人は、自らを模した人形の姿かたちに、生をめぐるさまざまな想いを託してきました。玩具としての領域をはるかに超え、自立した造形へと様変わりした今日の人形芸術の世界を平田郷陽、竹久夢二、四谷シモン、浜いさを、林駒夫、アクセル・ルーカスらの人形作品、さらにハンス・ベルメールの写真とともに検証します。25名による約100点。
*ゴールデンウィーク中の4月28日(月)、5月5日(月・祝)は開館、5月6日(火)は休館
現在オーストラリアで活躍する工芸家ロビン・ベスト、スー・ロレイン、キャサリン・トルーマンの3人による新作、約24点。それぞれ磁器、金工、木工と素材は異なりますが、科学や解剖学的な現象に対する関心に根ざした作品の制作を行っています。この展覧会は、オーストラリアで開催された後、日本で開催するものです。当館の所蔵作品による「近代工芸の名作」展を同時開催。
三代宮田藍堂(本名 宏平1926-)は、蝋型鋳金の技を受け継ぐ佐渡の家に生まれました。蝋型鋳金とは、蝋を原型とし金属を鋳造する技術で、古くは正倉院の円鏡にも使われたといわれています。宮田は、この技術を新しい造形の手段として読みかえ、近代日本の工芸界に新風を吹き込みました。その活動を、装身具を含む約120点で振り返ります。
1980年代以降、木工の作家やデザイナーらによる家具は、生活空間にもっとも親密かつ新鮮な、現代の造形分野として発展してきました。特にライフ・スタイルの多様化に応じて、木工の特性や現代の感覚を個性的な表現と結びつけた制作を行なっています。現代を代表する早川謙之輔や高橋三太郎ら10名余によるテーブル・椅子、棚等を陳列いたします。
明治以降、日本の工芸は、殖産的な性格から作り手の内面に依拠する制作へと様相を変化させてきました。その道程において、素材と技法、さらに機能や装飾といった工芸の諸要素がつぶさに検証され、現在では、工芸に独自の造形思考が提言されています。本展は明治期の輸出工芸から戦後の「オブジェ」まで約100点によって構成します。
*12月29日(月)‐1月1日(木・祝)は休館、年明けは1月2日(金)から開館
日本の陶磁や染織、漆芸、金工、人形等の工芸作品の模様には様々な技法と素材を駆使して、自然の四季折々の変化を捉え、情感豊かに表現したものが数多く見られます。そのなかから"花"に主題をとったものを特集いたします。