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Exhibition 展覧会情報
(C)Shokodo, Ltd. & Japan Artists Association, Inc.2008/08341

横山大観《生々流転》(部分) 1923(大正12)年 絹本墨画 画巻 55.3×4070.0cm  重要文化財
(C)Shokodo, Ltd. & Japan Artists Association, Inc.2008/08341

横山大観《生々流転》(部分) 1923(大正12)年 絹本墨画 画巻 55.3×4070.0cm  重要文化財

特別公開 
横山大観《生々流転》
(重要文化財)

Masterpiece from the Collection
Taikan Yokoyama, Metempsychosis
(Important Cultural Property)
2009.1.20-3.8
会場

1F特設ギャラリー

会期

2009年1月20日(火)~3月8日(日)

開館時間

10:00-17:00 (金曜日は10:00-20:00)
入館は閉館30分前まで

休館日

毎週月曜日

観覧料

一般420(210)円 大学生130(70)円 
*高校生以下および18歳未満、65歳以上および障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料。
*それぞれ入館の際、学生証、運転免許証等の年齢の分かるもの、障害者手帳等をご提示ください。
* ( )内は20名以上の団体料金。いずれも消費税込。
*お得な観覧券「MOMATパスポート」でご観覧いただけます。
*本展の観覧料で、当日に限り、所蔵作品展「近代日本の美術」(4-2F)と「コラージュ-切断と再構築による創造」展(2F、ギャラリー4)もご観覧いただけます。

無料観覧日(所蔵作品展、コラージュ展のみ)

2月1日(日)、3月1日(日)

主催

東京国立近代美術館

 1F特設ギャラリーで、横山大観の長大な画巻《生々流転(せいせいるてん)》(重要文化財)を特別公開いたします。当館での全巻展示は2年ぶりになります。
 《生々流転》は大気中の水蒸気からできた1粒の水滴が川をなし海へ注ぎ、やがて龍となり天へ昇るという水の一生を、40メートルにもおよぶ大変長い画面に水墨で描かれた作品です。
 作者の横山大観は岡倉天心のもとで、菱田春草、下村観山らとともに近代日本画の革新を目指し、東洋の精神を基盤に西洋画の手法を取り込みながら、新しい表現様式を追求しました。輪郭線を使わず、色彩の面的な広がりにより空気を描こうとした朦朧体(もうろうたい)の技法などはその代表的な例といえるでしょう。
 《生々流転》は大観55歳の作で、長大な画面にもかかわらず、どこにも破綻のない完璧な構成によって組み立てられた密度の高い作品です。
 「生々流転」とは「万物は永遠に生死を繰り返し、絶えず移り変わってゆくこと」という意味の言葉です。大観の《生々流転》にも、繰り返し姿を変えながら終わることのない水の生涯が描かれています。彼の壮大な自然観や人生観をも読み取れるダイナミックな作品ですが、一方で画面のところどころに鹿や猿などの生きもの、川に舟を浮かべる人などの小さなモチーフが描きこまれ、ささやかな生命に対する温かい眼差しもうかがうことができます。
 壮大なスケールを持つ《生々流転》の魅力をぜひご堪能ください。

 4Fでは、特集 「光と墨の水墨画 近藤浩一路の世界」(4F特集コーナー)を開催します。
 洋画家として出発し、漫画や挿絵で人気を博しながら、水墨画に転じた異色の画家、近藤浩一路(1884-1962)。その出世作《鵜飼六題》(1923年)は、横山大観《生々流転》と同年に制作され、同じ年の再興日本美術院展に出品された作品です。奇しくもともに、その東京展初日に関東大震災に遭遇しましたが、無事難を逃れ、当館の所蔵するところとなりました。大観の《生々流転》と浩一路の《鵜飼六題》という水墨画の大作を比較しながら、ご覧いただく絶好のチャンスです。

特集についての詳細は、所蔵作品展「近代日本の美術」をご覧ください。

横山大観(1868-1958) 略歴
茨城県水戸市の生まれ、本名秀麿。1889年開校の東京美術学校に第一期生として入学しました。93年に同校を卒業後、助教授となりましたが、98年岡倉天心に殉じて連袂辞職し、日本美術院の創立に参加しました。天心の没後、1914年に下村観山らと日本美術院を再興し、天心の遺志を継いで院の運営と発展に力を尽くしました。37年、文化勲章を受章。

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