開催中の展覧会

  • 2017.7.4 - 9.3
  • 所蔵作品展

こども×おとな工芸館 調度❤ハッピーのかたち

Crafts Gallery for Kids × Adults: Furnishings-Forms to be HAPPY

展覧会について

高橋禎彦 《花のような》2004年

富本憲吉《色絵薊文角鉢》 1938年

出品作品リスト 参考図書リスト

住むところがきまったら、部屋に何を置きましょう。家具、照明、ファブリック。器もいくつか必要だし、なにか置物があってもいい―「調度(ちょうど)」とは、身辺で用いる道具や家具、装飾品などを指す言葉です。最近あまり使わなくなったのでちょっと難しく聞こえるかもしれませんが、それでも調度品の数々で部屋の室礼(しつらい)を考えるのは楽しいものです。新居を一から整えるのはもちろん、季節ごとの模様替え、あるいはほんの思いつきで人形をひとつ置いてみる、そんなときにもワクワク気分がうまれます。なぜならそれがあるともっと素敵、もっとハッピーになれるというイメージが、モノの奥に広がっているから。それはモノを介して使う人と作った人とのイメージの交換であり、多くの場合、人の歴史が育んだ知恵と勇気と愛情が伝えられた瞬間でもあります。

でも、堅苦しい理屈だけで終わらないのが調度類、その中心をなす工芸のいいところ。実際は周到な計算で作りだされ、置くだけで場の雰囲気を一新させる力を持つものも少なくありません。私たちはそれと気づかないうちに受取って、ちょうど部屋に灯ったやわらかな光のような、おだやかな存在感を満喫するのです。

この夏はこどもたちと一緒に工芸の魅力を探ってみませんか。今年は工芸館開館40周年を記念して、おとなもこどもも工芸を楽しみながら学べるイベントが盛りだくさん!見てハッピー、知ってハッピー。ハッピーづくしの工芸館から帰ったら、あなたの部屋のハッピーのかたちが、前よりくっきり浮かびあがってくるかもしれません。

 

 

 

<第1室>わたしのハッピー

川口淳《Box-Pandora》 1994年

ここに並ぶのは開けるたびにときめく箱や、一人で寛ぐ時間にほしい手まわりの品々、また、蒐集品を染めた屏風はそれらを買った旅の記憶を呼び起こしそうです。ところで本を読むときは机と椅子派?それともゴロっと寝転ぶ派?読書をめぐる和洋の調度もご紹介します。

<第2室>だれかとハッピー

音丸耕堂《堆漆紅梅香合》 1969年頃

家族やお客様と過ごす部屋には、私室よりもいくらか第三者の目を意識した品々が選ばれ、また人数やシチュエーションに応じて機能も吟味されます。といってもただ便利一点張りだけではなく、調度がおもてなしの心を伝えるコミュニケーションの要となる場合も少なくありません。ここではアートと生活とが有機的に結びついた和室空間にも注目します。

<第3室・第4室>LIFE

野口光彦《陽炎》 1969年

生きることと生活することの視点から器、そして人形を展観します。日本の器の種類は世界的にもめずらしいほど。本来食事は命を繋ぐ行為であるはずなのに、そのための道具である器には、季節感や遊び心まで盛り込まれ、私たちの暮らしは彩りを深めていきます。一方、あどけない仕草に思わず手を差し伸べたくなるようなこの作品。人がなぜ人形を部屋に置くようになったのか、歴史をひもとくと可愛さの背後にあるゾクッとさせる瞬間の秘密が分かるかもしれません。

<第5室>特別展示~造形作家・川﨑広平

川﨑広平《無題》2016年 個人蔵

川﨑広平の作品は、アクリル素材の構造体に特殊なオイルを注入したり、LEDなどの光源を組み込んだもの。イメージに即した素材を選ぶのではなく、素材の可能性を組み合わせて展開する構造的な美しさを志向し、ビスなどのパーツも成形上の制約に留まらない視覚的効果を上げています。

<第6室>ゆるやかな境界

須藤玲子《羽オーガンジー》 1994年

調度に日本的な感性が見られ、それに基づいたしつらいが意識されるようになったのは平安時代からと言われています。平安時代の貴族の家は寝殿造り。広い空間をさまざまな工夫で仕切って季節や祭事などの目的に合わせて暮らしていました。そこで活躍したのが布製の調度。しなやかであらゆる形状に適応し、広い面積も容易に覆うことができる布は、空間を区切るとともに、場の雰囲気を一変させ、時には聖俗を切り分ける象徴性を期待されることもありました。6室では「ゆるやかな境界」をテーマに、物理と精神の二重の構造という調度におけるこの布の働きに焦点を当てます。また、出口付近では塀の上のネコさんが皆さんをお見送り。お帰りの前にはぜひ、ホールに置かれた人間国宝・黒田辰秋の椅子でひと休みなさってください。

こどもプログラム

1.こどもタッチ&トーク【申込制・抽選】※応募受付は終了しました

タッチ&トークのあとは部屋でもハッピーになれる小物づくり。

日時:7月23日(日)13:30~15:00、24日(月)13:30~15:00、25日(火)10:30~12:00

(※7月24日(月)はイベントのみ実施。工芸館は休館です。)

対象:3歳~小学3年生[各回15名]

2.キュレーターに挑戦【申込制・抽選】※応募受付は終了しました

工芸館のお仕事体験。工芸館のキュレーターとほとんど同じプロセスで、鑑賞カードや展示プラン作りに挑戦します。

日時:8月18日(金)10:00~15:00 ※昼食持参

対象:小学4年生~中学3年生[12名]

 

3.ジロジロめがね製作工房

タッチ&トークご参加前に「ジロジロめがね」を作ってハッピー度アップ!

日時:会期中の水・土曜日 13:30~13:55

対象:小学生以下(家族でタッチ&トークにご参加の方)

※申込不要・参加無料(要観覧券)

 

 

こども×おとなプログラム

4.ハッピーガイド&スタンプラリー【先着順】

こどもとおとな、それぞれの視線でセルフガイドを片手にハッピーめぐり。5つのスタンプを集めた方には小さなハッピーをプレゼント。

対象:小学生以下[2000名]、中学生以上[8000名]

 

5.みんなでつくるハッピー図鑑【先着順】

あなたがみつけたハッピーのかたちを絵とメッセージで紹介し、みんなで図鑑を作りましょう。書いていただいた図鑑カードは会期中工芸館で大公開。

対象:小学生以下[2000名]、中学生以上[1000名]

 

6.つなげてハッピー

アートカードでウォーミングアップしたあと、作品に隠されたハッピーな「つながり」をレポートしましょう。

日時:8月11日(金・祝)10:30~12:00、14:00~15:30のうち約30分

(お好きなタイミングでご参加ください)

※申込不要・参加無料(要観覧券)

 

7.家族でタッチ&トーク

工芸館ガイドスタッフと一緒に作品にさわったり、観察しながら楽しくおしゃべり。小さなお子さん連れもお気軽にどうぞ。

※「製作工房」に参加できなかったお子さん(小学生以下)には、工芸館で用意したジロジロめがねを差し上げます。

日時:会期中の水・土曜日 14:00~15:00

※申込不要・参加無料(要観覧券)

 

 

おとなプログラム

8.ギャラリートーク

作品の解説を聞きながら、工芸館でのんびり過ごしませんか?聞かなければ気付かなかったかもしれない調度のハッピーをご紹介します。

日時:7月9日(日)14:00~15:00

※申込不要・参加無料(要観覧券)

 

9.おとなのままごと【申込制・抽選】※応募受付は終了しました

調度の魅力を学んだあとは、あなたが描くハッピーの光景を写真に撮りましょう。プロカメラマンのアドバイス付き。

日時:8月6日(日)13:30~15:30

対象:18歳以上[10名]

 

10.おとなのタッチ&トーク

さわってみようコーナーと会場トークの2部構成。工芸の魅力をさまざまな角度からご堪能下さい。工芸館ガイドスタッフがご案内します。

日時:会期中の水・土曜日 14:00~15:00

※申込不要・参加無料(要観覧券)

 

 

工芸館開館40周年記念企画

つたえてハッピー【先着888名】

工芸館前庭のキャンペーンボードの写真を撮って、みんなにハッピーを伝えましょう。工芸館オリジナルシールをプレゼント。


 

 

↓申込制イベント(1.2.9.)の応募方法はこちら↓

cg-kids2017(at)momat.go.jp まで、①~⑧を明記してご応募ください。

※(at)を@に変えて送信してください。

応募〆切:7月3日(月)必着

①イベント名(「こどもタッチ&トーク」「キュレーターに挑戦」「おとなのままごと」のいずれか)

②参加希望日 ③参加者氏名(ふりがな) ④参加者学年または年齢

⑤性別 ⑥住所 ⑦Email ⑧携帯電話番号(緊急時連絡用)

 

※申込多数の場合は抽選。当選者には7月9日(日)までにお知らせします。

※1.2.のイベントへの参加は、対象学年(年齢)のお子さんのみとなります。

※申込に際しご提供いただいた個人情報は、本プログラムに関する連絡以外には使用いたしません。

※申込内容に記載漏れなどの不備がある場合は、当選を見送ることがございます。

開催概要

会場:
東京国立近代美術館工芸館
会期:
2017年7月4日(火)-2017年9月3日(日)
開館時間:
10:00 - 17:00
※入館は閉館30分前まで
休館日:
月曜日(7月17日は開館)、7月18日(火)
観覧料:
一般250円(200円) 
大学生130円(60円)
※( )内は20名以上の団体料金。いずれも消費税込。

高校生以下および18歳未満、65歳以上、「MOMATパスポート」をお持ちの方、友の会賛助会員MOMAT支援サークルパートナー企業(同伴者1名まで、シルバー会員は本人のみ)、キャンパスメンバーズ、障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料。
※それぞれ入館の際、学生証、運転免許証等の年齢の分かるもの、会員証、社員証、障害者手帳をご提示ください。
無料観覧日:
8月6日(日)
9月3日(日)
主催:
東京国立近代美術館

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