会場
東京国立近代美術館本館 所蔵品ギャラリー(4-2F)
2008年1月2日(水)~3月20日(木)
前期:2008年1月2日(水)~2月17日(日)
後期:2008年2月19日(火)~3月20日(木・祝)
10:00-17:00 (金曜日は10:00-20:00)
午前10時~午後5時(入館は閉館30分前まで)
金曜日は午後8時まで(入館は閉館30分前まで)
月曜日、ただし1月14日(月)、2月11日(月)は開館、翌日休館
一般 420円(210円) 大学生130円(70円) 高校生70円(40円)
中学生以下、65歳以上および障害者とその付添者(1名)の方は無料。
*それぞれ入館の際、学生証、運転免許証等の年齢の分かるもの、障害者手帳等をご提示ください。
* ( )内は20名以上の団体料金。いずれも消費税込。
*お得な観覧券「MOMATパスポート」 でご観覧いただけます。
*本展の観覧料で、当日に限り、「特集 国吉康雄-寄託作品を中心に-」展(2F、ギャラリー4)もご覧いただけます。
*1月18日から3月9日までの期間は、本展の観覧料で、当日に限り、「わたしいまめまいしたわ 現代美術にみる自己と他者」展(1F、企画展ギャラリー)もご覧いただけます。
1月2日(水) 、1月6日(日)、2月3日(日)、3月2日(日)
所蔵作品展(4-2F)のご案内
およそ2600平方メートルからなる所蔵品ギャラリーで開催される所蔵作品展「近代日本の美術」。絵画・彫刻・水彩・素描・版画・写真など、約9,500点あるコレクションから、毎回180~250点の作品を選び、20世紀初頭から現代に至る日本の近代美術の流れが概観できるよう展示しています。ゆっくりと全体をご覧いただいて約1時間。コレクションと向かい合うひとときをどうぞお楽しみください。
◆展示替:年間4~5回程度大きく作品を入れ替えています(会期によっては、さらに日本画および戦争画を中心とした一部展示替があります)。
◆コーナー展示:特集コーナー(4F)、写真コーナー(3F)、版画[水彩・素描]コーナー(3F)では、毎回さまざまな切り口で、特集展示を行っています。
★展示構成はこちらをご覧ください。
平福百穂《荒磯》(ありそ)が展示されます!
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平福百穂《荒磯》1926年
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写実を基礎にした清新な異色作で日本画に新風を巻き込んだ平福百穂。伝統的な波涛図の流れを汲みながら、そこに琳派的な装飾性と写実性を融合させ、現代的な造形感覚を盛り込んだ《荒磯》が展示されます。荒波の打ち寄せる岩礁で一群の千鳥が羽を休めるさまを、群青、墨、金泥、胡粉と絵の具を限定し、大きな筆の動きによるうねる波涛と存在感のある不動の巌とを効果的に対照させた、堂々とした風格のある作品です。この機会にぜひご覧ください。
見ながら聴くと、新しい発見が!
音声ガイドがアートの世界を広げます。
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所蔵作品展「近代日本の美術」では、毎回30作品以上の解説を聴きながら、所蔵品ギャラリーを巡ることができます。作品のいろいろな面が見えてくる、そんな発見がいっぱいの音声ガイドです。ぜひご利用ください。 ■利用料金:300円
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各コーナーの見どころ
◆4F特集コーナー:明治・大正の点描表現
斎藤豊作や太田喜二郎など8作家の作品を通じて、明治、大正の洋画に見られる点描表現をご紹介します。
斎藤豊作《夕映の流》1913年
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◆3F版画コーナー
特集:加納光於 ─モノクロームの燐光 1960‐62
50年代に銅版画家としてデビューして以来、油彩、オブジェなどにもその旺盛な創造力を発揮し、絶えず生成と変容を続けてきた加納光於(1933‐ )。今回はその仕事の原点ともいえる60年代初頭のモノクロームの版画をご紹介します。
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◆3F写真コーナー
特集:大辻清司
実験工房のメンバー、教育者、写真についての書き手、その多面的な活動が、近年、あらためて注目されている写真家大辻清司(1923-2001)。今回は、1975年に写真雑誌に連載された「大辻清司実験室」のシリーズからそのユニークな写真をめぐる思索をしめす作品を紹介します。
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◆2Fギャラリー4 「特集 国吉康雄-寄託作品を中心に-」
2Fギャラリー4では、「特集 国吉康雄-寄託作品を中心に-」を開催します。
国吉康雄(1889‐1953)は、1906(明治39)年、17歳でひとりアメリカに渡り、以後ほとんど日本に帰ることなくアメリカで活動した画家です。当館では、国吉が亡くなった翌54年の遺作展に続き、2004年に50年ぶりとなる回顧展を行い、大きな反響を得ました。今回の小企画は、この回顧展をきっかけに所蔵家よりご寄託いただいた作品を中心に、当館のコレクションも加え、そのエッセンスを約20点の作品により改めてご紹介するものです。
●「特集 国吉康雄-寄託作品を中心に-」の詳細については、こちらをご覧ください。→「特集 国吉康雄」
展示中の重要文化財指定作品
原田直次郎《騎龍観音》1890年 寄託作品(護國寺蔵)
菱田春草《賢首菩薩》1907年
萬鉄五郎《裸体美人》1912年
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●原田直次郎《騎龍観音》1890年 油彩・キャンバス 寄託作品(護國寺蔵) 龍に乗った楊柳(ようりゅう)観音が舞い降りるさまを大画面に描いた作品。油彩技術を駆使し、迫真的な写実画法を日本の伝統的な画題に適用した意欲作です。 その主題や生々しい描写をめぐって、発表当時、大きな議論を巻き起こしました。
●菱田春草《賢首菩薩(けんじゅぼさつ)》1907年 絹本彩色・軸 (前期:1月2日~2月17日のみ展示) 賢首菩薩は華厳宗(けごんしゅう)第三祖のこと。唐の則天武后(そくてんぶこう;在位690-705年)の勅問に対し、庭前にあった黄金の獅子を例に華厳の教観を述べたと伝えられています。この作品では、点描で彩色した上に、細かく模様を描き入れているのが特徴的です。色彩の濃淡で空気や光線を表現する描き方を一歩進め、色調の微妙な変化で遠近感や立体感を表現しています。
●萬鉄五郎《裸体美人》1912年 油彩・キャンバス 八木正治氏寄贈 東京美術学校の卒業制作。ゴッホの影響を受けた強烈な色彩と筆致による表現は、当時の指導教官たちを困惑させたと伝えられます。表現の自由、個性の尊重が叫ばれた大正時代のさきがけとなる記念碑的作品といえます。
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●岸田劉生《道路と土手と塀(切通之写生)》1915年 油彩・キャンバス 劉生が当時住んでいた代々木付近を描いた風景画。密度の高い画面作りと、見る者に迫るような特異な空間把握によって、大正時代の「写実」絵画の中でも傑出した独自性を持つ作品です。
●村上華岳《日高河清姫図》1919年 絹本彩色・軸 (前期:1月2日~2月17日のみ展示) 道成寺縁起の一場面に取材した作品。平安時代10世紀、醍醐天皇の御代、若僧に恋した宿の女主人清姫は逃げる僧を追い日高河のほとりにたどりつきます。やがて大蛇となってついには自らの炎で僧を焼き殺すことになるその怨念の姿。清姫の大蛇への変身の直前の場面を、抑えた色遣いと繊細な描線で描いて、女性の情念を深い精神性をもった表現の中に込めています。
●中村彝《エロシェンコ氏の像》1920年 油彩・キャンバス 大里一太郎氏寄贈 当時、日本を訪れていた盲目のロシア詩人エロシェンコを描いた肖像画。ルノワールの影響の見られる柔らかい光の表現の中に、モデルの深い精神性を浮かび上がらせた作品です。
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岸田劉生《道路と土手と塀 (切通之写生)》1915年
村上華岳《日高河清姫図》1919年
中村彝《エロシェンコ氏の像》 1920年
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●鏑木清方《三遊亭円朝像》1930年 絹本彩色
(後期:2008年2月19日~3月20日のみ展示)
明治を代表する噺家、三遊亭円朝(1839~1900)は、清方の父の友人でもあり、清方は少年時代からその話芸に親しんだといいます。震災以前の古きよき江戸文化をさまざまに描きのこした清方による、肖像画の傑作。
前期、後期などの作品の入れ替えについて
下記以外の作品は会期中通してご覧いただけます。ただし、予告なしに展示内容が変更になる場合もありますので、詳細は出品リストでご確認ください。
◆展示期間:1月2日(水)~2月3日(日) 小杉放菴(未醒)《水郷》1911年
◆展示期間:2月5日(火)~3月20日(木・祝) 和田英作《おうな》1908年
◆前期 [2008年1月2日(水)~2月17日(日)]
菱田春草《賢首菩薩》1907年 重要文化財
渡辺省亭《雪中鴛鴦之図》1909年
山元春挙《海辺雪松図》明治後期 寄託作品
村上華岳《日高河清姫図》1919年 重要文化財
吉川霊華《羽衣翻飜》1923年 鈴木新吉氏寄贈
速水御舟《門(名主の家)》1924年
小林古径《機織(はたおり)》1926年
鏑木清方《初冬の花》1935年 堀越友規子氏寄贈
小倉遊亀《浴女 その二》1939年 作者寄贈
鏑木清方《初東風》1942年
小林古径《橋》1942年
三輪晁勢《ツラギ夜襲戦》1943年 無期限貸与
藤田嗣治《サイパン島同胞臣節を全うす》1945年 無期限貸与
◆後期 [2008年2月19日(火)~3月20日(木・祝)]
今村紫紅《時宗》1908年
尾竹国観《油断》1909年
菱田春草《梅に雀》1910年 藤浦智子氏寄贈
速水御舟《浅春》1918年
横山大観《暮色》1922年
冨田溪仙《前赤壁図》大正時代 寄託作品
戸張孤雁《伊豆山の海》大正時代 山本孝氏寄贈
鏑木清方《三遊亭円朝像》1930年
上村松園《雪》1942年
松坂康《ウエーキ島攻略戦(その1)》1942年 無期限貸与
松坂康《ウエーキ島攻略戦(その2)》1942年 無期限貸与
三国久 《バリ島沖海戦》1942年頃 無期限貸与
横山大観《満ち来る朝潮》1943年 東條輝雄他8名氏寄贈
新収蔵作品
平成17年度~19年度に購入・受贈した作品で今回展示されるものは次の通りです。
◆絵画
速水御舟《浅春》1918年(平成17年度購入)(後期のみ展示)
小山田二郎《食卓》1955年(平成19年度購入)
上野泰郎《いのちの讃歌》1981年(平成17年度上野淑子氏寄贈)
岡村桂三郎《白象図》1989年(平成18年度賛美小舎:上田國昭・上田克子氏寄贈)
◆彫刻
オーギュスト・ロダン《トルソー》制作年不詳(平成19年度岩波茂雄氏旧蔵、岩波雄二郎氏遺贈)
ジュリアン・オピー《「日本八景」より 国道百三十六号線から見る雨の松崎港》2007年 (平成19年度購入)
ジュリアン・オピー《「日本八景」より 真鶴半島の上の月》2007年(平成19年度購入)ジュリアン・オピー《「日本八景」より 国道三百号線からみる本栖湖の富士山》2007年(平成19年度購入)
ジュリアン・オピー《「日本八景」より 国道五十二号線から南部橋をのぞむ》2007年(平成19年度購入)
4階から始まり、2階まで時代順にフロアを下っていく構成になっています。
4F
I-1 明治・大正期の美術 文展開設前後
I-2 明治・大正期の美術 大正のヒューマニズム
II-1 昭和戦前期の美術 都市のなかの芸術家
3F
II-2 昭和戦前期の美術 日本画・洋画の成熟
III 戦時と「戦後」の美術
IV 1950-60年代の美術
2F
V 現代美術-1970年代以降
※このホームページ掲載中の所蔵作品展の会場風景は以前のものであり、現在の展示とは異なります。