萬鉄五郎《もたれて立つ人》1917年
会場
東京国立近代美術館本館 ギャラリー4(2F) 会期
2009年6月13日(土)~9月23日(水) 開館時間
10:00-17:00 (金曜日は10:00-20:00) 休館日
月曜日、ただし7月20日(月・祝)、8月17日(月)、8月24日(月)、9月21日(月・祝)は開館、7月21日(火)は休館 観覧料
一般 420円(210円) 大学生130円(70円) 無料観覧日(所蔵作品展、「寝るひと・立つひと・もたれるひと」展のみ)
7月5日(日)、8月2日(日)、9月6日(日) 主催
東京国立近代美術館
萬鉄五郎(よろず・てつごろう、1885-1927)作の重要文化財、《裸体美人》 は、不思議な作品です。草原に寝ているはずの裸婦が、視覚的なトリックにより、まるで立っているようにも見えるからです。 《裸体美人》は草原に寝そべる裸婦を描いています。
熊谷守一の《畳の裸婦》。実は《裸体美人》とほとんど同じポーズです。しかし、裸婦が横方向に置かれているため、畳がやはり垂直に立ち上がるように描かれていても、《裸体美人》よりずっときちんと「寝て」見えます。
イケムラレイコの《横たわる少女》では、少女が横方向に置かれており、さらにその右半身が空間の奥へとめりこんでいるため、きちんと大地に横たわって見えます。
アメリカの女性写真家、ルース・バーンハートの作品はどうでしょう。裸婦は奥行きのある箱の中に寝そべっています。しかし、この箱がただの長方形に見えた瞬間、奥行きの感覚が失われ、裸婦がどこにどう寝そべっているのか、見る者は混乱してしまいます。まるでだまし絵のようですね。
蔵屋美香(本展企画者・当館美術課長)
蔵屋美香(本展企画者・当館美術課長) |
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