幻の前衛映画が高橋悠治の演奏で甦る!
世界の映画保存機関や専門家が一堂に会する「第63回国際フィルム・アーカイブ連盟(FIAF)東京会議2007」が4月7日(土)から12日(木)まで開催されるのを記念して、この度東京国立近代美術館フィルムセンターがサイレント版の原版から復元した、日本の無声映画期を代表する前衛映画の名作『狂った一頁』を高橋悠治のピアノ演奏つきで特別上映します。35mmオリジナルサイレント版復元フィルムでの上映は世界初になります。 18:45~19:25 座談会 高橋悠治(作曲家、ピアニスト、エレクトロニクス)
1938年東京生まれ 柴田南雄、小倉朗に作曲を学ぶ 入場料(全席指定席)
前売券2,300円、当日券2,800円
『狂った一頁』とは
新派映画の女形から映画監督に転身し、『地獄門』(1953年)で日本に初のカンヌ国際映画祭グランプリをもたらした巨匠監督・衣笠貞之助(1896- 1982)が1926年に監督した前衛映画。川端康成が脚本を執筆したことでも知られ、一切の文字字幕を使用しない斬新な感覚や、激しいフラッシュバックや多重露光を駆使した映像表現にはドイツの表現主義やフランスのアヴァンギャルド映画の影響も見られる。正気を失った妻が入院している病院で働く夫や、母の精神状態を恋人に悟られないよう懸念している娘などの目を通じて、混沌とした患者たちの姿が描かれる。 『狂った一頁』 フィルム復元の経緯について
上映するフィルムは、1971年に衣笠家の京都の自宅で発見された可燃性フィルムを元素材とするネガ――現時点において最もオリジナルに近い素材――から新たに復元したプリントである。既に失われている1926年のオリジナル版から短縮されていると思われる。従来上映されてきたプリントは監督自身の監修によって同じ元素材から作成されたサウンド版であったが、今回初めて画面比率を無声映画期の標準規格1対1.33のまま復元した。 国際フィルム・アーカイブ連盟(FIAF=Federation Internationale des Archives du Film)とは
国際フィルム・アーカイブ連盟(FIAF=フィアフ)は、文化遺産、そして歴史資料としての映画フィルムを、破壊や散逸から救済し保存しようとする世界各国の諸機関を結びつけている国際団体。日本では、東京国立近代美術館フィルムセンターが唯一の正会員で、ほかに福岡市総合図書館が準会員である。 インフォメーション
●お問合せ 03-3265-1979(平日のみ、AM10:00~PM6:00) |
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