【会期】 | 2000(平成12)年12月1日(金)〜平成13年2月18日(日)
|
||||||||||||||
| 【会場】 | 東京国立近代美術館工芸館 〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園1-1
| ||||||||||||||
| 【主催】 | 東京国立近代美術館,東京ドイツ文化センター,朝日新聞社 | ||||||||||||||
| 【後援】 | ドイツ連邦共和国大使館 | ||||||||||||||
| 【協賛】 | 在日ダイムラー・クライスラーグループ,ツァイト財団 | ||||||||||||||
| 【観覧料】 |
*ただしg障者等は無料とする。 |
||||||||||||||
| 【出品内容】 | 190点 | ||||||||||||||
| 【シンポジウム及びギャラリー・トーク】 | |||||||||||||||
|
|||||||||||||||
なお、本展は東京会場終了後、愛知、滋賀、北海道、山口を巡回後、ドイツにて帰国展が予定されています。