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特別展「磁器の表現―1990年代の展開」

1. 主催:
東京国立近代美術館
2. 会場:
東京国立近代美術館工芸館
3. 会期:
平成8年9月20日(金)〜 平成8年11月4日(月)
月曜日休館/11月3日(日)
4. 趣旨:
陶磁器という言葉があるように、陶器と磁器はしばしば一括して表されてい ます。しかし陶土と磁土は、造形の素材として、成形や焼成という工程の中で 全く異なる性質を示すものです。特に磁土は陶土とは違い、成形上に特殊な性 格を持っており、近代芸術の一分野として磁器を考える場合、様々な困難な問 題を投げかけてきました。ところが近年、磁器を用いる作家が増加し興味深い 制作を見せるようになってきています。一つは、実用性を持たない純粋な立体 造形としての作品が、様々な技術的困難を乗り越えて追求されている点です。 二つめは、伝統的な環境の中でもフォルムに新しい感覚を盛り込もうとする努 力がいろいろなされていることです。また現代の建築、生活環境の中で新しい 実用性を追求しようとする食器、文房具などの分野でも多くの作品が見られる ようになりました。こうした中で、成形上の困難さが、かえって強い個性的な フォルムに昇華され、シャープで強い光沢を発する磁器独特のフォルムとテク スチャーを持った、興味深い作品が数多く作られています。またフォルムのみ ならず、“色絵磁器”と称される独特の歴史を持ってきた磁器の色彩の分野で も新しい試みが行われています。それは時として独自に、時として新しいフォ ルムと連動して現れ、これまでの概念には納まりきれない新しい感覚と様式を 備えてきています。この展覧会では、そのような新しい磁器の動向を幅広く紹 介し、将来への展望を探ろうとするものです。

5.出品作家:
板橋 廣美、小川 待子、小塩 薫、加藤 委、 川口 淳、 久保田厚子、
鯉江 良二、柴田真理子、竹中 浩、徳田八十吉、筒井 廣明、長江 重和、
奈良 千秋、長谷川潤子、林 秀行、深見 陶治、富士原恒宣、古川 章蔵、
松田百合子、前田 昭博、八木 明

6.料金
   個 人   団 体
一般 790円  650円
学生 450円  330円
小人 330円  180円