榎倉康二《P.W.-No.50 予兆―床・水》1974年(1994年プリント)
会場
東京国立近代美術館本館 ギャラリー4(2F) 会期
2010年4月20日(火)~8月8日(日) 開館時間
10:00-17:00 (金曜日は10:00-20:00) 休館日
月曜日[5月3日、7月19日は開館]、5月6日(木)、7月20日(火) 観覧料
一般 420円(210円) 大学生130円(70円) 無料観覧日(所蔵作品展「近代日本の美術」、「いみありげなしみ」展のみ)
5月2日(日)、5月18日(火・国際博物館の日)、6月6日(日)、7月4日(日)、8月1日(日) 主催
東京国立近代美術館 この展覧会は、「しみ」というテーマで、絵画、写真、版画、水彩など28点をご紹介するものです。 なにが起こったの?
しみを見たとき、わたしたちは、「ここでなにが起こったんだろう。なにがこぼれてこんなしみができたんだろう」と、過去にさかのぼって推理します。ちょうど血痕から事件を読み解く探偵のように。榎倉康二の《二つのしみ》や《P.W.-No.50 予兆―床・水》も、そんな想像をかき立てる謎めいた雰囲気をたたえています。
なにが見えてくるの?
「しみ」を眺めていると、時に思いがけない形を発見します。レオナルド・ダ・ヴィンチは、絵画の訓練をしたければ壁の汚れや「しみ」を見つめなさい、するとそこに樹木や顔、風景などさまざまなものが浮かび上がってくるだろう、と語っています。 「過去になにが起こったか」という推理から離れて、わたしたちの心は、今度は逆の方向、つまり未来に向って、「しみ」の中にゆっくりと、本来そこにはないはずの新しい形を見出して行くのです。 布目に沿ってしみ広がる・・・
絵画や版画、写真や水彩もまた、面の上に何かが接触して残した「しみ」の集まり。こんな考え方はなんだか奇妙に聞こえるかも知れません。しかしこの展示の最後に、たとえば丸山直文《Garden 1》を、近い距離から見てみてください。そこにあるのは、綿布と、その織り目に沿ってじわじわとにじみ、広がる絵具の「しみ」だけ、そんなふうには見えないでしょうか。画面から少し離れて、二人の小さな人物に気がつくと、初めて「しみ」は茂みや木陰に変身し、そこに公園のような広い空間が現れます。
作品の入れ替えについて
4月20日~6月20日 村上華岳《空山清高之図》1934年頃 新収蔵作品
平成20年度~21年度に購入・受贈した作品で今回展示されるものは次の通りです。 蔵屋美香(本展企画者・美術課長)
蔵屋美香(本展企画者・美術課長)
※いずれも参加無料(要観覧券)/申込不要 |
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