わずか10年の活動のうちに独創的な画家となったフィンセント・ファン・ゴッホ(1853- 90)。《夜のカフェテラス》《黄色い家》など、多くの代表作を含む彼の油彩約30点に、ミレー、モネ、ゴーギャンなど関連作家の油彩約30点、そして版画、浮世絵、書籍などの資料をあわせて紹介することで、ファン・ゴッホの実像にせまります。
*4月11日(月)以外、会期中無休
*木・金曜日は午後8時まで開館
*一部の作品は展示期間が限られます
巡回:
国立国際美術館 2005年5月31日(火)―7月18日(月・祝)
愛知県美術館 2005年7月26日(火)―9月25日(日)
小林古径(1883-1957)は再興日本美術院を舞台に活躍し、近代日本画の展開に中心的な役割を果たしました。作品は無駄を省いた線描と清澄な色彩を特徴としますが、対象を徹底的に純化した品格のある表現には、日本画の伝統を土台にした近代的な表現がうかがえます。この展覧会では代表作を網羅し、下絵、素描をあわせて、その画業の軌跡をたどります。
巡回:
京都国立近代美術館 2005年7月26日(火)―9月4日(日)
20世紀初頭にピカソらによって創始されたキュビスムは、近代芸術の最も大きな転回点の一つであり、その後の美術に地域を越えた広範な影響を及ぼしてきました。本展は、アジア各地においてキュビスム的動向がいかに受け入れられ、人びとがいかにそれに応えたかという問題に焦点を当てる初めての試みです。アジアの11ヵ国の絵画ほか約130点が展示されます。
京都帝国大学で美学美術史を修め、渡欧して油彩画の歴史と技法を実地に学んだ須田国太郎(1891-1961)は、深い学識に裏づけられた独自の明暗表現を確立し、豊かな陰翳の中に事物の本質を捉えた作品によって東西の絵画の融合を目指しました。当館では1963年の遺作展以来となるこの展覧会で、あらためてその画業の全貌をふりかえります。
巡回:
京都国立近代美術館[2005年11月1日(火)―12月18日(日)]からの巡回
エコール・ド・パリの代表的な画家として活躍した藤田嗣治(1886-1968)。その「乳白色の肌」をもった優美な裸婦像は、今なお多くの人々を魅了しています。生誕120年を記念して開催されるこの回顧展では、初期から晩年にいたる代表作約100点を国内外から集め、伝説のベールのなかでとかく見失われがちだった、画家藤田の全貌を明らかにします。
巡回:
京都国立近代美術館:2006年 5月30日(火) ―7月23日(日)
広島県立美術館:2006年 8月3日(木) ―10月8日(日)
戦後の日本画の新しい可能性を探求し、ダイナミックな造形によって画壇に新風を起こした横山操(1920- 73)と中村正義(1924- 77)。当館コレクションの横山《塔》《ウォール街》《万里の長城》、中村《源平海戦絵巻》全5図といった大作を一堂に展示します。
瑛九(本名:杉田秀夫、1911-60)とオノサト・トシノブ(本名:小野里利信、1912- 86)は、ともに戦前から抽象絵画のパイオニアとして活動を開始し、戦後は個々の制作を深めながら、独自の宇宙的なヴィジョンを生み出しました。二人の個性的な世界をご紹介します。
ビル・ヴィオラ(1951- )《追憶の五重奏》(2000)は、無言の中に人間感情のドラマを凝縮したビデオ・インスタレーション。昨年度購入したこの映像作品を中心に、当館コレクションの中から、私たちの心理の奥深くに訴えかけてくる現代作品をご紹介します。
ドイツ・ワイマール時代の人々を撮影した膨大な肖像写真で知られるアウグスト・ザンダー(1876-1964)。あらゆる階層や職業の人々の肖像により「20世紀の人間たち」を描き出そうとする壮大なプロジェクトは、それ以後の写真表現に決定的な影響を与えました。今回は1929年に刊行された写真集『時代の顔』収載の60点を紹介します。
戦後、デザイナーとしていちはやく独立した地位を築き、先駆的な役割を果たしてきた渡辺力(1911- )。デビュー作《ヒモ椅子》をはじめとする渡辺のデザインは、徹底した機能とプロダクト・デザインの思想に裏打ちされています。およそ半世紀に及ぶその足跡を、家具やインテリア・デザインを中心にたどり、作品に宿るデザインのスピリットを探ります。
版画は1960年代後半以降、写真的なイメージを取り入れることによって、飛躍的に表現を多様化させました。また同時に、表現や認識についての概念的な問いかけを主題とする作品も現れました。こうした写真を活用した版画の諸相をご紹介します。
当館の約9000点におよぶコレクションの中から、約200〜250点の日本画・洋画・水彩・素描・版画・写真・彫刻をよりすぐり、3フロアにわたって展示します。20世紀初頭から今日に至る近代日本の美術の流れを、関連する海外の作品を交えながら通覧することができます。一方で年5回の展示替では毎回大胆に作品を入れ替え、また会期ごとにテーマを立てた小特集を行い、歴史をたどるだけでなく、つねに新たな角度から作品に光を当てる工夫も行っています。
展示期間および特集展示
| 3月5日(土)− 5月22日(日) | 4階特集:描かれた景観 移りゆく東京 |
| 6月7日(火)− 7月18日(月・祝) | 4階特集:絵の中の歴史 |
| 7月26日(火)− 10月2日(日) | 4階特集:中村不折 |
| 10月8日(土)− 12月18日(日) | 4階特集:岸田劉生 |
| 12月24日(土)− 2006年3月5日(日) | 4階特集:陽咸二 |
| 2006年3月11日(土)− 5月21日(日) | 4階特集:パリの街角へのまなざし |
*ゴッホ展会期中(3月23日−5月22日)は、4月11日(月)以外無休、木・金曜日は午後8時まで開館します
*2005年12月29日(木)−2006年1月1日(日)は休館します
*年明けは1月2日(月)から開館、1月3日(火)も開館します
*上記以外の期間は展示替のため休館します
詳細は所蔵品ギャラリーのページをご覧ください
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