東京国立近代美術館フィルムセンターは2018年4月1日に東京国立近代美術館より独立し、新しい組織「国立映画アーカイブ」となりました。
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過去の上映

  • 2015.3.17 - 3.29
  • 上映企画

自選シリーズ 現代日本の映画監督3 井筒和幸

Directed by Kazuyuki Izutsu – His Own Selection

 
会場:
大ホール
開映後の入場はできません。
会期:
2015年3月17日(火)-3月29日(日)
休室日:
★3月の休館日:月曜日、3月30日(月)‐4月6日(月)
★監督による追加トーク・イベントが決定しました。詳しくはイベント情報をご覧ください。
料金:
一般520円/高校・大学生・シニア310円/小・中学生100円/障害者(付添者は原則1名まで)、キャンパスメンバーズは無料
定員:
310名(各回入替制)
発券:
2階受付
・観覧券は当日・当該回のみ有効です。
・発券・開場は開映の30分前から行い、定員に達し次第締切ります。
・学生、シニア(65歳以上)、障害者、キャンパスメンバーズの方は、証明できるものをご提示ください。
・発券は各回1名につき1枚のみです。

概要

 フィルムセンターの上映企画「自選シリーズ 現代日本の映画監督」は、1980年代以降の日本映画を牽引してきた映画監督に、自作の中から上映作品を選定していただき、その足跡をたどることによって、現代日本映画の原点を探る試みです。
 第3回は、自主制作のピンク映画『行く行くマイトガイ 性春の悶々』(1975)で異色の商業デビューをはたし、その後ピンク映画で活躍、最初の一般映画にして出世作『ガキ帝国』(1981)以降も、つねに気骨にあふれ、毒気に満ち、ヒリヒリするような作品を放ち続けている井筒和幸監督の作品を上映します。監督主導の企画が通りづらい状況において、あるべき映画の姿を追い求めてきた井筒監督。その矜持を、初の本格的レトロスペクティヴとして上映される15作品(12プログラム)から感じ取っていただければ幸いです。土曜日には井筒監督のトーク・イベントも実施します。

PDF版でもご覧いただけます  「NFCカレンダー」2015年3月号

 

井筒監督トーク・イベント 12.黄金を抱いて翔べ (129分・2012年・「黄金を抱いて飛べ」製作委員会・監・脚:井筒和幸) 11.ヒーローショー (132分・2010年・「ヒーローショー」製作委員会・監・脚:井筒和幸) 10.パッチギ! (119分・2005年・「パッチギ!」製作委員会・監・脚:井筒和幸) 9.ゲロッパ! (112分・2003年・シネカノン=電通=ハピネット・ピクチャーズ=グッドニュー=メモリーテック=アーティストフィルム・監・脚:井筒和幸) 8.のど自慢 (113分・1999年・シネカノン=東宝=日活=ポニーキャニオン・監:井筒和幸) 7.さすらいのトラブルバスター (90分・1996年・松竹=日本テレビ・監・脚:井筒和幸) 7.突然炎のごとく (62分・1994年・WOWOW=ヒルヴィラ・監・脚:井筒和幸) 6.岸和田少年愚連隊 (106分・1996年・松竹=吉本興業・監:井筒和幸) 犬死にせしもの (103分・1986年・大映=ディレクターズ・カンパニー・監:井筒和幸) 5.ツタンカーメン王の呪い (32分・1989年・CBS・ソニー・グループ・監:井筒和幸) 4.二代目はクリスチャン (101分・1985年・角川春樹事務所・監:井筒和幸) 3.TO THE FUTURE (20分・2008年・朝日放送・監:井筒和幸) みゆき (97分・1983年・東宝=キティフィルム・監:井筒和幸) 2.ガキ帝国 (116分・1981年・プレイガイドジャーナル社=ATG・監:井筒和幸) 1.足乃裏から冥王まで (75分・1979年・竹馬企画=フィルムジャック・監・編:井筒和生)

上映作品詳細

井筒監督トーク・イベント

  • 2018年5月23日12:00 AM@大ホール
  • 2015年3月24日4:45 PM@大ホール
  • 2015年3月25日5:10 PM@大ホール
  • 2015年3月28日2:30 PM@大ホール

12黄金を抱いて翔べ129分・35mm・カラー

  • 2015年3月21日4:30 PM@大ホール
  • 2015年3月25日3:00 PM@大ホール

129分

解説

裏社会相手の仕事で生計を立てていた男(妻夫木)が、人生の一発逆転を狙い、6人のチームを組んで、大阪の銀行本店地下に眠るとされる240億円相当の金塊強奪に挑む。だが次第に6人の意外な過去や複雑な事情が露呈していく。高村薫原作のクライム・アクション。


11ヒーローショー132分・35mm・カラー

  • 2015年3月21日12:00 PM@大ホール
  • 2015年3月26日7:00 PM@大ホール

132分2010(「ヒーローショー」製作委員会)(監・脚)井筒和幸(脚)吉田康弘、羽原大介(撮)木村信也(美)津留啓亮(音)藤野浩一(出)福徳秀介、後藤淳平、ちすん、桜木涼介、松永隼、米原幸佑、林剛史、巨勢竜也、阿部亮平、永田彬、石井あみ、升毅

解説

1960~70年代の若者の青春を描いてきた井筒が、「現代」と向き合った傑作。若者の痴情のもつれが知人たちを巻き込み、凄惨な暴力の応酬へと至る。次第にタガが外れていく暴力描写のリアリズムもさることながら、拉致した「敵」と言葉を交わし理解していく「事後」の描写も興味深い。


10パッチギ!119分・35mm・カラー

  • 2015年3月22日4:00 PM@大ホール
  • 2015年3月27日3:00 PM@大ホール

119分2005(「パッチギ!」製作委員会)(監・脚)井筒和幸(原)松山猛(脚)羽原大介(撮)山本英夫(美)金田克美(音)加藤和彦(出)塩谷瞬、高岡蒼佑、沢尻エリカ、オダギリジョー、揚原京子、真木よう子、尾上寛之、波岡一喜、小出恵介、キムラ緑子、ケンドーコバヤシ、木下ほうか、徳井優、笑福亭松之助、坂口拓、前田吟、光石研、加瀬亮、余貴美子、大友康平

解説

井筒による青春娯楽映画の代表作。1968年の京都、日本人と在日朝鮮人の高校生が、民族と国境の壁にぶつかりながらも恋をし、ケンカに明け暮れる。分断と融和を象徴する楽曲として「イムジン河」が繰り返し用いられ、印象深い。「キネマ旬報」ベストテン第1位ほか、数々の映画賞を受賞。


9ゲロッパ!112分・35mm・カラー

  • 2015年3月22日1:00 PM@大ホール
  • 2015年3月24日7:00 PM@大ホール

112分2003(シネカノン=電通=ハピネット・ピクチャーズ=グッドニュー=メモリーテック=アーティストフィルム)(監・脚)井筒和幸(脚)羽原大介(撮)山本英夫(美)大坂和美、須坂文昭(音)高宮永徹(出)西田敏行、常盤貴子、山本太郎、岸部一徳、桐谷健太、吉田康平、長塚圭史、太田琴音、ウィリー・レイナー

解説

収監を間近に控えた羽原組組長の大介(西田)は突如、組の解散と引退を宣言する。そんな大介の念願は、25年前に生き別れたままの娘(常盤)に会うことと、ジェームス・ブラウン(JB)の来日コンサートを観ること。解散を撤回してもらいたい組員たちは、2つの願いを叶えようと、まずはJBの誘拐を画策するが…。


8のど自慢113分・35mm・カラー

  • 2015年3月20日7:00 PM@大ホール
  • 2015年3月26日3:00 PM@大ホール

113分1999(シネカノン=東宝=日活=ポニーキャニオン)(監)井筒和幸(脚)井筒和幸(脚)安倍照男(撮)浜田毅(美)中澤克巳(音)藤野浩一(出)室井滋、大友康平、尾藤イサオ、伊藤歩、北村和夫、小林稔侍、松田美由紀、竹中直人、由利徹、光石研、金子辰雄

解説

井筒がシネカノンの李鳳宇と最初に組んだ作品。桐生市にやってくるNHK「のど自慢」に出場しようと、町のさまざまな人々が歌に情熱をぶつけていく、涙と笑いの群像劇。坂本冬美と大川栄策が番組ゲストとして出演。同じ年に続篇『ビッグショー! ハワイに唄えば』も作られた。


7さすらいのトラブルバスター90分・35mm・カラー

  • 2015年3月20日3:00 PM@大ホール
  • 2015年3月29日4:00 PM@大ホール

90分

解説

原作は、放送作家・景山民夫がテレビ局の裏側を描いたハードボイルド小説。関東テレビの総務部制作庶務係に転属となった宇賀神(鹿賀)は、ディレクター復帰の条件として、局に関わる3つのもめ事を処理する「トラブルバスター」となるよう命じられるが…。


7突然炎のごとく62分・35mm・白黒

  • 2015年3月20日3:00 PM@大ホール
  • 2015年3月29日4:00 PM@大ホール

62分1994(WOWOW=ヒルヴィラ)(監・脚)井筒和幸(脚)木田紀生(撮)篠田昇(美)細石照美(出)坂上香織、山本太郎、小木茂光、野田善子、武井三二、細井正美、稲垣ひろ子、山本竜二、小川美那子

解説

1992-93年、WOWOWは気鋭の映画作家たちを起用したドラマシリーズ“J MOVIE WARS”を制作放映、その後劇場公開する。本作はそのシリーズ第2弾の中の1本で、地方都市に暮らす少女とその恋人、そして少女が偶然知り合う中年男の、出口のない三角関係を描く。


6岸和田少年愚連隊106分・35mm・カラー

  • 2015年3月19日7:00 PM@大ホール
  • 2015年3月29日1:00 PM@大ホール

106分1996(松竹=吉本興業)(監)井筒和幸(原)中場利一(脚)鄭義信、我妻正義(撮)浜田毅(美)細石照美(音)藤野浩一(出)矢部浩之、岡村隆史、大河内奈々子、辰巳浩三、辰巳裕二、宮迫博之、宮川大輔、石倉三郎、秋野暢子、笑福亭松之助、小林稔侍、木下ほうか、正司花江、徳井優、山本太郎

解説

青春ケンカ映画の快作。1975年の大阪・岸和田を舞台に、悪ガキ中学生のチュンバ(矢部)と小鉄(岡村)が、対立する不良集団とケンカする日々を描く。激しい暴力の描写と生き生きとした大阪弁のユーモアが絶妙に混ざり合い、ブルーリボン賞作品賞と新人賞(ナインティナイン)を受賞。


犬死にせしもの103分・35mm・カラー

  • 2015年3月19日3:00 PM@大ホール
  • 2015年3月28日4:30 PM@大ホール

103分1986(大映=ディレクターズ・カンパニー)(監)井筒和幸(脚)井筒和幸(原)西村望(脚)西岡琢也(撮)藤井秀男(美)下石坂成典、若瀬豊(音)武川雅寛(出)真田広之、佐藤浩市、安田成美、堀弘一、今井美樹、蟹江敬三、吉行和子、平田満、木之元亮、西村晃

解説

井筒がディレクターズ・カンパニーで撮った最初の作品。昭和22年、復員兵の重佐(真田)は、共にビルマ戦線を生き延び、現在は瀬戸内海を荒らす海賊となった鬼庄(佐藤)と再会し、その仲間になる。戦争で死に損なった若者が、命の輝きを取り戻すアクション映画。井筒の戦争への拘りは、特攻隊出身の西村晃の起用にも表れている。


5ツタンカーメン王の呪い32分・35mm・カラー

  • 2015年3月19日3:00 PM@大ホール
  • 2015年3月28日4:30 PM@大ホール

32分1989(CBS・ソニー・グループ)(監)井筒和幸(脚)阪本順治(撮)篠田昇(美)細石照美(音)藤野浩一(出)竹中直人、室田日出男、佐野史郎、鳥越マリ、小川美那子、山本竜二、川村万梨阿

解説

井筒、黒沢清、高橋伴明の3監督によるオムニバス映画『危ない話 夢幻物語』の第1話。泥酔したサラリーマン(竹中)が、たまたま入ったパブ「ツタンカーメン」でヤクザたちの抗争に巻き込まれてしまう悲喜劇。


4二代目はクリスチャン101分・35mm・カラー

  • 2015年3月18日7:00 PM@大ホール
  • 2015年3月24日3:00 PM@大ホール

101分1985(角川春樹事務所)(監)井筒和幸(原)つかこうへい(脚)つかこうへい(撮)北坂清(美)佐野義和(音)甲斐正人(出)志穗美悦子、岩城滉一、柄本明、室田日出男、かたせ梨乃、蟹江敬三、山本亨、高野嗣郎、松本竜介、清水昭博、堀弘一、成瀬正、月丘夢路、山村聰、北大路欣也

解説

急逝した天竜組組長の跡目・晴彦(岩城)と実家が寺の刑事(柄本)、対照的な2人の男から求婚された教会の美人シスター(志穂美)が、やがて自らがヤクザの二代目として立ち上がるまでの紆余曲折を描く。各キャラクターがそれぞれに輝きを見せるクライマックスは、井筒演出ならではの見どころ。


3TO THE FUTURE20分・35mm・カラー

  • 2015年3月18日3:00 PM@大ホール
  • 2015年3月27日7:00 PM@大ホール

20分2008(朝日放送)(監)井筒和幸(脚)羽原大介、吉田康弘(撮)葛西誉仁(美)津留啓亮(出)光石研、宮坂健太、米本来輝、下山葵、大熊彩花、松嶋友貴奈、高野純一

解説

クラス1のお調子者、ガキ大将、仕切り屋の学級委員など個性豊かな生徒たちが集まる5年2組の教室に、今朝もいつものように担任の隅田先生(光石)が現れ、朝のホームルームが始まったのだが…。現代の教育現場を井筒流に皮肉ったブラックコメディ。


みゆき97分・35mm・カラー

  • 2015年3月18日3:00 PM@大ホール
  • 2015年3月27日7:00 PM@大ホール

97分1983(東宝=キティフィルム)(監)井筒和幸(原)あだち充(脚)高星由美子(撮)伊藤昭裕(美)徳田博(音)奥慶一、萩田光雄(出)永瀬正敏、宇沙美ゆかり、三田寛子、嶋大輔、石原真理子、三遊亭円楽、長内美那子、木の実ナナ、佐々木すみ江

解説

高校生の若松真人(永瀬)は同級生の鹿島みゆき(三田)と相思相愛の仲。だが夏休み、6年間カナダで暮らしていた異母妹の若松みゆき(宇沙美)が日本に戻ってきた。すっかり大人になった妹と彼女。2人の「みゆき」に翻弄される思春期男子の恋愛模様をユーモアたっぷりに描く。


2ガキ帝国116分・35mm・カラー

  • 2015年3月17日7:00 PM@大ホール
  • 2015年3月28日12:30 PM@大ホール

116分1981(プレイガイドジャーナル社=ATG)(監)井筒和幸(原)井筒和幸(脚)西岡琢也(撮)牧逸郎(音)山本公成(出)島田紳助、松本竜介、趙方豪、上岡龍太郎、升毅、夢路いとし、大杉漣、紗貴めぐみ

解説

万博開催を3年後に控えた1967年の大阪を舞台に、少年院から高校に復学してきたリュウ(島田)とその仲間(松本、趙)の日々を描く。リュウの少年院仲 間だった高(升)がリーダーとなり、暴力団の後ろ盾を得て巨大化していく北神同盟に対し、集団化を嫌うリュウらは3人で立ち向かう。井筒が長年温めた構想 をATGで映画化した出世作。


1足乃裏から冥王まで75分・16mm・カラー

  • 2015年3月17日3:00 PM@大ホール
  • 2015年3月25日7:00 PM@大ホール

75分1979(竹馬企画=フィルムジャック)(監・編)井筒和生(撮)牧逸郎(撮・音)福島洋(出)劇団日本維新派

解説

劇団日本維新派(現・劇団維新派)の1979年冬公演「足乃裏から冥王まで」(天王寺野外音楽堂)の記録映画だが、大阪ミナミの夜やストリップ小屋の風景、鳴海清の手配写真、映画『仁義なき戦い』の引用などを交え、単なる公演の記録という枠を超え、井筒自身の青春の叫びを封じ込めたかのようなフィルム。この作品で出会ったという牧逸郎のキャメラワークが素晴らしい。


 

 

■井筒和幸監督トーク・イベントのお知らせ

*入場無料(当日1回目の上映をご覧になった方は、そのままトーク・イベントに参加することができます。トーク・イベントのみの参加もできます。)

3月21日(土・祝) 2:15pm

3月24日(火) 4:45pm★追加決定

3月25日(水) 5:10pm★追加決定

3月28日(土) 2:30pm

2015年3月17日

2015年3月17日3:00 PM@大ホール
2015年3月17日7:00 PM@大ホール

2015年3月18日

2015年3月18日3:00 PM@大ホール
2015年3月18日7:00 PM@大ホール

2015年3月19日

2015年3月19日7:00 PM@大ホール

2015年3月20日

2015年3月20日7:00 PM@大ホール

2015年3月21日

2015年3月21日12:00 PM@大ホール
2015年3月21日2:15 PM@大ホール
2015年3月21日4:30 PM@大ホール

2015年3月22日

2015年3月22日1:00 PM@大ホール
2015年3月22日4:00 PM@大ホール

2015年3月24日

2015年3月24日3:00 PM@大ホール
2015年3月24日4:45 PM@大ホール
2015年3月24日7:00 PM@大ホール

2015年3月25日

2015年3月25日3:00 PM@大ホール
2015年3月25日5:10 PM@大ホール
2015年3月25日7:00 PM@大ホール

2015年3月26日

2015年3月26日3:00 PM@大ホール
2015年3月26日7:00 PM@大ホール

2015年3月27日

2015年3月27日3:00 PM@大ホール
2015年3月27日7:00 PM@大ホール

2015年3月28日

2015年3月28日12:30 PM@大ホール
2015年3月28日2:30 PM@大ホール

2015年3月29日

2015年3月29日1:00 PM@大ホール

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旧 東京国立近代美術館
フィルムセンター