1999年11月27日(土)─ 2000年1月23日(日)
会場:東京国立近代美術館工芸館
| ■会期 | 1999年11月27日(土)─ 2000年1月23日(日) | ||||||
| ■休館日 | 月曜日、ただし1月10日(月)は開館、1月11日(火)は休館、 12月27日〜1月4日 | ||||||
| ■開館時間 | 午前10時から午後5時(入館は4時30分まで) | ||||||
| ■主催 | 東京国立近代美術館 | ||||||
| ■会場 | 東京国立近代美術館工芸館 地下鉄東西線「竹橋駅」1b出口より徒歩8分 地下鉄東西線・半蔵門線、都営新宿線「九段下駅」2番出口より徒歩12分 東京都千代田区北の丸公園1ー1 | ||||||
| ■観覧料 |
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| ■無料観覧日 | 毎月第1・第3水曜日、第2・第4土曜日、第1日曜日 | ||||||
| ■ギャラリートーク(担当研究員による展示室での解説) | |||||||
| 12月11日(土)、1月8日(土) 午後2時から3時 | |||||||
| ■お問い合わせ | tel:03-3272-8600(NTT東日本ハローダイヤル) http://www.momat.go.jp/(東京国立近代美術館ホームページ) | ||||||
※東京国立近代美術館本館は、増改築工事のため、2001年秋までの予定で休館中です。
東京国立近代美術館では、このたび新しい試みとして、本館が所蔵する絵画作品と工芸 館の所蔵品とをあわせて展示します。これは増改築工事のため休館中の本館の所蔵品を活 かして、ふだんは別々に展示されている絵画と工芸とを比較してみようと企画されたもの です。
ふだん私たちは、絵画作品と工芸作品とを、異なる意識をもって鑑賞しているように思 われます。絵を見るとき、多くの人々はそこに描かれているイメージに意識を集中させま す。一方、工芸作品を見るときは、その意匠もさることながら、技術的な「わざ」の巧み さに目をひかれるのではないでしょうか。しかし絵画を成り立たせているのは、そこに何 が描かれているかというイメージの側面ばかりではありません。布や紙などの上に絵具を 用いて作りあげられるという物質的な側面が、描かれるイメージと同じくらいの重要性を 持っているのです。鑑賞する側の人間は、こうした絵画の物質的側面というものを、とも すれば忘れがちです。また逆に、工芸作品を技巧的側面からばかり鑑賞することも、一面 的にすぎるように思われます。このようなふだんは見過ごされがちな点を、絵画と工芸と をあわせて並べてみることで、浮かび上がらせることはできないでしょうか。このたびの 展覧会は「見ることと作ること」と題して、絵画であれば描かれたイメージを「見る」こ とに、工芸であれば手わざの「作る」ことに固定してしまいがちな私たちの鑑賞のあり方 をひとまず自由にして、両者をさまざまな角度から比べてみようとするものです。
展覧会の構成と主な出品作品は次のとおりです。
第1章:生活の彩り和装の人物を描いた日本画と、着物をあわせて展示します。伝統的な日本画では 季節感の表現が重要視されますが、そこで描かれている人物の衣装は、季節を表 すために「作られ」ているのだと考えることができます。
第2章:暮らしの詩情田園の懐かしい風景や古き良き時代の生活を回顧する絵画と工芸品を、併せて 展示します。社会の近代化が進むなかで、絵画と工芸は失われゆく情景に、それぞ れなにを見ていたのでしょうか。
第3章:切り取られた自然自然から抽象的な形態を見出した絵画や、自然から意匠をとった工芸を展示し、 装飾の持つ意味を考えます。
第4章:見えないものとの対話油彩画を中心に展示します。絵画を見る際に私たちが直接目にしているのは絵 画の表面ですが、私たちはその向こう側にある作者の世界を見ようとします。作 品を見る私たちと、作品の向こう側にあるものの境界の役割を果たす「表面」に ついて、ここでは注目します。
第5章:卓上の小宇宙静物画と、掌中におさまるような工芸をあわせて並べ、私たちが私たちを取り巻 く自然に対して、どのような距離の意識をもって触れているかを考えます。