過去の上映

  • 2017.10.28 - 11.5
  • 上映企画

ジョージ・イーストマン博物館 映画コレクション

Film Treasures from George Eastman Museum

『入場整理券』導入のお知らせ: 開館と同時に、当日上映される全ての回の入場整理券を発券します。

会  期:2017年10月28日(土)-11月5日(日)
主  催:東京国立近代美術館フィルムセンター

     東京国際映画祭 
     モーション・ピクチャー・アソシエーション(MPA) 
特別協力:ジョージ・イーストマン博物館  
助  成:アメリカ合衆国大使館

休  館:月曜日
会  場:大ホール
     各回の開映後の入場はできません
定  員:310名 ※弁士・伴奏付きのプログラムは299名
料  金:(共催企画の特別料金)一般1,300円/高校・大学生・シニア1,100円/小・中学生、障害者(付添者は原則1名まで)520円、キャンパスメンバーズ900円(学生)、1,000円(教職員)
*「Student U30」――各回先着20名まで、30歳以下の学生の方は、学生証提示により無料となります。
発  券:2階受付
    ・観覧券は当日・当該回のみ有効です。
    ・発券・開場は開映の30分前から行い、定員に達し次第締切ります。
    ・学生、シニア(65歳以上)、障害者、キャンパスメンバーズの方は、証明できるものをご提示ください。
    ・発券は各回1名につき1枚のみです。

◆開館と同時に、当日上映される全ての回の入場整理券を1階ロビーにて発券します。各日の開館時間についてはスケジュール欄をご覧ください。

概要

PDF版でもご覧いただけます ↓

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2017年11月号

 映画と写真の博物館として世界的にその名を馳せるジョージ・イーストマン博物館(GEM)は、イーストマン・コダック社の創業者であるジョージ・イーストマン(1854-1932)がニューヨーク州ロチェスター市に構えていた邸宅を、彼の死後に活用する形で1949年に開館しました。以来、歴代の映画キュレーターたちのユニークな選択眼を基にしたアーカイブ事業を展開し、現在では、無声アメリカ映画を始めとする数々の貴重な作品の可燃性原版やプリントのコレクションを誇るのみならず、世界の映画保存をリードする教育機関としてもその名を知られています。
 本年、フィルムセンターが同博物館の特別協力を得て、東京国際映画祭、モーション・ピクチャー・アソシエーション(MPA)と共同で開催する本上映会は、2014年のニューヨーク近代美術館(MoMA)、昨年のUCLA映画テレビアーカイブに続いて、アメリカの映画保存機関の貴重なコレクションを紹介する第3弾となります。血湧き肉踊る戦車レースのスペクタクルから、名匠ウィリアム・ウェルマンが描く貧しい男女の詩情溢れるロマンス、巨匠シュトロハイム監督の未完成作品のレアなバージョン、その後の群像劇の形式に多大な影響を与えた名作、歴史上有名な叛乱を映画化した海洋大作、マルクス兄弟の至芸が目白押しの喜劇、悪女を軽妙に描くニコラス・レイの初期作品、そしてエヴァ・ガードナーが美しく神秘的な女性を演じるメロドラマまで、映画黄金期を体現する8本をGEM所蔵の35mmプリントで上映します。みなさまのご来場をお待ち申し上げます。

 

ジョージ・イーストマン博物館
George Eastman Museum

映画アーカイブとしては、アメリカで2番目に古い歴史を持つ。ロチェスター大学との共同で、映画保存の専門家を育成する教育プログラムも実施しており、世界の映画保存をリードする機関の一つでもある。2015年10月、館名をジョージ・イーストマン・ハウスからジョージ・イーストマン博物館に改称した。

 

 

 

ジョージ・イーストマン博物館

ドライデン・シアター

お知らせ

■第30回東京国際映画祭
開催期間:10月25日(水)-11月3日(金・祝)
開催会場:六本木ヒルズ、EXシアター六本木(港区)ほか
公式サイト:http://www.tiff-jp.net

■(監)=監督 (原)=原作 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (美)=美術 (音)=音楽 (出)=出演
■特集には不完全なプリントが含まれていることがあります。
■上映作品にはすべて日本語字幕が付いています。
■記載した上映分数は、当日のものと多少異なることがあります。

上映作品詳細

1ベン・ハー(152分・20fps・35mm・無声・白黒)

BEN-HUR: A TALE OF THE CHRIST

  • 2017年10月28日3:30 PM@大ホール
  • 2017年11月3日3:30 PM@大ホール

1925(MGM)(監)フレッド・ニブロ(原)ルー・ウォレス(脚)ケリー・ウィルソン(撮)ルネ・ギッサール、カール・ストラス、パーシー・ヒルバーン、クライド・デ・ヴィナ(美)セドリック・ギボンズ、ホレス・ジャクソン(出)ラモン・ノヴァロ、フランシス・X・ブッシュマン、メイ・マカヴォイ、クレア・マクドウェル、ベティ・ブロンソン

原作の二度目の映画化で『イントレランス』(1916、D・W・グリフィス)に次ぐ映画史上の超大作。ラモン・ノヴァロの魅力、壮麗な美術、実物大の海戦シーン、40台超のカメラワークと編集で魅せる戦車レースなど見所満載。本作で助監督を務めたウィリアム・ワイラーは、のちに自身も『ベン・ハー』(1959)を撮る。

Photo courtesy George Eastman Museum


2人生の乞食(81分・24fps・35mm・無声・白黒)

BEGGARS OF LIFE

  • 2017年10月29日4:00 PM@大ホール
  • 2017年11月3日11:00 AM@大ホール

1928(パラマウント・フェイマス・ラスキー)(監)ウィリアム・A・ウェルマン(原)ジム・タリー(脚)ベンジャミン・グレイザー(撮)ヘンリー・ジェラード(出)ウォーレス・ビアリー、ルイーズ・ブルックス、リチャード・アーレン、ロバート・ペリー、ロスコー・カーンズ、エドガー・ワシントン

第1回アカデミー作品賞に輝いた『つばさ』(1927年)と並ぶ、ウィリアム・ウェルマン監督の無声映画の秀作。当時のアメリカの渡り労働者ホーボーを描いた同名小説の映画化で、身を守るために養父を殺害してしまった身寄りのない娘(ブルックス)が、2人の男(ビアリー、アーレン)と逃避行を共にするうちに心を通わせていくさまが、ディゾルヴを多用した抒情に満ちた映像によって綴られる。ファム・ファタール女優の人気を確立する前のルイーズ・ブルックスが逃亡のため男装する娘役を演じ、両性具有的な魅力を発揮。

Photo courtesy George Eastman Museum


3クイーン・ケリー[スワンソン・エンディング版](75分・35mm・白黒)

QUEEN KELLY

  • 2017年10月28日11:45 AM@大ホール
  • 2017年10月31日7:00 PM@大ホール

1931(グロリア・スワンソン・ピクチャーズ)(監・脚)エリッヒ・フォン・シュトロハイム(撮)ポール・イヴァーノ、ゴードン・ポロック(美)ハロルド・マイルズ(出)グロリア・スワンソン、ウォルター・バイロン、シーナ・オーウェン

大スター、グロリア・スワンソンが自ら製作・主演した作品。シュトロハイムが監督に起用され、撮影は1928年に開始されたが、撮影フィート数と予算が大幅に超過し、翌年に製作中止となった。その後スワンソンは結末を撮り足し、いわゆる「スワンソン・エンディング版」を完成、ヨーロッパなど限られた国で公開された(日本未公開)。GEMのスワンソン旧蔵フィルムコレクションからの復元版。修道院で暮らす少女(スワンソン)が、ある日、プリンス(バイロン)に出会って恋に落ち、人生が変わっていく…。

Photo courtesy George Eastman Museum


4グランド・ホテル(112分・35mm・白黒)

GRAND HOTEL

  • 2017年11月2日3:00 PM@大ホール
  • 2017年11月5日12:30 PM@大ホール

1932(MGM)(監)エドマンド・グールディング(原)ヴィキ・バウム(脚)ウィリアム・A・ドレイク(撮)ウィリアム・ダニエルズ(美)セドリック・ギボンズ(出)グレタ・ガルボ、ジョン・バリモア、ジョーン・クロフォード、ウォーレス・ビアリー、ライオネル・バリモア

ヴィキ・バウムの小説を原作としたウィリアム・ドレイクの戯曲の映画化。ベルリンのグランド・ホテルを舞台に、人生の岐路に立つ宿泊者5名の1日半の人間模様を描く。監督のエドマンド・グールディングは、流麗なリズムでグレタ・ガルボを筆頭に大スターの競演を捉え、ジョーン・クロフォードは本作で大スターの仲間入りをした。第5回アカデミー作品賞受賞。

Photo courtesy George Eastman Museum


5戦艦バウンティ号の叛乱(132分・35mm・白黒)

MUTINY ON THE BOUNTY

  • 2017年11月1日3:00 PM@大ホール
  • 2017年11月4日3:30 PM@大ホール

1935(MGM)(監)フランク・ロイド(脚)タルボット・ジェニングズ、ジュールズ・ファースマン、ケリー・ウィルソン(撮)アーサー・エディソン(美)セドリック・ギボンズ(音)ハーバート・ストサート(出)チャールズ・ロートン、クラーク・ゲイブル、フランチョット・トーン、モヴィータ・カスタネダ

18世紀後半に太平洋で実際に起きた、英国船バウンティ号での叛乱を映画化し、当時の米国で大ヒットした作品。乗組員を酷使し厳罰を科す艦長ブライ(ロートン)に対し、航海士クリスチャン(ゲイブル)が仲間と共に叛乱を起こす。日本では1938年に公開された(当時の公開題名は『南海征服』)が、戦中期の時節柄、部下が上官に反抗する場面が大幅にカットされた(完全版は1953年に今回上映の題名で公開された)。

Photo courtesy George Eastman Museum


6マルクス一番乗り(111分・35mm・白黒)

A DAY AT THE RACES

  • 2017年11月1日7:00 PM@大ホール
  • 2017年11月5日4:00 PM@大ホール

1937(MGM)(監)サム・ウッド(脚)ロバート・ピロッシュ、ジョージ・シートン、ジョージ・オッペンハイマー(撮)ジョゼフ・ラッテンバーグ(美)セドリック・ギボンズ(音)フランツ・ワックスマン(出)グルーチョ・マルクス、チコ・マルクス、ハーポ・マルクス、モーリーン・オサリヴァン、マーガレット・デュモン

前作『オペラは踊る』(1935、サム・ウッド)に続く、マルクス兄弟のMGMでの2作目。療養所の経営に行き詰った所長が、持ち馬を競馬レースで優勝させて経営を立て直そうとするプロットに、獣医や騎手、運転手ら奇人変人が絡んでいく。マルクス兄弟が歌い踊りながら次々とギャグを披露していくアトラクションが見もの。『グランド・ホテル』や『戦艦バウンティ号の叛乱』『オペラは踊る』など話題作を次々と送り出し、ハリウッドの「天才少年ボーイワンダー」と呼ばれた名プロデューサーのアーヴィング・ソールバーグは、本作製作中に37歳の若さで逝去した。

Photo courtesy George Eastman Museum


7生まれながらの悪女(90分・35mm・白黒)

BORN TO BE BAD

  • 2017年10月31日3:00 PM@大ホール
  • 2017年11月4日12:30 PM@大ホール

1950(RKO)(監)ニコラス・レイ(原)アン・パリッシュ(脚)チャールズ・シュニー、イーディス・ソマー(撮)ニコラス・ムスラカ(美)アルバート・S・ダゴスティーノ、ジャック・オーキー(音)フレデリック・ホランダー(出)ジョーン・フォンテイン、ロバート・ライアン、ザカリー・スコット、ジョーン・レスリー、メル・ファーラー

サンフランシスコに出てきた野心的な田舎娘が、複数の男を天秤にかけながら上流社会へと進出していく。ジョーン・フォンテインが持ち前の清楚な役柄から脱却してドライで打算的な悪女を演じる。ニコラス・レイの演出はユーモアと深刻さを同居させながら手際よく進行し、フィルム・ノワールとメロドラマが渾然一体となった不思議な魅力をもった作品に仕上げている。

Photo courtesy George Eastman Museum


8パンドラ(123分・35mm・カラー)

PANDORA AND THE FLYING DUTCHMAN

  • 2017年10月29日12:00 PM@大ホール
  • 2017年11月2日7:00 PM@大ホール

1951(ロムルス・フィルムズ)(監・脚)アルバート・ルーイン(撮)ジャック・カーディフ(美)ジョン・ブライアン(音)アラン・ロースソーン(出)ジェイムズ・メイソン、エヴァ・ガードナー、ナイジェル・パトリック、シーラ・シム、ハロルド・ウォレンダー

呪われた男がたった一人で海洋をさまよい続けるという「さまよえるオランダ人」の伝説と、ギリシャ神話における人類最初の女性・パンドラの挿話に想を得たメロドラマ。愛を告白する男たちを次々と死なせてしまう美しい女性パンドラ(ガードナー)が、運命の男ヘンドリック(メイソン)と出会い、彼の身にかけられた呪いを解く。パウエル=プレスバーガー作品などにおける華麗なテクニカラー映像で知られる名手ジャック・カーディフによって、エヴァ・ガードナーが美しく神秘的にとらえられる。

Photo courtesy George Eastman Museum


講演:ユーリ・メデン氏

  • 2017年10月28日1:00 PM - 2:00 PM@大ホール

テーマ「デジタル時代におけるジョージ・イーストマン博物館の映画保存」(仮)

講演者プロフィール
スロヴェニア出身。ユーゴスロヴェンスカ・キノテカで上映プログラムを担当する傍ら、自ら実験映画の製作も行う。他に映画雑誌の編集、大学での映画教育、国際映画祭の審査員など多方面で活躍。2014年からジョージ・イーストマン博物館キュレーター。

*逐次通訳つき
*入場無料

Bunkacho JPEG web平成29年度 美術館・歴史博物館重点分野推進支援事業


TIFFトークイベント

  • 2017年11月4日2:05 PM - 2:45 PM@大ホール

「クラシックの魅力を若い世代に」
講師:田中文人(東京国際映画祭)

*入場無料


■作品によって開映時間が異なりますのでご注意ください。
★印の回は弁士・伴奏付で上映します。

2017年10月28日

2017年10月28日11:45 AM@大ホール
2017年10月28日1:00 PM - 2:00 PM@大ホール
2017年10月28日3:30 PM@大ホール
★ 伴奏:新垣隆 1ベン・ハー(152分)

2017年10月29日

2017年10月29日12:00 PM@大ホール
11:00am開館 8パンドラ(123分)
2017年10月29日4:00 PM@大ホール
★ 伴奏:上屋安由美 2人生の乞食(81分)

2017年10月31日

2017年10月31日3:00 PM@大ホール

2017年11月1日

2017年11月1日3:00 PM@大ホール
2017年11月1日7:00 PM@大ホール

2017年11月2日

2017年11月2日3:00 PM@大ホール
2017年11月2日7:00 PM@大ホール

2017年11月3日

2017年11月3日11:00 AM@大ホール
2017年11月3日3:30 PM@大ホール
★ 弁士:澤登翠 伴奏:湯浅ジョウイチ、丹原要 1ベン・ハー(152分)

2017年11月4日

2017年11月4日12:30 PM@大ホール
2017年11月4日2:05 PM - 2:45 PM@大ホール
2017年11月4日3:30 PM@大ホール

2017年11月5日

2017年11月5日12:30 PM@大ホール
2017年11月5日4:00 PM@大ホール

 

ピアノ伴奏付上映出演者[出演順]

新垣 隆(にいがき・たかし)/作曲・ピアノ
1989年桐朋学園大学音楽学部作曲科に入学。卒業後、母校の非常勤講師を約20年間勤めた他、作曲家・ピアニストとして活動。現代音楽を主体としつつ映画やCM音楽の作曲も手掛ける。最近ではTVやラジオ出演も多数。作曲を南聡、中川俊郎、三善晃、各氏に師事。

上屋 安由美(かみや・あゆみ)/作曲、ピアノ
名古屋市出身。桐朋学園大学作曲科卒業、同大学研究科修了。「いちむじん」など同年代アーティストのCD編曲を担当。2012年より無声映画の楽士として活動開始、ポルデノーネ無声映画祭、東京国際映画祭、タイ無声映画祭等に出演。

 

 

 

弁士付上映出演者

澤登 翠(さわと・みどり)/台本、語り
1972年故松田春翠に入門。第一線で活躍する弁士として国内外の公演を通して幅広い世代に活弁の魅力を伝えている。活弁の継承者としての活動が評価され文化庁映画賞他数々の賞を受賞している。また、本年3月には松尾芸能賞特別賞を受賞した。

湯浅 ジョウイチ(ゆあさ・じょういち)/作曲・編曲、ギター
1987年、東京国際映画祭でD・W・グリフィスの『国民の創生』の楽師を務めて以来、無声映画用音楽の復元や作・編曲等を行い、後に和洋楽団「カラード・モノトーン」を結成。近年はヨーロッパツアーも行う等、精力的に活動している。

丹原 要(たんばら・かなめ)/ピアノ
音楽講師、ピアニスト。日本ダルクローズ音楽教育学会会員。アンサンブルユーリズミックス名誉会員。ジャック=ダルクローズ作品研究会メンバー。リズムの森特待生。楽団カラード・モノトーン団員。

 

講演会「デジタル時代におけるジョージ・イーストマン博物館の映画保存」(仮)

日時:2017年10月28日(土) 1:00-2:00pm
講演者:ユーリ・メデン/Jurij Meden

スロヴェニア出身。ユーゴスロヴェンスカ・キノテカで上映プログラムを担当する傍ら、自ら実験映画の製作も行う。他に映画雑誌の編集、大学での映画教育、国際映画祭の審査員など多方面で活躍。2014年からジョージ・イーストマン博物館キュレーター。

*逐次通訳つき
*入場無料
*当日1回目の上映をご覧になった方は、そのまま講演に参加することができます。講演のみの参加もできます。

Bunkacho JPEG web平成29年度 美術館・歴史博物館重点分野推進支援事業

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TIFFトークイベント「クラシックの魅力を若い世代に」

日時:2017年11月4日(土)2:05-2:45pm
講師:田中文人(東京国際映画祭)

*入場無料
*当日1回目の上映をご覧になった方は、そのままトークイベントに参加することができます。トークイベントのみの参加もできます。

 

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