美術文献ガイド

美術文献ガイド


この美術文献ガイドは、東京国立近代美術館アートライブラリが所蔵する資料を紹介しながら、美術文献へのアクセスを解説するものです。アートライブラリのスタッフが自己研修の一環としてまとめました。

書名・雑誌名等の下線部分をクリックすると東京国立近代美術館OPACの書誌所蔵詳細画面へリンクします。書誌事項末尾の[ ]は、アートライブラリの資料請求記号です。


3rd ed. 2015.03.28
2nd ed. 2010.07.01
1st ed. 2003.05.20

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book :書籍・雑誌
web :Web
cd :CD-ROM

 


 

1. 人物情報の探し方

目 次:

1.1 人物情報とは-はじめに
1.2 参考図書とは
1.3 よみかたを調べる
1.4 ことがらを調べる
1.5 資料を探す
1.6 その他の資料(文献以外)


 

 1.1 人物情報とは-はじめに

人物情報と一口に言っても、その対象、内容は様々で、それによって調べ方も変わってきます。例えば、調べたい人物は作家なのか、美術評論家なのか。現存者であるか、物故者であるか。その人物とコンタクトをとりたいのか、略歴が知りたいのか。
東京国立近代美術館(以下、東近美)のアートライブラリで、或る人物について調べる場合、OPACで人物名をキーワードにして検索してもある程度の収穫はありますが、参考図書を使って調べる方法も有用です。
OPAC、参考図書、いずれに当たるにせよ、調べたい人物の氏名(日本人ならば漢字表記・よみかた、外国人の場合は原綴・アルファベット表記)、活動年代、活動ジャンルを確認しておくと効率よく調査ができます。
以下、1.2で参考図書の概略について、1.3、1.4、1.5でそれぞれ、よみかた、ことがら、資料の探し方についてふれます。



1.2 参考図書とは

参考図書とは簡単に言うと、調べものをする時に使うための基本図書です。レファレンス・ブックともいいます。辞典・百科事典・専門事典・人名事典・便覧(ハンドブック)・年表・年鑑・書誌・索引などの種類があります。この中で、資料を集めるのに役立つものが書誌です。
ここでいう書誌(bibliography)とは、図書・雑誌その他資料形態のものを一定の法則に従って記述した文献リストのことです。著者名、書名、件名、分類等、その目的によって編成され、配列されます。文献目録ともいいます。
書誌は必要な文献にどのようなものがあるかを知りたいとき、あるいはそれがどこに所蔵されているか、その所在を確認したいとき、さらに必要な文献を探すときには欠かせない資料です。書誌に収録される文献は一次資料とみなされます。書誌はそれらを加工して編集したものであることから、二次資料ともいいます。二次資料である書誌を収録対象として再編集したものを三次資料といいます。『書誌の書誌』がこれにあたります。
『日本書誌の書誌』は、単行本の書誌類のほか、図書や雑誌の中の書誌類を収録したものです。総裁編、主題編1~2、人物編1に分かれていて、主題編2および人物編1が「芸術 語学 文学」分野です。主題編2以降は、日外アソシエーツから出版されています。

『日本書誌の書誌』天野敬太郎編 巖南堂書店, 1973-1984, 4冊. [025||A43]book

上記の続刊として、主題編3 社会科学編が2006年に刊行されています。
『日本書誌の書誌 主題編3』天野敬太郎編纂 金沢文圃閣, 2006, 324p. [025||A43||5]book

『書誌の書誌』には下記もあります。

『日本の参考図書 第4版』日本図書館協会日本の参考図書編集委員会編 日本図書館協会, 2002, xiv, 1081p. [R028||N71||2002]book
『邦語文献を対象とする参考調査便覧』片山喜八郎, 太田映子共編 書誌研究の会, 2004, 219, 1237, 317p. [028||Ka84||[2004]]book
『「人名辞典」大事典』人名情報研究会編著 日本図書センター, 2007, 2冊. [280.3||J52]book

資料の網羅性を重視して編纂した全国書誌や全国販売書誌などを一次書誌と呼びます。これに対し、何らかの選定基準を設けたり、主題領域を限定して収録対象となる文献を選択したりして作成した書誌を二次書誌といいます。選択書誌や主題書誌は二次書誌に含まれます。人物書誌も二次書誌です。
人物書誌には一人の人物を対象とする個人書誌と、複数の人物を対象とする集合書誌とがあります。個人書誌、集合書誌に収録される文献はどちらの場合でも、その人物自身が執筆した文献、すなわちその人物の著作と、その人物について書かれた文献、例えば伝記・評伝、人物論や著作研究などが含まれます。

『人物書誌索引』深井人詩編 日外アソシエーツ, 1979-1994, 2冊. [R280.3||F71]book
『美術家書誌の書誌 : 雪舟から束芋、ヴァン・エイクからイ・ブルまで』中島理壽 勉誠出版, 2007, 12, 866p. [703||N34]book
日本語で書かれた美術分野の書誌の中から、約2600人の美術家の個人書誌をまとめたものです。

『美術家文献目録 日本篇, 外国篇』日外アソシエーツ株式会社編集 日外アソシエーツ, 2013, 2冊. [703.1||N71]book

日本篇は、日本人の美術家3899人についての人物書誌で、1991~2010年の間に国内で刊行されたものをまとめています。外国篇は、外国の美術家1886人について、1980~2010年の間に国内で刊行された書誌を収録しています。


1.3 よみかたを調べる

1.3.1 典拠録(事典をひく前に確認しておくこと)

氏名の表記・読み・生没年などを知るため、あるいは人物を特定するために使います。外国人は、原綴からカナ化する時に同一人物でも複数の表記が発生することがあります。日本人は、漢字の表記やよみかたが違うと同定できないことがあります。氏名の表記に誤りがあると、効率よく探すことができません。
人名典拠録の代表的なものを以下にあげました。Union list of artist namesはGetty財団のホームページから、インターネットで検索することもできます。

『TRC人名典拠録』図書館流通センター編 図書館流通センター, 1991, 3冊. [R280.3||To72]book
『国立国会図書館著者名典拠録 第2版』国立国会図書館編 国立国会図書館 紀伊国屋書店(発売), 1991, 6冊. [R281||Ko49]book
Union list of artist names. by James M. Bower. G. K. Hall, 1994, 4v. [R703||B68]book
Union list of artist namesbook

1.3.2 よみかた事典類

姓名のよみかたに困った場合に使います。

『日本姓名よみふり辞典 姓の部, 名の部』日外アソシエーツ株式会社編 日外アソシエーツ, 1990, 2冊. [R288.1||N71]book

『カタカナから引く外国人名綴り方字典』日外アソシエーツ編 日外アソシエーツ, 2002, 5, 586p. [R288.1||N71]book

カナ表記された外国人名の原綴を調べるための簡便な事典です。


1.4 ことがらを調べる

1.4.1 百科事典

百科事典は、事物や事件を解説し包括的にまとめた事典です。有名なことがらについては、専門事典よりも百科事典の記事のほうが詳しいことがあります。調べものをする場合、専門事典で調べる前に、まず百科事典にあたってみると良いでしょう。一回で探していた情報が得られることもあるし、そうでなくても探している人物・ことがらについて、概略を知ることができます。

『世界大百科事典』平凡社, 1988, 31冊. [R031||H51]book

1.4.2 専門事典

専門事典は、特定の主題にかかわる事柄を解説した事典です。

『日本近現代美術史事典』尾崎信一郎 [ほか] 編 東京書籍, 2007, 655p. [702.16||Ta71]book
『日本美術館』小学館, 1997, 1247p. [R702.1||N71]book
『日本美術史事典』石田尚豊 [ほか] 監修 平凡社, 1987, 1108p. [R703.3||N71]book
『オックスフォード西洋美術事典』佐々木英也監修 講談社, 1989, 1338p. [R703.3||O93]book
『西洋美術館』小学館, 1999, 1151p. [R703.3||Sh95]book
『世界美術大事典』小学館, 1988-1990, 6冊. [703.3||Se22]book
The dictionary of art. by Jane Turner. Macmillan, c1996, 34v. [R703.3||D72]book
Encyclopedia of world art. McGraw-Hill, c1959-c1987, 17v. [R703.3||E58]book

1.4.3 人名事典

人名事典は人名を見出語として、その伝記的事項を記述し一定の順序に編纂した参考図書をいいます。
人名録(名鑑)は社会生活上、その相手方を知るための名簿を指し、生年月日・出身地・専門分野・現職・所属団体・住所などがわかります。その記録の採録時に、現存する人を対象としています。
美術関係の事典は作家中心に編纂されるので、評論家や学芸員について触れていない可能性があります。その場合でも、一般的な人名事典には載っていることがあるので、注意して探す必要があります。
美術関係の人名事典には以下のようなものがあります。

『20世紀物故日本画家事典』油井一人編 美術年鑑社, 1998, 445p. [R721.033||Y97]book
『20世紀物故洋画家事典』岩瀬行雄・油井一人編 美術年鑑社, 1997, 334p. [R723.1||I96]book
『近代日本美術家列伝』神奈川県立近代美術館編 美術出版社, 1999, 347, viiip. [R702.8||Ka43]book
『近代日本美術事典』三輪英夫・佐藤道信・山梨絵美子著 講談社, 1989, 414p. [R703.3||Mi69]book
『日本美術家事典』藤森耕英構成・執筆 オーアンドエム, [19–]-. [R703.3||N71]book
『美術家人名事典 : 古今・日本の物故画家3500人』日外アソシエーツ編 日外アソシエーツ 紀伊国屋書店(発売), 2009, 7, 720p. [703.5||N71]book
『明治大正文學美術人名辭書』松本竜之助著 国書刊行会, 1980, 917, 36p. [R281.03||Ma81]book

日外アソシエーツから出版されている『美術家人名事典』は、古代から現代まで、分野別に一覧できる人物事典です。画家・版画家を扱ったものと、工芸篇、建築・彫刻篇の3冊から成ります。

『古今・日本の物故画家3500人』 (美術家人名事典) 日外アソシエーツ株式会社編 日外アソシエーツ 紀伊国屋書店(発売), 2009, 7, 720p. [703.5||N71]book
『古今の名工2000人』 (美術家人名事典 工芸篇) 日外アソシエーツ株式会社編 日外アソシエーツ 紀伊国屋書店(発売), 2010, 24, 451p. [703.5||N71]book
『古今の名匠1600人』 (美術家人名事典 建築・彫刻篇) 日外アソシエーツ株式会社編 日外アソシエーツ 紀伊国屋書店(発売), 2011, 7, 543p. [703.5||N71]book

『日本人物情報大系 書画編』は江戸時代から昭和までの間に出版された、画家・書家関連の重要な文献を復刻・収集したものです。日本人物情報大系掲載の人物は、インターネットで皓星社ホームページ内のデータベースからも検索できます(「書画編」の被伝記者索引は現在工事中です)。

『日本人物情報大系 書画編』芳賀登 [ほか] 編集 皓星社, 2001, 10冊. [R702.8||H12]book
日本人物情報大系すべての資料を対象とした人物検索フォームbook

以下にあげるのは、写真・映像・版画・漫画など、特定の主題関連の人名事典です。

『現代写真人名事典』日外アソシエーツ編 日外アソシエーツ, 2005, 593p. [740.3||N71]book
『日本の写真家 : 近代写真史を彩った人と伝記・作品集目録』日外アソシエーツ編 日外アソシエーツ, 2005, 483p. [740.3||N71]book
『映像メディア作家人名事典』日外アソシエーツ編 日外アソシエーツ 紀伊国屋書店(発売), 1991, 51, 655p. [778.21||N71]book
『事典プリンツ21』室伏哲郎著 プリンツ21, 栄光 (発売), 1997, 1005p. [R749.03||Mu72]book
『版画事典』室伏哲郎著 東京書籍, 1985, 1003p. [726.1||N71]book
『漫画家・アニメ作家人名事典』日外アソシエーツ編集部編 日外アソシエーツ, 紀伊国屋書店(発売), 1997, 497p. [726.1||N71]book
『漫画家人名事典』まんがseek, 日外アソシエーツ編集部共編 日外アソシエーツ, 紀伊国屋書店(発売), 2003, 36, 482p. [726.1||Ma43]book

以下にあげるのは、一般的な人名事典です。

『講談社日本人名大辞典』講談社, 2001, 28, 2238p. [R280.3||Ko19]book
『ジャパン who was who : 物故者事典1983-1987』日外アソシエーツ株式会社編 日外アソシエーツ 紀伊国屋書店(発売), 1988, 83, 693p. [R281.03||N71]book
『新潮日本人名辞典』新潮社辞典編集部編 新潮社, 1991, 2086p. [R280.3||Sh61]book
『日本近現代人名辞典』臼井勝美 [ほか] 編 吉川弘文館, 2001, 1181, 203p. [R281.03||U95]book
『岩波西洋人名辞典 増補版』岩波書店編集部編 岩波書店, 1981, 30, 1962, 282p. [R283.03||I95]book

以下は洋書の美術分野の人名事典です。

Dictionary of women artists. editor Delia Gaze ; picture editors Maja Mihajlovic, Leanda Shrimpton. Fitzroy Dearborn, 1997, 2v. [R703.3||G11]book
The Prestel dictionary of art and artists in the 20th century. Prestel, c2000, 383p. [R703.3||P92]book
The world’s master paintings : from the early Renaissance to the present day. compiled by Christopher Wright. Routledge, 1992, 2v. [R703.8||W94]book

現在活躍中の美術家について調べるにはSt. James Press社から出ている下記のシリーズが役に立ちます。掲載している以外にも、異なる版があります。

Contemporary architects. 3rd ed. editor, Muriel Emanuel ; advisers, Francois Chaslin … [et al.]. St. James Press, c1994, xix, 1125p. [R520.3||C86]book
Contemporary artists. 5th ed. editor[s], Sara Pendergast and Tom Pendergast ; advisers, Jean-Christophe Ammann … [et al.]. St. James Press, c2002, 2v. [R703||C86||5th]book
Contemporary designers. 3rd ed. editor, Sara Pendergast ; advisers, Arnold Aronson … [et al.]. St. James Press, c1997, xix, 981p. [R703||C86]book
Contemporary masterworks. editor: Colin Naylor. St. James Press, c1991, xvi, 933p. [R703||C86]book
Contemporary photographers. 3rd ed. executive editor, Martin Marix Evans ; consultant editor, Amanda Hopkinson ; advisers, Andrey Baskakov … [et al.]. St. James Press, c1995, xxv, 1234p. [R740.3||C86]book
Contemporary women artists. editors, Laurie Collier Hillstrom, Kevin Hillstrom. St. James Press, c1999, xx, 760 p. [R703||C86]book

下記は、フランスのBenezitが編纂した美術家事典です。作家略歴、主要な作品の所蔵館一覧、文献一覧、主要オークションの記録などが載っており、大変便利な事典です。
2006年には英語で出版されました。紙面の構成はフランス語版と同様です。最新のものはオンラインになっていて、データベース「Oxford Art Online」の中に含まれています。館内でご利用いただけます。

Dictionnaire critique et documentaire des peintres, sculpteurs, dessinateurs et graveurs de tous les temps et de tous les pays par un groupe d’ecrivains specialistes francais et etrangers. Nouv. ed. E. Benezit. Grund, 1976, 10v. [R703.3||B35]book
Dictionnaire critique et documentaire des peintres, sculpteurs, dessinateurs et graveurs : de tous les temps et de tous les pays par un groupe d’ecrivains specialistes francais et etrangers. Nouv. ed. E. Benezit.Grund, 1999, 14v. [R703.3||B35]book
Dictionary of artits. Benezit.Grund, 2006, 14v. [703.3||B35]book
Benezit Dictionary of Artists (Oxford Art Online)book ※東近美アートライブラリ内で利用可

下記事典は、Thieme/Becker(ティーメ・ウント・ベッカー)の通称で知られる、ドイツで刊行された世界最大の美術家事典です。略歴・参考文献などを紹介しています。

Allgemeines Lexikon der bildenden Kunstler von der Antike bis zur Gegenwart : unter Mitwirkung von 300 Fachgelehrten des In- und Auslandes. herausgegeben von Ulrich Thieme und Felix Becker. Seemann, 1907-1950, 37v. [R703.3||Th4]book

下記事典は、通称をAKLと言い、Thieme/Becker(ティーメ・ウント・ベッカー)の全面改訂版として現在も刊行中です。略歴・展覧会歴・参考文献・作品の所蔵館などを紹介しています。巻数が多いため、当館のOPACでは書誌が分かれています。

Allgemeines Kunstlerlexikon : die bildenden Kunstler aller Zeiten und Volker. K. G. Saur, 1992-2004, 40v. [R703.3||Sa91]book
Allgemeines Kunstlerlexikon : die bildenden Kunstler aller Zeiten und Volker. K. G. Saur, 2004- [R703.3||Sa91]book

美術家ではなく、美術史研究者、美術館長等を対象とした人名事典が、Museum Professionals and Academic Historians of Artより、インターネットで提供されています。日本人としては、岡倉天心等が掲載されています。

Dictionary of Art Historiansbook

1.4.4 年鑑

年鑑は一年間の業界の動向を知るための基本的なツールです。物故者情報や作家・美術関係者の連絡先が載っているので、人物情報を調査するのにも使うことができます。
現在、東京文化財研究所美術部から発行されている『日本美術年鑑』は、1936年帝国美術院付属美術研究所によって刊行を始めました。以降毎年刊行されていて、前年の1~12月についてまとめられています。
組織名の変更や、冊数が多いなどの理由により、当館OPACでの書誌は分割されています。最新の書誌を以下にあげます。附表:『日本美術年鑑』一覧[PDFファイル]もご参照下さい。

『日本美術年鑑』東京国立文化財研究所美術部編 東京国立文化財研究所, 1995-, 年刊 [R705||N71]book

また、東京文化財研究所はインターネットでも「『日本美術年鑑』所載物故者記事」を提供しています。『日本美術年鑑』に掲載された全ての物故者記事が網羅されています。

『日本美術年鑑』所載物故者記事book

他に、現在も刊行中の年鑑としては以下のものがあげられます。

『美術界データブック』生活の友社, 2011- , 年刊 [705||B42]book

上記以外にも『年鑑 美術手帖 増刊』、『美術の窓の年鑑』など、現在は休止している年鑑類も、出版された当時の人物について調べるときには役に立ちます。

日本美術年鑑は、全て閲覧室に配架されています。それ以外の年鑑については、原則として最新刊を閲覧室に、それ以前のものは閉架書庫に配架してあります。必要な場合はカウンターで請求してください。


1.5 資料を探す

1.5.1 作品集・著作・伝記などを探す

作品集・著作集・伝記などの文献を探す際には、下記の参考図書が使用できます。
特に外国人作家について、画集やカタログ・レゾネの有無を調べる場合に、Art booksとA.C.I. art catalogue index、19c art books、20/21c art booksは欠かせません。

『人物研究・伝記評伝図書目録 新装版』図書館流通センター編 図書館流通センター, 2001, 3冊. [R280.3||To72||1]book
日本人・東洋人篇 上/下、西洋人篇があります。

『続人物研究・伝記評伝図書目録』図書館流通センター編 図書館流通センター, 2001, 3冊. [R280.3||To73||2]book
日本人・東洋人篇、西洋人篇、索引篇があります。

『伝記・評伝全情報 45/89』日外アソエーツ編 日外アソエーツ, 1991, 3冊. [R280.3||N71||45/89]book
日本人・東洋人篇 上/下、西洋人篇があります。

『日本件名図書目録77-84 : 15 芸術・芸能・スポーツ』日外アソシエーツ編 紀伊国屋書店, 1985, 2冊. [025||N71||15]book
『日本件名図書目録77/84 : 6 伝記・人名』日外アソシエーツ編 紀伊国屋書店, 1985, 700p. [025||N71||6]book

Art books : a basic bibliography of monographs on artists. 2nd ed. editor, Wolfgang M. Freitag. Garland Pub, 1997. xxvi, 542p. [R703.1||F46]book
A.C.I. art catalogue index : catalogues raisonnes & critical catalogues of artists 1780-2008 : painting, sculpture, works on paper, prints, contemporary media. compiled and realized by Noelle Corboz and Cecile de Pebeyre . BFAS Blondeau Fine Art Services, 2009. 512p. [703.1||C88]book
19c art books : a bibliography of artists and art in the 19th century. by Eizo Nishio. Art & Books, c2012, 213p. [703.1||N86||2]book
20/21c art books : a bibliography of artists and art movements in the 20th and 21st centuries. Eizo Nishio. [Art & Books], c2010, 2v. [703.1||N86||3]book

それから、オンラインでカタログ・レゾネを調べるツールとして以下のものがあげられます。インターネットで検索可能です。

IFAR Catalogues Raisonnesbook
既刊書および出版準備中のタイトルを対象に、ある作家についてどのようなレゾネが出版されているかを調べられます。International Foundation for Art Research (IFAR)が提供しています。

Index to Print Catalogues Raisonne (IPCR)book
版画・版画制作者について、上記同様、作家個人のレゾネについて調べられます。Print Council of Americaが提供しています。

1.5.2 索引を使う

索引とは、必要とするものの記載個所を容易に検索できるようにしたものです。人名索引、用語索引、事項索引などがあります。以下の索引類は、求める事項がどの事典類に載っているかを確認するのに使えます。

『美術家索引 西洋篇、日本・東洋篇』 恵光院白編 日外アソシエーツ, 1991-1992, 2冊. [703||E44]book
『書家画家雅号(呼称)索引 書の部、画の部』 小笠原長則編 日本地域社会研究所, 2000, 2冊. [R728.03||O22]book
『人物レファレンス事典 新訂増補 明治・大正・昭和(戦前)編』日外アソシエーツ編集部編 日外アソシエーツ, 1996-2000, 2冊. [R281.03||N71]book
The artists of the world : bio-bibliographical index, A-Z. Engl. ed. K.G. Saur, 10v. [R703.5||Sa91]book

下記のオンラインデータベースは、国立国会図書館所蔵の和図書・和雑誌から、日本人の人名情報を収録する人名辞典などの資料を選び、書誌や収録内容のキーワードから調べることができるデータベースです。

日本人名情報索引(人文分野)データベースbook

また、各種の年譜・年表類がどの図書に載っているかを調べるには下記の索引が使えます。

『年譜年表総索引』日外アソシエーツ編 日外アソシエーツ 紀伊国屋書店(発売), 1998-2001, 2冊. [R028||N71]book

1.5.3 展覧会カタログ

美術展覧会のカタログ(図録)には出品作品の図版のほか、作家略歴、展覧会歴、作品解説、参考文献一覧などが掲載されています。人物を調べるのにも役に立ちます。
当館アートライブラリをはじめ、他の美術館に併設されている図書室などでご覧いただけます。ALC : 美術図書館横断検索では美術図書館の蔵書、およびCiNii Booksの横断検索ができます。

ALC : 美術図書館横断検索book

ALCには、東近美、国立新美術館、東京都現代美術館、横浜美術館、国立西洋美術館、東京都写真美術館、東京国立博物館、江戸東京博物館、神奈川県立近代美術館の9館11室が加盟しています。

下記は2009年に出版されたカタログ総覧です。東近美、横浜美術館、国立西洋美術館、東京都写真美術館、国立新美術館、東京国立博物館、東京都江戸東京博物館の全7館が収集した、1880(明治13)年から2007(平成19)年までの128年間に国内で開催された展覧会のカタログ、図録61300点を収録、所蔵先を記載した文献目録です。

『展覧会カタログ総覧』日外アソシエーツ編集部編 日外アソシエーツ 紀伊国屋書店(発売), 2009, 2冊 [703.1||N71]book

展覧会カタログについては、別章「3. 展覧会情報の探し方」に詳しいので、そちらもご参照ください。

1.5.4 雑誌・新聞記事

展覧会の会期中に、雑誌や新聞に作家や作品に関する記事や展覧会批評が載ることがあります。それらの新聞記事を探すには、各新聞社から出ている縮刷版やデータベースを利用するとよいでしょう。

雑誌記事の探し方については、詳しくは別章「4.雑誌情報の探し方」をご参照ください。

ここでは東近美が発行しているニュースレターと、美術関係の雑誌記事を探すツールの中で人物情報を探すのに役立つものを取り上げます。

『現代の眼』国立近代美術館[編] 近代美術協会, 1954- [MN||NMA1]book
『現代の眼』は東京国立近代美術館発行のニュースレターです。企画展・常設展で扱う作家についての記事や論説が載っています。

『大宅壮一文庫雑誌記事索引総目録 人名編1-6』大宅壮一文庫, 1985, 6冊 [029.9||O94]book
『美術関係雑誌目次総覧 明治・大正・昭和戦前篇 人名索引』小林忠編 国書刊行会, 2000, 271p. [027.57||Ko12||4]book


1.6 その他の資料(文献以外)

1.6.1 東京国立近代美術館作成資料

【作家ファイル】
東近美の所蔵作家・出品作家、約4,500名に関する非図書資料(展覧会案内・チラシなど)を、作家名の五十音順・アルファベット順にファイルしたものです。内容は精粗さまざまで、作家によっては葉書1枚程度の資料しかない場合もあります。個人情報を含むデリケートな資料(エフェメラ)ですので、閲覧を希望される方は、カウンターでお問い合わせください。

【作家シート】
東近美アートライブラリで作成した約5,600人の美術関係の物故者シートで、新聞などに掲載された死亡記事をスクラップして作家名の五十音順にファイルしたものです。閲覧室に配架してあります。
作家ファイル、作家シートともに、存在の有無については以下のデータベースで検索できます。作家名、ヨミ、生没年なども記載されています。

作家ファイル・作家シート検索(AFS) book

【東京国立近代美術館 本館・工芸館企画展出品作家総索引(和・欧)検索】
1952年12月から現在までに開催された、東京国立近代美術館本館、および工芸館の企画展に出品された作家名(団体名含む)が検索できます。
『東京国立近代美術館60年史』において作成された『本館・工芸館企画展出品作家総索引(和・欧)PDF』をベースに、随時更新しています。作家名で検索すると、出品された展覧会名などがわかり、該当の展覧会カタログの多くには、作家の略歴や文献目録などが記載されています。
また、上記の「作家ファイル作家シート(AFS)」へのリンク、東東京国立近代美術館ニュース『現代の眼』の記事目次へのリンクなども用意しています。

東京国立近代美術館 本館・工芸館企画展出品作家総索引(和・欧)検索 book

2. 作品情報の探し方


2.1 作品情報とは

作品情報とは、ある美術作品に関する、作品名・作家名・制作年代・大きさ・技法・所蔵先などの様々なデータのことをいいます。
東京国立近代美術館(以下、東近美)のアートライブラリで、ある美術作品について調べる場合、OPACで、作品名や作家名をキーワードにして検索する場合が一般的でしょう。しかし、作品名や作家名(特に海外の作品・作家の場合)には名称や日本語表記にばらつきがあるので、注意が必要です。データが見つからなくてもあきらめず、キーワードを変えるなどして、丹念に調べたり、確認したりすることが大切です。またOPACで求めるものが見つからなかった場合は参考図書を使って、資料を探してみましょう。


 2.2 東京国立近代美術館の所蔵作品情報を探す

 

この項では、東近美にはどのような作品が所蔵されているか、その作品に関する情報はどのように探すか、について述べます。

2.2.1 どのような所蔵作品が在るか、を探す

東近美のコレクションは、(1)本館に絵画・彫刻・版画・写真、(2)工芸館に陶磁器・木工などの工芸品、(3)フィルムセンターに映画フィルム、となっています。検索するには東近美の『所蔵品目録』(図書)で探す方法と、ホームページで探す方法とがあります。

a) 『東京国立近代美術館所蔵品目録』(図書)からの所蔵品検索

『東京国立近代美術館所蔵品目録』 1973. [CC||NMA1||1973]book
『東京国立近代美術館所蔵品目録 : 絵画』 2004. [CC||NMA1||2004]book
『東京国立近代美術館所蔵品目録 : 水彩・素描 書 彫刻(立体造形) 資料 戦争記録画』 2006. [CC||NMA1||2006]book
『東京国立近代美術館所蔵品目録 : 版画』 1993. [CC||NMA1||1993]book
『東京国立近代美術館所蔵品目録 : 岸田劉生 作品と資料』 1996. [CC||NMA1]book
『東京国立近代美術館所蔵品目録 : 補遺』 1994. [CC||NMA1||1994]book
『東京国立近代美術館所蔵品目録 : 補遺 若林奮資料』 1994. [CC||NMA1]book
『東京国立近代美術館所蔵品目録 : 工芸』 2003. [CC||NMA1||2003]book
『東京国立近代美術館所蔵品目録 : デザイン』 2003. [CC||NMA1||2003]book

『東京国立近代美術館 所蔵品目録』は東近美の編集で、1973年から発行されています。
上記のように分野ごとに発行されており、東近美の所蔵品を探す際にまずあたるべき基本ツール/資料です。ここでは各分野の最新版をあげました。
これらの所蔵品目録には、全作品の白黒図版のほか、作者名、生没年、作品名、制作年、材質・寸法、最初の発表展覧会名、収蔵年度、などのデータが載っています。巻末には作者名の索引があります。

b)MOMAT(東近美)のホームページでの所蔵品検索

独立行政法人国立美術館所蔵作品総合目録検索システムbook

東近美HPにある「独立行政法人国立美術館所蔵作品総合目録検索システム」は独立行政法人国立美術館4館が概ね平成24年度(2013年3月)末までに収蔵した所蔵作品の総合目録を検索するものです(平成26(2014)年8月現在)。作家名だけでなく作品名やジャンル、制作年代などからの検索が可能です。

2.2.2 所蔵品の図版や解説を探す

東京国立近代美術館所蔵品を「刊行物」から探す

『国立近代美術館年報』 昭和27(1952)年-昭和41(1966)年, 年刊. [MA||NMA1]book
『東京国立近代美術館年報』 昭和42(1967)年-平成11(1999)年, 年刊. [MA||NMA1]book
『独立行政法人国立美術館 東京国立近代美術館年報』 平成12(2000)年-平成19(2007)年, 年刊. [MA||NMA1]
book
『独立行政法人国立美術館 東京国立近代美術館活動報告』 平成20(2008)年-, 年刊. [MA||NMA1]book

これら年報には標記年度に東近美の所蔵品になった作品(新収蔵作品)や展覧会の一覧が掲載されています。しかし新収蔵作品については、作品情報がデータだけで図版がない場合、図版がつく場合など、年度ごとに編集に違いがあります。

『現代の眼』 No.1(1954.12.1.)-, 隔月刊. [MN||NMA1]book

東近美で発行しているニュースレターです。東近美の展覧会の案内や、学芸員による作品解説・作品研究などの記事が中心です。表紙掲載作品の解説があることもあります。また毎年、学芸員の解説と一部作品の図版入りで新収蔵作品を紹介しています。

『東京国立近代美術館研究紀要』第1号(1987)- [MB||NMA1]book

東近美学芸員などによる調査報告、研究論文を掲載しています。

美術雑誌巻号タイトル(特集)/目次一覧book

上記2誌に掲載された記事は、OPAC上で著者名、タイトルをキーワードにして検索できます。特集と目次の一覧は、HP内の「美術雑誌巻号タイトル(特集)/目次一覧」からご覧いただけます。
紀要」に関しては、11号以降は、OPACの検索結果より「画像の表示」のアイコンをクリックすると、本文をpdfで読むことができます。
また「現代の眼」は、東近美アートライブラリ内の端末より、メニュー《東京国立近代美術館ニュース:『現代の眼』目次検索》からでも記事の検索が可能です。号・年月・記事タイトル・著者名・著者名ヨミのいずれか(または複数)で検索できます。600号(2013年6月)以降は、「全号一覧(特集名)+PDFリンク」からPDFで本文記事が読めます。リスト右側のPDFマークをクリックしてください。
その他、東近美の出版物として、下記のものも参考になります。

『近代日本美術の名作 : 東京国立近代美術館ギャラリー・ガイド』東京国立近代美術館編 東京国立近代美術館, c1997, 167p. [CC||NMA1||1997]book

近代日本美術史の流れが主で、一部作品に解説、巻末に収録美術家の紹介があります。

『近代日本の美術 : 東京国立近代美術館所蔵作品選 』東京国立近代美術館編 東京国立近代美術館, 1984, 238p. [CC||NMA1||[1984]book

図版・作家解説・作品解説が掲載されています。

『20世紀の絵画 : 東京国立近代美術館所蔵名品選』東京国立近代美術館編 東京国立近代美術館, 2005, 309p. [CC||NMA1||[2005]]book

平成16年12月現在の東近美所蔵の絵画作品から、代表的作品を202点掲載したもの。

東京国立近代美術館開催展覧会カタログbook

そのほか東近美企画展の展覧会カタログにも、東近美所蔵品の解説が掲載されているものがあります。それらは製本して、閲覧室に展覧会番号順に配架してあります。
HP上に「東京国立近代美術館開催展覧会カタログbook」というページがあり、ここから展覧会情報にアクセスできます。
しかし、展覧会カタログの内容は出品作品が中心なので、ここに載っていない作品については、さらに別の資料にあたる必要があります。



2.3 作品の解説や図版を探す

  
この項では、東近美所蔵の資料に求める資料が見つからなかった場合、参考図書を使って作品の解説や図版を探す方法を考えて見ましょう。ここでは主に美術家の名前をキーワードとして、画集や展覧会カタログ、カタログ・レゾネなどを探す場合について述べてみます。
東近美アートライブラリで画集などを探すには、作家名をキーワードにしてOPACで検索します。しかし、東近美アートライブラリのOPACは東近美の所蔵資料を検索対象としているので、所蔵していない資料は当然ながらヒットしません。ヒットしたものも、あくまで「東近美で所蔵しているもの」ですので、他に何かないかを探す場合は、他館のOPACを調べるか、参考図書をあたるかする必要があります。
ここでは、「本があるか」を探す場合と「どの本の中にあるか」を探す場合に使える資料や方法を紹介します。

2.3.1 画集および展覧会カタログ

a) 画 集

画集は単行本として出版されるもののほか、全集・シリーズの中の1冊として出版されるものがあります。美術全集としては 集英社の『現代日本美術全集』、中央公論社の『日本の名画』などが有名なので、これ等も探してみるといいでしょう。なお東近美所蔵作家の主要な画集は、閲覧室に配架してあります。
画集・写真集などビジュアルな図書を探すには『画集写真集全情報』というツールがあります。以下にあげたものは最新版ですが、それ以前のものは書庫にありますので、ご希望の際にはお尋ねください。

『画集写真集全情報2002-2006』日外アソシエーツ編集 日外アソシエーツ, 2007年, 882p. [720.3||N71||02/06]book

b) 展覧会カタログ

作品を探す上で欠かせないのが展覧会カタログです。展覧会は個人名を冠した場合もあれば、あるテーマによる場合もあるので、作家名で資料がみつからない場合があります。だからといって資料がないとは限りません。そういう場合は”1. 人物情報を探す”を参照して、その作家の所属団体、活動時期などを探し、違うキーワードで探してみましょう。
展覧会カタログを探すツールについて、詳しくは、”3. 展覧会情報を探す”を参照してください。ここでは最新のツールを一点挙げるにとどめます。

『展覧会カタログ総覧』日外アソシエーツ編集 日外アソシエーツ, 2009年, 2冊. [703.1||N71||1-2]book

東近美、横浜美術館、国立西洋美術館、東京都写真美術館、国立新美術館、東京国立博物館、東京都江戸東京博物館の全7館が収集した、1880(明治13)年から2007(平成19)年までの128年間に国内で開催された展覧会のカタログ、図録61300点を収録、所蔵先を記載した文献目録です。

c) カタログ・レゾネ(=作品図録総覧)

フランス語で、直訳すると「説明付き目録」。ある作家の全作品のデータと図版を、時代別・主題別などに分類整理した目録のことです。作品のことを調べる場合、カタログ・レゾネが出ていれば、それで調べるのが一番正確です。
カタログ・レゾネは画集と違い、図版も白黒が多く、作品解説はほとんどついていません。鑑賞よりも作品のデータを提供することに主眼をおいて編集しているためです。作品情報は大きさ、製作年代、技法、素材、来歴などの基本事項が中心です。また日本ではまだあまり定着していないので、日本人作家の完全なカタログ・レゾネは少なく、外国人作家について外国語で著されたものがほとんどです。画集同様、東近美所蔵品作家の主要なカタログ・レゾネは閲覧室に配架されています。

また、海外のカタログ・レゾネは、

Art Books : a basic bibliography of monographs on artists. 2nd ed. ed. by W. Freitag, Garland Pub., 1997, 568p. [R703.1||F46]book

で探すことが出来ます。ある作家についてカタログ・レゾネや画集などが出版されているか否かを確認するのに役立ちます。

A.C.I. art catalogue index : catalogues raisonnes & critical catalogues of artists 1780-2008 : painting, sculpture, works on paper, prints, contemporary media. compiled and realized by Noëlle Corboz and Cécile de Pebeyre, BFAS Blondeau Fine Art Services, 2009, 512p. [703.1||C88]book

Art Booksと同様に、ある作家についてカタログ・レゾネや画集などが出版されているか否かを確認するのに役立ちます。2009年に刊行されました。

19c art books : a bibliography of artists and art in the 19th century. by Eizo Nishio. Art & Books, 2013, 213p. [703.1||N86||2] book
20/21c art books : a bibliography of artists and art movements in the 20th and 21st centuries. by Eizo Nishio. Art & Books, 2004, 2v. [703.1||N86||3-1,3-2] book

も上記の2つと同様に、作家のカタログレゾネや画集を確認することができます。

2.3.2 作品図版の索引

図版や解説を探す際に美術全集にあたってみることは重要です。しかし、厖大な全集の中から目的の図版を探すことは容易ではありません。そこで索引を活用しましょう。ここでは主に全集掲載の図版や解説の所在を探すための参考図書を紹介します。

a) 日本美術の作品情報

『日本美術作品レファレンス事典』日外アソシエーツ編 日外アソシエーツ 紀伊国屋書店(発売), 1992-, 冊. [703.3||N71]book
『日本の陶磁(同事典 : 陶磁器篇)』日外アソシエーツ編 日外アソシエーツ 紀伊国屋書店(発売), 2001, 815p. [703.3||N71||[3-1]]book
『中国・朝鮮の陶磁(同事典 : 陶磁器篇)』日外アソシエーツ編 日外アソシエーツ 紀伊国屋書店(発売), 2001, 514p. [703.3||N71||[3-2]]book
『現代日本陶芸(同事典 : 陶磁器篇)』日外アソシエーツ編集 日外アソシエーツ 紀伊国屋書店(発売), 2001, 443p. [703.3||N71||[3-3]]book

『日本美術作品レファレンス事典』は、美術全集に掲載されている作品図版を探すための事典です。絵画篇・彫刻篇・工芸篇・建造物篇・陶磁篇・書跡篇(東近美所蔵せず)とに分かれています。作品名の下に、図版を掲載している全集名とその頁、図版番号が記載されています。その収録範囲と記載の順序は『絵画篇-近現代』を例にとると、次のとおりです。
例:『絵画篇-近現代』

・収録範囲=明治以降に制作された作品約17,000件、約1,530名の作家(明治期の浮世絵を除く)
・採録美術全集=『アート・ギャラリー・ジャパン 20世紀日本の美術』(全18巻 集英社 1986-87)など計60タイトル。
・配列=採録作品名のヨミの五十音順、以下ABCが続く。
・索引=作家名の五十音順索引

b) 西洋・東洋美術の絵画作品情報

『西洋美術全集絵画索引』 東京都立中央図書館監修 日本図書館協会刊, 1999, 1527p + CD-ROM(1枚 12cm). [R703.1||Se17]book

東京都立中央図書館所蔵の各種の西洋美術全集(51タイトル/種)に掲載された、約3,100人の欧米人画家の絵画作品、約46,000葉の図版の所載を探す索引です。配列は画家名の五十音順で、その画家名の下に作品名が配列されています。前出の『日本美術作品レファレンス事典』と同様に作品名の下に全集のタイトル+巻、図版番号が記されており採録対象の全集の図版へたどり着けるようになっています。CD-ROM版もあります。

『西洋美術作品レファレンス事典』日外アソシエーツ編集 日外アソシエーツ, 紀伊國屋書店(発売), 2005-, 3冊. [703.3||N71||[1-1,2],[2]]book
『東洋美術作品レファレンス事典』日外アソシエーツ編集 日外アソシエーツ, 紀伊國屋書店(発売), 2008, 8, 901p. [703.3||N71]book

『西洋美術作品レファレンス事典』『東洋美術作品レファレンス事典』とも『日本美術作品レファレンス事典』と同様に美術全集に掲載されている作品の図版を探すための事典です。作品名の下に図版を掲載している全集名とその頁、図版番号が記載されています。
『美術作品レファレンス事典シリーズ』、『西洋美術全集絵画索引』のいずれも、その採録対象の美術全集が膨大な数になっているので、(1)その全集を全て、東近美アートライブラリが所蔵しているのではないこと、(2)図版番号がわかっても、それが掲載されている全集の所蔵の有無の調査が必要であること、を念頭においてこれらの参考図書を活用してください。

西洋美術作品にみられるカタカナ表記や翻訳の違いによる作品名のゆれを確認するには、

『西洋絵画作品名辞典』 木村三郎[ほか]編 三省堂, 1994, 1078p. [R723.3||Se19]book

をみるとよいでしょう。この辞典は西洋の画題や作品データを調べるものですが、日本語での作品名に原題のほか、通称・別称・副題などを付してあるので参考になります。

c)モデルとなった人名から探す作品情報

『美術作品レファレンス事典 人物・肖像篇』日外アソシエーツ編集 日外アソシエーツ, 紀伊國屋書店(発売), 2007, 2冊. [703.3||N71||[1],[1-2]]book

美術全集に掲載されている作品の図版を探すためのレファレンス事典シリーズです。人物画・肖像画などをモデルとなった人名から検索できます。対象作品は日本・東洋・西洋の古代から現代までの人物画・肖像画です。

d) 古代文明の作品情報

『美術作品レファレンス事典 先史・古代美術』日外アソシエーツ編集 日外アソシエーツ, 紀伊國屋書店(発売), 2007-, [703.3||N71||[2]]book

四大文明はじめ、古代ギリシア・ローマ、中南米のインカ・マヤ・アステカ文明、日本の縄文・弥生・古墳時代などの美術作品を対象に、1945年以降に刊行された美術全集に収録された図版を検索できる、レファレンス事典シリーズです。

e) 美術全集類の総索引からの作品情報

a)からd)で複数の全集を対象にした参考図書を紹介しました。ここでは、東近美アートライブラリで所蔵している美術全集の総索引から作品情報を調べる方法について述べます。
閲覧室に並んでいる美術全集を紹介しますと、

『世界美術大全集 : 西洋編』 全28巻+別巻総索引 小学館, 1992-1997, 29冊. [L708||Se22||1-28]book

この全集は西洋美術の紀元前1万年~現代までを主題ごとに構成し、その歴史の流れに沿って代表的な作品を掲載しています。各巻巻末の地図、歴史年表、主要作家年表、用語解説、参考文献、索引(これらは各巻適宜収載)も充実しています。
総索引は別冊になっていて、全28巻に掲載された図版について、原則的に作家名は大項目、作品名は小項目として五十音順に配列されています。また、巻頭に各巻に載っている図版の代表的なものを掲載してあるので、全巻を通覧するにも便利です。巻末の、年代と各巻の主題の位置関係を示す”巻立・章立の年表”や”資料索引”、”著者索引”も、大いに役に立ちます。

『世界美術大全集 : 東洋編』 全17巻+別巻総索引 小学館, 1997-2001, 18冊. [L708||Se22T||1-18]book

東洋編も刊行されています。日本を除いた東洋美術の先史時代から20世紀初頭くらいまでを取り上げています。全体の構成は西洋編と同様です。

『日本美術全集』全24巻+別巻(総索引+資料)講談社, 1990-1994, 26冊. [L708||N71||1-26]book

縄文時代から20世紀までの美術史を時代ごとにまとめて紹介。時代ごとの変遷と特色を図版と解説で紹介しています。総索引と資料が別冊になっています。総索引は作品名、作家名の両方があります。また『資料 : 収録論文一覧・カラー収録作品データ』には、各巻の解説文の紹介とカラー図版総覧があります。

『原色 現代日本の美術』全18巻 小学館 1978-1980, 18冊. [L702.16||G34||1-18]book

明治以降の日本美術について、各分野ごとに紹介。別冊の索引は刊行されていませんが、付録月報の一部に”収録作家・作品一覧表”があります。しかしこの一覧表は作家の出身地別になっているので、やや探しにくいです。各巻の巻末には年表・作家紹介・収録図版目録、が掲載されているので、近代以降の作家で、活動分野が分かっているならば、直接こちらを見る方をおすすめします。



2.4 初出展(その作品が初めて出品/公開された展覧会)を探す

 

作品を探す場合、初出展名がわかっていれば、まずそのカタログを探してみましょう。個展の場合は、作家名をキーワードにしてOPACで検索してみましょう。初出展が個展ではなく団体展であれば、その団体展カタログを探すことになります。団体展カタログは団体の名称でOPACを検索して探します(3 展覧会情報を探す参照)。その際、カタログだけでなくその団体史や団体展記録なども併せてみてみることも、作品の情報を得るためには重要です。団体史はその団体の「○○年史」や「○○年記念展」などと表記されていることが多いようです。代表的なものとして、『日展史』『日本美術院百年史』がありますが、両者は何分冊にも及ぶ大編となっています。

『日展史』日展史編纂委員会企画・編集 日展, 1980-2002, 41冊.[706.2||N88||1-41]book
『文展・帝展・新文展・日展全出品目録 : 明治40年-昭和32年』 日展史編纂委員会企画・編集  日展, 1990, 617p. [706.2||N88]book
『文展・帝展・新文展・日展出品歴索引 : 明治40年-昭和32年 』 日展史編纂委員会企画・編集  日展, 1990, 133p. [706.2||N88]book

明治40(1907)年の第1回文展から、帝展、新文展、日展、新日展、等を経て現在も続いている(財)日展(改組日展)の記録が網羅されています。明治40(1907)年の第1回文展から昭和32(1957)年の第13回日展までは、作家名による『出品歴索引』と、出品作品を分野別表記した『全出品目録』が、別に刊行されています。この資料はまた、日展以外の美術界の動向を知る重要なツールでもあります。

『日本美術院百年史』 全15巻+索引 日本美術院百年史編纂室編 日本美術院, 1989-2004, 19冊. [706.2||N71||1-15、索引]book

明治31年(1898)の岡倉天心の時代から現代まで続く日本美術院の展覧会(通称:院展)の図版・目録を中心に、各巻末には作家紹介・年表・物故同人の回顧・回想・展評など、日本美術院に関する様々な情報が網羅されています。別冊は、総目次索引・人名索引・図版索引です。

『近代日本アート・カタログ・コレクション』全89巻 東京文化財研究所編纂 ゆまに書房刊, 2001-2008, 89冊. [702.16||To46||1-89]book

明治初年から第2次世界大戦前までに開催された美術展のカタログを、団体ごとに復刻・集成したシリーズです。

『日本美術年鑑』美術研究所(旧称)~東京国立文化財研究所刊 [R705||N71||1936-]book

昭和11(1936)年より継続して刊行されている、基本となる年鑑です。1年間の美術界の動向、主なニュースなどを扱っています。内容は年代によって多少の違いはありますが、美術界年史/主要美術展覧会/美術文献目録/物故者を主に扱っています。昭和48年版まではその年に発表された注目すべき作品の図版を、その出品展覧会名とともに掲載してあります。なお作品名・作家名・出品展の記載はありますが、解説はありません。
詳細は、附表:『日本美術年鑑』一覧[PDFファイル]もご覧下さい。

また、主要団体の展覧会であれば当時の美術雑誌に記事が掲載されている可能性もあるので、その時代の美術雑誌索引や目次を探してみると、一層細かい情報が得られる場合があります。現在刊行中の雑誌では『月刊美術』が年に2回、主要美術展覧会の受賞作の特集を組んでいます。

『月刊美術』サンアート 実業之日本社(発売), 1975-, 月刊. [ZW||ケ]book



2.5 作品の所蔵先などを探す(主に東近美以外の所蔵品について)

 

作品の所蔵先は、同一画家の同一題名の作品を、他のものと区別したり確認したりするのに役立ちます。古い絵画や絵巻物などは、その所蔵先(旧/現)や来歴などの違いによって「○○本」などと呼ばれ、他のものと区別するのに役立っています。
以下、所蔵先を探すための総合目録や所蔵品目録などに加え、作品情報として一つの指標となる国宝・重要文化財の探し方について簡単に記してみます。

2.5.1 各作品の所蔵先

a) 日本国内の所蔵先を探す

『日本学術資料総目録 : 美術工芸篇 1983年度版』 [朝日出版社編] almic, 1982, 1冊. [R703.8||A41||83]book
『日本学術資料総目録 : 書跡・典籍・古文書篇 1983年度版 』[朝日出版社編] almic, 1982, 1冊. [R703.8||A41||83]book
『日本学術資料総目録 美術工芸篇 1988年度版』 [朝日出版社編] 朝日出版社, 1988, 1618p. [R703.8||A41||88-1]book
『日本学術資料総目録:書跡・典籍・古文書篇 1988年度版』[朝日出版社編] 朝日出版社, 1988, 1343p. [R703.8||A41||88-2]book
『全国美術館博物館所蔵美術品目録 : 絵画編 作者別』文化庁編 文化庁 1983, 738p. [CC||JA||3-3]book
『全国美術館博物館所蔵美術品目録 : 絵画編 美術館・博物館別』文化庁編 文化庁 1983, 1102p. [CC||JA||3-5]book
『全国美術館博物館所蔵美術品目録 : 絵画編 分野(古美術)別』文化庁編 文化庁 1983, 140p. [CC||JA||3-2]book
『全国美術館博物館所蔵美術品目録 : 彫刻編』[当室では所蔵せず]book
『全国美術館博物館所蔵美術品目録 : 版画編』文化庁編 文化庁, 1986, 382p. [CC||JA||3-1]book

日本国内の所蔵先を探すには、上記のものが主な目録です。いずれも作品名・作家名・大きさ・技法・所蔵先など基本的な情報のみです。

b) 海外の所蔵先を探す

The World’s Master Paintings, vol.1-2. ed. by C. Wright. Routledge, 1992. 2v. [R703.8||W94||1,2]book
Dictionary of artits.[ed. by] Benezit.Grund, 2006, 14v. [703.3||B35||1-14]book

The World’s Master Paintingsからは、13世紀から20世紀までの西洋絵画の、所蔵館と所蔵作品のタイトルがわかります。
西洋絵画の所蔵館を探すには、ほかに前出の『西洋絵画作品名辞典』などがあります。
そのほか、BenezittのDictionary of artistsは美術人名事典ですが、作品を所蔵する美術館のリストや主要なオークション記録なども載っているので、作品情報を探すツールとしても使えて便利です。

『週刊 世界の美術館』講談社 2000-2002, 100冊. [ZW||シ]book

美術館ごとに代表的な所蔵作品が掲載されていて、図版も充実しているので所蔵館が分かっていれば便利です。100号に画家別作品総索引、地域別作品総索引が掲載されています。

多くの美術館・博物館では、自館の所蔵品目録や所蔵名品集を刊行しているので、所蔵先が分かっていれば、そこの所蔵品目録を探してみましょう。たとえば次の資料などはその具体例です。

『東京国立博物館図版目録』 東京国立博物館編 東京国立博物館 1960- [CC||NM1]book

これらの所蔵品目録や図録は、各館の所蔵作品を一覧するために編集されたものであり、ある作品の所蔵を確認するためには、まず第一に見るべきツールです。しかし、どの館も年々所蔵品は増加しますので、冊子体の所蔵品目録の情報が現状に即していない場合があります。そこで、まだ数は少ないながら、Web上で所蔵品の検索ができる美術館・博物館も現れています。東近美アートライブラリのHPに、他の美術館・博物館の収蔵品検索のリンク集(リンク集美術情報資源サイト)があるので、そちらからも他の美術館・博物館のHPを確認することができます。

リンク集美術情報資源サイトbook

また、美術館・博物館から刊行される年報などで、新収蔵品の報告をしていることもあるので、年報も重要な情報源となります。



2.6 国宝・重要文化財に関する情報

 

ここ数年、明治以後の美術作品が重要文化財に指定される例が多くなっています。ここでは国宝と重要文化財に指定された作品に関する資料について代表的なものを紹介します。

a) 平成10(1998)年度までの国指定文化財

『絵画(国宝・重要文化財大全)』 上下 [毎日新聞社]第二図書編集部編集, 毎日新聞社, 1997-1999, 2冊. [709.1||Ko47||1,2]book
『彫刻(国宝・重要文化財大全)』 上下 [毎日新聞社]第二図書編集部編集, 毎日新聞社, 1998-1999, 2冊. [709.1||Ko47||3,4]book
『工芸品(国宝・重要文化財大全)』 上下 [毎日新聞社]第二図書編集部編集, 毎日新聞社, 1998-1999, 2冊. [709.1||Ko47||5,6]book
『書跡(国宝・重要文化財大全)』 上下 [毎日新聞社]図書編集部編集, 毎日新聞社, 1998-1999, 2冊. [709.1||Ko47||7,8]book
『考古資料(国宝・重要文化財大全)』 [毎日新聞社]第二図書編集部編集, 毎日新聞社, 1997, 1冊. [709.1||Ko47||9]book
『歴史資料(国宝・重要文化財大全)』 [毎日新聞社]図書編集部編集, 毎日新聞社, 1998, 1冊. [709.1||Ko47||10]book
『建造物(国宝・重要文化財大全)』 上下 [毎日新聞社]図書編集部編集, 毎日新聞社, 1998-2000, 2冊. [709.1||Ko47||11,12]book
『国宝・重要文化財大全 : 別巻 所有者別総合目録、[他]』 文化庁[文化財保護部]監修, 毎日新聞社,2000, 1冊.[709.1||Ko47||13]book

この各巻は、国指定の国宝/重要文化財の全図版と基本データが主内容で、解説はついていません。
『別巻』に所蔵先/作品名の索引があります。

『国宝・重要文化財総合目録 : 美術工芸品編』 上下 国宝・重要文化財目録編纂会編集 ぎょうせい, 1999, 2冊. [R709||Ko45||1,2]book

この目録は文化財保護法に基づく重要文化財(国宝を含む)である美術工芸品を、平成10(1998)年6月現在で収録した目録です。図版はありません。

b)平成10(1998)年以降の国指定文化財(雑誌掲載分から探す)

『月刊文化財』文化財保護委員会監修 第一法規出版, 1963-, 月刊. [ZW||ケ]book
『文化庁月報』文化庁長官官房庶務課[編] 文化庁長官官房庶務課, 1968-2011, 月刊. [KB||フ]book

『月刊文化財』は毎年5~7月号、『文化庁月報』は同7~8月号に、その年に国が指定した文化財の一覧が解説と共に掲載されています。また『月刊文化財』は国立国会図書館の雑誌記事索引で記事を検索できます。

『文化庁月報』は510号(平成23年3月)をもって冊子体の刊行は終了し、511号(平成23年4月)以降は文化庁ホームページにて公開していましたが、546号(平成26年3月号)をもって廃刊となりました。
なお、同庁ホームページから引き続きバックナンバーをご覧いただけます (平成26年9月17日現在)。

c) 図書・雑誌以外での文化財情報

東京国立博物館book

東京国立博物館では、毎年、新指定国宝・重要文化財の一部を特別展として公開しています(建造物は除く。また図録は刊行していない)。

文化庁book

文化庁のHPの「文化遺産オンライン」というページでは、一部の文化財を画像、解説つきでみることができます。
また同HP中の「国指定文化財等データベース」というページでは文化財保護法に基づき、国が指定・登録・選定した文化財等の情報を、名称、所在地、所有者等で検索することができます。

e国宝book

国宝の紹介HP、e国宝もあります。これは国立博物館4館が所蔵する国宝・重要文化財の画像を解説と共にみることができます。

MOMAT国指定重要文化財book

東近美(本館)所蔵の重文は東京国立近代美術館のHP内の「MOMATの国指定重要文化財」ページで見ることができます。

国立国会図書館サーチ(NDLサーチ)book

「国立国会図書館サーチ」(NDL Search)は、国立国会図書館の検索サービスです。国立国会図書館をはじめ、全国の公共図書館、公文書館、美術館や学術研究機関等の蔵書やデジタル情報を横断的に検索することができます。

3. 展覧会情報の探し方

3.1 展覧会情報とは

展覧会情報とは、主に下記5点の内容に関する情報です。

○展覧会の行われた会期・会場
○展覧会に出品された作品について
○展覧会に出品した作家について
○展覧会を開催するにあたって執筆された論文
○展覧会を評して書かれた短評(展評)

はじめに当館で開催された展覧会の展覧会情報の探し方について、次に他の美術館で開催された展覧会の展覧会情報の探し方についてご紹介いたします。


3.2 東京国立近代美術館で開催された展覧会情報を探す

東京国立近代美術館(以下、東近美)で開催された展覧会の情報については、以下の探索ツールがあります。 解説をもとに、求める情報の種類によって、探索ツールをお選びください。

 

3.2.1 東近美の展覧会カタログより探す

展覧会の開催に際して作成された展覧会カタログには、「作品図版」「作品データ・解説」「関係論文」「参考文献」「出品作家の解説・肖像・年譜」等が掲載されています。展覧会開催時における最新の研究成果がまとめられており、作家や作品の情報を調べる際の大変重要な資料となります。

<参考>東近美展覧会カタログの請求記号 [C*||NMA1||展覧会番号] について

請求記号は3つの部分で構成されております。 例えば[CO||NMA1||457]という請求記号が付けられている場合、左側の’CO’は1人の作家が出品した展覧会という事を示し、中央の’NMA1’は展覧会が東近美にて開催されたという意味を表しています。もしここで頭の’CO’が’CG’であれば、展覧会で2人以上の作家の作品が展示された事を示します。 最後の数字は、東近美で開催された展覧会に開催年月順で付けた通し番号(展覧会番号)となっております。閲覧室では、カタログの背に展覧会番号を記載し、番号順に並べているので、展覧会番号 が分かればすぐにカタログを見つける事ができるでしょう。展覧会番号は3.2.2で解説している「東京国立近代美術館開催 展覧会カタログ」のリストから確認することができます。

☆アクセス方法

東近美OPACで展覧会名や作家名をキーワードにして検索すると、展覧会カタログの項目にヒットします。
東近美開催の展覧会のカタログに関しては、カタログの目次内容をキーワードにして検索することも可能です。
閲覧室[開架1]には、請求記号の末尾の番号(展覧会番号)順にベージュカバーをかけ、製本された状態で東近美カタログが並んでおります。
また3.2.2の「東京国立近代美術館開催 展覧会カタログ」のリストからも展覧会番号を確認でき、OPAC書誌へもリンクしています。

 

3.2.2 東近美アートライブラリHPより探す

東京国立近代美術館開催 展覧会カタログ book

東近美 (工芸館含む)で第1回(1952年12月)から現在までに開催された企画展について総覧できるリストです。「展覧会名 (展覧会番号)」「出品点数」「会期・会場」「カタログ書誌情報」を一覧の中から確認することができます。展覧会の会期・会場等のデータを簡単に調べたい時やカタログを探す際のツールとして利用できます。

※キーボードの[Ctrl+ F]を押し、Windowsの検索機能を利用して、展覧会名等のキーワードで検索すると簡単に探すことができます。

 

東京国立近代美術館 本館・工芸館企画展出品作家総索引(和・欧)検索 book 

東近美(工芸館含む)で1952年12月から現在までに開催された企画展の出品作家名(団体名含む)を検索できるようにしたものです。「作家名(和)(欧)(よみ)」「生没年」「別名・別表記」等の作家情報の他に、どの展覧会に出品したか、また出品作品リストへのリンクがあれば、何を出品したかを調べることができます。(各展覧会の出品作品リストは追加作業中です。)各展覧会に関連する『現代の眼』(当館ニュースレター)の記事目次や展覧会関連シンポジウムの映像記録の有無など、当館企画展についてより多角的に調べたい時におすすめです。

 

3.2.3 東近美の年報等より探す

『国立近代美術館年報』 1952- [MA||NMA1] book

年度毎に発行される東近美の美術館活動の報告書です。
1952年の開館から昨年度までに開催された展覧会の記録が掲載されています。「展覧会の内容」「入館者数」「展覧会を扱った雑誌新聞・関連記事のデータ」等が記載されています。展覧会の開催年が分かれば、その年度の年報を見ればよいでしょう。

☆アクセス方法
東近美OPACで「東京国立近代美術館 年報」のキーワードで検索すると雑誌の項目にヒットします。『国立近代美術館年報』『東京国立近代美術館年報』『独立行政法人東京国立近代美術館年報』『独立行政法人東京国立近代美術館活動報告』の順で誌名の変遷に伴いデータが別れているので注意が必要です。
「>>バックナンバーを見る」をクリックしていただき、「○巻○号/○年○月」の項目に目的の数字を入れていただければその号を確認することが出来ます。
これらの年報は、アートライブラリ閲覧室[開架1]に創刊から現在までの分を製本して配架しております。

 

3.2.4 東近美のニュースレターより探す

『現代の眼』 No.1(1954- ) [MN||NMA1] book

現在は隔月で刊行されている東近美のニュースレターです。
「展覧会関連論文」「展覧会の予告」「展覧会の報告」等が掲載されています。年報同様に展覧会の開催時期の号を見れば、関連記事を発見できるかもしれません。

☆アクセス方法
東近美OPACで「現代の眼」のキーワードで検索すると雑誌の項目にヒットします。
「>>バックナンバーを見る」をクリックしていただき、「○巻○号/○年○月」の項目に目的の数字を入れていただければその号を確認することが出来ます。
「現代の眼」については、目次内容をキーワードにした検索が可能になっています。また、600号以降は各目次先頭のアイコンをクリックすることで、PDFで記事を読むことが可能になりました。
「現代の眼」は、アートライブラリ閲覧室[開架1]に創刊から現在までの分を製本して配架しております。


3.3 他の美術館開催の展覧会情報を探す

次に東近美以外の美術館で行われた展覧会について調べる方法を取り上げます。
全国各地の美術館で開催される展覧会は数多くあり、展覧会情報を得るためには様々なアプローチの仕方が考えられます。当室だけでは情報を確認できない可能性もあるので、ここではインターネットや他の美術系の図書館等を利用し、外部から情報を得る方法も含めて紹介していきます。

はじめに展覧会情報の中でも最も重要な情報源である「展覧会カタログ」の探し方を取り上げ、次に「過去の展覧会情報」「開催中の展覧会情報」「開催予定の展覧会情報」の探し方について順次紹介します。

 

3.3.1 他の美術館開催の展覧会カタログを探す

展覧会カタログには「作品図版」「作品データ・解説」「関係論文」「参考文献」「出品作家の解説・肖像・年譜」等が掲載されています。展覧会開催時における最新の研究成果がまとめられており、作家や作品の情報を調べる際の大変重要な資料となります。

ここでは東近美アートライブラリのOPACを利用した検索方法について紹介いたします。そして次に他美術系図書館の目録、およびインターネットを利用した所蔵図書検索のページ等を紹介いたします。

☆アクセス方法
東近美OPACで展覧会名や作家名をキーワードにして検索すると、展覧会カタログの項目にヒットします。ヒットが多すぎた場合には、展覧会の開催美術館の固有名や出版年などでAND検索をして絞込みをするとよいでしょう。
東近美の展覧会カタログと同様、請求記号のCOは個展を、CGはグループ展を指しているという事も知っておくと便利かもしれません。
ご希望の資料の「所在」をご確認ください。
「東近美術図開架 [1~5] 」と表示されていれば、閲覧室の所定の番号の棚に配架されており、自由にご覧いただけます。
「東近美術図閉架 [A~G] 」と表示されていれば、閉架書庫にありますので、図書閲覧申請書に所定の事項をご記入の上、カウンターへお申し付けください。係の者が出納いたします。

 

ALC : 美術図書館横断検索 book

東近美のOPACを使用しても目的の資料が見つけられない場合には、“ALC : 美術図書館横断検索”を使用して他の美術図書館の所蔵状況を調べることができます。
“ALC : 美術図書館横断検索”は下記9館とCiNii Booksの所蔵資料を1回の検索で横断的に調べることができます。

○美術図書館連絡会(ALC: Art Libraries’ Consortium)
●東京国立近代美術館アートライブラリ
●国立新美術館アートライブラリー
●東京都現代美術館美術図書室
●横浜美術館美術情報センター
●国立西洋美術館研究資料センター
●東京都写真美術館図書室
●東京国立博物館資料室
●江戸東京博物館図書室
●神奈川県立近代美術館美術図書室

以上に挙げた美術図書館の利用案内は、閲覧室端末脇にご用意しております。ご自由にお持ちください。

 

『展覧会カタログ総覧』日外アソシエーツ編集, 日外アソシエーツ, 2009.1, 2冊[703.1||N71]book

明治期から現在まで、国公立7館の美術館・博物館が収集した国内開催の主要な展覧会カタログ(絵画・彫刻・工芸・写真・書・歴史など)60,000点を体系的に分類、テーマ・分野ごとに一覧できます。
カタログの基礎的な書誌情報に加え、展覧会の会期・会場・主催、カタログの所蔵先も記載しています。
巻末には画家名、作家名やテーマから引ける「人名・事項名索引」、「主催者名索引」が付いています。

 

『東京都現代美術館所蔵展覧会カタログ目録 本文編・索引編』 東京都現代美術館普及部図書情報係(美術図書室)編, 同館刊, 2000.3-, 冊 [R029.6||To46]book

東京都現代美術館が1999年3月までに受入れた約15,000点にのぼる日本語の展覧会カタログの書誌データを収録した目録です。東近美OPACで検索してヒットしなかった1999年以前のカタログは、この目録に当たるとよいでしょう。この目録は本文編と索引編の2冊組になっています。索引編では、「図録(カタログ)タイトル」「美術作家(カナ)」「美術作家(Alphabet)」「美術館(カナ)」「美術館(Alphabet)」から検索することができます。全てのカタログに4桁の数字が付されているので、その数字を元に本文編を引くと、カタログの「タイトル」「出版情報」「会期・会場」「出品作家名」等の情報を得る事ができます。また、本文編は分類番号順に排列されているので、特定の分野に関する展覧会を直接探す事も可能になっています。

 

『市井展の全貌 : 淡交会、珊々会、尚美展から東京会まで 戦前編』 東京美術倶楽部編, 八木書店, 2012, xiv, 521p [706.9||To46]book

戦前から戦後にかけ百貨店美術部や日本画商(新画商)が開催した「市井(しせい)展」を一覧できます。「展名」「会期・会場」「主催」「出品」はもちろん、それらの典拠や展覧会について書かれた主な文献まで紹介されています。

 

次に挙げる美術系大学図書館、公共図書館等のホームページでは、蔵書検索が各々できるようになっています。各OPACを利用する事により、書誌情報の他、展覧会の会期・会場などの確認ができます。

東京藝術大学附属図書館 book
武蔵野美術大学美術館・図書館 book
多摩美術大学図書館 book
東京造形大学図書館 book
女子美術大学・女子美術大学短期大学部図書館 book
東京都立図書館 book
ICC:NTTインターコミュニケーション・センター図書室 book

 

次に海外の展覧会カタログを探す際のレファレンスツールを紹介します。

The worldwide bibliography of art exhibition catalogues, 1963-1987 vol.1.-3. ed. by Worldwide Books. Kraus International Pub., 1992, 3 v.[R703.1||W88]book

3巻からなるこのレファンレンスブックは、1963年から1987年までに世界各国で開催された展覧会カタログに関するデータを収録しています。地理的区分やジャンルごとに排列され、総索引から引く事もできます。

 

近年のものに関しては、下記ホームページで検索が可能になっています。

Worldwide Books Exhibition Catalogues and Other Books on Art book

カタログの実物を手に取るためには、ここで得た情報を元に当室のOPAC他、他機関のデータベースを調べればよいでしょう。

 

19c art books : a bibliography of artists and art in the 19th century. by Eizo Nishio. Art & Books, 2013, 213p. [703.1||N86||2]book
20/21c art books : a bibliography of artists and art movements in the 20th and 21st centuries. by Eizo Nishio. Art & Books, 2004, 2v. [703.1||N86]book

展覧会カタログだけでなく、カタログレゾネ、画集も掲載されており、またアートムーブメントごとの書誌も紹介されています。

 

“Arcade” (NYARC) book

Arcadeは、 New York Art Resources Consortium (NYARC) の3館、Museum Libraries & Archives、 Frick Art Reference Library、The Museum of Modern Art Library のOPACを横断検索できるシステムです。

 

3.3.2 過去の展覧会情報を探す

過去の展覧会情報とは、既に開催された展覧会の会期・会場等の情報や記録を指します。探し方としては、カタログが発行されている場合はまず、3.3.1を参考にカタログを探し、展覧会を開催した美術館名や会期などの情報の特定をするのがよいでしょう。また、カタログが発行されていない場合は、1.の人物情報の探し方を参考にして作家略歴や展覧会への出品歴等を探し、展覧会に関するデータを集めていく方法があります。以上のようにしてある程度のデータを集め、開催した美術館や開催年を特定し、以下に紹介するようなレファレンスツールにあたることで様々な展覧会情報が得られるでしょう。

展覧会を開催した各美術館の年報・ニュースレター

いつ、どこで開催されたのかが分かれば、年報・ニュースレターを探す事ができます。求める巻号の所蔵の有無はOPACで確認します。年報やニュースレターには、美術館によって内容は違いますが、展覧会の予告、報告、寄稿文等が掲載されている場合が多くあります。また、展覧会に際して行なわれた関連イベントやシンポジウムの記録等も掲載されている事があります。

 

『日本美術年鑑』美術研究所-東京文化財研究所, 1995-, 年刊[R705||N71]book

1年間の美術界の動向、主なニュースを集めた年鑑です。年代により編集方法の違いがあるため、展覧会情報の探し方は一様でありませんが、主要美術館・ギャラリーで行なわれた展覧会歴、展覧会の関連掲載雑誌、主要新聞のデータ等が主な内容になります。復刻版もあわせ、明治43年度(1910年)から現在までを調べることができます。附表『日本美術年鑑』一覧[PDFファイル] もご覧下さい。

 

『BT(美術手帖) 増刊:年鑑』美術出版社, 1957-2006, 年刊[ZW||ヒ] book

雑誌『美術手帖』の1月号増刊として毎年出版される年鑑です。内容は年度により多少の違いがありますが、前年に開催された主要美術館・ギャラリーの展覧会記録をまとめた形で掲載している場合が多いです。美術界のニュース等もあわせて掲載されています。

 

『美術界データブック』生活の友社, 2011-, 年刊[705||B42] book

上記『BT(美術手帖)』の増刊号として刊行されてきた『年鑑』は、2006年で休刊し、2007年以降は『美術の窓の年鑑』で、2011年以降は『美術界データブック』で調べることができます。

 

『展評: てんぴょう』アートヴィレッジ, 1999-2003, 季刊[ZW||テ]book

展覧会評を中心に作られている季刊の雑誌です。他の雑誌にも展覧会評は掲載されているケースが多く、こうした記事は展覧会の評価を知るだけでなく、展覧会の記録としても利用できます。
雑誌中の記事を探す場合には、上記の『日本美術年鑑』の関連記事データ等を参考にするほか、別章「4. 雑誌情報の探し方」に詳しいので、そちらもご参照ください。

 

『日本の美術展覧会開催実績報告書』国際文化交流推進協会アートカタログ・ライブラリー [編] 国際文化交流推進協会アートカタログ・ライブラリー, 2003.3-,[R706.9||Ko51]book

日本の美術館 (美術系博物館を含む) における1945年以降の美術展覧会の開催記録をまとめた報告書です。美術館ごとに「展覧会名」「会期」「主催・協力」「東京・横浜の主要な8つの美術図書館の展覧会カタログ所蔵データ」を調べることができます。

 

近現代美術展覧会開催情報” (東京文化財研究所) book

1935年から現在までに主に日本国内で開催された近現代美術関係の展覧会開催情報が登録されています。会場、展覧会名、開催年、の3項目からの検索が可能です。

 

“日本の美術展覧会記録1945-2005″ (国立新美術館) book

1945年から2005年に国内の美術館で開催された企画展・特別展・企画性の高い常設展・所蔵作品展について、会期会場、主催、展覧会カタログの有無を検索することができます。

 

3.3.3 開催中・開催予定の展覧会情報を探す

ここでは開催中の展覧会やこれから行われる展覧会の情報を探すための方法をいくつか紹介します。開催中・開催予定の展覧会情報は、雑誌、インターネット等のツールを利用してアプローチすることができます。

 

『月刊ギャラリー』バーズ刊, 1985-, 月刊[ZW||キ]book

全体が展覧会に関する情報に当てられているため、掲載展覧会数の最も多い月刊の雑誌です。日本各地の開催中、開催予定の展覧会紹介に加えて、美術館・百貨店・画廊に分かれた1ヵ月分のスケジュール、展覧会紹介等が掲載されています。

 

『BT : 美術手帖』美術出版社, 1988-, 月刊[ZW||ヒ] book

国内と海外の最新のアート&アーティスト情報・展覧会情報・評論を掲載しています。近年では、小冊子ART NAVI (今月の美術館・ギャラリーガイド) を付属し、開催中、近日開催予定の展覧会を紹介しています。

その他、
『美術の窓』生活の友社, 2005-, 月刊[ZW||ヒ] book
『月刊美術』サンアート, 1975-月刊[ZW||ケ] book

などにも国内の展覧会スケジュールが掲載されています。

 

『新美術新聞』美術年鑑社, 1971-旬刊[ZW||シ]book

1ヵ月に上・中・下旬号の3部が発行されます。その月の上旬に出される新聞には月毎の展覧会スケジュールが掲載されています。また、毎年3月には、1年間の主な展覧会スケジュールが総覧できるようになっています。

 

他にも近年は各美術館の公式ホームページが充実してきたため、ホームページ上で展覧会情報を得る事が容易になっています。以下に挙げるのは、各美術館のホームページへのリンク集を含む展覧会情報を提供しているWebサイトです。

Art Scape” (大日本印刷) book

トップページの「展覧会スケジュール」から地域別に全国の展覧会情報を調べることができます。(毎月1日、15日更新) 同じくトップページの「ミュージアムデータベース」では、全国の美術館・博物館の情報がデータベース化されており、地図から検索することもできます。

 

“art commons -展覧会情報検索”(国立新美術館) book

全国の美術展覧会情報についてキーワード検索が可能です。また、開催中・開催予定の展覧会一覧だけでなく、展覧会タイトル・会場の50音別一覧、開催年別一覧、会場県別一覧があるなど、様々な角度から展覧会情報を調べることができます。

 

Museum Cafe” (廣済堂) book

ミュージアムをさがす、展覧会をさがす、地域からさがす、キーワード検索から、全国の美術館・博物館情報や展覧会・イベント情報を調べることができます。

 

Internet Museum” (丹青グループ)

博物館・美術館の検索では展覧会情報や施設情報を、ミュージアムカレンダーでは日付から展覧会・イベント情報を調べることができます。登録中のイベント・展覧会では、チラシの画像や詳細情報を見ることができます。

 

海外の展覧会情報についてもWebサイトを検索する方法がありますが、ここでは主要世界都市の展覧会情報を扱っている印刷媒体のツールを挙げておきます。

The art newspaper. Umberto Allemandi, 1990-, 月刊[ZY||A]book

各月に”What’s on”という分冊が付き、その中に世界各国の美術館、画廊で行われる展覧会のスケジュールが掲載されています。アメリカ・イギリス・フランスについては詳しくありますが、その他の国は一括されているため、主要展覧会のみの情報となります。


 3.4 美術団体展の展覧会情報を探す

ここでは美術団体の展覧会情報の探し方を紹介します。美術団体はとりわけ展覧会を活動の場とする事が多く、展覧会カタログは各美術団体を調べる上での重要な情報源となっています。はじめにカタログの探し方を説明し、次に近年復刻された展覧会カタログ及び出品目録を数点紹介します。

 

3.4.1 美術団体の展覧会カタログを探す

美術団体展の開催に際して作成された展覧会カタログには、「作品図版」「出展作家のリスト」「出品目録」等が掲載されています。XX年記念カタログや作品集では団体に関する論文や年譜等の情報を得る事ができます。

☆アクセス方法
東近美OPACで団体名や展覧会名をキーワードにして検索すると、展覧会カタログの項目にヒットします。求める団体のカタログがヒットしたとしても、全ての巻号が所蔵されているわけではないので、各号の所蔵を確認する必要があります。

年鑑

OPACで展覧会カタログが見つけられなかった場合、各美術年鑑を見ると何かしらの情報を得られる場合があります。3.3.2で取り上げた『日本美術年鑑』、『BT(美術手帖) 増刊:年鑑』等には美術団体の項目が挙げられている事が多く、日本美術年鑑では前述した展覧会情報の中で、会期・会場の他、主要美術団体展に関しては出品された作品の記録まで記載されている事があります。また、別章「1. 人物情報の探し方」で取り上げている専門事典でも、概略的な説明文が掲載されている場合があります。

 

3.4.2 復刻されたカタログ資料を見る

以下に紹介するのは、現在では容易に見る事のできない貴重なカタログ等から得られる資料をそれぞれにまとめたものです。

『近代日本アート・カタログ・コレクション』ゆまに書房, 2001-2008, 89冊.[702.16||To46]book

明治から昭和初期にかけて活動した美術団体を含む美術展覧会の資料を復刻集成したシリーズです。このシリーズでは図版、出展目録、関係論文等の貴重資料を確認する事ができます。

 

『内国勧業博覧会美術品出品目録』東京国立文化財研究所美術部編 東京国立文化財研究所, 1996, 476, 70p.[R702.16||To46]book

明治期に日本国内で開催された内国勧業博覧会第1回(1877:明治10年)から第5回(1903:明治36年)までの出品作品をまとめたものです。巻末には姓名索引、号名索引があります。

 

『明治期万国博覧会美術品出品目録』東京国立文化財研究所美術部編 東京国立文化財研究所, 1997, 403, 109p.[R702.16||To46]book

幕末から明治期に海外で開催された主要9つの万国博覧会に出品された作品の目録。巻末に姓名索引、号名索引があります。

 

『明治期美術展覧会出品目録』東京国立文化財研究所美術部編 中央公論美術出版, 1994, 236, 285p.[R702.16||To46]book

明治期の主要5美術団体が開催した展覧会の出品目録。各団体別ごとに開催順・作家名順で構成されています。

 

『大正期美術展覧会出品目録』東京国立文化財研究所美術部編 中央公論美術出版, 2002, 589, 81p.[R702.16||To46]book

大正期を中心に日本国内で開催された展覧会のうち主要33件の出品目録。巻末には五十音順の出品作家一覧があります。

 

『昭和期美術展覧会出品目録』東京文化財研究所美術部編 中央公論美術出版, 2006, 925,153p.[702.16||To46||[1]]book

昭和戦前期 (1926-1945) を中心に日本国内で開催された展覧会のうち主要32件の出品目録。巻末には五十音順の出品作家一覧があります。


 3.5 美術館データを探す

ここでは美術館の所在・連絡先・開館情報等のデータを探すための参考図書を紹介します。なお以下に挙げる参考図書の他にも3.3.3で挙げた”Art Scape”、”Museum Cafe”等のホームページを利用しても各機関のインフォメーションを得る事ができます。

『全国美術館ガイド』全国美術館会議編 美術出版社, 2001, 599p.[706.9||Z3]book

美術館、博物館等、全国の1780館の情報を集録しています。地域別に排列されていますが、巻末にある館名の五十音順の索引から引く事もできます。

 

『個人コレクション美術館博物館事典』日外アソシエーツ編集部編 同社刊, 1998, 9, 398p.[R703.3||N88]book

全国の185の個人コレクションを主体に創立された美術館、博物館等の情報を掲載しています。小規模な美術館、博物館も多く取り上げられていますが、上記の『全国美術館ガイド』と重複する情報もあります。巻末にあるコレクター名から検索できる索引が特徴的です。

 

『人物記念館事典』日外アソシエーツ編集部編 同社刊, 1996, 14, 561p.[R069.035||N71]book

美術作家等の個人を扱う記念館、美術館、資料館等約300館の情報が載っています。巻末には館名索引と人名索引があります。

 

下記に紹介するガイドも同様に、特定の条件のもとに収輯したガイドです。
『歴史博物館事典』 日外アソシエーツ編集部編 同社刊, 1999, 11, 509p.[R069.33||N71]book
『企業博物館事典』 日外アソシエーツ編集部編 同社刊, 1997, 9, 423p.[R069||N88]book

 

海外の美術館やギャラリー情報を探す際には、次の参考図書を利用するのがよいでしょう。

International Directory of Arts. De Gruyter Saur, 年刊[R703.5||I57]book

世界各国の美術館・ギャラリー・関連機関等の連絡先情報が3巻で構成されています。美術館を探す場合は、Vol.1を利用します。国名・地名から調べることができます。

 

Museums of the world. De Gruyter Saur, 年刊[705||Sa91]book

世界各国の美術館・博物館・ギャラリー等の連絡先情報が2巻にまとめられており、国名から調べることができます。Vol.2の巻末に収録されたindexでは、Distinguished PersonsやMuseum Staff、Subject から調べることが可能です。

また、雑誌の中でも美術館やギャラリーの情報を取り上げる場合があります。以下、2冊を紹介しておきます。

Art in America : an illustrated magazine. Brandt Art Publications, 月刊[ZY||A]book

毎年8月号にアメリカ内の美術館・ギャラリーの連絡先情報が掲載されます。展覧会・出展作家のデータ等が含まれる場合もあり、アメリカ国内における美術関連情報の詳細なデータを得る事ができます。

 

Art Diary : the world’s art directory. Giancarlo Politi, 年刊[705||A79]book

隔月で発行されているイタリアの雑誌”Flash Art”から毎年発行されるディレクトリーです。世界各国の美術作家、美術館、ギャラリーのデータが掲載されています。

4. 雑誌情報の探し方

目 次:
4.1 東京国立近代美術館アートライブラリの所蔵雑誌
4.2 雑誌情報とは
4.3 雑誌の書誌情報
4.4 各号情報と所蔵情報
4.5 記事情報
4.6 美術関連機関について


4.1 東京国立近代美術館アートライブラリの所蔵雑誌

東京国立近代美術館(以下、東近美)アートライブラリでは『アトリエ』『みづゑ』『芸術新潮』『美術手帖』などの日本の美術雑誌をはじめ、海外の美術雑誌や当館発行の『現代の眼』『年報』(現在は『活動報告』)、『研究紀要』、さらに国内外の美術館や大学の刊行物など、あわせて約6000誌を所蔵しています(2014年8月末現在のタイトル数) 。
 雑誌はいわゆる冊子体のほかにも、マイクロ資料、CD-ROMなどの電子媒体など、その形態は様々です。CD-ROMなどを雑誌扱いにするのに違和感を覚えるかもしれませんが、終期を予定せずに順序立てて刊行されていれば、形態にかかわらず雑誌として扱います。これらを図書館では“逐次刊行物”と呼んでいます。
 この4章ではこれらの雑誌(逐次刊行物)を利用する際に知っておくと役立つ約束事と、雑誌情報の探索に利用できる主なツールを紹介してゆきたいと思います。


4.2 雑誌情報とは

雑誌情報というと少し漠然としているので、ここでは雑誌記事に絞って話を進めてみたいと思います。雑誌記事の探し方は図書とは少し異なり、あるタイトルの雑誌を探すことと、雑誌の記事を探すこととは、明確に区別する必要があります。そこでまず始めに雑誌の持つ3つの階層について簡単に整理しておきましょう。
 雑誌記事を探すにあたっては「どの雑誌の」「何号の」「なんという記事か」の3つを最初に知る必要があります。雑誌の3階層とはこの3つの事に他なりません。「どの雑誌の?」という部分は“書誌情報”にあたります。つまり同じタイトルの下に発行された雑誌全体に関する情報です。タイトル以外にも出版者、創刊・終刊はいつか、月刊か週刊か、なども“書誌情報”の一部です。
第2の「何号の?」の部分はここでは“各号情報”と呼びます。何巻何号か、いつ発行されたか、何を特集しているかなど、特定の一号についての情報です。
第3の「なんという記事か?」はここでは“記事情報”と呼ぶことにしましょう。雑誌の各号に掲載された記事一本一本についての情報のことです。記事のタイトル、著者、開始および終了ページなどもこれにあたります。
 図書館で雑誌記事を探すときは、ある雑誌の何号が、「その図書館にあるのか?」という第4の要素も確認しなくてはなりません。これは後述するように、“各号情報”のひとつの側面でもあります。具体的にその図書館に何号から何号まであるか、現在も受け入れ中か、という図書館の所蔵に関する情報のことを“所蔵情報”といいます。この“所蔵情報”と自分の探す号を突き合わせることによって、はじめて探している号がその図書館にあるかどうかがわかるわけです。
 次項の4.3では雑誌の書誌情報、次の4.4で各号情報と所蔵情報の確認の仕方について、さらに4.5で記事情報の探し方について説明したいと思います。


4.3 雑誌の書誌情報

雑誌記事を探す場合、雑誌のタイトルなしにその記事を探すことは困難です。そのことからも分かるように、タイトルは“書誌情報”の最も大切なものだといえます。タイトル以外にも出版者や創刊・終刊時期などの“書誌情報”もわかっていると探しやすいです。というのは、同じタイトルの雑誌が意外と多いからです。また、雑誌の“書誌情報”に特有のものとしてタイトルの変遷があります。たとえば春鳥會発行の『みづゑ』は昭和16年8月をもって一度終刊し、その後『新美術』へと引き継がれました。それからさらに『美術』へと変遷し、戦後再び『みづゑ』に引き継がれるのですが、このようなタイトルの変更は雑誌にはよくあるのです。また出版者や刊行頻度などが途中で変わることも少なくありません。こうしたことからも探す雑誌についてはなるべく多くの“書誌情報”を持っているのが望ましいです。
 実際に東近美OPACを検索すると、「検索結果詳細」画面で雑誌の“書誌情報”を見ることができます。これらの“書誌情報”から雑誌を特定します。また東近美アートライブラリで所蔵していない雑誌の“書誌情報”は、他の図書館の目録に載っていないか調べてみましょう。他の図書館の雑誌目録で、東近美 OPACだけでは分からなかった“書誌情報”がみえてくることもあります。

『東京都美術館蔵美術雑誌目録 昭和62年2月末日現在』 東京都美術館編 同館刊, 1987. [027.5||To46||1987] book

これは薄い小冊子ではありますが、多くの美術雑誌を扱っていると同時に、簡単な解題も付いていて大変便利です。これを始めとする他の図書館の雑誌目録は、実際に足を運ばなくても、書誌事項の確認のためだけでも役に立ちます。

次にインターネットで雑誌の書誌を検索できるものもいくつか挙げます。ALC(Art Libraries’ Consortium,美術図書館連絡会)では、日本国内の美術図書館9館11室の蔵書を横断検索することができます。9館11室の詳細は以下のとおりです。
 東京国立近代美術館 (●美術館アートライブラリ、●フィルムセンター図書室、●工芸館資料室) 、●国立新美術館、●東京都現代美術館、●横浜美術館、●国立西洋美術館、●東京都写真美術館、●東京国立博物館、●江戸東京博物館、●神奈川県立近代美術館

また、国立情報学研究所のCiNii ArticlesCiNii Books、国会図書館のNDL-OPAC、や国立国会図書館サーチ都立図書館や美術系大学の図書館のOPACなどでも雑誌書誌の検索ができます。冊子体の目録については4.4.3でさらに詳しくふれます。

ALC (Art Libraries’ Consortium = 美術図書館連絡会) book
CiNii Articles 日本の論文をさがす 国立情報学研究所 book
CiNii Books 大学図書館の本をさがす 国立情報学研究所 book
NDL-OPAC国立国会図書館蔵書検索・申込システム book
国立国会図書館サーチ 国立国会図書館book
東京都立図書館ホームページ book
女子美術大学・女子美術大学短期大学部図書館 資料を探したい book
多摩美術大学図書館 book
東京藝術大学附属図書館 総合目録データベースWWW検索サービス book
武蔵野美術大学 美術館・図書館 Web OPACbook

それから洋雑誌の場合、ニューヨーク近代美術館 (MoMA) やゲッティ財団なども図書館のOPACをインターネットで公開していて非常に役に立ちます。

DADABASE. Museum of Modern Art, New York book
Getty Research Institute Search Tools and Databases. The J. Paul Getty Trust book

特定の雑誌について深く調べたい場合もあると思います。以下では、雑誌について複数の視点から調査するときに参考になるツールを取り上げます。

ある雑誌について、時代的意義やその内容を簡単に説明した解題を読んでみたいときには、雑誌の事典を見てみましょう。次に挙げる2つのうち、最初のものは明治以降の雑誌をあつかった代表的な事典です。この事典は本来、近代文学を扱ったものですが美術雑誌も多く含まれています。これに載っていなければ2番目の事典を使って、その雑誌について書かれた文献の所在を調べることができます。

『日本近代文学大事典 第5巻 新聞・雑誌』 日本近代文学館編 講談社, 1977, 461p. [R910.33||N71||5] book
『雑誌新聞文献事典』 天野敬太郎編纂 深井人詩補 金沢文圃閣, 1999, 315p. (文圃文献類従001) [027.5||A43] book

雑誌とその時代背景との関連を知りたい場合には、カタログに掲載された次のような年表も参考になります。

「近代日本美術に関する文献年表 付:主要美術雑誌刊行年表」 東京都美術館編 『近代日本美術の歩み展: 明治・大正から昭和へ』 朝日新聞東京本社, c1979, p.277-303. [CG||145||004855]book

雑誌の創刊号に着目し、1867(慶應3)年~1956(昭和31)年に発刊された雑誌の創刊号の表紙を一堂に配した資料もあります。

『創刊号のパノラマ : 近代日本の雑誌・岩波書店コレクションより』 うらわ美術館, 岩波書店編集部編 岩波書店, 2004.9, x, 133p. [051||U84] book

日本近代の主要な美術雑誌を紹介している以下の展覧会カタログでは、雑誌そのものの美的な価値も改めて認識することができます。

『誌上のユートピア : 近代日本の絵画と美術雑誌1889-1915』 神奈川県立近代美術館編 美術館連絡協議会, c2008, 358p. [CG||141||005483] book

雑誌『雑記帳』を取り上げ、松本竣介らの作家と『雑記帳』の関係を知ることができる、次の展覧会カタログもあります。

『松本竣介と「雑記帳」の画家たち』 神奈川県立近代美術館編 同館刊, 1986, 31p. [CG||146||007140] book


4.4 各号情報と所蔵情報

4.4.1 各号情報の見方

“各号情報”には巻号、発行年月、特集名などといったものがあります。この中で特に大切なのが巻号と発行年月です。例えば文献リストに「芸術新潮 49(7) 1998.7」とだけ書かれていたとします。雑誌名が『芸術新潮』であることはすぐに分かるでしょう。「1998.7」が発行年月であることも想像がつくかもしれませんが、それ以外の数字は何を意味するのでしょうか。「49(7)」はこの場合、49巻7号を表します。

何巻何号という言い方を省略する場合、図書館では、上記のように巻次を書いてそのあとに丸ガッコに号数を入れて表記します。雑誌によっては通号のみを表記しているものもありますが、この場合、丸ガッコは用いず、通号の号数のみを記述します。次に述べる“所蔵情報”を見るときにも応用が効きますので、この丸ガッコを用いた巻号の表記法は覚えておくと便利です。

4.4.2 所蔵情報の見方

“所蔵情報”は、「図書館にあるかどうか」という図書館サイドから見た情報です。
“所蔵情報”を実際にみてみましょう。OPACでは最低限、“書誌情報”と、この“所蔵情報”が確認できるようになっています。“所蔵情報”の「所蔵年」、「所蔵巻号」という項目に注目してください。ここではいくつかの約束事があります。
 まず「所蔵年」は、その館の所蔵最古号と所蔵最新号の年をハイフンで結んだ形で記されています。1980-1995とあれば最古号は1980 年、最新号は1995年のものということです。ただしその期間のものを全て所蔵しているわけではありません。この期間のどの号を所蔵しているかを確認するには「所蔵巻号」を確認します。
 この「所蔵巻号」を表記するのに、先の丸ガッコを使った巻号の記述方法が使われています。例えば「33(5-6,8)」は33巻の5号から6号と8号を所蔵しているというように、丸ガッコの中にその巻の何号があるのかが表記されています。欠号がなければ、単に「33」とだけ表記します。なお、雑誌によっては通号のみを表記しているものがあります。この場合は所蔵している通号の号数をそのまま記述します。巻号の最後に「+」がついているものは、継続して受入中であるという意味です。
 この“所蔵情報”の見方は多くの図書館の目録でも共通していますので、4.3 雑誌の書誌情報のところで紹介したCiNii ArticlesCiNii Booksなどでも同じ要領で読み取ることができます。

4.4.3 他の図書館の蔵書目録を調べる

東近美アートライブラリで所蔵していない雑誌は、他の図書館で所蔵していないか、蔵書目録で調べてみましょう。一館だけの所蔵を扱った蔵書目録のほかに、複数の図書館の所蔵を一度に調べることのできる総合目録もあります。まずは一館のみを扱ったタイプの蔵書目録を挙げます。

『国立国会図書館所蔵国内逐次刊行物目録 昭和62年末現在』 国立国会図書館収書部編 同館刊, 1988, 1705p. [027.5||Ko49||87] book
『東京都美術館所蔵美術雑誌目録 1992年2月末現在』 東京都美術館編 同館刊, 1992, 98p. [027.5||To46||1992] book
『日本近代文学館所蔵主要雑誌目録 1990年版』 日本近代文学館編 同館刊, 1989, 126p. [027.5||N71] book
『県立神奈川近代文学館収蔵新聞・雑誌目録 1995年版』 神奈川文学振興会編 同会刊, 1996, 866p. [027.5||Ka43] book

1番目の国立国会図書館の蔵書目録は書誌・所蔵項目だけでなく、巻末の「総目次・総索引一覧」に目次の所在が示されているかどうか(☆印)、『雑誌記事索引』に収録されているかどうか(◇印)も分かるようになっています。国立国会図書館の蔵書目録には、上記の『国内逐次刊行物目録 追録 昭和63年1月-12月』ほか、外国の逐次刊行物の目録もあります。
 東京都美術館の雑誌目録は、4.3でも挙げましたが、こちらはより新しいものです。個々の雑誌の説明は古い版のほうが詳しいです。

この他、4.3 雑誌の書誌情報のところでも触れたように国立国会図書館のNDL-OPAC都立図書館や美術系大学の各図書館のOPACもインターネットで検索できます。ただし大学図書館の多くは、利用に際して紹介状が必要であるなど、大学関係者以外の利用は制限されています。

次に複数の図書館の所蔵を一度に調べるためのものとして、国立情報学研究所の総合目録を挙げます。主に国公私立の大学図書館の“所蔵情報”をこれで調べることができます。4.3 雑誌の書誌情報の項で紹介したCiNii Booksはそのインターネット版です。 (連想検索ができるWebcat Plusもあります。) 最新の情報を調べる場合は、CiNii Booksのご利用をおすすめします。

『学術雑誌総合目録 和文編 1985年版』 文部省編 丸善, 1986, 3冊. [R027.5||G16||85/1-3] book

同じく、『欧文編 1988年版』もあります。

またインターネットでは、4.3 の項であげたALC (Art Libraries’ Consortium,美術図書館連絡会)が、日本国内の美術図書館9館11室の蔵書を横断的に検索することができ、美術雑誌の所蔵を調べるには大変便利です。


4.5 記事情報

4.5.1 主題、人名からの探索

実際に雑誌記事を探す場合、まず記事の所在をつきとめることが最初のステップとなります。コンピュータでの検索に慣れた方であれば、「4.5.4 オンラインでの検索」にあげてあるインターネットやCD-ROMの検索から始めるのがよいかもしれません。冊子体のツールもいろいろありますが、まずは主題や人名から探すことのできるツールを紹介します。

『芸術・美術に関する17年間の雑誌文献目録 昭和23年~昭和39年』 日外アソシエーツ編 同社刊, 1981, 2冊. [R703.1||N71||1-2] book

同シリーズに『昭和40年~昭和49年』『昭和50年~昭和59年』もあります。

『美学・美術史研究文献要覧』 日外アソシエーツ編 同社刊, 1996, 717p. (20世紀文献要覧体系30) [703.1||N71||1985-1989] book

同じく『1990-1994』『1995-1999』『2000-2004』『2005-2009』があります。

いずれも巻頭に「凡例」がありますが、巻号の読み方などはこれまでに説明した方法と同じです。巻末の索引で人名や主題からひくことができます。『芸術・美術に関する~年間の雑誌文献目録』『雑誌記事索引 人文・社会編』をもとにした純粋な雑誌の索引であるのに対して、後者には図書や展覧会カタログも含まれています。この二つのシリーズを利用することで戦後に刊行された美術に関する雑誌記事の主要なものはカバーすることができるでしょう。(4.5.4で後述しますが『雑誌記事索引』は国会図書館のウェブページからも検索できます。)

4.5.2 雑誌の総目次からの探索

雑誌が特定できる場合は、その雑誌の総目次や総索引から記事を探しましょう。とはいえ全ての雑誌に総目次があるわけではありません。またその形態も一冊の図書だったり、雑誌の一号だったり、はたまた年末の号に一年分の目次を掲載する雑誌もあります。日本の主な雑誌に関しては、東近美OPACでは「注記」という項目で総目次の所在も示してあります。しかし、全て示しているというわけではないので、総目次がない場合には次の参考図書を利用して探してみましょう。

『国立国会図書館所蔵国内逐次刊行物総目次・総索引一覧 平成3年1月末現在』 国立国会図書館逐次刊行物部編 同館刊, 1991, 249p. [027.5||Ko49] book
『日本雑誌総目次要覧』 天野敬太郎 深井人詩共編 日外アソシエーツ, 1985, 515p. [027.5||A43] book

少し性格が異なりますが、以下の資料は、明治から終戦までの主要美術雑誌53誌の目次を誌名順にならべたものです。人名索引もあり、戦前雑誌の人物情報を探すときにも非常に役立ちます。

『美術関係雑誌目次総覧 明治・大正・昭和戦前篇』 小林忠編 国書刊行会, 2000, 4冊. [027.57||Ko12||1-4] book

日本の近代版画を振り返るときに欠かすことのできない、創作版画誌の目次及び作品図版の目録もあります。書誌事項のみならず、解題も掲載されています。収録対象誌は、明治38年から昭和20年までに刊行されたもので、創刊年月順に配列されています。

『創作版画誌の系譜 : 総目次及び作品図版 : 1905-1944年』 加治幸子編著 中央公論美術出版, 2008, 1156p. [732.16||Ka22] book

4.5.3 特定の年の記事を探す場合

年を特定できれば日本美術年鑑が最も網羅的です。しかし編集方針が途中で微妙に変わっているので、探し方に戸惑うことがあるかもしれません。平成12年版は平成11年1月から12月までを扱っている、というように版の年号と実際の収録年の間に一年のずれがありますので、ご注意ください。

日本美術年鑑東京国立文化財研究所美術部編 同所刊, 1953-. [R705||N71] book

日本美術年鑑は、東近美OPACでは年代によって書誌が分かれています。

また日本美術年鑑の発行元、東京文化財研究所がインターネットで提供している『東文研総合検索 文化財関係文献(統合試行版)』では日本美術年鑑の掲載記事を編著者やキーワードで検索することができます。詳しくは『東文研総合検索 文化財関係文献(統合試行版)』の説明をご覧ください。

4.5.4 オンラインでの検索

これまでは主に印刷された参考図書を紹介してきましたが、ここではCD-ROMやインターネットを利用した検索について紹介します。中には冊子体のものと内容が重複するものもありますが、コンピュータの検索ではうまくヒットしないこともありますので、冊子体もあわせて利用することをおすすめします。

まずご紹介したいのは『雑誌記事索引』です。国立国会図書館による雑誌記事索引の提供は、1948年から1995年まで雑誌として刊行されましたが、2002年に国立国会図書館のOPAC (NDL-OPAC) が全面公開され、これによりデータベース化された雑誌記事索引の全データがインターネットを通じて検索することが可能となりました。国立国会図書館で所蔵している主要な雑誌の記事が検索できます。国立国会図書館の蔵書検索システムであるNDL-OPACから検索できますが、国立国会図書館サーチからも検索することができます。収録されている雑誌の一覧も国立国会図書館のウェブサイトで公開されています。(「雑誌記事索引収録誌一覧」)

第2には、国立情報学研究所(NII)の文献情報検索サービス、『CiNii Articles 日本の論文をさがす』や、『JAIRO (学術機関リポジトリポータル)』です。『CiNii Articles』では日本の学術論文を中心にした論文情報が提供されています。『JAIRO』では、日本の機関リポジトリに登録された、大学や研究機関の教育・研究成果(学術論文、学位論文、研究報告書、学会発表資料、教材等)を検索することができます。
これらのデータベースへのアクセスや検索の方法がわからないときはカウンターまでお尋ねください。

国立国会図書館 雑誌記事索引について book
CiNii Articles 日本の論文をさがすbook
JAIRO (学術機関リポジトリポータル)book

CD-ROMやマイクロフィルムのかたちで復刻された雑誌には、別冊の総目次が刊行されていることがあります。探している記事が何巻(何枚)目に収録されているのかをそれで調べることができます。例として以下に2点をあげてみました。

太陽総目次 (CD-ROM) 日本近代文学館編 八木書店(発売), 1999. (CD-ROM版近代文学館6). [027.51||Ta25] book
萬朝報 主要記事総目録・解説 (CD-ROM) 日本図書センター, 1997. [027.5||Y84] book

さて、英語のオンラインの検索ツールは日本語のものに比べて数においても質においても豊富です。アートライブラリで利用できるものを紹介しましょう。

ARTbibliographies Modern (ABM) は、モダンアートおよびコンテンポラリーアートを専門とする書誌情報としては唯一のものです。 絵画、彫刻、写真からビデオ、ボディアート、グラフィティまで、あらゆる芸術形式を網羅しています。 1960 年代後期以降のものから、完全抄録と索引を提供しています。

Arts & Humanities Full Text(AHFT)は、芸術、建築、デザイン、歴史、哲学、音楽、文学、演劇、文化研究を含む数百のタイトルを収録しています。 次の索引を補足するよう設計されています。 ABM、Avery、BHA、BHI、DAAI、Index Islamicus、MLA、Philosopher’s Index、RILM

Avery Index to Architectural Periodicalsは、建築、都市工学分野の記事索引です。1934年以降の建築に関するジャーナル記事を総合的にリスト化しており、建築と建築史、景観設計、都市計画、歴史的保存、インテリアデザインと室内装飾などを網羅しています。

Design and Applied Arts Index (DAAI)は、デザイン・工芸分野の記事索引で、1973 年から現在までのジャーナル記事、展覧会批評、ニュース項目を検索できます。 織物や陶器から車両の設計、広告、持続可能性までを含む全面的なデザインおよび工芸の貴重な情報源です。

International Bibliography of Art (IBA) は、この分野で最も信頼されている Bibliography of the History of Art (BHA) の継承後誌が公開しているウェブ版データベースで、BHA の編集方針を踏襲しています。 このデータベースには、Getty Research Institute により 2008年から2009 年に作成されたレコード、ならびに同じシソーラスと典拠ファイルを使用して ProQuest により新たに作成されたレコードが含まれます。

ABM 、AHFT、Avery 、DAAI、IBAはいずれも、ProQuest社が提供しているデータベースで、共通のプラットフォームを使用しているため、データベースを横断検索することが可能です。東近美アートライブラリ内のみで利用できます。
 検索画面には英語と日本語の両方がありますが、抄録などのデータ内容は英語だけです。左上の欄に作家名などを入力して検索します。記事が見つかったら出版物の種別を示す”出版型 = PT: Publication Type”の項目を確認してみましょう。Journal article”とあれば雑誌記事ですので雑誌のタイトルと巻号を確認し、あらためて東近美OPACを検索し、所蔵を確認してください。

ARTbibliographies Modern (ABM). Cambridge Scientific Abstracts ※東近美アートライブラリ内で利用可

Avery Index to Architectural Periodicals (Avery). Cambridge Scientific Abstracts ※東近美アートライブラリ内で利用可

Design and Applied Arts Index (DAAI). Cambridge Scientific Abstracts ※東近美アートライブラリ内で利用可

International Bibliography of Art (IBA)    ※東近美アートライブラリ内で利用可

Arts & Humanities Full Text    ※東近美アートライブラリ内で利用可

BHA and RILAは、西洋美術全般のデータベースで、英語で抄録を読むことができます。”Document Type”に”Article (journal)”と記されていたら、雑誌記事です。東近美OPACで所蔵を確認するのは上記のデータベースと同様です。
Bibliography of the History of Art(BHA)(1990-2007)、および Repertoire de la litterature de l’art(RILA)(1975-1989) が統合され、同時に検索できます。

Bibliography of the history of art (BHA). And Repertoire de la litterature de l’art(RILA), The Getty

JSTOR は米国非営利公益法人による美術雑誌80タイトル以上を含む学術アーカイブです。東近美アートライブラリ内のみで利用できます。

JSTOR ※東近美アートライブラリ内で利用可

OAO は、旧グローブ社美術事典『The Dictionary of Art』 のWEB版です。『The Dictionary of Art』 のフルテキストを含んだ『Grove Art Online』 のほか、『The Oxford Companion to Western Art』『Encyclopedia of Aesthetics』『The Concise Oxford Dictionary of Art Terms』 『Benezit Dictionary of Artists』も横断検索できます。東近美アートライブラリ内のみで利用できます。

Oxford Art Online (OAO) ※東近美アートライブラリ内で利用可

4.5.5 東近美関連の記事検索

 東近美OPACでは、主な美術雑誌の特集記事、特に重要な雑誌については、目次一つ一つについて、タイトルや著者名から検索できます。通常の図書などの検索と同様、探している作家やキーワードを検索欄に入力してみてください。「資料の種類」の「雑誌巻号」部分に特集記事でヒットしたものが、 「目次」部分に目次でヒットした記事がそれぞれ表示されます。論文を検索できる雑誌がどれか、については、カウンターまでお問合せください。
東近美で発行している逐次刊行物、『現代の眼』 『研究紀要』については、創刊号から現在に至る全ての目次 (タイトル、著者) が検索できます。また、『研究紀要』 は11号 (2007) 以降、、『現代の眼』も600号以降、東近美OPACから直接、全文をPDFで閲覧することができます。

『現代の眼』 国立近代美術館 近代美術協会, No. 1 (1954.12)-. [MN||NMA1]

『東京国立近代美術館研究紀要』 東京国立近代美術館 同館刊, 1号 (昭62.3)-. [MB||NMA1]


4.6 美術関連機関について

最後に美術館以外の機関で美術と関係の深い学会、研究所などを列挙し、その主な出版物を紹介します。東近美アートライブラリに比較的多く出版物が所蔵されているものや、関わりの深いものを中心に挙げてあるので、かなり偏りがあることは否めません。ここにあげていない機関を調べる場合には、下記の参考図書を使うとよいでしょう。なお美術団体やギャラリーは数が多いためリストには含めませんでしたが、これらについても以下の2冊などを使って調べることができます。

『年鑑』 2006 美術出版社, 2006, 300, 112p. (『BT : 美術手帖』 2006年1月号増刊) [R705||B41||2006] book
『美術界データブック』 2013 生活の友社, 2013, 789p. [705||B42||2013] book

なお、『BT : 美術手帖』の増刊号として刊行されてきた『年鑑』は、2006年で休刊しています。

 

美術関連機関リスト

<学会>

美術史学会 book
 時代や地域を問わず美術史一般が対象。『美術史』を発行。

『美術史』 美術史學會 便利堂, 1 (昭25.4)-. [ZW||ヒ]book

美学会 book
 ひろく美学を研究対象とする学会。『美學』を発行。

『美學』 美學會編 寶雲舎. 1巻1号 (1950)-. [ZW||ヒ] book

ジャポニスム学会 book
 ジャポニスム(19~20世紀初めの欧米での日本ブームのこと)を扱う。雑誌『ジャポニスム研究』や、図書『ジャポニスム入門』などを発行。

『ジャポニスム研究』 ジャポニスム学会刊, No. 18 (1998)-. [KB||シ] book

『ジャポニスム入門』 ジャポニスム学会編. 思文閣出版, 2000, 247, 33p. [702.06||J24]book

日仏美術学会 book
 日本におけるフランス美術研究と、フランスにおける日本美術研究の推進を目指す学会。『日仏美術学会会報』などがある。

『日仏美術学会会報』 日仏美術学会 同会刊, 1号 (1981.7)-. [KB||ニ] book

明治美術学会 book
 日本の近代美術と西洋美術との関係や、日本における”美術”の概念の成立過程など、明治期の美術に焦点をあてた学会。『近代画説』を発行。

『近代画説 : 明治美術学会誌』 明治美術学会[編集] 同会刊, 1号 (1992)-. [ZW||キ] book

アート・ドキュメンテーション学会 book
 美術に関する”情報”を扱う。『アート・ドキュメンテーション研究』などを発行。

『アート・ドキュメンテーション研究』 アート・ドキュメンテーション研究会編集 同会刊, No. 1 (Mar. 1992)-. [KB||ア] book

日本アートマネジメント学会 book
 芸術文化政策や施設運営などの理論と実践についての研究を行う。『アートマネジメント研究』など。

『アートマネジメント研究』 日本アートマネジメント学会[編] 美術出版社, 1号 (2000)-. [ZW||ア] book

日本映像学会 book
 写真・映画・テレビなどひろく映像に関する研究を行っている。『映像学』など。

『映像学』 日本映像学会 同会刊, Vol. 2, no. 1 (1981)-. [ZW||エ] book

<美術関係研究所>

東京文化財研究所 book
 文化財全般にわたる調査研究や保存修復、文化財保護の国際協力を行う研究所。昭和5(1930)年に黒田記念館内に設置された美術研究所を前身とする。略称は”東文研”。 『美術研究』 (雑誌) と『日本美術年鑑』 (図書)ほかの刊行物を発行。

『美術研究』 帝國美術院附属美術研究所 美術懇話會, 1號 (昭7.1)-. [ZW||ヒ] book

現代美術資料センター(現在は閉鎖)
 笹木繁男氏による私設研究所。笹木氏が東文研へ寄贈した具体や戦争画をはじめとする現代美術の資料の目録は当アートライブラリでも検索できる。

修復研究所 21book
 『修復研究所報告』を発行。旧称:創形美術学校修復研究所。

『修復研究所報告』 修復研究所21[編] 同研究所刊, Vol. 15 (1999・2000)-. [KB||シ] book

<各種団体>

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)book
 国際的な文化交流の推進を目的として創られた基金。『国際交流基金フォーラム便り』などを発行。多くの展覧会を主催・後援している。

『国際交流基金フォーラム便り』 国際交流基金[編] 国際交流基金刊, Vol. 0 (Mar. 2000)-. [KN||コ] book

鹿島美術財団 book
 鹿島建設による企業メセナの一環として美術の調査研究や『鹿島美術財団年報』などを発行している。

『鹿島美術財団年報』 鹿島美術財団 同財団刊, 1号 (昭57/58)-. [KA||カ] book

 

※このリストに挙げた出版物は特に断りがなければ雑誌です。