: 書籍・雑誌,
: Web,
: CD-ROM展覧会情報とは、主に下記5点の内容に関する情報です。
○展覧会の行われた会期・会場
○展覧会に出品された作品について
○展覧会に出品した作家について
○展覧会を開催するにあたって執筆された論文
○展覧会を評して書かれた短評(展評)
はじめに当館で開催された展覧会の展覧会情報の探し方について、次に他の美術館で開催された展覧会の展覧会情報の探し方についてご紹介いたします。
東京国立近代美術館(以下、東近美)で開催された展覧会の情報については、以下の探索ツールがあります。 解説をもとに、求める情報の種類によって、探索ツールをお選びください。
東近美開催展覧会の展覧会カタログ[C*||NMA1||展覧会番号]*
展覧会の開催に際して作成された展覧会カタログには、「作品図版」「作品データ・解説」「関係論文」「参考文献」「出品作家の解説・肖像・年譜」等が掲載されています。展覧会開催時における最新の研究成果がまとめられており、作家や作品の情報を調べる際の大変重要な資料となっております。
<参考>*東近美展覧会カタログに付けられている請求記号について
請求記号は3つの部分で構成されております。
例えば[CO||NMA1||457]という請求記号が付けられている場合、左側の'CO'は1人の作家が
出品した展覧会という事を示し、中央の'NMA1'は展覧会が東近美にて開催されたという意味を
表しています。もしここで頭の'CO'が'CG'であれば、展覧会で2人以上の作家の作品が展示され
た事を示します。
最後の数字は、東近美で開催された展覧会に開催年月順で付けた通し番号(展覧会番号)となっております。閲覧室では、カタログの背に展覧会番号を記載し、番号順に並べているので、展覧会番号
が分かればすぐにカタログを見つける事ができるでしょう。展覧会番号は3.2.2で解説されている
パソコン画面上の「東京国立近代美術館開催 展覧会カタログ」のリストから確認することができます。
☆アクセス方法
東近美OPACで展覧会名や作家名をキーワードにして検索すると、展覧会カタログの項目にヒットします。
東近美開催の展覧会のカタログに関しては、カタログの目次内容をキーワードにして検索することも可能です。
閲覧室[開架1]には、請求記号の末尾の番号(展覧会番号)順にベージュカバーをかけ、製本された状態で東近美カタログが並んでおります。
また3.2.2の「東京国立近代美術館開催 展覧会カタログ」のリストからも展覧会番号の確認やカタログ書誌データへのリンクをご利用になれます。
"東京国立近代美術館開催 展覧会カタログ" 
東近美 (工芸館含む)で開催された第1回から現在までの展覧会について総覧できるリストです。「展覧会名 (展覧会番号)」「出品点数」「会期・会場」「カタログ書誌情報」「展覧会概要」を一覧の中から確認することができます。展覧会の会期・会場等のデータを簡単に調べたい時やカタログを探す際のツールとして利用できます。
※画面上で、キーボードの[Ctrl+ F]を押し、Windowsの検索機能を利用して、展覧会名等のキーワードで検索すると簡単に探すことができます。
☆アクセス方法
東近美館内から:閲覧室パソコン画面[トップページ→東京国立近代美術館関連「展覧会・カタログ」をクリック]
東近美外部から:パソコン画面[アートライブラリHPのトップページ→「当館開催展覧会カタログ」をクリック]
『東京国立近代美術館 年報』 1952- [MA||NMA1]
年度毎に発行される東近美の美術館活動の報告書です。
ここでは、1952年の開館から昨年度までに開催された展覧会の記録が掲載されています。「展覧会の内容」「入館者数」「展覧会を扱った雑誌新聞・関連記事のデータ」等が記載されています。展覧会の開催年が分かれば、その年度の年報を見ればよいでしょう。
☆アクセス方法
東近美OPACで「東京国立近代美術館 年報」のキーワードで検索すると雑誌の項目にヒットします。『国立近代美術館年報』『東京国立近代美術館年報』『独立行政法人東京国立近代美術館年報』の順で誌名の変遷に伴いデータが別れているので注意が必要です。
「>>バックナンバーを見る」をクリックしていただき、「○巻○号/○年○月」の項目に目的の数字を入れていただければその号を確認することが出来ます。
これらの年報は、アートライブラリ閲覧室[開架1]に創刊から現在までの分を製本したかたちで配架しております。
『現代の眼』 No.1(1954- ) [MN||NMA1]
現在は隔月で刊行されている東近美のニュースレターです。
「展覧会関連論文」「展覧会の予告」「展覧会の報告」等が掲載されています。年報同様に展覧会の開催時期の号を見れば、関連記事を発見できるかもしれません。
☆アクセス方法
東近美OPACで「現代の眼」のキーワードで検索すると雑誌の項目にヒットします。
「>>バックナンバーを見る」をクリックしていただき、「○巻○号/○年○月」の項目に目的の数字を入れていただければその号を確認することが出来ます。
また「現代の眼」については、目次内容をキーワードにした検索が可能になっています。
「現代の眼」は、アートライブラリ閲覧室[開架1]に創刊から現在までの分を製本したかたちで配架しております。
次に東近美以外の美術館で行われた展覧会について調べる方法を取り上げます。
全国各地の美術館で開催される展覧会は数多くあり、展覧会情報を得るためには様々なアプローチの仕方が考えられます。当室だけでは情報を確認できない可能性もあるので、ここではインターネットや他の美術系の図書館等を利用し、外部からの情報を取り込む方法も含めて紹介していきます。
はじめに展覧会情報の中でも最も重要な情報源である「展覧会カタログ」の探し方を取り上げ、次に「過去の展覧会情報」「開催中の展覧会情報」「開催予定の展覧会情報」の探し方について順次紹介します。
他の美術館開催の展覧会カタログ[C*||14*||******]
展覧会カタログには「作品図版」「作品データ・解説」「関係論文」「参考文献」「出品作家の解説・肖像・年譜」等が掲載されています。展覧会開催時における最新の研究成果がまとめられており、作家や作品の情報を調べる際の大変重要な資料となっております。
ここでは東近美アートライブラリのOPACを利用した検索方法について紹介いたします。そして次に他美術系図書館の目録、およびインターネットを利用した所蔵図書検索のページ等を紹介してゆきます。
☆アクセス方法
東近美OPACで展覧会名や作家名をキーワードにして検索すると、展覧会カタログの項目にヒットします。ヒットが多すぎた場合には、展覧会の開催美術館の固有名や出版年などでAND検索をして絞込みをすればよいでしょう。
東近美の展覧会カタログと同様、請求記号のCOは個展を、CGはグループ展を指しているという事も知っておくと便利かもしれません。
ご希望の資料の「所在」をご確認ください。
「東近美術図開架 [1〜5] 」と表示されていれば、閲覧室の所定の番号の棚に配架されております。
「東近美術図閉架 [A〜G] 」と表示されていれば、閉架書庫にありますので、閲覧申請書へ所定の事項をご記入の上、閲覧カウンターへお申し付けください。係の者が出納いたします。
“ALC : 美術図書館横断検索” 
東近美のOPACを使用しても目的の資料が見つけられない場合には、“ALC : 美術図書館横断検索”を使用して他の美術図書館の所蔵状況を調べることができます。
“ALC : 美術図書館横断検索”は下記8館の所蔵資料を1回の検索で横断的に調べることができます。
○ALC (Art Libraries' Consortium)
東京国立近代美術館
国立新美術館
東京都現代美術館
横浜美術館
国立西洋美術館
東京都写真美術館
東京国立博物館
江戸東京博物館
以上に挙げた図書室に関しては、カウンターに利用案内を用意しておりますので、ご興味のある方はご請求下さい。
☆アクセス方法
東近美館内から:閲覧室パソコン画面[トップページ→「ALC : 美術図書館横断検索」をクリック]
東近美外部から:パソコン画面[アートライブラリHPのトップページ→「美術図書館横断検索by ALC」をクリック]
『展覧会カタログ総覧』日外アソシエーツ編集, 日外アソシエーツ, 2009.1, 2冊[703.1||N71||1,2] 
明治期から現在まで、国公立7館の美術館・博物館が収集した国内開催の主要な展覧会カタログ(絵画・彫刻・工芸・写真・書・歴史など)60000点を体系的に分類、テーマ・分野ごとに一覧できます。
カタログの基礎的な書誌情報に加え、展覧会の会期・会場・主催、カタログの所蔵先も記載しています。
巻末には画家名、作家名やテーマから引ける「人名・事項名索引」、「主催者名索引」が付いております。
『東京都現代美術館所蔵展覧会カタログ目録 本文編・索引編』 東京都現代美術館普及部図書情報係(美術図書室)編, 同館刊, 2000.3-, 冊 [R029.6||To46||1-2]
東京都現代美術館が1999年3月までに受入れた約15,000点にのぼる日本語の展覧会カタログの書誌データを収録した目録です。1999年以前のカタログで東近美OPACで検索できなかった場合には、この目録に当たるとよいでしょう。この目録は本文編と索引編の2冊組になっています。索引編では、「図録(カタログ)タイトル」「美術作家(カナ)」「美術作家(Alphabet)」「美術館(カナ)」「美術館(Alphabet)」から検索することができます。全てのカタログに4桁の数字が付されているので、その数字を元に本文編を引くと、カタログの「タイトル」「出版情報」「会期・会場」「出品作家名」等の情報を得る事ができます。また、本文編は分類番号順に排列されているので、特定の分野に関する展覧会を直接探す事も可能になっています。
次に挙げる美術系大学図書館、公共図書館等のホームページでは、蔵書検索が各々できるようになっています。各OPACを利用する事により、書誌情報の他、展覧会の会期・会場などの確認ができます。
東京藝術大学附属図書館 
武蔵野美術大学美術資料図書館 
多摩美術大学付属図書館 
東京造形大学図書館 
女子美術大学図書館・短期大学部図書館 
東京都立図書館 
ICC:NTTインターコミュニケーション・センター図書室 
次に海外の展覧会カタログを探す際のレファレンスツールを紹介しておきます。
The worldwide bibliography of art exhibition catalogues, 1963-1987 vol.1.-3. ed. by Worldwide Books. Kraus International Pub., 1992, 3 v.[R703.1||W88||1-3] 
3巻からなるこのレファンレンスブックは、1963年から1987年までに世界各国で開催された展覧会のカタログデータを収録しています。地理的区分やジャンルごとに排列され、総索引から引く事もできます。
近年のものに関しては、下記のホームページで検索が可能になっています。
カタログの実物を手に取るためには、ここで得た情報を元に当室のOPAC他、他機関のデータベースを調べればよいでしょう。
"Arcade" (NYARC) 
Arcadeは、 New York Art Resources Consortium (NYARC) の3館、 Museum Libraries & Archives、 Frick Art Reference Library、 The Museum of Modern Art Library
のOPACを横断検索できるシステムです。使用しているFirefoxやIEにArcade検索ボックスを追加できる機能も備えています。
過去の展覧会情報とは、既に開催された展覧会の会期・会場等の情報や記録を指します。探し方としては、カタログが発行されている場合にはまず、3.3.1を参考にカタログを探し、展覧会を開催した美術館名や会期などの情報の特定をするのがよいでしょう。また、カタログが発行されていなかった場合には、1.の人物情報の探し方を参考にして作家略歴や展覧会への出品歴等を探し、展覧会に関するデータを集めていく方法があります。以上のようにしてある程度のデータを集め、開催した美術館や開催年を特定し、以下に紹介するようなレファレンスツールにあたることで様々な展覧会情報が得られるでしょう。
展覧会を開催した各美術館の年報・ニュースレター 
いつ、どこで開催されたのかが分かれば、年報・ニュースレターを探す事ができます。求める巻号があるかどうかはOPACの所蔵検索をする必要があります。年報やニュースレターには、美術館ごとに内容は違いますが、展覧会の予告、報告、寄稿文等が掲載されている場合が多くあります。また、展覧会に際して行なわれた関連イベントやシンポジウムの記録等も掲載されている事があります。
『日本美術年鑑』美術研究所-東京文化財研究所, 1936-, 年刊[R705||N71||1936-] 
1年間の美術界の動向、主なニュースを集めた年鑑です。年代により編集方法の違いがあるため、展覧会情報の探し方は一様でありませんが、主要美術館・ギャラリーで行なわれた展覧会歴、展覧会の関連掲載雑誌、主要新聞のデータ等が主な内容になります。附表:『日本美術年鑑』一覧[PDFファイル]もご覧下さい
『BT(美術手帖) 増刊:年鑑』美術出版社, 1957-2006, 年刊[ZW||ヒ] 
雑誌『美術手帖』の1月号増刊として毎年出版される年鑑です。内容は年度により多少の違いがありますが、前年に開催された主要美術館・ギャラリーの展覧会記録1年分をまとめた形で掲載している場合が多くあります。美術界のニュース等もあわせて掲載されています。
『美術の窓の年鑑』 生活の友社, 2008, 868p.[703.6||Se17||2009] 
上記『BT(美術手帖)』の増刊号として刊行されてきた『年鑑』は、2006年で休刊し、2007年以降はこちらで調べることができます。
『展評: てんぴょう』アートヴィレッジ, 1999-2003, 季刊[ZW||テ] 
展覧会評を中心に作られている季刊の雑誌です。他の雑誌にも展覧会評は掲載されているケースが多く、こうした記事は展覧会の評価を知るだけでなく、展覧会の記録としても利用できます。
雑誌中の記事を探す場合には、上記の『日本美術年鑑』の関連記事データ等を参考にするほか、4.で取り上げる雑誌の探し方を参照して下さい。
『日本の美術展覧会開催実績報告書』国際文化交流推進協会アートカタログ・ライブラリー [編] 国際文化交流推進協会アートカタログ・ライブラリー, 2003.3-,[R706.9||Ko51||1945-] 
日本の美術館 (美術系博物館を含む) における1945年以降の美術展覧会の開催記録をまとめた報告書です。美術館ごとに「展覧会名」「会期」「主催・協力」「東京・横浜の主要な8つの美術図書館の展覧会カタログ所蔵データ」を調べることができます。
"近現代美術展覧会開催情報検索" (東京文化財研究所) 
"東京文化財研究所 研究資料データベース検索システム"内の1コンテンツです。1935年から現在までに主に日本国内で開催された近現代美術関係の展覧会開催情報、約18万件 (2010年6月現在) が登録されています。展覧会名、会場、開催年、会期、キーワードの5項目からの検索が可能です。
ここでは開催中の展覧会やこれから行われる展覧会の情報を探すための方法をいくつか紹介します。開催中・開催予定の展覧会情報は、雑誌、インターネット等のツールを利用してアプローチできます。
『月刊ギャラリー』バーズ刊, 1985-, 月刊[ZW||キ] 
全体が展覧会に関した情報に当てられているため、掲載展覧会数の最も多い月刊の雑誌です。日本各地の開催中、開催予定の展覧会の紹介に加えて、美術館・百貨店・画廊に分かれた1ヵ月分のスケジュール、展覧会紹介等が掲載されています。
『美術手帖』美術出版社, 1948-, 月刊[ZW||ヒ] 
国内と海外の最新のアート&アーティスト情報・展覧会情報・評論を掲載しています。近年では、小冊子ART NAVI (今月の美術館・ギャラリーガイド) を付属し、開催中、近日開催予定の展覧会を紹介しています。
その他、
『Mado : 美術の窓』生活の友社, 1983-, 月刊[ZW||マ] 
『月刊美術』サンアート, 1975-月刊[ZW||ケ] 
などにも国内の展覧会スケジュールが掲載されています。
『新美術新聞』美術年鑑社, 1971-旬刊[ZW||シ] 
1ヵ月に上・中・下旬号の3部が発行されます。その月の上旬に出される新聞には月毎の展覧会スケジュールが掲載されています。また、毎年3月には、1年間の主な展覧会スケジュールが総覧できるようになっています。
他にも近年は美術館の公式ホームページが充実してきたため、ホームページ上で展覧会情報を得る事が容易になっています。以下に挙げるのは、美術館のホームページへのリンク集を含む展覧会情報を提供しているホームページです。
"Art Scape" (大日本印刷) 
トップページの「展覧会スケジュール」から地域別に全国の展覧会情報を見ることができます。(毎月1日、15日更新) 同じくトップページの「ミュージアムデータベース」では、全国の美術館・博物館の情報がデータベース化されており、地図から検索する機能も付いています。
"アートコモンズ" (国立新美術館) 
全国の美術館の展覧会情報だけでなく、全国の画廊、国立新美術館を発表の場とする69団体を含む美術団体の展覧会情報も公開しています。WebcatPlusの連想検索を使用して展覧会タイトル、概要から関連書籍を検索することができます。
"Museum Cafe" (廣済堂) 
展覧会情報の他、美術館・博物館・画廊の連絡先・ホームページアドレス・交通アクセス案内等の情報も得ることができます。機関名の50音順リストや地域別リストからの検索に加えて、展覧会名や美術館名等のキーワード入力による検索も可能になっています。
"Internet Museum" (丹青グループ) 
博物館・美術館 情報検索では施設情報を、ミュージアムカレンダーでは日付から展覧会・イベント情報を得ることができます。展覧会・イベント 情報検索では、キーワード、イベント種類、地域、館種、期間からの検索が可能です。
海外の展覧会情報についてもホームページを検索する方法がありますが、ここでは主要世界都市の展覧会情報を扱っている印刷媒体のツールを挙げておきます。
The art newspaper. Umberto Allemandi, 1990-, 月刊[ZY||A] 
各月に"What's on"という分冊が付き、その中に世界各国の美術館、画廊で行われる展覧会のスケジュールが掲載されています。アメリカ・イギリス・フランスについては詳しくありますが、その他の国は一括されているため、主要展覧会のみの情報となります。
ここでは美術団体の展覧会情報の探し方を紹介します。美術団体はとりわけ展覧会を活動の場とする事が多く、展覧会カタログは各美術団体を調べる上での重要な情報源となっています。はじめにカタログの探し方を説明し、次に近年復刻された展覧会カタログ及び出品目録を数点紹介します。
美術団体展の展覧会カタログ[CD||美術団体名の頭カナ1文字||回次]
美術団体展の開催に際して作成された展覧会カタログには、「作品図版」「出展作家のリスト」「出品目録」等が掲載されています。XX年記念カタログや作品集では団体に関する論文や年譜等の情報を得る事ができます。
☆アクセス方法
東近美OPACで団体名や展覧会名をキーワードにして検索すると、展覧会カタログの項目にヒットします。求める団体のカタログがヒットしたとしても、全ての巻号が所蔵されているわけではないので、各号の所蔵を確認する必要があります。
年鑑 
カタログがOPACで見つけられなかった場合、各美術年鑑を見ると何かしらの情報を得られる場合があります。3.3.2で取り上げた『日本美術年鑑』、『BT(美術手帖) 増刊:年鑑』等には美術団体の項目が挙げられている事が多く、日本美術年鑑では前述した展覧会情報の中で、会期・会場の他、主要美術団体展に関しては出品された作品の記録までも記載されている事があります。また、1.の人物情報の探し方で取り上げられている専門事典でも概略的な説明文が掲載されている場合があります。
以下に紹介するのは、現在では容易に見る事のできない貴重なカタログ等から得られる資料をそれぞれにまとめたものです。いずれも閲覧室の端末の画面上にある「ゆまに書房/東京[国立]文化財研究所刊行明治〜大正期開催展覧会情報源細目」を選択すると、各巻の細目が一覧できるようになっています。
『近代日本アート・カタログ・コレクション』ゆまに書房, 2001-2008, 89冊.[702.16||To46||1-89] 
明治時代−大正時代−昭和初期にかけて活動した24の美術団体展を含む美術展覧会のカタログ等の資料を復刻集成したシリーズです。このシリーズでは戦前の図版、出展目録、関係論文等の貴重資料を見る事ができます。
『内国勧業博覧会美術品出品目録』東京国立文化財研究所美術部編 東京国立文化財研究所, 1996, 476, 70p.[R702.16||To46] 
明治期に日本国内で開催された内国勧業博覧会第1回(1977:明治10年)から第5回(1903:同36年)までの出品作品をまとめたものです。巻末には姓名索引、号名索引も付けられています。
『明治期万国博覧会美術品出品目録』東京国立文化財研究所美術部編 東京国立文化財研究所, 1997, 403, 109p.[R702.16||To46] 
幕末から明治期に海外で開催された主要9つの万国博覧会に出品された作品の目録。巻末に姓名索引、号名索引があります。
『明治期美術展覧会出品目録』東京国立文化財研究所美術部編 東京国立文化財研究所, 1994, 236, 285p.[R702.16||To46] 
明治期の主要5美術団体が開催した展覧会の出品目録。各団体別ごとに開催順・作家名順で構成されています。
『大正期美術展覧会出品目録』東京国立文化財研究所美術部編 文化財研究所東京文化財研究所, 2002, 589, 81p.[R702.16||To46] 
大正期を中心に日本国内で開催された展覧会のうち主要33件の出品目録。巻末には五十音順の出品作家一覧があります。
『昭和期美術展覧会出品目録』東京文化財研究所美術部編 中央公論美術出版, 2006.5, 925,153p.[702.16||To46||[1]] 
昭和戦前期 (1926-1945) を中心に日本国内で開催された展覧会のうち主要32件の出品目録。巻末には五十音順の出品作家一覧があります。
ここでは美術館の所在・連絡先・開館情報等のデータを探すための参考図書を紹介します。なお以下に挙げる参考図書の他にも3.3.3で挙げた"Art Scape"、"Museum Cafe"等のホームページを利用しても各機関のインフォメーションを得る事ができます。
『全国美術館ガイド』全国美術館会議編 美術出版社, 2001, 599p.[706.9||Z3] 
美術館、博物館等、全国の1780館の情報を集録しています。地域別に排列されていますが、巻末にある館名の五十音順の索引から引く事もできます。
『個人コレクション美術館博物館事典』日外アソシエーツ編集部編 同社刊, 1998, 9, 398p.[R703.3||N88] 
全国の185の個人コレクションを主体に創立された美術館、博物館等の情報を掲載しています。小規模の美術館、博物館も多く取り上げられていますが、上記の『全国美術館ガイド』と重複する情報もあります。巻末にあるコレクター名から検索できる索引が特徴的です。
『人物記念館事典』日外アソシエーツ編集部編 同社刊, 1996, 14, 561p.[R069.035||N71] 
美術作家等の個人を扱う記念館、美術館、資料館等約300館の情報が載っています。人物からの検索が巻末の索引により可能です。
下記に紹介するガイドも同様に、特定の条件のもとに収輯したガイドです。
『歴史博物館事典』 日外アソシエーツ編集部編 同社刊, 1999, 11, 509p.[R069.33||N71] 
『企業博物館事典』 日外アソシエーツ編集部編 同社刊, 1997, 9, 423p.[R069||N88] 
海外の美術館やギャラリー情報を探す際には、次の参考図書を利用するのがよいでしょう。
International Directory of Arts. K.G.Saur, 年刊[R703.5||I57||1-3] 
世界各国の美術館・ギャラリー・関連機関等の連絡先情報が3巻で構成されています。美術館を探すのであれば、Vol.1を利用すればよく、国名・地名から検索できます。
また、雑誌の中でも美術館やギャラリーの情報を取り上げる場合があります。以下、2冊を紹介しておきます。
Art in America : an illustrated magazine. Brandt Art Publications, 月刊[ZY||A] 
毎年8月号にアメリカ内の美術館・ギャラリーの連絡先情報が掲載されます。展覧会・出展作家のデータ等が含まれる場合もあり、アメリカ国内における美術関連情報の詳細なデータを得る事ができます。
Art Diary International. G. Politi, 年刊[705||A79] 
隔月で発行されているイタリアの雑誌"Flash Art"から毎年発行されるディレクトリーです。世界各国の美術作家、美術館、ギャラリーのデータが掲載されています。