The National Museum of Modern Art, Tokyo
Home Page
|美術館のご紹介
|工芸館
|フィルムセンター
|展覧会案内
|交通案内|
|常設展示目録
|所蔵作品検索
|インフォメーション
|新着情報
|目次|
“涼”を求めて
―染織における夏の表現―
Seeking the Cool: Textiles and the Summer Season
1997年6月20日 − 9月7日
開館時間:午前10時 − 午後5時[入館は午後4時30分まで]
休館日 :毎週月曜日[但し7月21日(月)は開館し、翌22日(火)は休館 ]
会期中7月23日以降は陳列替えを致します
衣がえという行為を通して、新しい季節の到来を実感することがあります。四季折々
の情景をしるすことの少なくない日本の伝統的な工芸において、直接身に纏う衣料は
、季節感という言葉と切り離すことのできない要素を抱いています。
「いと濃き紅の御袴、白きすずしの御ひとへ、うす物の直衣を着て、出で見給へるさ
ま、いみじうなまめかしう清げにおはす」(落窪物語 巻之三)――高温多湿を特色
とするこの国の夏を快適に過ごすために、古来よりさまざまな工夫が衣生活において
もなされてきました。布地を薄く軽く織るための研究、あるいは涼感をもたらすよう
な色や文様の創意が今日まで継承されています。
麻は、木綿織物が普及する近世まで庶民の日常衣料として広く用いられてきました。
木綿が汎用されるに従って麻の日常的な需要は減少しましたが、徳川幕府の服制に伴
い上布として品質の向上が図られました。
長板中形の名称で知られる型染の技法は、わたしたちには浴衣の染めとして親しみの
あるものです。縦材の板に張った生地の表裏に糊を型付けした後、藍甕につけて染め
上げます。こうした工程を経て、あの肌に触れたときに清涼感さえ呼び起こす白と藍
による染の端正なパターンは創り出されます。
今回の展示では、織りや染めのさまざまな技法や表現によって夏らしさを表現した作
品を、着物を中心にご紹介致します。
- 山田 貢 YAMADA Mitsugi(1912 〜 )
- 紬地友禅着物・夕凪
Kimono, "Evening Calm", yuzen dyeing on tsumugi silk
|
- 伊砂利彦 ISA Toshihiko(1924 〜 )
- 紙本型絵染屏風・奥入瀬
Two-fold screen, "Oirase", stencil dyeing on paper
|
- 小宮康正 KOMIYA Yasumasa(1956〜 )
- 長板中形着尺・紗綾形地貝合わせ
Cloth of yukata, design of seashells for matching game on saya pattern
|
[同時開催]近代日本の工芸 MODERN JAPANESE CRAFTS
深見陶治《初めての航海》(1975),岩田久利《金赤三色花文鉢》(1976),
高野松山《群蝶木地蒔絵手箱》(1963),生野祥雲斎《竹華器 怒濤》(1956),
八木マリヨ《ライティングスクリーン・ガルボ》(1976),ヘンリック・ア
ッレルト《マスク2》(1993),越知健三《平らな花器》(1961) 他
* 会期中7月23日以降は一部陳列替え致します