東京国立近代美術館フィルムセンターは2018年4月1日に東京国立近代美術館より独立し、新しい組織「国立映画アーカイブ」となりました。
こちらは、アーカイブされたフィルムセンターの過去のページです。最新情報は、「国立映画アーカイブ」のホームページをご覧ください。
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過去のイベント

  • 2016.10.22 13:00-
  • ユネスコ「世界視聴覚遺産の日」記念特別イベント

無声映画遺産とアーカイブ

Silent Film Heritage and Archive

※現在、隣接の建物において地下解体・新築工事が行われています。これに伴い、当館内でも工事の大きな音や振動の影響を受けることがございます。当館として工事会社との調整を継続しており、工事スケジュールや工事内容の詳細が分かり次第、皆様にまたお知らせさせていただく予定です。上映中に工事の音や振動 が発生することをご理解くださいますようお願い申し上げます。


アイリス・バリーとD・W・グリフィス――MoMAフィルムライブラリーの始まり

14:55-15:40  イベント開始(13:00)後の途中入場はできません
講演:「アイリス・バリーとD・W・グリフィス――MoMAフィルムライブラリーの始まり」
岡島尚志(東京国立近代美術館フィルムセンター主幹)

1930年代、創立間もないニューヨーク近代美術館(MoMA)でフィルムライブラリーを任されたアイリス・バリーにとって、当時すでに過去の人となっていたD・W・グリフィスを人々に再評価させることは大きな意味を持っていた…。映画保存の草創期を駆け抜けたスーパーレディと“アメリカ映画の父”の不幸な対立をフィルムアーカイブの視点から読み解く。

アイリス・バリー表紙(MoMAによるアイリス・バリー追悼冊子、1980年)

 

15:40-16:45  イベント開始(13:00)後の途中入場はできません
『毒蛇の飼育』[MoMA復元版]
(16分・16fps・35mm・無声・白黒・英語インタータイトル)
Nursing a Viper 

1909(バイオグラフ)(監)D・W・グリフィス(撮)G・W・ビッツァー(出)アーサー・ジョンソン、マリオン・レナード、フランク・パウエル
後の『イントレランス』や『嵐の孤児』でも取り上げられるフランス革命を舞台にした時代物。原題は、<飼犬に手を咬まれる>といった意味で、匿ってあげた男に、自分の妻が襲われる皮肉を示している。

Griffith「毒蛇」スチル1

 

『鎧戸の締まった家』[MoMA復元版] (16分・16fps・35mm・無声・白黒・英語インタータイトル)
The House with Closed Shutters 

1910(バイオグラフ)(監)D・W・グリフィス(脚)エメット・キャンベル・ホール(撮)G・W・ビッツァー(出)ヘンリー・B・ウォルソール、ドロシー・ウェスト、グレイス・ヘンダーソン、チャールズ・H・ウェスト
南北戦争の時代。南軍に入ったものの前線に密書を届ける任務に怖気づいて逃げかえってきた兄の代わりに、妹は軍服をまとい勇敢に戦って死ぬ。母は、家の名誉のために全ての鎧戸を閉ざし息子を幽閉する。

Griffith「鎧戸」スチル5

 

『先史時代』[MoMA復元版] (30分・16fps・35mm・無声・白黒・英語インタータイトル)
In Prehistoric Days 

1913(バイオグラフ)(監)D・W・グリフィス(脚)(撮)(出)ロバート・ハロン(出)メイ・マーシュ、ウィルフレッド・ルーカス、チャールズ・ヒル・メイルズ、ウィリアム・J・バトラー
“Brute Force”の原題でも知られる作品。発明家ハリー・フォークナーは酒場で愛するプリシラにつれなくされて本を読む。略奪婚で腕力が全てだった太古の昔、女のいない部族が襲ってくるが発明した弓矢で勝利を得た優男は皆の尊敬を集める…。

Griffith「先史時代」スチル1

 

岡島尚志
東京国立近代美術館フィルムセンター主幹。フィルムアーキビスト/キュレーター。国際フィルムアーカイブ連盟(FIAF)の第12代会長(2009~2011)をつとめた。専門は映画史、フィルムアーカイブ論、映画評論。


旧 東京国立近代美術館
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