過去の上映

  • 2016.4.5-6.12
  • 上映企画

生誕100年 木下忠司の映画音楽

Chûji Kinoshita Retrospective at His Centenary: A Film Score Composer

会期:2016年4月5日(火)-6月12日(日)

会場:大ホール
★各回の開映後の入場はできません。
定員:310名(各回入替制)
料金:一般520円/高校・大学生・シニア310円/小・中学生100円/障害者(付添者は原則1名まで)、キャンパスメンバーズは無料

発券:2階受付
・観覧券は当日・当該回のみ有効です。
・発券・開場は開映の30分前から行い、定員に達し次第締切ります。
・学生、シニア(65歳以上)、障害者、キャンパスメンバーズの方は、証明できるものをご提示ください。
・発券は各回1名につき1枚のみです。


★4-6月の休館日:月曜日、3月28日(月)-4月4日(月)、6月13日(月)-6月17日(金)

概要

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2016年4-5月号

 戦後日本映画の黄金期を質量の両面において支えた映画音楽家、木下忠司(1916-)。兄・木下惠介や妹の脚本家・楠田芳子の作品はもちろん、松竹時代の川島雄三や小林正樹らの作品をはじめ、日本初の長篇カラー・アニメーションの『白蛇伝』や、マキノ雅弘や山下耕作らの任俠映画、鈴木則文監督の「トラック野郎」シリーズなど、時代を代表する作品群が、彼の音楽を得て世に出ました。抒情的なワルツからシャンソン、マーチ、ジャズ、フラメンコ、流行歌や唱歌のアレンジまで幅広く、個々の作品の主題に寄り添うその音楽は、野村芳太郎や堀内真直、伊賀山正光や小林恒夫、瀬川昌治といったプログラム・ピクチャーの名手たちと、喜劇映画からスリラー、アクション映画、歌謡映画からラブ・ロマンスまで、膨大かつ多岐にわたるジャンルの娯楽作品を生み出しました。
 「僕は作曲家ではなく、映画音楽家です」という映画人・木下忠司。4月9日に満100歳を迎える本年、フィルムセンターでは彼が手がけた480本を超える映画作品から60プログラムを厳選し、第1回作品の『わが恋せし乙女』から劇映画、文化映画、アニメーションなどにわたって、木下忠司の映画音楽の軌跡を紹介します。

■(監)=監督 (製)=製作・制作 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (美)=美術 (音)=音楽 (出)=出演 (解)=解説・ナレーション (声)=声の出演

■スタッフ、キャストの人名は原則として公開当時の表記を記載しています。
■特集には不完全なプリントが含まれていることがあります。
■記載した上映分数は、当日のものと多少異なることがあります。

トーク・イベント(山田太一さん×松本隆司さん)※木下忠司さんご来場予定 1.わが恋せし乙女 (75分・1946・松竹大船・監・脚:木下惠介) 2.わが生涯のかゞやける日 (101分・1948・松竹大船・監:吉村公三郎) 3.シミキンのオオ!市民諸君 (69分・1948・松竹大船・監:川島雄三) 4.お嬢さん乾杯 (89分・1949・松竹大船・監:木下惠介) 5.破れ太鼓 (108分・1949・松竹京都・監・脚:木下惠介) 6.とんかつ大将 (94分・1952・松竹大船・監・脚:川島雄三) 7.東京マダムと大阪夫人 (97分・1953・松竹大船・監:川島雄三) 8.女の園 (141分・1954・松竹大船・監・脚:木下惠介) 9.伊豆の踊子[野村芳太郎監督版] (98分・1954・松竹大船・監:野村芳太郎) 10.二十四の瞳 (155分・1954・松竹大船・監・脚:木下惠介) 11.亡命記 (135分・1955・松竹大船・監:野村芳太郎) 12.伊豆の艶歌師 (44分・1952・松竹大船・監:西河克已)
素晴らしき招待 (65分・1955・松竹大船・監:杉岡次郎)
13.野菊の如き君なりき (92分・1955・松竹大船・監・脚:木下惠介) 14.忘れえぬ慕情 (118分・1956・松竹=シラ=テラ=パテシネマ・監・脚:イヴ・シャンピ) 15.鶴八鶴次郎 (125分・1956・松竹京都・監:大曽根辰保) 16. (94分・1956・松竹大船・監:川頭義郎) 17.海人舟より 禁男の砂禁男の砂 (103分・1957・松竹大船・監:堀内真直) 18.喜びも悲しみも幾歳月 (160分・1957・松竹大船・監・原・脚:木下惠介) 19.デン助の陽気な靴みがき (54分・1958・東映東京・監:伊賀山正光)
おけさ姉妹 (60分・1958・東映東京・監:伊賀山正光)
20.白蛇伝 (79分・1958・東映動画・監・脚:薮下泰司) 21.海流 (93分・1959・松竹大船・監:堀内真直) 22.髙度7000米 恐怖の四時間 (76分・1959・東映東京・監:小林恒夫) 23.拳銃を磨く男 (61分・1959・東映東京・監:伊賀山正光) 24.天下の快男児 万年太郎 (86分・1960・東映東京・監:小林恒夫) 25.流転の王妃 (102分・1960・大映東京・監:田中絹代) 26.伊豆の踊子[川頭義郎監督版] (87分・1960・松竹大船・監:川頭義郎) 27.ろくでなし (88分・1960・松竹大船・監・脚:吉田喜重) 28.白い肌と黄色い隊長 (91分・1960・松竹大船・監:堀内真直) 29.ガラスの中の少女 (64分・1960・日活・監:若杉光夫) 30.かあちゃん (88分・1961・新東宝・監:中川信夫) 31.安寿と厨子王丸 (83分・1961・東映動画・監:薮下泰司、芹川有吾) 32.故郷は緑なりき (91分・1961・ニュー東映東京・監:村山新治) 33.永遠の人 (107分・1961・松竹大船・監・脚:木下惠介) 34.恋や恋なすな恋 (109分・1962・東映京都・監:内田吐夢) 35.ジャータカものがたり きんいろのしか (11分・1962・学研映画・監・脚:渡辺和彦)
ジャータカものがたり しろいぞう (12分・1962・学研映画・監・脚:神保まつえ)
ちびっ子レミと名犬カピ (81分・1970・東映動画・監:芹川有吾)
36.ちんじゃらじゃら物語 (91分・1962・松竹京都・監:堀内真直) 37.結婚式 結婚式 (94分・1963・松竹大船・監:中村登) 38.死闘の伝説 (83分・1963・松竹大船・監・脚:木下恵介) 39.香華 (203分・1964・松竹大船・監・脚:木下恵介) 40.この空のある限り (88分・1964・松竹大船・監・脚:桜井秀雄) 41. (89分・1964・東映東京・監・脚:渡辺祐介) 42.木下恵介劇場/木下恵介アワー (計76分) 43.大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン (100分・1966・大映東京・監:田中重雄) 44.大陸流れ者 (92分・1966・東映東京・監:山下耕作) 45.なつかしい風来坊 (90分・1966・松竹大船・監・脚:山田洋次) 46.喜劇 団体列車 (91分・1967・東映東京・監:瀬川昌治) 47.密告(たれこみ) (89分・1968・東映東京・監・脚:瀬川昌治) 48.喜劇 大安旅行 (94分・1968・松竹大船・監:瀬川昌治) 49.日本俠客伝 花と龍 (112分・1969・東映京都・監:マキノ雅弘) 50.日本女俠伝 俠客芸者 (99分・1969・東映京都・監:山下耕作) 51.春だ ドリフだ 全員集合!! (89分・1971・松竹大船=渡辺プロ・監・脚:渡邊祐介) 52.藤純子 引退記念映画 関東緋桜一家 (101分・1972・東映京都・監:マキノ雅弘) 53.土くれ (18分・1972・隆映社・監・脚:松川八洲雄)
木内克とその作品 (30分・1972・隆映社・監・製:楠田浩之)
眼が欲しい (50分・1959・都映画=日本大学芸術学部映画研究室・監:森園忠)
54.ゴルゴ13 (104分・1973・東映東京・監:佐藤純弥) 55.トラック野郎 御意見無用 (98分・1975・東映東京・監・脚:鈴木則文) 56.沖縄海洋博 (150分・1976・社団法人ニュース映画製作者連盟・監:松山善三、亀田利喜夫、日下部水棹、門田龍太郎) 57.ふたりのイーダ (110分・1976・ふたりのイーダプロ・監・脚:松山善三) 58.水戸黄門 (88分・1978・東映京都・監:山内鉄也)
高瀬舟 (44分・1988・K&S・監:工藤榮一)
59.赤い鳥のこころ 日本名作童話シリーズ (計96分) 60.泰造 (94分・1985・K&S・監:渡辺範雄)

上映作品詳細

トーク・イベント(山田太一さん×松本隆司さん)※木下忠司さんご来場予定

  • 2016年4月9日2:20 PM@大ホール
  • 2016年4月9日2:20 PM@大ホール

4月9日0:30pm『破れ太鼓』の回上映終了後

山田太一(作家・脚本家)×松本隆司(元松竹映画録音技師)

*入場無料(当日1回目の上映をご覧になった方は、そのままトーク・イベントに参加することが出来ます。トーク・イベントのみの参加もできます。)


1わが恋せし乙女(75分・35mm・白黒)

  • 2016年4月5日3:00 PM@大ホール
  • 2016年4月24日4:00 PM@大ホール

1946(松竹大船)(音)木下忠司(監・脚)木下惠介(撮)楠田浩之(美)小島基司(出)原保美、井川邦子、増田順二、東山千栄子、勝見庸太郎、山路義人、大塚紀男、大塚正義、河野正昭、小泉光弥、稲川忠一、杉山繁三、泉時彦、浜野肇、鈴木彰三

1924年公開のアメリカ映画『我が恋せし乙女』の翻案もので、兄妹として育った女性に思いを寄せる男の切ない恋物語。木下忠司は、兄の惠介から主題歌「青春牧場」のサトウハチローの詩に作曲を依頼され、本作で映画音楽家としてデビューした。乗馬シーンでは吹き替え出演もしている。撮影の楠田浩之は義弟。


2わが生涯のかゞやける日(101分・35mm・白黒)

  • 2016年4月5日7:00 PM@大ホール
  • 2016年4月23日1:00 PM@大ホール

1948(松竹大船)(音)木下忠司(監)吉村公三郎(脚)新藤兼人(撮)生方敏夫(美)浜田辰雄(音)吉沢博(出)山口淑子、井上正夫、滝沢修、森雅之、清水将夫、加藤嘉、宇野重吉、村田知英子、清水一郎

終戦後の殺伐とした時代を背景に、暴力団の用心棒(森)と、その男を父の仇と知らずに愛してしまったキャバレーの女(山口)との激しい恋情がダイナミックな演出で表現される。主な舞台のキャバレーで演奏される種々の音楽やモルヒネ中毒の苦しみの表現など、音楽が重要な要素となっている。


3シミキンのオオ!市民諸君(69分・35mm・白黒)

  • 2016年4月6日3:00 PM@大ホール
  • 2016年4月29日4:00 PM@大ホール

1948(松竹大船)(音)木下忠司(監)川島雄三(原)横井福次郎(脚)斎藤良輔、津路嘉郎(撮)西川亨(音)森幹男(出)清水金一、朝霧鏡子、堺駿二、高屋朗、南進一郎、横尾泥海男、松本秀太郎、鈴村一郎、藤山龍一、小藤田正一、加藤清一、勅使河原幸子、小池妙子、石井美笑子、松竹歌劇団

漫画を原作とし、川島もシナリオ執筆に積極的に参加したという本作は、成金が買った島をめぐる騒動を描く。軽演劇の人気スター、シミキン(清水金一)の主演作ならではのミュージカル・コメディで、木下忠司作曲の主題歌「島は天国」や、島での音楽合戦、ラジオから流れる音楽を効果的に使用。


4お嬢さん乾杯(89分・35mm・白黒)

  • 2016年4月6日7:00 PM@大ホール
  • 2016年4月24日1:00 PM@大ホール

1949(松竹大船)(音)木下忠司(監)木下惠介(脚)新藤兼人(撮)楠田浩之(美)小島基司(出)佐野周二、原節子、青山杉作、藤間房子、永田靖、東山千栄子、森川まさみ、増田順二、佐田啓二、佐藤成子、坂本武、村瀨幸子

自動車修理工の戦後成金(佐野)と旧華族の令嬢(原)という二人の恋愛を描いた明朗喜劇。木下忠司が作詞・作曲した主題歌「バラを貴方に」は、『巴里祭』(1933、ルネ・クレール)の影響を受けたというシャンソン調ワルツ。ショパンとよさこい節の音楽対比による階級格差の強調も秀逸。


5破れ太鼓(108分・35mm・白黒)

  • 2016年4月9日12:30 PM@大ホール
  • 2016年4月27日7:00 PM@大ホール

1949(松竹京都)(音・出)木下忠司(監・脚)木下惠介(脚)小林正樹(撮)楠田浩之(美)小島基司(出)阪東妻三郎、村瀨幸子、森雅之、大泉滉、小林トシ子、桂木洋子、大塚正義、澤村貞子、宇野重吉、滝澤修、東山千栄子

「破れ太鼓」とあだ名される昔気質の頑固親父(阪東)とその子供たちとの騒動を喜劇的に描いたホームドラマ。木下忠司は、作曲家志望の心優しい次男を飄々と演じ、自身で作詞・作曲した主題歌をはじめ、学生時代に堀口大学の詩「海の声」につけた曲など、ピアノの弾き語りを劇中で披露。


6とんかつ大将(94分・35mm・白黒)

  • 2016年4月7日3:00 PM@大ホール
  • 2016年5月3日4:00 PM@大ホール

1952(松竹大船)(音)木下忠司(監・脚)川島雄三(原)富田常雄(撮)西川亨(美)逆井清一郎(出)佐野周二、津島恵子、角梨枝子、高橋貞二、幾野道子、坂本武、三井弘次、小園蓉子、徳大寺伸

「とんかつ大将」の愛称で親しまれる青年医師(佐野)は元大臣の父を持ちながら、長屋住まいで充実した日々を送るが、キャバレー建設による立ち退き問題が持ちあがる。メロドラマらしい抒情的な音楽、回想シーンのマーチ、三井弘次が演じる艶歌師の歌など、多様な音楽が使用されている。


7東京マダムと大阪夫人(97分・35mm・白黒)

  • 2016年4月7日7:00 PM@大ホール
  • 2016年4月29日1:00 PM@大ホール

1953(松竹大船)(音)木下忠司(監)川島雄三(原)藤沢桓夫(脚)富田義朗(撮)高村倉太郎(美)逆井清一郎(出)三橋達也、月丘夢路、大坂志郎、水原眞知子、高橋貞二、坂本武、芦川いづみ、北原三枝、毛利菊枝、多々良純、丹下キヨ子、奈良眞養、滝川美津枝、櫻むつ子

社宅を舞台に、隣同士で張り合う“東京マダム”(月丘)と“大阪夫人”(水原)が、“マダム”の妹(芦川)と“夫人”の弟(高橋)の仲をめぐって起こす騒動。騒々しい奥さんたちのお喋りとアヒルの合唱、テンポの良いやりとり、徐々にうねりを増す主題曲など、軽快な喜劇に仕上がっている。


8女の園(141分・35mm・白黒)

  • 2016年4月10日12:30 PM@大ホール
  • 2016年4月26日6:30 PM@大ホール

1954(松竹大船)(音)木下忠司(監・脚)木下惠介(原)阿部知二(撮)楠田浩之(美)中村公彦(出)髙峰三枝子、高峰秀子、岸惠子、久我美子、田村高廣、田浦正巳、三木隆、井川邦子、望月優子、東山千榮子、毛利菊枝、浪花千榮子、金子信雄

京都の女子大を舞台に封建主義を批判した力作。当時の学生運動との関係、スター女優たちの火花散る競演、映画初出演の田村高廣の初々しさなど見所も多数。木下忠司が作詞・作曲した挿入歌や伴奏音楽が、女子学生の抑圧されたエネルギーの奔流を物語っていく。毎日映画コンクール音楽賞受賞。


9伊豆の踊子[野村芳太郎監督版](98分・35mm・白黒)

  • 2016年4月8日7:00 PM@大ホール
  • 2016年4月30日1:00 PM@大ホール

1954(松竹大船)(音)木下忠司(監)野村芳太郎(原)川端康成(脚)伏見晁(撮)西川亨(美)梅田千代夫(出)美空ひばり、石浜朗、由美あづさ、片山明彦、雪代敬子、日守新一、三島耕、南美江、松本克平、櫻むつ子

川端康成の同名小説の2度目の映画化で、当時17歳の美空ひばりが踊子を演じた。木下忠司は修善寺から街道筋を見て回り、主題歌の「伊豆の踊子」「いでゆの里」、劇中で踊る「湯ヶ島音頭」などを作詞作曲。細かに楽器を使い分けた一連の音楽が、伊豆の自然と一体化した心情の機微を奏でている。


10二十四の瞳(155分・35mm・白黒)

  • 2016年4月10日4:00 PM@大ホール
  • 2016年4月22日3:00 PM@大ホール

1954(松竹大船)(音)木下忠司(監・脚)木下惠介(原)壷井栄(撮)楠田浩之(美)中村公彦(出)高峰秀子、月丘夢路、小林トシ子、井川邦子、田村高廣、笠智衆、夏川靜江、浦辺粂子、清川虹子、浪花千栄子、明石潮、天本英世、高原駿雄、小林十九二

小豆島の自然を背景に、小学校の女教師とその教え子たちの成長を通して戦前、戦後の激動の時代を描く。木下監督の代表作で、キネマ旬報ベスト・テン第1位(2位は『女の園』)ほか多くの賞を受賞。小学唱歌のメロディ主体で構成された音楽が、長尺の本作に童心と詩情を透徹させる効果を発揮。


11亡命記(135分・35mm・白黒)

  • 2016年4月8日3:00 PM@大ホール
  • 2016年5月1日4:00 PM@大ホール

1955(松竹大船)(音)木下忠司(監)野村芳太郎(原)白藤茂(脚)椎名利夫(撮)井上晴二(美)浜田辰雄(出)佐田啓二、岸惠子、佐分利信、笠智衆、小林トシ子、伊藤雄之助、徳大寺伸、シリア・ポール、浦辺粂子、小杉義男、須賀不二夫、明石潮、林喜美枝、水上令子、陳又新、紅薇

第3回「オール讀物」新人賞を受賞した白藤茂の同名小説の映画化。戦中から戦後の激動に翻弄される日本人女性(岸)と中国人留学生(佐田)の物語。日本で結婚の後に南京に移った二人だったが、終戦の混乱の中、神戸駅での再会を約して別れる…。香港でのロケーション撮影が行われた。


12伊豆の艶歌師/素晴らしき招待

  • 2016年5月26日3:00 PM@大ホール
  • 2016年6月12日4:00 PM@大ホール

伊豆の艶歌師(44分・16mm・白黒)

1952(松竹大船)(音)木下忠司(監)西河克已(脚)久保光三(撮)髙村倉太郎(美)逆井清一郎(出)佐田啓二、幾野道子、清水一郎、太田恭二、小林十九二、水上令子、鶴田六郎、久保幸江、日夏紀子、折田衣子、小園蓉子

松竹シスターピクチュアの第1作。西河克己の第1回監督作でもある。伊豆の温泉町で流しとして活動する歌手たちに横暴の限りを尽くすヤクザ(清水)と歌手のリーダー格の潤(佐田)の対立が悲劇につながる。佐田が歌う本作の主題歌「燃えた瞳」は木下忠司の作詞作曲。

素晴らしき招待(65分・35mm・白黒)

1955(松竹大船)(原・音)木下忠司(監)杉岡次郎(脚)野村芳太郎(撮)布戸章(美)木村芳男(出)古賀さと子、設楽幸嗣、北龍二、井川邦子、左卜全、須賀不二夫、永井達郎、三谷幸子、シーリヤ・ポール、笠智衆、日守新一

舞台は原案者の木下忠司が疎開していた浜松の勝坂。分教場の子供たちと音楽を教える女学生(古賀)が、森林鉄道とバスに乗って、海を見る旅に出る。浜松ロケの魅力、子供たちの笑顔と大人たちの誠実さ、愛らしい主題歌、人物の心情に寄りそう音楽など、木下忠司の世界に溢れている作品。


13野菊の如き君なりき(92分・35mm・白黒)

  • 2016年4月12日7:00 PM@大ホール
  • 2016年5月4日12:30 PM@大ホール

1955(松竹大船)(音)木下忠司(監・脚)木下惠介(原)伊藤左千夫(撮)楠田浩之(美)伊藤熹朔(出)有田紀子、田中晋二、笠智衆、田村髙廣、小林トシ子、杉村春子、雪代敬子、山本和子、浦邊粂子、松本克平、本橋和子、髙木信夫、渡邊鐵弥

原作は伊藤左千夫の「野菊の墓」で、信州に帰郷した老人(笠)が、夭折した恋人・民子(有田)との少年時代の純愛を回想する。木下忠司が最も多くの曲を作り苦労したという作品。白黒映像と哀切を帯びた音楽が、幼い民子の人生を詩的に描く。


14忘れえぬ慕情(118分・35mm・カラー)

  • 2016年5月17日3:00 PM@大ホール
  • 2016年6月4日4:00 PM@大ホール

1956(松竹=シラ=テラ=パテシネマ)(音)木下忠司(監・脚)イヴ・シャンピ(脚)松山善三、ジャン・シャルル・タケラ、アネット・ヴァドマン(撮)アンリ・アルカン(美)ロベール・ジス、伊藤憙朔(出)ダニエル・ダリュー、ジャン・マレー、岸恵子、山村聰、野添ひとみ、浦辺粂子、ゲルト・フレーベ、浅茅しのぶ

長崎に赴任したフランス人技師(マレー)は日本人女性(岸)と恋に落ちるが、かつての恋人(ダリュー)とのあいだにも愛が再燃し…。フランス人、またはフランス人と日本人が連名でスタッフにクレジットされるこの日仏合作映画において、木下は単独で音楽監督を務めた。


15鶴八鶴次郎(125分・35mm・カラー)

  • 2016年4月13日3:00 PM@大ホール
  • 2016年4月22日7:00 PM@大ホール

1956(松竹京都)(音)木下忠司(監)大曽根辰保(原)川口松太郎(脚)井手雅人(撮)石本秀雄(美)水谷浩(出)髙田浩吉、淡島千景、山村聰、多々良純、石浜朗、小山明子、坂東簑助

川口松太郎の同名小説の2度目の映画化。初のカラー化にあたり、吉井勇の時代考証、伊東深水の衣裳考証と、丁寧な美術設計がなされた。音楽も流行歌と新内、オーケストラなど、大正時代の物語を色彩感豊かに描く。


16(94分・35mm・白黒)

  • 2016年4月9日4:00 PM@大ホール
  • 2016年4月26日3:00 PM@大ホール

1956(松竹大船)(音)木下忠司(監)川頭義郎(脚)楠田芳子(撮)楠田浩之(美)平高主計(出)若尾文子、石濵朗、佐田啓二、田村高廣、杉田弘子、岸輝子、東野英治郎、明石潮

浜松の楽器メーカーに勤める志津子(若尾)は、両親が起こした事件を背負って生きている。相愛の雄二(石濵)との仲も反対され、叔父の勧める見合いに向う…。川頭の代表作で、木下の妹・楠田芳子の脚本。浜松と東京のロケ、若尾・田村の好演、祭礼と抒情的音楽が、繊細な情愛のドラマをしっとりと見せる。


17海人舟より 禁男の砂禁男の砂(103分・35mm・カラー)

  • 2016年5月17日7:00 PM@大ホール
  • 2016年6月9日3:00 PM@大ホール

1957(松竹大船)(音)木下忠司(監)堀内真直(原)近藤啓太郎(脚)高橋治、岡田達門(撮)小原治夫(美)熊谷正雄(出)大木実、泉京子、石浜朗、山鳩くるみ、瞳麗子、諸角啓二郎、飯田蝶子、坂本武

近藤啓太郎の第35回芥川賞受賞作「海人あまぶね」の映画化。素潜り漁に従事する人々の集落での愛憎劇。その中心となる魔性の女、海女のナギ(泉京子)が歌い踊る場面は鮮烈。さらに3作「禁男の砂」を冠した作品が製作されたが、木下忠司が担当したのは最初の2作のみ。


18喜びも悲しみも幾歳月(160分・35mm・カラー)

  • 2016年4月12日3:00 PM@大ホール
  • 2016年4月23日4:00 PM@大ホール

1957(松竹大船)(音)木下忠司(監・原・脚)木下惠介(撮)楠田浩之(美)伊藤熹朔、梅田千代夫(出)高峰秀子、佐田啓二、田村高広、中村賀津雄、桂木洋子、三井弘次、井川邦子、夏川靜江、有沢正子、伊藤弘子、仲谷昇、北龍二、三木隆、櫻むつ子、明石潮、坂本武

戦争などの苦難を乗り越え生き抜いた灯台守夫婦(佐田・高峰)の半生を、北海道から五島列島までロケをして描いた大作。陸軍での経験から灯台が懐かしかったという木下忠司が、劇中で俳優が簡単に歌えるように覚えやすいマーチ調で主題歌「灯台守の歌」を作り、歌も映画も大ヒットした。


19デン助の陽気な靴みがき/おけさ姉妹

  • 2016年5月26日7:00 PM@大ホール
  • 2016年6月10日3:00 PM@大ホール

デン助の陽気な靴みがき(54分・35mm・白黒)

1958(東映東京)(音)木下忠司(監)伊賀山正光(原・脚)中沢信(撮)福島宏(美)中村修一郎(出)大宮敏光、松島トモ子、佐久間良子、波島進、杉狂児、岸井明、奈良あけみ、山口勇、花沢徳衛、増田順二、浜田百合子

デン助劇団を率いて活躍中であった大宮敏光(後半敏充に改名)の主演作。浅草(ロケーション撮影により残された当時の様子は貴重)で慎ましく暮らす人々が描かれ、大宮は世話好きの靴みがきと人情深い刑事の二役を演じている。主題歌は大宮の作詞で木下忠司が作曲。のびやかなハイキングの場面にはロシア歌曲「カチューシャ」が配されている。

おけさ姉妹(60分・35mm・白黒)

1958(東映東京)(音)木下忠司(監)伊賀山正光(脚)森田新(撮)西川庄衛(美)進藤誠吾(出)進藤英太郎、松島トモ子、佐久間良子、今井俊二、月丘千秋、明石潮

常吉(進藤)は男手ひとつですみ子(佐久間)とみつ子(松島)の姉妹を育てているが、酒飲みで乱暴なところがあるため、姉妹に苦労を背負わすこともしばしば。すみ子と新聞記者の恋人との結婚も暗礁に乗り上げ……。佐渡を舞台にした「父もの」の浪曲映画。


20白蛇伝(79分・35mm・カラー)

  • 2016年4月13日7:00 PM@大ホール
  • 2016年5月5日1:00 PM@大ホール

1958(東映動画)(音)木下忠司(監・脚)薮下泰司(原)上原信(撮)塚原孝吉、石川光明(原画)大工原章、森康二(動画)大塚康生、坂本雄作、喜多真佐武、紺野修司、中村和子、寺千賀雄、楠部大吉郎、長沼寿美子、藤井武、加藤洋子、松隈玉江、赤坂進(美)岡部一彦、橋本潔(音)池田正義、鏑木創(声)森繁久弥、宮城まり子

中国の民話に題材を採った、日本初の長篇カラー・アニメーション。中国風の和音を用いた木下の音楽は、キャラクターの動きなどに合わせて自在に表情を変えながら、ほぼ途切れることなく流れ続け、歌や台詞、効果音を交えたサウンドトラック全体をまとめ上げる。台詞構成と主題歌作詞は矢代静一。


21海流(93分・35mm・カラー)

  • 2016年5月18日3:00 PM@大ホール
  • 2016年6月3日7:00 PM@大ホール

1959(松竹大船)(音)木下忠司(監)堀内真直(原)新田次郎(脚)沢村勉、高橋治(撮)小原治夫(美)熊谷正雄(出)大木実、岡田茉莉子、杉田弘子、南原伸二、渡辺文雄

豊野(大木)は通信長として乗船していた貨物船が遭難、密輸船に救助される。密輸組織のボスに命を狙われて沖縄に逃れるが、そこにも追手が迫る。戦後初の本格沖縄ロケが行われた作品で、豊野と恋に落ちる節子役の岡田茉莉子は沖縄舞踏家という設定。


22髙度7000米 恐怖の四時間(76分・35mm・カラー)

  • 2016年5月24日3:00 PM@大ホール
  • 2016年6月11日4:00 PM@大ホール

1959(東映東京)(音)木下忠司(監)小林恒夫(脚)舟橋和郎(撮)藤井靜(美)藤田博(出)髙倉健、今井俊二、大村文武、中原ひとみ、小宮光江、久保菜穗子、丘さとみ、梅宮辰夫、神田隆、風見章子、加藤嘉、殿山泰司、岡村文子、岸井明、増田順司、左卜全、トニー谷

拳銃を持った逃亡中の殺人犯が羽田発千歳行きの飛行機に乗り込み、息詰まるようなサスペンスが展開される。『紅の翼』(1954、W・A・ウェルマン)や、のちのアメリカ映画の「エアポート」シリーズと比べるのも一興。グランドホテル形式でさまざまな性格のシーンがあり、音楽もそれに合わせて多彩に表情を変える。


23拳銃を磨く男(61分・35mm・白黒)

  • 2016年5月24日7:00 PM@大ホール
  • 2016年6月8日3:00 PM@大ホール

1959(東映東京)(音)木下忠司(監)伊賀山正光(原)島田一男(脚)小川英(撮)高梨昇(美)中村修一郎(出)南廣、堀雄二、波島進、梅宮辰夫、岡譲司、斎藤紫香、峰博子、故里やよい、神田隆

『点と線』(1958、小林恒夫)や「ウルトラセブン」のクラタ隊長役でも人気の南廣が、射撃の名手の加下刑事役で主演するアクション・シリーズの第1作。国際偽ドル密売団を摘発すべく、加下は同僚とともに取引場所のナイトクラブを急襲するが、そこには小物しかいなかった。捜査員一同は組織の複雑な全貌に挑む。


24天下の快男児 万年太郎(86分・35mm・カラー)

  • 2016年5月25日7:00 PM@大ホール
  • 2016年6月11日1:00 PM@大ホール

1960(東映東京)(音)木下忠司(監)小林恒夫(原)源氏鶏太(脚)舟橋和郎(撮)飯村雅彦(美)田辺達(出)高倉健、佐久間良子、山東昭子、今井俊二、大村文武、小宮光江、久保菜穗子、伊藤雄之助、梅宮辰夫、楠トシエ、ザ・ピーナッツ、トニー谷、加藤嘉、花沢徳衛、中村是好、小川虎之介、吉川満子

一本気で正直、腕っ節が強く、女性にもてる太郎(高倉)が化粧品会社で活躍。明朗なサラリーマン喜劇にふさわしく、ビッグバンド・ジャズやラテンミュージックの要素を取り入れた都会的な音楽が展開され、オリジナルのCMソング、ミュージカル風のテレビ番組の公開収録シーンも楽しめる。


25流転の王妃(102分・35mm・カラー)

  • 2016年4月15日3:00 PM@大ホール
  • 2016年5月7日4:00 PM@大ホール

1960(大映東京)(音)木下忠司(監)田中絹代(原)愛新覚羅浩(脚)和田夏十(撮)渡辺公夫(美)間野重雄(出)京マチ子、船越英二、金田一敦子、髙野通子、東山千栄子、沢村貞子、三宅邦子、八潮悠子、水戸光子、笠智衆、石黒達也、南部彰三、入江洋佑、三津田健

田中絹代の監督第4作。満洲国皇帝溥儀の弟・溥傑に嫁いだ愛新覚羅浩(劇中役名は呼倫覚羅竜子)の自伝を和田夏十が脚色し、京マチ子が主演。竜子の波瀾万丈の半生が、抑制されたキャメラによってとらえられる一方、音楽は中国の伝統楽器や楽曲を巧みに採り入れながら、人物の感情を的確につかみとり、劇的な高揚を生んでいる。


26伊豆の踊子[川頭義郎監督版](87分・35mm・カラー)

  • 2016年4月14日3:00 PM@大ホール
  • 2016年4月30日4:00 PM@大ホール

1960(松竹大船)(音)木下忠司(監)川頭義郎(原)川端康成(脚)田中澄江(撮)荒野諒一(美)岡田要(出)鰐淵晴子、津川雅彦、桜むつ子、田浦正巳、城山順子、瞳麗子、中村是好、戸塚雅哉、佐竹明夫、吉川満子、小林十九二、浅茅しのぶ、野辺かほる

「伊豆の踊子」初のカラー映画化で、エキゾチックな容貌の鰐淵晴子と津川雅彦のコンビ。踊子の赤を活かした色彩で、可憐な踊子と中年芸者の対比が旅芸人家族の人生とともに描かれる。音楽は母親役の桜むつ子の唄や三味線を中心に、弦楽器を効かせたオーケストラ演奏が華を添えている。


27ろくでなし(88分・35mm・白黒)

  • 2016年4月14日7:00 PM@大ホール
  • 2016年5月8日1:00 PM@大ホール

1960(松竹大船)(音)木下忠司(監・脚)吉田喜重(撮)成島東一郎(美)芳野信孝(出)津川雅彦、川津祐介、高千穗ひづる、山下洵一郎、林洋介、榊ひろみ、千之赫子、渡辺文雄、三島雅夫、安井昌二、佐藤慶、佐々木功

吉田喜重の監督デビュー作。撮影には同じく新人の成島東一郎があたり、75mmレンズのみを用いるという実験がなされた。社会と折り合いがつかず、自分自身を持て余し、無軌道な「遊び」に走って自滅していく大学生たちの虚無性が、都市を徘徊するようなモダンジャズの音と共に浮かび上がる。


28白い肌と黄色い隊長(91分・35mm・カラー)

  • 2016年5月18日7:00 PM@大ホール
  • 2016年6月4日1:00 PM@大ホール

1960(松竹大船)(音)木下忠司(監)堀内真直(原)菊地政男(脚)猪俣勝人(撮)小原治夫(美)熊谷正雄(出)大木実、杉浦直樹、信欣三、笠智衆、ジェレ・コスビィ、エリース・リクター、リー・スミス

第二次世界大戦中、セレベス島(現・インドネシアのスラウェシ島)のカンピリ抑留所の所長を務める海軍兵曹・山地(大木)は、オランダ人女性が収容されている抑留所の改善に腐心する。しかし戦況の変化とともに、彼の理念を妨害する難題が次々と降りかかる。


29ガラスの中の少女(64分・35mm・白黒)

  • 2016年4月15日7:00 PM@大ホール
  • 2016年4月28日3:00 PM@大ホール

1960(日活)(音)木下忠司(監)若杉光夫(原)有馬賴義(脚)青山民雄(撮)井上莞(美)岡田戸夢(出)吉永小百合、信欣三、轟夕起子、浜田光昿、佐野浅夫、大森義夫、小夜福子、吉田雅俊、稲垣隆史、草薙幸二郎、南風洋子、水原英子

中学を卒業して町工場で働く少年と、大学助教授の高校生の娘の純愛を描いた中篇。デビュー直後の吉永小百合と浜田光昿(光夫)が本作で初めて共演し、その後の青春スター・コンビの出発点となった。エレクトーン音楽が多用され、行き場のない少年少女の純粋さが描かれていく。


30かあちゃん(88分・35mm・白黒・英語字幕付)

  • 2016年4月16日1:00 PM@大ホール
  • 2016年5月6日7:00 PM@大ホール

1961(新東宝)(音)木下忠司(監)中川信夫(原)豊田正子(脚)舘岡謙之助(撮)平野好美(美)黒沢治安(出)伊藤雄之助、望月優子、二木てるみ、北沢典子、浜野桂子、黒丸良、津沢彰秀、田崎潤、鶴丸睦彦、花岡菊子、丹波哲郎、林寛、宇津井健

中川信夫監督お気に入りの作品で、原作は豊田正子の自伝的小説「粘土のお面」。貧乏長屋に住むブリキ職人(伊藤)一家が、赤貧のなかで新年を逞しく生きていく。優しく軽やかな音楽と「ラ・マルセイエーズ」が、妻(望月)と娘の正子(二木)の明るさとともに、作品を希望の光で照らす。


31安寿と厨子王丸(83分・35mm・カラー)

  • 2016年4月16日4:00 PM@大ホール
  • 2016年5月6日3:00 PM@大ホール

1961(東映動画)(音)木下忠司(監)薮下泰司、芹川有吾(脚)田中澄江(撮)大塚晴郷、中村一雄、東喬明(美)鳥居塚誠一(音)鏑木創(原画)大工原章、森康二、大塚康生、古沢日出夫、熊川正雄、楠部大吉郎(動画監修)山本早苗(動画)紺野修司、喜多真佐武、奥山玲子、永沢詢、寺千賀雄、吉田廸彦、杉山卓、堀川豊平(声)佐久間良子、水木襄、北大路欣也、山田五十鈴、住田知仁、宇佐美淳也、山村聡、松島トモ子、平幹二朗、三島雅夫、永田靖、東野英治郎、利根はる恵、花沢徳衛、武藤礼子、大平透

東映動画は「ライブアクション方式」(演技映像を参考に作画する方法)を採用していたが、この映画では声の出演をしている佐久間良子、山田五十鈴らが演技映像の撮影にも参加、複雑な心理表現が目指された。少年時代の厨子王丸の声(住田)はのちの風間杜夫。樀木創の名前で共同音楽にクレジットされているのは、池田正義同様に木下の弟子だった鏑木創。木下は挿入歌の作詞も担当している。


32故郷は緑なりき(91分・16mm・白黒)

  • 2016年4月17日1:00 PM@大ホール
  • 2016年4月28日7:00 PM@大ホール

1961(ニュー東映東京)(音)木下忠司(監)村山新治(原)富島健夫(脚)楠田芳子(撮)林七郎(美)中村修一郎(出)水木襄、佐久間良子、大川惠子、加藤嘉、中山昭二、山本緑、三國連太郎、花沢德衞、滝川潤、露崎満長、野沢哲男、須藤健、織田政雄

原作は富島健夫の「雪の記憶」。大学生の海彦(水木)が、高校時代からの恋人、雪子(佐久間)の待つ長岡に向かう車中で、彼女との出会いを思い出す…。村山新治監督は兄の英治と共に芸術映画社出身で、木下とは東映教育映画からの仲。長岡の風景、佐久間の美しさ、音楽が、詩情性を高めている。


33永遠の人(107分・35mm・白黒)

  • 2016年4月17日4:00 PM@大ホール
  • 2016年4月27日3:00 PM@大ホール

1961(松竹大船)(音)木下忠司(監・脚)木下惠介(撮)楠田浩之(美)梅田千代夫(出)髙峰秀子、佐田啓二、仲代達矢、乙羽信子、石浜朗、東野英治郎、藤由紀子、野々村潔、加藤嘉、永田靖、浜田寅彦、田村正和

阿蘇山麓の村の娘(高峰)が、自分を強姦して恋人(佐田)との仲も裂いた地主の息子(仲代)に嫁いで復讐する愛憎劇。異様な情念を描出する熊本弁の歌詞のフラメンコは、シャンソン歌手の宇井あきらと日本のフラメンコギター第一人者の勝田しょうだ保世ほせ(ホセ勝田)の演奏。米アカデミー賞外国語映画賞ノミネート。


34恋や恋なすな恋(109分・35mm・カラー)

  • 2016年4月19日7:00 PM@大ホール
  • 2016年5月1日1:00 PM@大ホール

1962(東映京都)(音)木下忠司(監)内田吐夢(脚)依田義賢(撮)吉田貞次(美)鈴木孝俊(出)大川橋蔵、瑳峨三智子、宇佐美淳也、河原崎長一郎、加藤嘉、原健策、柳永二郎、日髙澄子、毛利菊枝、松浦築枝、天野新二、山本麟一、明石潮、小沢栄太郎、薄田研二、月形龍之介

人形浄瑠璃「蘆屋あしや道満どうまん大内鑑おおうちかがみ」と清元「保名やすな狂乱きょうらん」に基づく依田脚本を、それぞれの歌舞伎版を参照して大胆に演出。「保名」は橋蔵が養子に入った音羽屋のお家芸であり、狂乱場面では歌舞伎仕込みの踊りが見られる。木下は浄瑠璃のほか雅楽の要素も取り入れ、時に幻想性をもたたえる音楽を構成した。


35きんいろのしか/しろいぞう/ちびっ子レミと名犬カピ

  • 2016年4月19日3:00 PM@大ホール
  • 2016年5月5日4:00 PM@大ホール

ジャータカものがたり きんいろのしか(11分・35mm・カラー)

1962(学研映画)(音)木下忠司(監・脚)渡辺和彦(撮)竹内則郎(美)清水耕蔵(アニメーション)和田京子

1950年代後半から動画製作にも乗り出した、学研映画によるレリーフ(半立体)アニメーション。金色の鹿を捕まえるとほうびがもらえると聞いた少年が、山奥の湖で罠を仕掛けて待っていると…。東京都教育映画コンクール銀賞。

ジャータカものがたり しろいぞう(12分・35mm・カラー)

1962(学研映画)(音)木下忠司(監・脚)神保まつえ(撮)秦吏史、金子泰生(美)酒向満(人形アニメーション)有馬征子(人形)佐々木章

同じく学研映画製作の人形アニメーション。湖のほとりで盲いた母象と暮らす白い象が、あるとき山道で迷った男を助けたことから捕獲され、母象とはなればなれになってしまう…。

ちびっ子レミと名犬カピ(81分・35mm・カラー)

1970(東映動画)(音)木下忠司(監)芹川有吾(原)エクトル・マロー(脚)瀬川昌治(撮)林昭夫、池田重好(美)福本智雄(作画監督)大工原章(原画)森康二、喜多真佐武、小田克也、木野達児、円山智、小川明弘(声)朝井ゆかり、馬淵晴子、フランキー堺、三島雅夫、市原悦子、久里千春、高橋和枝、白石冬美、富田耕生

「家なき子」が原作。旅芸人に売られた孤児のレミ少年が、愛犬カピとともに苦難に立ち向かい、やがて実母との対面を果たす。木下忠司は主題歌を含め多数の音楽を作曲。本作の音楽は、木下忠司に師事した菊池俊輔が音楽を担当したTVアニメ「タイガーマスク」等、他の東映動画作品にも使用されている。


36ちんじゃらじゃら物語(91分・35mm・カラー)

  • 2016年5月19日3:00 PM@大ホール
  • 2016年5月29日4:00 PM@大ホール

1962(松竹京都)(音)木下忠司(監)堀内真直(原)小野田勇(脚)若井基成、柴田夏余(撮)川原崎隆夫(美)武田殷一(出)伴淳三郎、千秋実、島かおり、月丘夢路、芦屋小雁、加東大介、フランキー堺、三木のり平、有島一郎、岩下志麻、黒柳徹子

名古屋に暮らすパチンコの釘師・太助(伴)は底抜けのお人よし。戦友・太郎(千秋)が市長選に担ぎ出されるが、これには地区の再開発をもくろむ悪党の陰謀が絡んでいた。再開発に反対する太助のもとに、パチンコ名人が刺客として送り込まれる。ボサノヴァ調の主題歌はハナ肇とクレージーキャッツ。


37結婚式 結婚式(94分・35mm・カラー)

  • 2016年4月20日7:00 PM@大ホール
  • 2016年5月3日1:00 PM@大ホール

1963(松竹大船)(音)木下忠司(監)中村登(原・脚)松山善三(撮)厚田雄春(美)佐藤公信(出)伊志井寛、田中絹代、佐田啓二、岡田茉莉子、岩下志麻、川津祐介、山本圭、増田順司、丹阿弥谷津子、田村高広、多賀谷秀和、榊ひろみ、環三千世

松山善三の脚本で同年に放送されたTVドラマ「末広」の映画化。喜寿を迎えた浩蔵(伊志井)とその妻(田中)が旅先で大喧嘩をしたところに、子供たちの結婚話が起こる。豪華キャストが大家族を演じるホームドラマに、地方色を添える音楽が奥行きを与えている。


38死闘の伝説(83分・35mm・パートカラー)

  • 2016年4月20日3:00 PM@大ホール
  • 2016年5月8日4:00 PM@大ホール

1963(松竹大船)(音)木下忠司(監・脚)木下恵介(撮)楠田浩之(美)梅田千代夫(出)岩下志麻、加賀まりこ、加藤剛、田中絹代、加藤嘉、菅原文太、松川勉、石黒達也、花沢徳衛、毛利菊枝

戦時下の東京から北海道に疎開してきた一家が、村長の息子に背いたことから村八分となり、住民と血で血を洗う抗争に陥っていく。木下忠司は、迫害され殺される人々への鎮魂歌として、<キリエ>の言葉に曲をつけ、バッハ風の曲を書いたという。アイヌの楽器の口琴・ムックリを効果的に使用。


39香華(203分・35mm・白黒)

  • 2016年4月21日2:30 PM@大ホール
  • 2016年5月4日3:00 PM@大ホール

1964(松竹大船)(音)木下忠司(監・脚)木下恵介(原)有吉佐和子(撮)楠田浩之(美術監督)伊藤熹朔(美)梅田千代夫(出)岡田茉莉子、乙羽信子、田中絹代、杉村春子、加藤剛、岡田英次、北村和夫、柳永二郎、市川翠扇、菅原文太、三木のり平

有吉佐和子の同名小説の映画化。男性遍歴を重ねる美貌の母(乙羽)と一途な恋に賭ける娘(岡田)の確執を、明治、大正、昭和にまたがる長大な時間の中に描き、大ヒットした大作。転調を重ねる主題曲や歌、三味線、多彩な要素を盛り込んだ音楽が、60年にわたる娘の成長や心理をリード。

*10分の途中休憩をはさんで上映します。


40この空のある限り(88分・35mm・白黒)

  • 2016年4月21日7:00 PM@大ホール
  • 2016年5月7日1:00 PM@大ホール

1964(松竹大船)(音)木下忠司(監・脚)桜井秀雄(原)寺山修司(撮)西川亨(美)芳野尹孝(出)鰐淵晴子、千秋実、森光子、田中絹代、田村正和、三上真一郎、奈良真養、高木二朗、志賀真津子、石坂博、中村晃子、岸久美子、柳沢真一

木下組の助監督・桜井秀雄の監督昇進作。川崎の工業地域に住むタクシー運転手一家の生活を、娘(鰐淵)の視点で、母(森)と生き別れた祖母(田中)との再会を中心に描く。ちんどん屋や運動会など生活空間の音楽を活かし、各人を温かく見守るような優しい音楽も効果的。田中絹代の巧みな心情表現が際立つ。


41(89分・35mm・白黒)

  • 2016年5月25日3:00 PM@大ホール
  • 2016年6月9日7:00 PM@大ホール

1964(東映東京)(音)木下忠司(監・脚)渡辺祐介(原)馬場当(撮)星島一郎(美)中村修一郎(出)中村伸郎、緑魔子、菅佐原英一、久保菜穂子、ジェリー藤尾、佐々木功

つや子(緑)は同世代の若者たちと関係を持ちながらも、法律家である父・栄太郎(中村)の弟子だった半沢(菅佐原)に、父親のような包容力を見出していた。半沢の妻(久保)は二人の関係に気付き、復讐のため栄太郎に接近する…。複雑な人物関係の中に愛の実態が探究される。


42木下恵介劇場/木下恵介アワー(計76分)

  • 2016年5月20日3:00 PM@大ホール
  • 2016年6月1日7:00 PM@大ホール

木下恵介劇場 記念樹 第1話 花に浮ぶ人(26分・16mm・白黒)

1966(松竹テレビ室=木下恵介プロ=TBS)(音)木下忠司(製・原・脚)木下恵介(監)川頭義郎(撮)渡辺浩(美)猪俣邦弘(出)馬渕晴子、高杉早苗、三戸部すえ、長谷川哲夫、ジェリー伊藤、有川博、田村正和

1966年4月から1話完結で46回放映された人気シリーズの第1回。横浜の養護施設で育った若者たちが、恩師の保母に再会して悩みをぶつける。小坂一也の歌う主題歌「記念樹」は木下忠司の作詞作曲。

木下恵介アワー 二人の世界 第1回(25分・16mm・カラー)

1970(松竹=木下恵介プロ=TBS)(音)木下忠司(製・監)木下恵介(脚)山田太一(撮)小原治夫(美)出川三男(出)竹脇無我、栗原小巻、あおい輝彦、山内明、文野朋子、近藤洋介、三島雅夫

1970年12月から26回放映されたシリーズの第1回。コンサート会場で出会った男女のロマンス。望遠レンズの活用や類似ショットの反復で二人の世界を表現。あおい輝彦が歌い大ヒットした主題歌「二人の世界」は、山田太一の作詩、木下忠司の作曲。

木下恵介アワー 思い橋 第1回(25分・16mm・カラー)

1973(木下恵介プロ=TBS)(音)木下忠司(製)木下恵介(監)中村登(脚)高橋玄洋(撮)渡辺浩(美)猪俣邦弘(出)淡島千景、藤岡弘、松坂慶子、仲雅美、上村香子、望月真理子

1973年4月から26回放映されたシリーズの第1回。プロデューサーは飯島敏宏。秩父の旅館の女将とその義理の二人の娘が、人々との出会いによって変化していく。主題歌「夢は流れて」はヒロコ・ムトーの作詞、木下忠司の作曲。


43大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン(100分・35mm・カラー)

  • 2016年5月10日3:00 PM@大ホール
  • 2016年5月28日4:00 PM@大ホール

1966(大映東京)(音)木下忠司(監)田中重雄(脚)髙橋二三(撮)髙橋通夫(美)柴田篤二(特撮監督)湯浅憲明(特殊撮影)藤井和文(出)本郷功次郎、江波杏子、夏木章、藤山浩二、早川雄三、見明凡太朗、伊東光一、髙村栄一、藤岡琢也、北原義郎、谷謙一

ガメラの主題歌ができる前のシリーズ第2作。ニューギニアで見つかった卵から怪獣バルゴンが孵化し、その冷凍光線によって大阪城やガメラまで凍り付いてしまう…。大人の観客を意識した作品で、重厚な音楽が、バルゴンの虹色光線や人間の欲望、戦闘、死といった見せ場やドラマを補強。


44大陸流れ者(92分・35mm・カラー)

  • 2016年5月11日3:00 PM@大ホール
  • 2016年6月5日4:00 PM@大ホール

1966(東映東京)(音)木下忠司(監)山下耕作(脚)村尾昭(撮)星島一郎(美)藤田博(出)鶴田浩二、藤純子、大木実、楊羣、兪鳳至、山本麟一、今井健二、遠藤辰雄、曽根晴美、内田朝雄、田畑孝、ハロルド・S・コンウェイ、丹波哲郎

昭和初期の香港に組織の親分の命を受けて、日本人組員の国分(鶴田)が浄水場建設工事のために派遣されてくる。彼を待っていたのは、現地人からの反感と水の利権を手放したくない外国人組織からの激しい妨害工作。しかし国分の真摯な姿勢はアジア人同士の絆を築いていく。ロケーション撮影は台湾で行われた。


45なつかしい風来坊(90分・35mm・カラー)

  • 2016年5月10日7:00 PM@大ホール
  • 2016年5月27日3:00 PM@大ホール

1966(松竹大船)(音)木下忠司(監・脚)山田洋次(脚)森崎東(撮)髙羽哲夫(美)重田重盛(出)ハナ肇、倍賞千恵子、有島一郎、中北千枝子、真山知子、久里千春、山口崇、松村達雄、市村俊幸、桜井センリ、犬塚弘

山田・森﨑両作品でお馴染みの、しがないサラリーマン(有島)が風来坊(ハナ)と出会い、日常に変化がおきていく物語。「馬鹿」シリーズの面々に倍賞、有島が加わり、ブルーリボン賞(監督・主演男優)を受賞。威勢の良い主題曲から哀愁のメロディまで、トランペットが人情喜劇に深みを増している。


46喜劇 団体列車(91分・35mm・カラー)

  • 2016年5月12日3:00 PM@大ホール
  • 2016年5月27日7:00 PM@大ホール

1967(東映東京)(音)木下忠司(監)瀬川昌治(脚)舟橋和郎(撮)坪井誠(美)北川弘(出)渥美清、小沢昭一、笠智衆、城野ゆき、東けんじ、宮城けんじ、ミヤコ蝶々、楠トシエ、三遊亭歌奴、大辻伺郎、市村俊幸、河野秋武、南広、中村是好、左ト全、由利徹、鈴木三重子、東ひかり、佐久間良子

助役昇進試験に落ち続けている駅員の山川彦一(渥美)は、美しい未亡人(佐久間)に一目ぼれ。見合い相手の女性も交えた恋愛騒動が、四国の風光明媚な土地で展開される。人情喜劇「列車」シリーズ(1967-68)第2弾。渥美が子供と「怪獣ごっこ」をするシーンの音楽は怪獣映画のパロディになっている。


47密告(たれこみ)(89分・35mm・カラー)

  • 2016年5月22日1:00 PM@大ホール
  • 2016年6月8日7:00 PM@大ホール

1968(東映東京)(音)木下忠司(監・脚)瀬川昌治(脚)永井素夫(撮)飯村雅彦(美)北川弘(出)安藤昇、木村功、岡田英次、高松英郎、沢たまき、北林早苗、安部徹、南廣、永山一夫、佐竹明夫、沢彰謙、関敬六、常田富士男、八代万智子

刑務所から出所した元相良組の組長・相良(安藤)は、8年前に自分を警察に密告したのが誰だったかを探り始める。喜劇映画で知られる瀬川昌治だが、アクション映画を多く手掛けていた時期もあり、これはその1本。緊迫したタッチのギャング物で、工夫された音の演出に音楽が見事にかみ合う。


48喜劇 大安旅行(94分・35mm・カラー)

  • 2016年5月12日7:00 PM@大ホール
  • 2016年5月29日1:00 PM@大ホール

1968(松竹大船)(音)木下忠司(監)瀬川昌治(原・脚)舟橋和郎(撮)高羽哲夫(美)梅田千代夫(出)フランキー堺、伴淳三郎、新珠三千代、笠置シヅ子、倍賞千恵子、生田悦子、藤原釜足

瀬川監督の松竹喜劇「旅行」シリーズ(1968-72)第1弾で、舞台は和歌山県の紀勢本線沿線。蒸気機関士(伴)と専務車掌(フランキー)という鉄道マン父子の恋愛騒動を、多数の喜劇人と、旧国鉄の全面協力による鉄道、観光地の魅力満載で描く。音楽も鉄道の快適なスピード感や観光の開放感を演出。


49日本俠客伝 花と龍(112分・35mm・カラー)

  • 2016年5月13日3:00 PM@大ホール
  • 2016年5月31日7:00 PM@大ホール

1969(東映京都)(音)木下忠司(監)マキノ雅弘(原)火野葦平(脚)棚田吾郎(撮)飯村雅彦(美)藤田博(出)髙倉健、星由里子、二谷英明、藤純子、若山富三郎、津川雅彦、山本麟一、水島道太郎、小松方正、髙橋とよ

シリーズ9作目。火野葦平の自伝的小説「花と龍」を原作とし、明治末期の北九州を舞台に、沖仲士の玉井金五郎(高倉)が鉄火肌のマン(星)と所帯を持って組も構え、敵対する組を倒すまでを描く。音楽は、金五郎の小気味よい活躍とともに、任俠映画の情をしっとりと謳いあげている。


50日本女俠伝 俠客芸者(99分・35mm・カラー)

  • 2016年5月13日7:00 PM@大ホール
  • 2016年6月5日1:00 PM@大ホール

1969(東映京都)(音)木下忠司(監)山下耕作(脚)野上龍雄(撮)鈴木重平(美)雨森義允(出)藤純子、髙倉健、若山富三郎、桜町弘子、三島ゆり子、土田早苗、伊藤栄子、正司花江、藤山寛美、小松方正、寺島達夫、遠藤辰雄、金子信雄

あくどい手口で事業を拡張する炭鉱主に、信次(藤)ら男勝りな博多の芸妓たち(俗に「馬賊芸者」とも呼ばれる)と、小規模炭鉱の労働者たちが立ち向かう。木下の音楽は、心情をめったに明かすことのない登場人物たちの内面を雄弁に表現し、山下耕作作品の悲愴美を盛り立てる。


51春だ ドリフだ 全員集合!!(89分・35mm・カラー)

  • 2016年5月21日1:00 PM@大ホール
  • 2016年6月10日7:00 PM@大ホール

1971(松竹大船=渡辺プロ)(音)木下忠司(監・脚)渡邊祐介(脚)田坂啓(撮)荒野諒一(美)森田郷平(出)いかりや長介、加藤茶、仲本工事、髙木ブー、荒井注、新藤恵美、長山藍子、萩原健一、早瀬久美、柳家小さん、三遊亭円生、小柳ルミ子

ザ・ドリフターズ主演の全員集合シリーズ第8作。本作では、いかりや長介が落語家いかり亭に扮し、彼の師匠役に三遊亭円生。いかり亭の善意からの行動は思いがけぬ大騒動となり、彼の真打昇進の件も絡んで、師匠(円生)は協会の有力者(柳家小さん)に重大宣言をするに至ってしまう。


52藤純子 引退記念映画 関東緋桜一家(101分・35mm・カラー)

  • 2016年5月21日4:00 PM@大ホール
  • 2016年5月31日3:00 PM@大ホール

1972(東映京都)(音)木下忠司(監)マキノ雅弘(脚)笠原和夫(脚)わし尾元也(美)富田治郎(出)藤純子、鶴田浩二、髙倉健、若山富三郎、菅原文太、待田京介、伊吹吾郎、山城新伍、木暮実千代、工藤明子、南田洋子、長門裕之、水島道太郎、嵐寛寿郎、遠藤辰雄、藤山寛美、片岡千惠藏

藤純子の引退記念映画にして、マキノ雅弘の遺作。藤がこれまで演じた様々な役柄の見せ場が取り込まれ、東映任俠映画のスターが総出演。音楽は和洋の楽器を取り混ぜつつ編曲はストイック。使いどころに、きっぱりとした演出の意思が感じられる。


53土くれ/木内克とその作品/眼が欲しい

  • 2016年5月20日7:00 PM@大ホール
  • 2016年6月2日3:00 PM@大ホール

土くれ(18分・35mm・カラー)

1972(隆映社)(製・音)木下忠司(監・脚)松川八洲雄(製)灰野謙三(製・撮)楠田浩之、喜屋武隆一郎(出)木内克

素焼き彫刻家・木内克きのうちよしが創作に打ちこむ姿を、暗闇をバックに手や粘土を中心にキャメラで切り取り、ナレーションやインタビューなど言葉を一切用いずに、音響(大野松雄)と音楽のみで語りきったドキュメンタリーの傑作。現代音楽の作曲家としての木下忠司と出会うことができる一本。

木内克とその作品(30分・35mm・カラー)

1972(隆映社)(製・音)木下忠司(監・製)楠田浩之(脚)楠田芳子(撮)喜屋武隆一郎(解)城達也

隆映社が木内克を撮ったドキュメンタリー2本のうちの1本。本作は楠田芳子のシナリオで「わかりやすい本篇」として先に撮影された。

眼が欲しい(50分・35mm・白黒)

1959(都映画=日本大学芸術学部映画研究室)(音)木下忠司(監)森園忠(原)福来四郎(脚)片岡薫(撮)荒牧正(出)高原駿雄、日野道夫、島田友三郎、泉田行夫、永塚悦子、佐々木すみ江、富田一夫、大成秀男、尾崎美紀子、升岡正人

視力を失いかけて盲学校に入学した少年が、学校に反発しながら前向きに生きるようになる。東京都教育映画コンクール金賞、児童福祉文化賞。森園忠は、1945年から松竹大船の助監督として吉村公三郎や木下惠介に就いた後退社し、50年代には児童劇映画や文化映画を手掛けた。


54ゴルゴ13(104分・35mm・カラー)

  • 2016年5月22日4:00 PM@大ホール
  • 2016年6月7日3:00 PM@大ホール

1973(東映東京)(音)木下忠司(監)佐藤純弥(原・脚)さいとう・たかを(脚)K・元美津(撮)飯村雅彦(美)藤田博(出)高倉健、モーセン・ソーラビイ、プリ・バナイ、ジャレ・サム、シーランダミ、ガダキチャン(声)山田康雄、平井道子、北浜晴子、森山周一郎、富田耕生

犯罪シンジケートのボスの暗殺を依頼され、ゴルゴ13はイランに飛ぶ。主演の高倉以外キャストは全員イラン人俳優(台詞は日本語吹替え)。当時のイラン政府(革命前)の協力を得て、テヘラン市街やイスファハンのモスク、ペルセポリスの遺跡などでロケが敢行され、音楽にも異国情緒が散りばめられている。


55トラック野郎 御意見無用(98分・35mm・カラー)

  • 2016年5月11日7:00 PM@大ホール
  • 2016年5月28日1:00 PM@大ホール

1975(東映東京)(音)木下忠司(監・脚)鈴木則文(脚)沢井信一郎(撮)仲沢半次郎(美)桑名忠之(出)菅原文太、愛川欽也、中島ゆたか、湯原昌幸、春川ますみ、夏純子、佐藤允、夏夕介、鈴木ヒロミツ、安岡力也、井上昭文

粗野で純情な長距離トラック運転手・星桃次郎(菅原)と相棒ジョナサン(愛川)が道中で起こす珍騒動。本作の大ヒットで東映の目玉シリーズとなった。木下忠司は全10作のうち8作を担当し、阿木燿子・宇崎竜童コンビの主題歌とともに、大型トラックの迫力ある疾走や人情の要素を補強した。


56沖縄海洋博(150分・35mm・カラー)

  • 2016年5月14日4:00 PM@大ホール
  • 2016年6月3日3:00 PM@大ホール

1976(社団法人ニュース映画製作者連盟)(音)木下忠司(監)松山善三、亀田利喜夫、日下部水棹、門田龍太郎(脚)小笠原基生(撮)諌山雄幸、高坂広、明石太郎、石原興、一乗和夫、伊藤義一、大塚高雄、大山照夫、春日友喜、川本茂、黒川治雄、坂本猪一郎、田村修一、中島雄二、古田千秋、本間輝久、松田正義、森本勲、山口益夫(解)中村メイコ、愛川欽也

1975年7月から半年間開催された「沖縄国際海洋博覧会」の公式記録映画。東宝系公開。総プロデューサーは東京五輪や大阪万博の公式記録映画と同じ田口助太郎、総監督は松山善三。沖縄や各国の音楽、流行歌など多様な楽曲を使用。解説は掛け合い漫談風。主題歌を森山良子が力強く歌う。


57ふたりのイーダ(110分・35mm・カラー)

  • 2016年5月15日1:00 PM@大ホール
  • 2016年6月2日7:00 PM@大ホール

1976(ふたりのイーダプロ)(音)木下忠司(監・脚)松山善三(原)松谷みよ子(撮)中川芳久(美)村木忍(出)倍賞千恵子、上屋健一、原口祐子、山口崇、高峰秀子、森繁久彌、田中筆子、砂塚英夫

松谷みよ子の戦争児童文学の映画化で、脚本協力に山田洋次、タイトル原画はいわさきちひろ。広島に帰省した幼い兄妹が、動いて喋る椅子(声:宇野重吉)に出会う。椅子は、少女イーダが原爆で亡くなったことを知らずに帰りを待っていた…。多数の特撮とともに、音楽も幻想の世界を表現。


58水戸黄門/高瀬舟

  • 2016年5月14日1:00 PM@大ホール
  • 2016年6月7日7:00 PM@大ホール

水戸黄門(88分・35mm・カラー)

1978(東映京都)(音)木下忠司(監)山内鉄也(原・脚)葉村彰子(撮)増田敏雄(美)佐野義和(出)東野英治郎、里見浩太朗、大和田伸也、高橋元太郎、中谷一郎、和田浩治、山口いづみ、鮎川いづみ、谷幹一、遠藤太津朗、富田仲次郎、稲葉義男、浜田寅彦、川合伸旺、東野英心、竹脇無我、栗原小巻、三船敏郎(解)芥川隆行

お馴染みのTVシリーズ「水戸黄門」の映画版で、TVのレギュラースタッフやキャストを起用。加賀百万石のお家騒動で黄門一行(東野、里見、大和田)が活躍。木下忠司の作曲による主題歌「ああ人生に涙あり」も音楽のつけ方もTV時代劇のスタイルを踏襲。多彩なゲストが映画版らしい。

高瀬舟(44分・16mm・カラー)

1988(K&S)(企画・音)木下忠司(監)工藤榮一(原)森鷗外(脚)松山善三(撮)石原興(美)太田誠一(出)前田吟、岡田吉弘、荒井紀人、三角八重、北見唯一、亀井賢二、出水憲司、平井靖、長島小津重(解)市原悦子

木下忠司・関根光致子夫妻のプロダクション・K&Sが製作した学校教材映画の中篇。貧困や介護・安楽死といった現代的なテーマを内包した原作を、工藤栄一が見事に映画化し、隠れた名篇となった。実際にスタジオに川を掘って撮影がなされ、移送される主人公と変わらない町並みとが印象的な対比を見せる。


59赤い鳥のこころ 日本名作童話シリーズ(計96分)

  • 2016年5月15日4:00 PM@大ホール
  • 2016年6月1日3:00 PM@大ホール

K&Sによって制作され、1979年にテレビ朝日系列で放映されたテレビアニメシリーズ。木下忠司は、各話の音楽に加え、オープニングとエンディングの主題歌も作曲。物語や場面に合わせて、コーラスや多様な楽器が使用されている。全26話のうち、第1・3・11・13話を順に上映。

天までとどけ(24分・16mm・カラー)

1979(K&S)(製・音)木下忠司(監修)木下恵介(監・原画)椛島義夫(原)吉田絃二郎(脚)若杉光夫(作画)スタジオ古留美(美)川本征平(声)安田正則、小杉勇、杉本孝次、長慶子(解)南風洋子

ふしぎな窓(24分・16mm・カラー)

1979(K&S)(製・音)木下忠司(監修)木下恵介(監・原画)芝山努(原)西條八十(脚)山田太一(作画)亜細亜堂(美)川本征平(声)田口精一、肉倉正男、松田史朗、小牧ゆう(解)鈴木智

赤いろうそくと人魚(24分・16mm・カラー)

1979(K&S)(製・音)木下忠司(監修・脚)木下恵介(監)大関雅幸(原)小川未明(作画)スタジオメイツ(原画)小泉謙三(美)伊藤攻洋(声)里居正美、入江杏子、水原英子、白石珠江、山本哲也(解)南風洋子

虎の子の大発見(24分・16mm・カラー)

1979(K&S)(製・音)木下忠司(監修)木下恵介(監)荒木伸吾(原)久留島武彦(脚)わらびたく(作画)荒木プロダクション(原画)姫野美智(美)伊藤攻洋(声)永井一郎、貴家堂子、増岡弘、緒方賢一、田の中勇、宮崎恵子(解)南風洋子


60泰造(94分・35mm・カラー)

  • 2016年5月19日7:00 PM@大ホール
  • 2016年6月12日1:00 PM@大ホール

1985(K&S)(音)木下忠司(監)渡辺範雄(原)一ノ瀬泰造、一ノ瀬信子(脚)かがみおさむ(撮)岡崎宏三(美)望月正照(出)岡本早生、小林桂樹、中原ひとみ、趙方豪、光石研、望月真理子、篠山葉子、丘山未央、小倉一郎、河原崎次郎、土屋嘉男、真野響子、岡田英次、山口崇

カンボジアで没した戦場カメラマン・一ノ瀬泰造の生涯を、写真や書簡を駆使し、「自由とカネと栄光」を求めて疾走した若者の青春映画として描く。泰造の写真と生き方に打たれ、プロデュースも手掛けた木下は、本作を「ドキュメント・ドラマ」と呼んでいる。


■作品によって開映時間が異なりますのでご注意ください。
■各回の開映後の入場はできません。

2016年4月5日

2016年4月5日3:00 PM@大ホール
2016年4月5日7:00 PM@大ホール

2016年4月6日

2016年4月6日3:00 PM@大ホール
2016年4月6日7:00 PM@大ホール

2016年4月7日

2016年4月7日3:00 PM@大ホール
2016年4月7日7:00 PM@大ホール

2016年4月8日

2016年4月8日3:00 PM@大ホール

2016年4月9日

2016年4月9日12:30 PM@大ホール
2016年4月9日4:00 PM@大ホール

2016年4月10日

2016年4月10日12:30 PM@大ホール
2016年4月10日4:00 PM@大ホール

2016年4月12日

2016年4月12日3:00 PM@大ホール
2016年4月12日7:00 PM@大ホール

2016年4月13日

2016年4月13日3:00 PM@大ホール
2016年4月13日7:00 PM@大ホール

2016年4月14日

2016年4月14日3:00 PM@大ホール
2016年4月14日7:00 PM@大ホール

2016年4月15日

2016年4月15日3:00 PM@大ホール
2016年4月15日7:00 PM@大ホール

2016年4月16日

2016年4月16日1:00 PM@大ホール
2016年4月16日4:00 PM@大ホール

2016年4月17日

2016年4月17日1:00 PM@大ホール
2016年4月17日4:00 PM@大ホール

2016年4月19日

2016年4月20日

2016年4月20日3:00 PM@大ホール
2016年4月20日7:00 PM@大ホール

2016年4月21日

2016年4月21日2:30 PM@大ホール
2016年4月21日7:00 PM@大ホール

2016年4月22日

2016年4月22日3:00 PM@大ホール
2016年4月22日7:00 PM@大ホール

2016年4月23日

2016年4月23日1:00 PM@大ホール
2016年4月23日4:00 PM@大ホール

2016年4月24日

2016年4月24日1:00 PM@大ホール
2016年4月24日4:00 PM@大ホール

2016年4月26日

2016年4月26日3:00 PM@大ホール
2016年4月26日6:30 PM@大ホール

2016年4月27日

2016年4月27日3:00 PM@大ホール
2016年4月27日7:00 PM@大ホール

2016年4月28日

2016年4月28日3:00 PM@大ホール
2016年4月28日7:00 PM@大ホール

2016年4月29日

2016年4月29日1:00 PM@大ホール
2016年4月29日4:00 PM@大ホール

2016年4月30日

2016年4月30日1:00 PM@大ホール
2016年4月30日4:00 PM@大ホール

2016年5月1日

2016年5月1日1:00 PM@大ホール
2016年5月1日4:00 PM@大ホール

2016年5月3日

2016年5月3日1:00 PM@大ホール
2016年5月3日4:00 PM@大ホール

2016年5月4日

2016年5月4日12:30 PM@大ホール
2016年5月4日3:00 PM@大ホール

2016年5月5日

2016年5月6日

2016年5月6日3:00 PM@大ホール
2016年5月6日7:00 PM@大ホール

2016年5月7日

2016年5月7日1:00 PM@大ホール
2016年5月7日4:00 PM@大ホール

2016年5月8日

2016年5月8日1:00 PM@大ホール
2016年5月8日4:00 PM@大ホール

2016年5月10日

2016年5月10日3:00 PM@大ホール
2016年5月10日7:00 PM@大ホール

2016年5月11日

2016年5月11日3:00 PM@大ホール
2016年5月11日7:00 PM@大ホール

2016年5月12日

2016年5月12日3:00 PM@大ホール
2016年5月12日7:00 PM@大ホール

2016年5月13日

2016年5月13日3:00 PM@大ホール
2016年5月13日7:00 PM@大ホール

2016年5月14日

2016年5月14日1:00 PM@大ホール
2016年5月14日4:00 PM@大ホール

2016年5月15日

2016年5月15日1:00 PM@大ホール

2016年5月17日

2016年5月17日3:00 PM@大ホール

2016年5月18日

2016年5月18日3:00 PM@大ホール
2016年5月18日7:00 PM@大ホール

2016年5月19日

2016年5月19日3:00 PM@大ホール
2016年5月19日7:00 PM@大ホール

2016年5月20日

2016年5月21日

2016年5月21日1:00 PM@大ホール

2016年5月22日

2016年5月22日1:00 PM@大ホール
2016年5月22日4:00 PM@大ホール

2016年5月24日

2016年5月24日3:00 PM@大ホール
2016年5月24日7:00 PM@大ホール

2016年5月25日

2016年5月25日3:00 PM@大ホール
2016年5月25日7:00 PM@大ホール

2016年5月26日

2016年5月27日

2016年5月27日3:00 PM@大ホール
2016年5月27日7:00 PM@大ホール

2016年5月28日

2016年5月28日1:00 PM@大ホール
2016年5月28日4:00 PM@大ホール

2016年5月29日

2016年5月29日1:00 PM@大ホール
2016年5月29日4:00 PM@大ホール

2016年5月31日

2016年5月31日7:00 PM@大ホール

2016年6月1日

2016年6月2日

2016年6月2日7:00 PM@大ホール

2016年6月3日

2016年6月3日3:00 PM@大ホール
2016年6月3日7:00 PM@大ホール

2016年6月4日

2016年6月4日1:00 PM@大ホール
2016年6月4日4:00 PM@大ホール

2016年6月5日

2016年6月5日1:00 PM@大ホール
2016年6月5日4:00 PM@大ホール

2016年6月7日

2016年6月7日3:00 PM@大ホール
2016年6月7日7:00 PM@大ホール

2016年6月8日

2016年6月8日3:00 PM@大ホール
2016年6月8日7:00 PM@大ホール

2016年6月9日

2016年6月9日7:00 PM@大ホール

2016年6月10日

2016年6月11日

2016年6月11日1:00 PM@大ホール
2016年6月11日4:00 PM@大ホール

2016年6月12日

2016年6月12日1:00 PM@大ホール

4月9日(土) 0:30pmの回上映終了後

山田太一(作家・脚本家)×松本隆司(元松竹映画録音技師)

*入場無料(当日1回目の上映をご覧になった方は、そのままトーク・イベントに参加することができます。トーク・イベントのみの参加もできます。)

*木下忠司さんご来場予定!

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