Craft&Design東京国立近代美術館工芸館
Film東京国立近代美術館フィルムセンター
MOMAT TOP

所蔵作品展 近代日本の美術 特別公開 横山大観《生々流転》 (重要文化財)

開催期間:2007年1月2日(火)~3月4日(日)

会場
東京国立近代美術館本館 1F特設ギャラリー

会期
2007年1月2日(火)~3月4日(日)
前期:2007年1月2日(火)~2月4日(日)
後期:2007年2月6日(火)~3月4日(日)

開館時間
午前10時~午後5時
金曜日は午後8時まで
(入館は閉館30分前まで)

休館日
月曜日、ただし1月8日、2月12日は開館、翌日(火)休館

観覧料
一般 420円(210円) 大学生130円(70円) 高校生70円(40円)
( )内は20名以上の団体料金。いずれも消費税込。 中学生以下、65歳以上および障害者(付添者は原則1名まで)の方は無料です。
それぞれ入館の際、生徒手帳、健康保険証、運転免許証、障害者手帳等をご提示ください。
*本展の観覧料で、当日に限り、「柳宗理―生活のなかのデザイン―」(2F、ギャラリー4)もご覧いただけます(1月19日~3月4日)。

◆ 無料観覧日(所蔵作品展および 「柳宗理―生活のなかのデザイン―」のみ)
1月2日(火)、1月7日(日)、2月4日(日)、3月4日(日)

→出品作品リスト
 所蔵作品展「近代日本の美術」では、今回1F特設ギャラリーにて、横山大観(1868-1958)の長大な画巻《生々流転》(重要文化財)を特別公開いたします。2002年のリニューアル開館後初めての全長40メートル一挙公開です。壮大なスケールを持つ《生々流転》の魅力をぜひご堪能ください。
 また同じ1F特設ギャラリーでは、併せて当館所蔵作品を中心とした大観の他の作品を展示いたします(一部展示替があります)。4F~2Fの所蔵作品展とともに、どうぞご覧ください。

通期展示(2007年1月2日~3月4日)
《生々流転》 1923年
《或る日の太平洋》 1952年

前期(1月2日~2月4日に展示)
《観音》 1912年頃
《満ち来る朝潮》 1943年
《南溟の夜》 1944年

後期(2月6日~3月4日に展示)
《菊慈童》 1897年 寄託作品
《東山》 1924年
《春風万里乃濤》 1942年

→出品リスト

全長40メートルを一挙公開
 《生々流転》は大気中の水蒸気からできた1粒の水滴が川をなし海へ注ぎ、やがて龍となり天へ昇るという水の一生を、40メートルにもおよぶ大変長い画面に水墨で描いた作品です。
 作者の横山大観は岡倉天心のもとで、菱田春草、下村観山らとともに近代日本画の革新を目指し、東洋の精神を基盤に西洋画の手法を取り込みながら、新しい表現様式を追求しました。輪郭線を使わず、色彩の面的な広がりにより空気を描こうとした朦朧体(もうろうたい)の技法などはその代表的な例といえるでしょう。
 《生々流転》は大観55歳の作で、長大な画面にもかかわらず、どこにも破綻のない完璧な構成によって組み立てられた密度の高い作品です。
 「生々流転」とは「万物は永遠に生死を繰り返し、絶えず移り変わってゆくこと」という意味の言葉です。大観の《生々流転》にも、繰り返し姿を変えながら終わることのない水の生涯が描かれています。彼の壮大な自然観や人生観をも読み取れるダイナミックな作品ですが、一方で画面のところどころに鹿や猿などの生きもの、川に舟を浮かべる人などの小さなモチーフが描きこまれ、ささやかな生命に対する温かい眼差しもうかがうことができます。

 茨城県水戸市の生まれ、本名秀麿。1889年開校の東京美術学校に第一期生として入学しました。93年に同校を卒業後、助教授となりましたが、98年岡倉天心に殉じて連袂辞職し、日本美術院の創立に参加しました。天心の歿後、14年に下村観山らと日本美術院を再興し、天心の遺志を継いで院の運営と発展に力を尽くしました。37年、文化勲章を受章。

ギャラリー・トーク
1月19日(金) 18:00~ 中村麗子(当館研究員)
2月23日(金) 18:00~ 尾崎正明(当館副館長)
※参加無料(要観覧料)、申込み不要

Calendar展覧会・イベントカレンダー
イベントカレンダー
The National Museum of Modern Art, Tokyo