| 会期 | 2001年12月1日(土)― 2002年2月11日(月) |
| 休館日 | 毎週月曜日 (ただし、12月24日(月)、1月14日(月)は開館し、翌12月25日(火)、1月15日(火)は休館) 年末年始2001年12月28日(金)―2002年1月4日(金) 及び陳列替え2002年1月7日(月)―1月9日(水) |
| 開館時間 | 午前10時―午後5時(入館は午後4時30分まで) |
| 会場 | 東京国立近代美術館工芸館(北の丸公園内) |
| 主催 | 東京国立近代美術館、京都国立近代美術館 |
| 協力 | (財)堂本印象記念近代美術振興財団 |
| 観覧料 | 一般:400円(320円)、 |
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[ギャラリートーク]午後2時から 2001年12月8日(土) 当館研究官 | |
| 展覧会のお問合わせ | 電話03‐3272‐8600(NTTハローダイヤル) |
| ホームページ | http://www.momat.go.jp/ |
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[交通] | |
本展は、京都国立近代美術館が企画開催した「京都の工芸―1945-2000」展を交換展として当工芸館で開催するものです。1998年に「京都の工芸 1910-1940」展を開催し、近代京都の工芸の黎明期から揺籃期を陶芸、染織、漆芸に着目して検証しましたが、今回はそれに続くものとして、美術工芸が大きく展開、発展した第二次世界大戦終結後、2000年までの約50年間を検証します。
陶芸では戦後間もない1947年に宇野三吾や林康夫らを中心に結成された四耕会や、中島清、八木一夫らが結成した青年作陶家集団、さらに1948年、青年作陶家集団の発展的解消として結成された走泥社など、それまでの壷や花瓶とはまったく異なるオブジェ作品が発表されました。また、用も意識に入れた新しい意匠の工芸を目指し、1946年に富本憲吉を中心に結成された新匠美術工芸会(後に新匠会)も戦後早くから活動を繰り広げました。さらに抽象表現主義の団体であったモダンアート協会に、1954年、生活美術部が設立され陶芸に限らず工芸家たちが前衛的な作品を発表していたことも見逃せない事実でありましょう。
染織では、先にも述べた新匠美術工芸会、モダンアート協会生活美術部などが戦後直ぐには大きな意味を持ちましたが、1963年、京都市立芸術大学を卒業した麻田脩ニら若い染色家たちによって既成の団体展に出品しないことを合い言葉に無限大という創造性に力点をおいたグループが結成されました。また、1970年代に京都からも多くの作家が出品するようになったスイス、ローザンヌの国際タペストリー・ビエンナーレはファイバーワークと呼ばれる新しいジャンルを確立しました。このような状況のなかで徐々に工芸と美術との境界が曖昧になっていき旧来の工芸概念では捉えられないような新しい作品がでてきました。
漆芸では戦前から活躍していた、作家達によって1945年に番浦省吾を中心に創人社という会が結成され、若手の作家が増えるとともに朱玄会と改名しましたが、さらに鈴木雅也ら若手の作家により旧来の漆の概念では捉えられない形や手法で前衛的な作品に取り組むグループであるフォルメという会が結成されるに至りました。しかしこの会は10年間の活動後に解散し、用の美の見直しのなかであらたに京都漆芸家協会が組織されました。
本展は、以上のような京都の戦後の工芸の動向を明らかにし、これらの活動に、戦前から巨大全国組織であった日展や、1950年に文化財保護法が制定交付されて保護の対象となった伝統の技に根ざした伝統工芸の動き、また、手仕事に根ざしながらも優れたデザインによる日用品の制作と普及につとめたクラフトの動きなどにも注目しながら、20世紀後半の京都の工芸の多様な展開を示すものです。
工芸館では、本展の企画趣旨および会場構成に沿いながら、陶芸、染織、漆芸、木竹工の各分野にわたる128人の全作家による作品約190点を選択し再編成いたしました。主要な作品を除き、前期と後期とに分けて陳列いたします。