映画フィルムの重要文化財指定

映画フィルムの重要文化財指定


 

2009年『紅葉狩』

2009年7月10日、フィルムセンター所蔵の『紅葉狩』(35㎜可燃性デュープネガ・フィルム、342フィート13コマ)が重要文化財に指定されました。映画が日本に紹介されてから百十余年、初めての重要文化財指定となります。これにより、名実ともに映画フィルムが文化財として保護される道が拓かれることになりました。


【関連記事】

  • 板倉史明「CURATOR’S CHOICE/上映作品解説55 『紅葉狩』[日活版]」(『NFCニューズレター』84[2009年4月-5月]号、7頁)。
  • 岡島尚志「『映画保存の立場から 『紅葉狩』の重要文化財指定を考える」(『NFCニューズレター』85[2009年6月-7月]号、1-2頁)。

2010年『史劇 楠公訣別』

2010年6月29日、フィルムセンター所蔵の『史劇 楠公訣別』(35mm可燃性オリジナル・ネガフィルム、1,053フィート)が重要文化財に指定されました。前年の『紅葉狩』に続き映画フィルムとしては2度目の重要文化財指定となります。


【関連記事】

  • 板倉史明「『史劇 楠公訣別』重要文化財指定へ」(『NFCニューズレター』90[2010年4月-5月]号、16頁)。
  • 板倉史明「『史劇 楠公訣別』(1921年)の可燃性ネガフィルムを同定する」(『東京国立近代美術館 研究紀要』第14号、2010年、45-55頁)。

2011年『小林富次郎葬儀』

2011年6月27日、フィルムセンター所蔵の『小林富次郎葬儀』(35mm可燃性オリジナル・ネガ1巻[436フィート13コマ]、35mm可燃性上映用ポジ1巻[444フィート13コマ])が重要文化財に指定されました。前々年の『紅葉狩』、前年の『史劇 楠公訣別』に続き、映画フィルムとしては3件目の重要文化財指定となります。

【関連記事】

  • とちぎあきら「『小林富次郎葬儀』重要文化財へ」(『NFCニューズレター』96[2011年4月-5月]号、15頁)。
  • とちぎあきら「その場所に明治ありて―『小林富次郎葬儀』が誘う時代と町」(『NFCニューズレター』97[2011年6月-7月]号、10-11頁)。