開催中の展覧会

  • 2017.2.28 - 5.21
  • 所蔵作品展

動物集合

Animals, Animals, Animals, From the Museum Collection

展覧会について

大塚茂吉 《猫》 2005年 東京国立近代美術館蔵

田口善国 《漆透かし絵 犬》 1985年 東京国立近代美術館蔵

出品作品リスト 参考図書リスト

 ツル、カメ、貝、トンボ、オシドリ、犬、タカ、虎、龍、鳳凰などなど、工芸には数え出したらきりがないほどの動物たちが登場し、時として、制作に欠かせない素材や道具にも用いられます。ツルカメは長寿、貝は豊穣、トンボは武運というように、モチーフとなる動物には、もともと願いや祈りがこめられてきました。その意味は時代によって変わることもありますが、根底にはいつでも自然界に生きる動物の形や習性があります。近代において作家は、動物のモチーフがそれまでにもっていたイメージによらない作品を制作するようになりました。素材と技法の特性を生かした造形に挑むなかで、卵殻の小さなかけらは柔らかな毛並みへ、たたいた金属の硬質な輝きはタカの勇猛さへと転じました。また作家と動物がより近しくなることで生まれた親しみのこめられた視線は見る人の共感を呼び起こします。作家たちが、さまざまな素材と技法で表現した、動物の生き生きとした姿をお楽しみください。

染織と動物

喜多川平朗《紅地鳥蝶唐花文錦》(部分) 1960年 東京国立近代美術館蔵

花鳥を織り込んだ伝統的な錦をはじめ、繰り返すパターンによってペンギンの群れを表わした中島直美のシルクスクリーン、天然染料の色の濃淡のみによって、動物そのものの姿ではなく生き物のいる情景を表わした志村ふくみの紬織など、染めと織りの技法特有の表現と調和した動物の作品を紹介します。

身近な動物

稲垣稔次郎《紙本型絵染額面 代かき》1961年頃 東京国立近代美術館蔵

慣れやすい性格や、愛らしいしぐさによって人と家族のように親しんできた犬や猫、古来から家畜として、日本の農耕文化に欠かせない存在だった牛や馬、里山に生息していたキツネなど、人の生活の営みの中で共存してきた身近な動物も工芸の作品の中に多く登場します。立体としてその姿を表わしたものや、型絵染や色絵など、工芸の技法を用いた文様として表現された作品をご紹介します。

空想の動物

辻清明《信楽珍獣》2006年 東京国立近代美術館蔵

龍や獅子などの霊獣は、現代でも調度に施される文様として馴染みのあるものですが、「動物」として眺めると改めてそれが空想のものであると気づかされます。作られた時代や地域、作者の思想を反映して多様な姿を見せる珍獣や神獣などの作品をご紹介します。

松田権六《蒔絵鷺文飾箱》1961年 東京国立近代美術館蔵

干支として親しまれた鶏や、吉祥のモチーフとして重用された鶴のほか、嘴の形や翼の軽やかさなど、「鳥」特有の姿を通じて、工芸素材と技法による表現の豊かさをご紹介します。

鷹と虎

鈴木長吉《十二の鷹》(部分)1893年 東京国立近代美術館蔵

獲物を狩る迫力ある肉食動物の姿は、抽象化されたものから究極の写実まで、工芸の作品の中でも様々な表現が見られます。そこには、強い動物のもつ勇ましさへの恐れや憧れを感じることができます。

魚、虫、その他の動物

田口義明《蒔絵棗 金魚》2004年 東京国立近代美術館蔵

金魚などの魚や、貝、亀に蝙蝠、蝶やトンボなどの虫から妖精まで、ユニークなモチーフの動物作品をご紹介します。

トークイベント

アーティストトーク

漆芸家の田口義明さんに、お話しを伺います。

日程:

 2017年3月5日(日)

時間: 14:00~15:00
場所: 工芸館

※申込不要・参加無料(要当日観覧券)


ギャラリートーク

当館研究員が鑑賞のポイントを分かりやすく解説します。

日程:

 2017年4月16日(日)

時間: 14:00~15:00
場所: 工芸館

※申込不要・参加無料(要当日観覧券)


タッチ&トーク

工芸館ガイドスタッフによる鑑賞プログラム。注目の若手作家から人間国宝が手がけた作品や制作工程資料などに触れながら鑑賞する〈さわってみよう コーナー〉と、時代背景や作家の情報などの豊富なエピソードをまじえて作品のみどころをご紹介する会場トークとの2部構成で、さまざまな角度から展覧会を ご案内します。

日程: 会期中の毎週水・土曜日
時間: 14:00~15:00
場所: 工芸館

※申込不要、参加無料(要当日観覧券)

タッチ&トークの詳細はこちら


 

MOVIE + Touch&Talk【申込制】

3月13日(月)14:00~16:00

映画上映とタッチ&トークを組み合わせたイベント「Movie + Touch&Talk」を開催します。

お申込み方法等詳細は、公益財団法人 ポーラ伝統文化振興財団のHPでご覧下さい。

イベントのチラシ >>

※ワークショップとはお申込み先が異なりますのでご注意ください。

 

 

ワークショップ

動物ウォッチ【申込制・抽選】

4月22日(土)、29日(土・祝)11:00-12:00

自分だけの〈じろじろメガネ〉をつくって、動物ウォッチにでかけよう。
対象:小学生(各回10名)

 

 

コロコロ羊毛フェルト【申込制・抽選】

4月23日(日)11:00-12:00

素材にかくれた動物発見、ふわふわの羊毛でフェルトづくりに挑戦します。
対象:小学生のお子さんと保護者の方(10組)

 

*いずれも参加費不要[18歳以上の方(65歳以上・高校生は除く)は要観覧券]

 

【ワークショップの応募方法】

①~⑦の項目を明記の上、メールでご応募ください。

①イベント名(「動物ウォッチ」または「コロコロ羊毛フェルト」)②参加希望日 ③参加者氏名(ふりがな)④学年 ⑤住所 ⑥Email ⑦携帯電話番号(緊急時連絡用)を明記してください。

宛て先:cg-edu(at)momat.go.jp  (at)部分を@に変えて送信してください。

しめきり:4月2日(日)必着

*申込多数の場合は抽選。当選者には4月5日(水)までにお知らせします。

*参加は対象学年の方のみとなります。

*申込に際しご提供いただいた個人情報は、本プログラムに関する連絡以外には使用しません。

*申込内容に記載漏れなどの不備がある場合は、当選を見送ることがございます。

 

 

開催概要

会場:
東京国立近代美術館工芸館
会期:
2017年2月28日(火)-2017年5月21日(日)
開館時間:
10:00 - 17:00
※入館は閉館30分前まで
休館日:
月曜日(3月20日、27日、4月3日、5月1日は開館)、3月21日(火)
観覧料:
一般210円(100円) 
大学生70円(40円)
※( )内は20名以上の団体料金。いずれも消費税込。

高校生以下および18歳未満、65歳以上、「MOMATパスポート」をお持ちの方、友の会賛助会員MOMAT支援サークルパートナー企業(同伴者1名まで、シルバー会員は本人のみ)、キャンパスメンバーズ、障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料。
※それぞれ入館の際、学生証、運転免許証等の年齢の分かるもの、会員証、社員証、障害者手帳をご提示ください。
無料観覧日:
3月5日(日)
4月2日(日)
5月7日(日)
5月18日(木)国際博物館の日
主催:
東京国立近代美術館

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