開催中の展覧会

  • 2019.01.29-2019.05.26
  • 所蔵作品展

MOMATコレクション

MOMAT Collection

2019年1月29日- 5月26日の所蔵作品展のみどころ

アンソニー・カロ《ラップ》 1969年 
Courtesy of Barford Sculptures Ltd
Photo: John Riddy

 MOMATコレクションにようこそ! 20世紀はじめから今日に至る日本の近現代美術の流れを、国際的な関連も含めてご紹介します。

   4階第1室は「ハイライト」。当館選りすぐりの名品が凝縮されています。今回は工芸の名品もあわせてご紹介します。2室から12室までは、おおよそ時代順ですが、部屋ごとにテーマをたてて、各時代の美術と社会の関係をさまざまな角度から見ることができます。例えば3階6室では太平洋戦争中の作品に焦点を当ててご紹介します。そのほか4階4室では版画家の織田一磨、3階9室では写真家の土田ヒロミ(1月29日-3月17日)、椎原治(3月19日-5月26日)を特集します。2階12室では、近年新しく収蔵されたデイヴィッド・スミスとアンソニー・カロの彫刻にご注目ください。また3月19日からは「美術館の春まつり」の特集として、3階10室に川合玉堂《行く春》(重要文化財)をはじめとする花を描いた名作がそろいます。千鳥ヶ淵の桜との競演が見ものです。

  今期も盛りだくさんのMOMATコレクション。どうぞごゆっくりお楽しみください。

出品作品リストは、こちら

今会期に展示される重要文化財指定作品

  今会期に展示される重要文化財指定作品は以下の通りです。

  • 原田直次郎 《騎龍観音》(1890年) 寄託作品(護國寺蔵)
  • 和田三造《南風》(1907年)
  • 岸田劉生《道路と土手と塀(切通之写生)》(1915年)
  • 川合玉堂《行く春》(1916年)*2019年3月19日-5月26日 展示
  • 中村彝《エロシェンコ氏の像》(1920年)
  • 安田靫彦《黄瀬川陣》(1940/41年)*2019年3月19日-5月26日 展示

  6点の重要文化財(1点は寄託作品)についての画像と解説は、こちら

展覧会構成

4F

1室 ハイライト
2-5室 1900s-1940s 明治の終わりから昭和のはじめまで

「眺めのよい部屋」

美術館の最上階に位置する休憩スペースには、椅子デザインの名品にかぞえられるベルトイア・チェアを設置しています。明るい窓辺で、ぜひゆったりとおくつろぎください。大きな窓からは、皇居の緑や丸の内のビル群のパノラマ・ビューをお楽しみいただけます。

「情報コーナー」

MOMATの刊行物や所蔵作品検索システムをご利用いただけます。

 

1室 ハイライト

パウル・クレー
《花ひらく木をめぐる抽象》1925年

 3,000m²に200点以上が並ぶ、所蔵作品展「MOMATコレクション」。その冒頭を飾るのは、重要文化財を含むコレクションの精華をご覧いただく「ハイライト」です。2012(平成24)年の所蔵品ギャラリーのリニューアルを機に新設したコーナーで、壁は作品を美しく際立たせる濃紺、床はガラスケースの映り込みを少なくするために、艶消しの黒を選んでいます。
  この「ハイライト」に今回は工芸作品が加わりました。ここから歩いて5分ほどのところにある東京国立近代美術館工芸館の作品のなかから、とびきりの名作を紹介します。日本画は会期の後半(3月19日-5月26日)に重要文化財の安田靫彦《黄瀬川陣》が登場します。洋画は、重要文化財の原田直次郎《騎龍観音》、岸田劉生《道路と土手と塀(切通之写生)》、中村彜《エロシェンコ氏の像》をはじめ、この部屋の定番となった作品が並びます。セザンヌやクレーなど、近代日本の作家たちに影響を与えたヨーロッパの作品も併せてお楽しみください。

 

2室 春めく明治大正の美術

南薫造《少女》1909年

 明治政府が発足して以降、文化の面でもさまざまな概念や制度が西洋にならって整備されました。西洋由来の油彩画に「洋画」の名を与え、対して古来育まれた伝統的な手法による絵画全般を「日本画」と一括りにしたのもこの時代のことです。このジャンル分けは、1907(明治40)年に「洋画」「日本画」「彫刻」の3部門を対象とする官設の文部省美術展覧会(文展)が開設されるに至り、制度の上でも明確化されました。
 この時代、西洋美術の影響を大きく受けつつ、あるいはそれと一線を画して、芸術家たちは様々な表現を模索していきました。西洋の技術に学んだ人体デッサンや光の表現には、時としてぎこちなさも見られますが、芸術家たちの試行錯誤の軌跡が生き生きと感じられます。
 今回の2室は、冬から春へと向かう今の時期に合った作品も取り合わせてみました。日本近代の芸術家たちの新しい表現への歩みを、新しい生命の息吹を感じさせる春の情景とともにご覧ください。

 

3室 個へのまなざし

高村光太郎《手》1918年頃
(撮影:大谷一郎)

 1910(明治43)年、彫刻家で詩人の高村光太郎が発表した文章「緑色の太陽」に象徴されるように、明治時代末から大正時代にかけて、芸術家のものの見方や表現の仕方の多様性は大きく開けていきました。
 こうした動きは、例えば人物画ひとつを取ってもよく表れています。岸田劉生は「岸田の首狩り」と言われた1913年からの3年間に、自身や身近な人の肖像をその人間性にも肉薄するほどの密度で描き続けました。こちらを見据える画家の鋭い眼光は、見る者をとらえて離しません。秦テルヲは世紀末美術に関心を寄せつつ、くずおれたり打ちひしがれたりした人間像を多く描きました。紹介する作品は小さなペン画ですが、濃密な線描で人々の苦悶や悲哀に迫っています。
 加えて、身体のパーツをクローズアップした表現として、高村光太郎《手》と石垣栄太郎《腕》の対比にもご注目ください。これらは時代も制作背景も異なりますが、身体の一部分を凝視する姿勢に、人という存在への新たな関心の向け方が見て取れそうです。

 

4室 変貌する東京をみつめて

織田一磨《「東京風景」より 神楽阪》 1917年
(展示期間:1月29日-3月17日)

 近代都市の発展とともに、明治から昭和にかけて、日本の風景は大きく変貌を遂げました。なかでも東京は1923(大正12)年の関東大震災をはさみ、その姿を顕著に一変させました。
 版画家織田一磨(1882-1956)は、そうした時代の転換期にあって、都市の変貌を捉え続けた作家のひとりです。今回は移り変わる東京を見つめる作家の心のゆらぎを、二つの連作『東京風景』(1916年、全20点)と『画集銀座』(1928-1929年、第1輯と第2輯合わせ12点)を通して見ていきます。
 『東京風景』は、旧いものと新しいものが同居する雑然とした東京を版画にしたもの。そこには失われていく江戸風物や明治の光景を愛惜するまなざしと、近代化、都市化が進む東京を見出していくまなざしの両方が混在しています。
 しかし、昭和初期の『画集銀座』になると懐古趣味はなくなり、鉄筋のビルが建ち並ぶ大都市の光景、カフェーや映画館などのモダンな文化やハイカラな人々が描かれました。織田は近代都市東京を積極的に受け入れ、市民目線で、都市の活気を生き生きと伝えています。

 

5室 1930年代の幻想絵画

靉光《眼のある風景》1938年

 1階で開催の企画展「福沢一郎展 このどうしようもない世界を笑いとばせ」に関連して、福沢がその前衛画家としての評価を確立した1930年代における、他の前衛画家たちの作品を特集します。これらの多くには、フランスのシュルレアリスム絵画の強い影響が認められるでしょう。しかし、ひとつひとつの作品をよく見ていくと、単なる模倣ではなく、イメージの連想などを駆使して作者のメッセージを象徴的に表そうとする意図を読み解くことができます。例えば北脇昇の、楓の種子を飛行機に見立てた作品には、始まったばかりの日中戦争との関係を見て取ることができますし、甘美な抒情にみちた浅原清隆の絵画が、間近に迫る戦争への不安と幼年時代への郷愁によって構成されていることも見逃せません。
  こうした婉曲的・象徴的な表現は、1930年代前半にプロレタリア芸術が政府の弾圧にあった後、表現の自由が狭められていく状況の中で生み出されました。そして、こうした表現のあり方を中心になって進めていたのが福沢一郎だったわけです。ぜひ、1階で展示される福沢一郎の作品と、この部屋に並ぶ作品とを比べてみてください。

 

3F

6-8室 1940年代-1960年代 昭和のはじめから中ごろまで
9室 写真・映像
10室 日本画
建物を思う部屋

 

6室 1941–1945|戦争/美術

松本竣介《Y市の橋》1943年

 1937(昭和12)年に日中戦争が始まり、翌38年に国家総動員法が施行されると、国民は戦争への協力を迫られていきます。美術家もまた例外でなく、多くの画家が戦地に派遣されて戦争記録画を制作します。また自由で前衛的な表現への弾圧も行われ、展覧会の禁止や美術団体の解散といった事態に至ります。
   この部屋に並ぶ作品は、戦況が厳しさを増していく1941(昭和16)年(真珠湾攻撃)から45年(第二次世界大戦終結)の間に制作されたものです。戦争と美術の直接的な関係を分かりやすく伝えているように見えるのは戦争記録画です。また、それまでのスタイルを揺るぎなく継続させ、戦争の影響がほぼないかに見える作品、戦争への違和を間接的に示しているように見える作品もあります。この時代の表現を戦争か美術か、あるいは戦争協力か戦争反対かという二者択一の図式で整理するのはおそらく適当ではありません。どの作品にも戦争と美術とが含まれており、鑑賞において、その二つの要素を同時に見なければいけないという困難がここにはあります。

 

7室 1950–60年代|東か西か、右か左か

須田国太郎《犬》1950年

 朝鮮戦争の特需による経済復興やサンフランシスコ講和条約調印などが生じた1950年代初頭、日本における美術の状況も変化を見せ始めます。たとえば無審査・自由出品を旨とする読売アンデパンダン展の発足、現代美術を扱う画廊や近代美術館のオープン、国際的な美術交流の増加といった出来事があげられます。そして国内における空前の高度経済成長、世界的には東西冷戦などを背景に、50年代半ばから60年代を通じ、美術表現は実に多様な方向へと分岐、展開していきます。
 この部屋に並ぶ作品は、50年代から60年代の20年の間に制作されたものです。そして、まったく同じ年に制作された2点がペアになっています。具象と抽象、自己の内面と外部の現実、ローカルなものとインターナショナルなものといったように、あえて差異が強調されるようなセレクションとしています。同じ年に制作された、異なる方向へと向かう2つの作品、その共通性と差異を見つけながら、50年代から60年代の美術の一端を鑑賞ください。

 

8室 時間の問題

野田哲也《日記: 70年4月22日 ニューヨーク(c)》1970年
(展示期間:1月29日-3月17日)

野田哲也《日記: 70年5月8日 ニューヨーク(a)》1970年
(展示期間:3月19日-5月26日)

 時間を客観的に計測する単位としての1秒、1分、1時間、1日、1ヶ月、1年、1世紀…。1日の中での朝昼夜、1年の季節を区分する春夏秋冬。あるいは誕生から死まで、という生き物の一生。また現在を起点に、その前と後にある過去と未来といった時間の見方もあります。そして或る出来事が、客観的な時間としては1秒なのに、それを振り返った時に壮大な時間として追憶されるようなこともあるでしょう。さらには、もとには戻れない直線的な時間のとらえ方もあれば、輪廻転生のように円環的な時間のとらえ方もあります。時間、というのは実に変化に富んだものです。
 美術館に並ぶ作品は、すでに作り終えられたものです。その意味では、目の前にあるのは常に「過去」です。けれどその過去は一様な時間ではありません。鑑賞という「現在」において、わたしたちはそれぞれの作品に埋めこまれた、それぞれに多様な時間と出会うことになります。この部屋では、1970(昭和45)年から約10年の間に制作された作品を、「時間」を切り口にしてご紹介します。この時代は、美術において「時間の問題」がとりわけ注目された頃でもあります。

 

9室(1) 土田ヒロミ「自閉空間」(展示期間:1月29日-3月17日)

土田ヒロミ《「自閉空間」より [1]》1970年

 「自閉空間」は1971年に第8回太陽賞を受賞した作品です。作者土田ヒロミは福井県の出身。地元の大学を卒業後に化粧品会社に就職し、64年に東京に異動、仕事のかたわら写真学校で学び、写真家としての活動を始めたという経歴を持ちます。
 浅草で撮影されたこの連作は、劇的に変容する高度成長期の東京にあって、土着的な下町の文化や生活様式がしたたかに息づく浅草の町を、ひとつの閉ざされた空間=自閉空間と見立て、そこに地方出身者として東京に生きる自己の葛藤を重ね合わせることで、「浅草における自閉的自己体験」を見つめようとしています。
 粗い粒子や強いコントラスト、既成のイメージの複写など、さまざまな技巧を駆使することで、作品全体に、タイトルにふさわしい緊張感や不安感が生み出されています。この作品を、太陽賞の審査員の一人であった写真家木村伊兵衛は、「見方によってはゴーリキーの『どん底』の場面を彷彿させてくれた」と評しています。
 今回展示しているのは、太陽賞に30点の組作品として応募した、作者自身によるプリント全点です。

 

9室(2) 椎原治 光、かたち、速度(展示期間:3月19日-5月26日)

椎原治《卵》年代不詳

 椎原治は、昭和戦前期に大阪の丹平写真倶楽部のメンバーとして活躍した写真家です。東京美術学校(現在の東京芸術大学)で油絵を学んだという経歴を持つ椎原は、同じ視覚表現である絵画と写真の共通性と差異について、明確な考えを持っていたようです。椎原は写真において実験的ともいうべき多様な作品にとりくんでいますが、絵画の仕事においては、意外にもその作風は写実的で穏健なものでした。
 おそらく椎原は、光の造形としての写真の特性にもとづき、暗室の中で光が生み出すさまざまな表現の可能性を追究することこそが、絵画にはない写真の面白さであると考えていたのでしょう。一方で、その写真作品に一貫して感じられる画面構成の確かさには、対象を正確に把握し、堅固な画面を構築する写実的な画家としての技量が現れています。
 多様で実験的な作品の背後にある、確固とした造形への志向が、光やかたち、そして速度といった写真作品にとっての基礎的な要素をめぐって、どのように作品に結びついているのか。こうした点にぜひご注目ください。

 

10室(1) 線にもいろいろある(展示期間:1月29日-3月17日)

今村紫紅《春さき》1916年

 日本画を説明するのに「南画風」、「やまと絵風」などと言います。これは、絵をなりたたせる主題、形、色、線などが、複合的もしくは単体で、古典芸術の「南画」や「やまと絵」に通じる特徴をもっていることを意味しています。話を簡単にするために線だけに注目すると、「南画風」で使われるのは、かすれたりにじんだりする線です。富岡鉄斎や今村紫紅などです。「やまと絵風」では、ひらがなを書くような柔らかい線(吉川霊華など)や、針金のようなツーとした線(小林古径など)があります。ツーとした線は鉄線描とも呼ばれ、大正末から昭和にかけて、画家たちが法隆寺金堂壁画などを参考に使い始めた線でした。
 今回この部屋では、線がいろいろな作品を紹介します。個人様式を超えて、どのようなグループ分けだったら分かりやすいか、納得できるか、そんなことも考えながらご覧ください。
 手前のコーナーでは、画家たちの鑑賞陶磁趣味がうかがえる作品を紹介しています。このコーナーは作品を入れ替えながら5月26日まで続きます。

 

10室(2) 春まつり(展示期間:3月19日-5月26日)

川合玉堂《行く春》(左隻)1916年 重要文化財

 毎年恒例となった「美術館の春まつり」の作品を今年はすこし多くして、この10室に花を描いた作品を集めてみました。剣持勇のラタン・スツールや清家清の移動式畳に腰かけて、ゆっくりと春をお楽しみいただこうという趣向です。
 春まつりの定番となっている川合玉堂の《行く春》(重要文化財)もこの部屋で公開しています。この作品には長瀞の春の光景が描かれていますが、水辺の桜が散りいそぐ風情は、ここから歩いて行ける千鳥ヶ淵とも通じ合います。また、跡見玉枝の《桜花図巻》に描かれるのはさまざまな種類の桜たち。全25図に40種類を超える希少な桜が描かれています。このなかには、しだれ桜、うこん桜、おおしま桜といった、当館から工芸館へと続く紀伊国坂に沿って、次から次へと開花時期を迎える桜たちも含まれています。春の一日、絵のなかの桜と、館の外の桜の競演をお楽しみください。

 

2F

11–12室 1970s-2010s 昭和の終わりから今日まで

 *ギャラリー4(13室)

イメージコレクター・杉浦非水展

 

 

11室 80年代のアラフォーたち

池田良二《再生される扉》 1988年

 ここでは1980年代の日本の作品を、絵画を中心に集めてみました。作者は、概ね、80年代に40歳を迎えることになったアーティストたちです。彼らは極めて多感な年頃において、1968(昭和43)年という、国家権力や既成の価値観に対する異議申し立てが噴出した激動の時代を体験しました。そして今度は1986(昭和61)年から始まるバブル景気を、アラフォーとして迎えたわけです。
 孔子の教えから、数え年にして40歳は「不惑」、すなわち判断に惑わなくなる年齢だと言われます。しかしアートの制作においては、マンネリ化を招く危険性もある難しい年齢だとも言えるでしょう。たとえば小嶋悠司はある新聞記事で、絵作りがわかってくる40代の危険性を説いています。一方、有元利夫は33歳になる年の元旦に「四十歳まであと七年。三十五歳までに何が出来るかどうか!!」と日記に書きつけ、実際35歳の年には安井賞という大きな賞を受けるものの、不惑を迎えずしてこの世を去ってしまいました。

 

12室 スミスにカロが出会ったら

デイヴィッド・スミス
《サークルⅣ》 1962年 
©The Estate of David Smith
Photo courtesy the Estate and Hauser & Wirth

アンソニー・カロ《ラップ》 1969年
Courtesy of Barford Sculptures Ltd
Photo: John Riddy

 当館は、2017年度にデイヴィッド・スミス(アメリカ合衆国出身)の《サークルIV》(1962年)を、そして2018年度にはアンソニー・カロ(英国出身)の《ラップ》(1969年)を購入しました。20世紀のアートを語る上で欠くことのできないふたりの彫刻家の重要作をコレクションに加えることができたわけです。
 実はこのふたりには、強いつながりがあります。カロは1959年にはじめてアメリカを訪れた際、同地でスミスとその作品に出会います。そして、自らの作品を、スミスと同じように、鉄板や鉄骨を溶接して彩色した抽象的なものへと変えるのです(もちろん他のアーティストや批評家との出会いも重要でした)。そんなカロの作品はしばしば絵画的と評されますが、あるジャンルの特性を別のジャンルに融合させることで新しい存在を生み出そうとする試みは、20世紀以降のアートにおいては本質的だとすら言えるでしょう。この部屋では、そうした作品を中心に集めてみました。

 

イベント


MOMATガイドスタッフによる所蔵品ガイド

休館日を除く毎日

日程: 2019年1月29日(火)~5月26日(日)
時間: 14:00-15:00
場所: 所蔵品ギャラリー(1Fエントランス集合)
※イベント開催日には中止する場合や、時間を変更する場合があります。

所蔵品ギャラリーでは毎日、作品解説が行われています。
当館のボランティア「MOMATガイドスタッフ」が、参加者のみなさまと会場をまわり、数点の作品を一緒に鑑賞しながら、作品についての理解を深められるようにお手伝いします。
作品とテーマは、ガイド前に1階エントランスに掲示されます。
約40名のガイドスタッフそれぞれ、作品とテーマが異なりますので、何度参加されてもお楽しみいただけます。

*「MOMATガイドスタッフ」のページもあわせてご覧ください。
*「教育普及室ブログ」でも様子を写真付きで詳しく紹介しています。


MOMATガイドスタッフによるハイライト・ツアー

日程:   2019年2月3日(日)
                   3月3日(日)
                   5月5日(日)

時間:    11:00-12:00
場所:    所蔵品ギャラリー(4Fエレベーター前集合)

近代日本の美術の流れをたどりつつ、所蔵作品展「MOMATコレクション」の見どころを押さえたい方に。MOMATガイドスタッフが、参加者の皆様とともに4階から2階までをまわり、代表的な所蔵作品を、やさしく解説します。


キュレーター・トーク

日 程  : 2月2日(土)
担当研究員: 三輪健仁
テーマ  : 時間の問題
時 間  : 14:00-15:00
場 所  : 3階エレベーターホール

日 程  : 3月23日(土) 
担当研究員: 鈴木勝雄
時 間  : 14:00-15:00

過去のテーマはこちら


  

会場:
東京国立近代美術館本館所蔵品ギャラリー(4F-2F)
会期:
2019年1月29日(火)~ 5月26日(日)
開館時間:
10:00-17:00(金曜・土曜は10:00-20:00)
※入館は閉館30分前まで
休室日:
月曜日[ただし2月11日、3月25日、4月1日、4月29日、5月6日は開館]、2月12日(火)、 5月7日(火)  →月間カレンダーもご参照ください。 
観覧料:
一般 500円 (400円)
大学生 250円 (200円)
5時から割引:
一般 300円
大学生 150円
※( )内は20名以上の団体料金。いずれも消費税込。
※高校生以下および18歳未満、65歳以上、「MOMATパスポート」をお持ちの方、障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料
※17時以降の入館は「MOMATコレクション」観覧料が一般300円、大学生150円になります。
※お得な観覧券「MOMATパスポート」でご観覧いただけます。
キャンパスメンバーズ加入校の学生・教職員は学生証または教職員証の提示でご観覧いただけます。
「友の会MOMATサポーターズ」「賛助会MOMATメンバーズ」会員の方は、会員証のご提示でご観覧いただけます。

「MOMAT支援サークル」のパートナー企業の皆様は、社員証のご提示でご観覧いただけます。(同伴者1名迄。シルバー会員は本人のみ)

※本展の観覧料で、入館当日に限り、「イメージコレクター・杉浦非水展」(ギャラリー4、2F)工芸館 所蔵作品展「近代工芸の名品― [特集展示]棗にまつわるエトセトラ」(1月29日~2月11日に限る)もご観覧いただけます。
無料観覧日:
毎月第一日曜日(2月3日、3月3日、4月7日、5月5日)、2月24日(日)、5月18日(土)(国際博物館の日) *2月24日(日)は天皇陛下御在位30年を記念して入館無料です。 *所蔵作品展 「MOMATコレクション」、「イメージコレクター・杉浦非水展」(2階ギャラリー4)のみ
主催:
東京国立近代美術館

プレスリリース

出品リスト

所蔵作品展「MOMATコレクション」(4-2F)のご案内

9室「写真・映像」

9室「写真・映像」*

10室 「日本画」*

「眺めのよい部屋」*

「眺めのよい部屋」*

 「MOMATコレクション」展は、日本画、洋画、版画、水彩・素描、写真など美術の各分野にわたる13,000点(うち重要文化財15点、寄託作品2点を含む)を超える充実した所蔵作品から、会期ごとに約200点をセレクトし、20世紀初頭から今日に至る約100年間の日本の近代美術のながれを海外作品も交えてご紹介する、国内最大規模のコレクション展示です。

 ギャラリー内は、2012年のリニューアルによって、12の部屋からなるスペースに生まれ変わりました。その1室から12室までを番号順にすすむと、1900年頃から現在に至る美術のながれをたどることができます。そして、そのうちのいくつかは「ハイライト」、「日本画」という特別な部屋、あるいは特集展示のための部屋となって、視点を変えた展示を行っています。

 「好きな部屋から見る」、「気になる特集だけ見る」あるいは「じっくり時間の流れを追って見る」など、それぞれの鑑賞プランに合わせてお楽しみください。

 

 


展示替えについて

年間数回大きく作品を入れ替えています(会期によっては、さらに日本画を中心とした一部展示替があります)。

展覧会構成はこちらをご覧ください。 


このページ内の会場風景はすべて撮影時のものであり、現在の展示と同じとは限りません。
*印:いずれもphoto: 木奥恵三

 

所蔵品ギャラリーについて

 「MOMATコレクション」では12(不定期で13)の展示室と2つの休憩スペースが3つのフロアに展開し、2Fテラス付近や前庭にも屋外彫刻展示を行っています。マップの水色のゾーンが「MOMATコレクション」です。4Fには休憩スペース「眺めのよい部屋」を併設しています。

所蔵作品展「MOMATコレクション」の会場入口は4Fです。1Fエントランスホールからエレベーターもしくは階段をご利用のうえ、4Fまでお上がりください。

音声ガイドのご案内-コレクションをもっと身近に、もっと楽しく!

 所蔵作品展「MOMATコレクション」では、解説を聴きながら、所蔵品ギャラリーを巡ることができます。

 作品のいろいろな面が見えてくる、そんな発見がいっぱいの音声ガイドです。ぜひご利用ください。

  • 1F受付にて貸出・返却
  • ご利用料金:300円