開催中の上映

  • 2017.6.28-2017.12.6
    ※不定期の開催になりますのでご注意ください
  • 上映企画

京橋映画小劇場No. 35 アンコール特集

Kyobashi-za No. 35
Back by Popular Demand: From the Programs of Recent Years

会場:小ホール(地下1階)
各回の開映後の入場はできません。

会期:
2017年6月28日(水)
7月5日(水)、7日(金)-9日(日)、12日(水)、14日(金)-16日(日)、19日(水)、26日(水)
10月11日(水)、25日(水)
11月8日(水)、22日(水)
12月6日(水)
※不定期の開催です。ご注意ください。

料金:一般520円/高校・大学生・シニア310円/小・中学生100円/障害者(付添者は原則1名まで)、キャンパスメンバーズは無料

定員:151名(各回入替制)
発券:地下1階受付
・観覧券は当日・当該回のみ有効です。
・発券・開場は開映の30分前から行い、定員に達し次第締切ります。
・学生、シニア(65歳以上)、障害者、キャンパスメンバーズの方は、証明できるものをご提示ください。
・発券は各回1名につき1枚のみです。

概要

 フィルムセンターは《京橋映画小劇場》第35回企画として、昨年度の上映作品の中から特に多数のお客様にご来場いただいた6プログラム(6作品)を、また、2005年度から2015年度までの上映作品の中で特に人気のあった10プログラム(22作品)を、アンコール上映いたします。みなさまのご来場をお待ちしています。

 

●《京橋映画小劇場》とは

 平成18(2006)年度よりフィルムセンターは、それまで教育機関のための特別映写や一部の共催事業の会場として使用されてきた小ホールを、《京橋映画小劇場》(KYOBASHI-ZA)の名のもと、年に数回、フィルムセンターの主催上映企画にも利用し、さらなる上映活動の拡充を図っています。
 フィルムセンター所蔵作品の公開を中心に、外部団体との共催企画も引き続き模索しつつ、多彩な上映企画の実現を目指します。大ホール・展示室企画ともども、皆さまのご来場を心よりお待ちしております。

■(監)=監督 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (キ)=キャラクターデザイン (作監)=作画監督 (メ)=メカニックデザイン (美)=美術 (録)=録音 (音)=音楽 (出)=出演 (声)=声の出演 (解)=解説・ナレーション
■特集には不完全なプリントが含まれていることがあります。
■記載した上映分数は、当日のものと多少異なることがあります。
■外国映画にはすべて日本語字幕が付きます。

◆2016年度上映作品より 1.髙度7000米 恐怖の四時間 (76分・1959・東映東京・監:小林恒夫) 2.風と女と旅鴉 (90分・1958・東映京都・監:加藤泰) 3.元始、女性は太陽であった 平塚らいてうの生涯 (140分・2001・企画:平塚らいてうの記録映画をつくる会|製作:自由工房・監:羽田澄子) 4.アウシュウィツの女囚 (106分・1948・フィルム・ポルスキ・監・脚:ワンダ・ヤクボフスカ) 5.うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー (97分・1984・東宝=キティ・フィルム・監・脚:押井守) 6.GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊 (83分・1995・講談社=バンダイビジュアル=MANGA ENTERTAINMENT・監:押井守) ◆近年の上映作品より 7.萬世流芳 (151分・1942・中華聯合製片公司=中華電影=満映・監・脚:朱石麟・監:卜萬蒼、馬徐維邦、張善琨、楊小仲) 8.恋多き女 (97分・1956・フランコ・ロンドン・フィルム=レ・フィルム・ジベ=エレクトラ・コンパニーア・チネマトグラフィカ・監・原・脚:ジャン・ルノワール) 9.発掘されたアニメーション映画 (計115分) 10.羅生門[デジタル復元版] (88分・1950・大映京都・監・脚:黒澤明) 11.地獄門[デジタル復元版] (89分・1953・大映京都・監・脚:衣笠貞之助) 12.幕末太陽傳[デジタル修復版] (111分・1957・日活・監・脚:川島雄三) 13.大佛さまと子供たち (102分・1952・蜂の巣映画部・監・脚:清水宏)
奈良には古き佛たち (36分・1953・蜂の巣映画部・監:清水宏)
14.イタリアン・アメリカン他 (計68分) 15.バンド・ワゴン (112分・1953・MGM・監:ヴィンセント・ミネリ) 16.總会屋錦城 勝負師とその娘 (110分・1959・大映東京・監:島耕二)

上映作品詳細

◆2016年度上映作品より


1髙度7000米 恐怖の四時間(76分・35mm・カラー)

→「生誕100年 木下忠司の映画音楽」より

  • 2017年7月7日2:00 PM@小ホール
  • 2017年7月15日3:00 PM@小ホール

1959(東映東京)(監)小林恒夫(脚)舟橋和郎(撮)藤井靜(美)藤田博(音)木下忠司(出)髙倉健、今井俊二、大村文武、中原ひとみ、小宮光江、久保菜穗子、丘さとみ、梅宮辰夫、神田隆、風見章子、加藤嘉、殿山泰司、岡村文子、岸井明、増田順司、左卜全、トニー谷

拳銃を持った逃亡中の殺人犯が羽田発千歳行きの飛行機に乗り込み、息詰まるようなサスペンスが展開される。売り出し方を試行錯誤していた時代の高倉健が、冷静な若き機長役で主演。のちのアメリカ映画の「エアポート」シリーズ(1970~1979)と比べるのも一興。グランドホテル形式であるため、複数の登場人物に応じたさまざまな性格のシーンがあり、音楽もそれに合わせて多彩に表情を変える。



2風と女と旅鴉(90分・35mm・白黒)

→「生誕100年 映画監督 加藤泰」より

  • 2017年7月7日4:30 PM@小ホール
  • 2017年7月16日12:00 PM@小ホール

1958(東映京都)(監)加藤泰(脚)成沢昌茂(撮)坪井誠(美)井川德道(音)木下忠司(出)中村錦之助、三國連太郎、丘さとみ、長谷川裕見子、進藤英太郎、薄田研二、加藤嘉、殿山泰司、上田吉二郎、河野秋武、星十郎

加藤泰が自らの作風を確立させた代表作。加藤が愛する「まともな世間から弾き出された奴。卑怯な奴。ずるい奴。そのくせ何処か底の抜けた気の良い奴。」が、化粧をせずに素顔をさらし、同時録音で周囲の音と混じりながら言葉を発し、ロー・ポジションのキャメラで活き活きと写し出される。物語の下敷きとなったのはニコラス・レイ監督の『追われる男』(1955)。



3元始、女性は太陽であった 平塚らいてうの生涯(140分・16mm・カラー)

→「京橋映画小劇場No.34 ドキュメンタリー作家 羽田澄子」より

  • 2017年7月8日11:30 AM@小ホール
  • 2017年7月16日3:00 PM@小ホール

2001(企画:平塚らいてうの記録映画をつくる会|製作:自由工房)(監)羽田澄子(製作)青木生子(撮)宗田喜久松(美)星埜恵子(デザイン)朝倉摂(録)滝澤修(音)湯浅譲二(解)喜多道枝、高橋美紀子

1911年、女性だけによる文芸誌『青鞜』の創刊により日本の女性解放運動の先駆けとなった平塚らいてう(1886-1971)。「その名をきくと、すべての女性の心に灯りがともる」という羽田澄子が、らいてうの思想形成の原点になった禅の体験から説き起し、らいてうの一人称の語りとスチル写真によって、彼女を突き動かした時代の姿を再構築した。企画は1998年に「平塚らいてうの記録映画をつくる会」から高野悦子を通じて羽田に持ち込まれた。平和運動に帰結したらいてうの生き方は、軍国主義の時代に青春を送った羽田の反戦への思いと重なる。



4アウシュウィツの女囚(106分・35mm・白黒)

OSTATNI ETAP

→「NFC所蔵外国映画選集2016」より

  • 2017年7月8日3:00 PM@小ホール
  • 2017年7月14日2:00 PM@小ホール

1948(フィルム・ポルスキ)(監・脚)ワンダ・ヤクボフスカ(脚)ゲルダ・シュナイデル(撮)ボリス・モナスティルスキー(美)ロマン・マン、チェスワフ・ピアスコフスキー(音)ロマン・パレステル(出)ワンダ・バルトゥナ、タチアナ・ゴレッカ、アントニア・ゴレッカ、バルバラ・ドラピニュスカ、アレクサンドラ・シュロンスカ

第二次世界大戦中、アウシュヴィッツ収容所に送られたマルタ(ドラピニュスカ)は、通訳に任命されたため処刑をまぬがれる。監視役としてナチに積極的に協力する者もいるなか、何人かの仲間たちとともに抵抗運動を組織するが…。ポーランドの女性監督ヤクボフスカは、実際にアウシュヴィッツに収容されていた。ホロコーストを主題とした映画の先駆けであり、強制収容所を描く多くの作品に、現在に至るまで影響を与えている。部分的にアウシュヴィッツでもロケされた。



5うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(97分・35mm・カラー)

→「自選シリーズ 現代日本の映画監督5 押井守」より

  • 2017年7月9日12:00 PM@小ホール
  • 2017年7月14日5:00 PM@小ホール

1984(東宝=キティ・フィルム)(監・脚)押井守(演出)西村純二(原)高橋留美子(キ・作監)やまざきかずお(作監)森山ゆうじ(美)小林七郎(音)星勝(声)平野文、古川登志夫、神谷明、杉山佳寿子、島津冴子、鷲尾真知子、田中真弓、千葉繁、玄田哲章、永井一郎、藤岡琢也

長篇映画デビュー作『うる星やつら オンリー・ユー』(1983)に満足できなかった押井守監督が撮った「二度目の処女作」。『うる星やつら』の主要キャラクターを活かしつつ、高揚感に満ち満ちた高校の文化祭前夜を舞台に、夢と現実の世界が拮抗し合うSFスペクタクル。多重構造世界という、その後の押井作品に通ずるテーマが早くも見られる。



6GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(83分・35mm・カラー)

→「自選シリーズ 現代日本の映画監督5 押井守」より

  • 2017年7月9日3:00 PM@小ホール
  • 2017年7月15日12:00 PM@小ホール

1995(講談社=バンダイビジュアル=MANGA ENTERTAINMENT)(監)押井守(演出)西久保利彦(原)士郎正宗(脚)伊藤和典(キ・作画)沖浦啓之(メ)河森正治、竹内敦志(銃器デザイン)磯光雄(作画)黄瀬和哉(美)小倉宏昌(音)川井憲次(声)田中敦子、大塚明夫、山寺宏一、仲野裕、家弓家正

人間を操る天才ハッカー「人形使い」と草薙素子少佐ら公安9課の攻防を通じ、アイデンティティについての哲学的思索を視覚化。その主題の語り方やデジタル技術を駆使したアニメーション技法などが、世界の多くのクリエイターにインスピレーションを与えた押井監督の代表作で、2017年にはハリウッドで実写映画化された。



◆近年の上映作品より


7萬世流芳(151分・35mm・白黒)

→「発掘された映画たち2005」(2005年)より

  • 2017年6月28日3:30 PM@小ホール

1942(中華聯合製片公司=中華電影=満映)(監・脚)朱石麟(監)卜萬蒼、馬徐維邦、張善琨、楊小仲(原)周貽白(撮)周達明、余省三(音)林乗憲(出)高占非、李香蘭、陳雲裳、袁美雲、王引

南京条約100周年を記念して、アヘン戦争における中国の英雄・林則徐の活躍を史実と虚構を交えながら描いた大作で、反英映画とも抗日映画とも解釈できる両義的な作品。満映のスター李香蘭は、上海の中華聯合製片公司に招かれて飴売り娘に扮し、中国のスター陳雲裳、高占非、袁美雲らと共演した。中国電影資料院から入手した35mm日本語字幕付きプリントによる上映。



8恋多き女(97分・35mm・カラー)

ELENA ET LES HOMMES

→「ジャン・ルノワール監督名作選」(2008年)より

  • 2017年7月5日4:00 PM@小ホール

1956(フランコ・ロンドン・フィルム=レ・フィルム・ジベ=エレクトラ・コンパニーア・チネマトグラフィカ)(監・原・脚)ジャン・ルノワール(脚)ジャン・セルジュ、シー・ハワード(撮)クロード・ルノワール(美)ジャン・アンドレ(音)ジョゼフ・コスマ(出)イングリッド・バーグマン、ジャン・マレー、メル・ファーラー、ジャン・リシャール、マガリ・ノエル、ジュリエット・グレコ

裕福な大商人の求婚にあっさり応じながらも、将軍をも夢中にさせ、伯爵にも心惹かれてしまう恋多き未亡人の恋愛喜劇。ハリウッド亡命時代からイングリッド・バーグマンと長年友情を育んできたジャン・ルノワール監督が、唯一バーグマンと組んだ作品。バーグマンにとっては、ロベルト・ロッセリーニ監督との結婚生活が破綻した直後の主演作。彼女の官能性とコメディエンヌとしての才能が存分に発揮されている。



9発掘されたアニメーション映画(計115分)

→「発掘された映画たち2008」(2008年)より

  • 2017年7月12日4:00 PM@小ホール

1917年に製作公開され、2008年に松本夏樹氏によって発見された幸内純一の『なまくら刀』は、現存する最も古い日本のアニメーション映画である。2014年、NFCでは新たに発見した部分を合わせて、4分の最長版を復元、今回はこの最長版を上映する。同じく2008年に松本氏によって発見されたもう一つの作品は、従来、北山清太郎による『浦島太郎』(1918)とされてきたが、今年に入って、研究者の調査によって北山作品ではないことが判明した。『漫画 瘤取り』は可燃性染色プリントから不燃化したもの。『バクダット姫』は、福岡市総合図書館と共同で復元した最長版である。『ガリヴァー奮鬦記』は国税庁が企画した作品で、既存のガリヴァー物語に納税を奨励するメッセージが組み込まれている。

なまくら刀(塙凹内名刀之巻はなわへこないめいとうのまき[デジタル復元・最長版](4分・16fps・35mm・無声・染色)


1917(小林商会)(作画)幸内純一

浦島太郎(仮)[デジタル復元版](2分・16fps・35mm・無声・染色)


1918頃

漫画 瘤取り(14分・18fps・35mm・無声・染色)


1929(横浜シネマ商会)(監)青地忠三(作画)村田安司

火の用心(13分・18fps・35mm・無声・染色)


1930(横浜シネマ商会)(監)青地忠三(作画)村田安司(撮)飯田光治

古寺のおばけ騒動(5分・35mm・白黒)


1936(日本マンガフィルム研究所)(撮・作画)鈴木宏昌

熊に喰われぬ男(9分・35mm・白黒)


1948(三幸映画社)(監)オーフジ・ノブロー(大藤信郎)(作画)仁間七呂

狐と小鳥(11分・35mm・白黒)


1948(近代映画株式会社)(監)森野佐登志(原)月村正雄(撮)淺野惠(作画)里見修

ガリヴァー奮鬦記(9分・35mm・白黒)


1950(近代映画社)(監)黒田外喜男、小沢重行(原)山口晋平(脚)鳥羽克始(撮)北村一郎(音)小島和夫

バクダット姫[最長版](48分・35mm・白黒)


1948(三幸映画社)(監)芦田巌(原)若林敏郎(脚)芦田宏昌(撮)河西昭治(音)服部良一


10羅生門[デジタル復元版](88分・35mm・白黒)

→「生誕百年 映画監督 黒澤明」(2010年)より

  • 2017年7月19日4:00 PM@小ホール

1950(大映京都)(監・脚)黒澤明(原)芥川龍之介(脚)橋本忍(撮)宮川一夫(美)松山崇(音)早坂文雄(出)三船敏郎、京マチ子、志村喬、森雅之、千秋実、上田吉二郎、本間文子、加東大介

ヴェネチア国際映画祭グランプリ、米アカデミー賞名誉賞(最優秀外国語映画賞)に輝き、黒澤の名を世界に知らしめた1本。森の中で起きた殺人事件をめぐる不条理劇を、実験的な話法と撮影を駆使して映像化。シナリオは芥川龍之介の「藪の中」を新人の橋本忍が脚色、黒澤のアイデアで同じ芥川の「羅生門」の内容が加えられた。2008年度にアカデミー・フィルム・アーカイブ、角川映画株式会社(当時)、そしてNFCが共同で実施したデジタル復元は、全米映画批評家協会賞の映画遺産賞を受賞した。



11地獄門[デジタル復元版](89分・35mm・カラー)

→『地獄門』デジタル復元版特別上映会(2012年)より

  • 2017年7月26日4:30 PM@小ホール

1953(大映京都)(監・脚)衣笠貞之助(原)菊池寛(撮)杉山公平(美)伊藤熹朔(音)芥川也寸志(出)長谷川一夫、京マチ子、山形勲、黒川彌太郎、坂東好太郎、田崎潤、千田是也、清水將夫、石黒達也、植村謙二郎、清水元、荒木道子、南美江、毛利菊枝

戦後、大映が多層ネガ・ポジ方式によるイーストマンカラーの採用に踏み切り、満を持して完成させた意欲作。カンヌ国際映画祭グランプリをはじめ、国内外で高く評価された。2011年度にNFCが角川映画株式会社(当時)と共同で行ったデジタル復元では、オリジナルネガから三色分解したマスターポジなど複数の素材を相互比較しながら適切な素材を選び、本作の撮影助手であった森田富士郎キャメラマン監修の下、当時のカラー・フィルムの特性を踏まえた色彩設計上の労苦を尊重しながら、日本の伝統色を甦らせた。



12幕末太陽傳[デジタル修復版](111分・35mm・白黒)

→「日活映画の100年 日本映画の100年」(2012年)より

  • 2017年10月11日4:00 PM@小ホール

1957(日活)(監・脚)川島雄三(脚)田中啓一、今村昌平(撮)髙村倉太郎(美)中村公彦、千葉一彦(音)黛敏郎(出)フランキー堺、左幸子、南田洋子、石原裕次郎、芦川いづみ、市村俊幸、金子信雄、山岡久乃、二谷英明、小林旭

落語「居残り佐平次」などに着想を得た川島雄三の代表作。勤皇の志士も同宿する品川宿で、持ち前の要領の良さを発揮しながら享楽的に暮らす男・左平次(堺)の姿が、一抹のニヒリズムとともに描かれる。日活創立100周年を記念して、2011年に日活とNFCが共同で作製したデジタル修復版プリントでの上映。



13大佛さまと子供たち/奈良には古き佛たち

→「生誕110年 映画監督 清水宏」(2013年)より

  • 2017年10月25日4:00 PM@小ホール

大佛さまと子供たち(102分・35mm・白黒)


1952(蜂の巣映画部)(監・脚)清水宏(撮)古山三郎(音)伊藤宣二(出)岩本豊、硲由夫、宮内義治、久保田晋一郎、川西清、中村貞雄、日守由禧子、歌川マユミ、赤堀綾子、島田友三郎

「蜂の巣映画」3部作の3本目。前2作同様、映画史に類を見ないユニークな作品。舞台は奈良・東大寺に移り、非公式の観光案内で生計を立てながら、戦地から帰らない父の消息をラジオ放送で探し続ける豊太(岩本)の生きる姿を描く。戦争孤児たちの安らぎの場所として夢想される奈良の大仏さまをはじめ、子どもたちが仏像と交感する姿が胸を打つ。

奈良には古き佛たち(36分・35mm・白黒)


1953(蜂の巣映画部)(監)清水宏

文化財の保護を訴えた記録映画で、興福寺や東大寺の仏像・建築の特徴や由来がナレーションによって語られる。階段を腹ばいで滑り落ちる子どものショットやゆるやかな前進移動撮影など、記録映画においても清水らしさは健在。2007年に広島で発見され、プラネット映画資料図書館に寄贈された16mmプリントからの複製。


14イタリアン・アメリカン他(計68分)

→「MoMA ニューヨーク近代美術館映画コレクション」(2014年)より

MoMAから入手した復元版ニュープリントでの上映。

  • 2017年11月8日4:00 PM@小ホール

ニューヨークの地下鉄(4分・24fps・35mm・無声・白黒)

INTERIOR N. Y. SUBWAY, 14TH STREET TO 42ND STREET


1905(アメリカン・ミュートスコープ・アンド・バイオグラフ)(監)G・W・ビッツァー

1904年に開通したニューヨークの地下鉄。14丁目駅を出発した地下鉄が42丁目駅に到着するまでを電車の先頭に設置したキャメラで記録している。監督はグリフィス作品の名カメラマン、G・W・ビッツァー。ナイトレートのオリジナルネガからニュープリントを作製。

ツーリスト(6分・18fps・35mm・無声・白黒)

THE TOURISTS


1912(バイオグラフ)(監)マック・セネット(撮)パーシー・ヒギンソン(出)メーベル・ノーマンド、チャールズ・ウェスト、ウィリアム・J・バトラー、グレース・ヘンダーソン、フランク・エヴァンズ、ケイト・トンクレイ

列車の停車中に付近の観光に出向いた一行が乗り遅れてしまったことから巻き起こる、マック・セネットお得意のドタバタ喜劇。ネイティヴ・アメリカンの妻が自分の夫に対して馴れ馴れしく接する白人女性に嫉妬して…。

フラッシング・メドウズ(9分・24fps・16mm・無声・カラー)

FLUSHING MEADOWS


1965(監)ジョゼフ・コーネル(撮)ラリー・ジョーダン

現代アート作家として知られるジョゼフ・コーネルが、友人である家出少女ジョイス・ハンターの死を悼んで撮った哀悼の映画。コーネル最後の映像作品で、長く所在不明とされていたが、ジョゼフ・アンド・ロバート・コーネル記念財団がMoMAに寄贈した映画の中から2003年に復元された。

イタリアン・アメリカン(49分・35mm・カラー)

ITALIANAMERICAN


1974(監・構成・出)マーティン・スコセッシ(構成)マーディク・マーティン、ラリー・コーエン(撮)アレックス・ハーシュフェルド(出)キャサリン・スコセッシ、チャールズ・スコセッシ

若くして名声を得たマーティン・スコセッシが両親を撮影した貴重なドキュメンタリー。食卓を囲んで交わされる親子の会話から、苦しい時代を生きた、あるイタリア系移民の家族史が立ち上がる。エンド・クレジットでは、スコセッシ家のイタリア料理のレシピが登場する。


15バンド・ワゴン(112分・35mm・カラー)

THE BAND WAGON

→「MoMA ニューヨーク近代美術館映画コレクション」(2014年)より

  • 2017年11月22日4:00 PM@小ホール

1953(MGM)(監)ヴィンセント・ミネリ(原・脚)ベティ・カムデン、アドルフ・グリーン(撮)ハリー・ジャクソン(美)セドリック・ギボンズ、プレストン・エイムズ(音)アドルフ・ドイチュ(出)フレッド・アステア、シド・チャリシー 、オスカー・レヴァント、ナネット・ファブレイ、ジャック・ブキャナン、ジェイムズ・ミッチェル、ロバート・ギスト、サーストン・ホール、エヴァ・ガードナー、リロイ・ダニエルズ、ジャック・テスラー

監督ヴィンセント・ミネリ、主演フレッド・アステアによる、MGMミュージカル映画の最高峰。アステア演じるトニー・ハンターは、かつての栄光再びと旧友のマートン夫妻が書き上げたミュージカルの舞台化を目指す。劇中曲「ザッツ・エンターテインメント」は後年のアンソロジー映画の題名にもなった。MoMAから入手した復元版ニュープリントでの上映。



16總会屋錦城 勝負師とその娘(110分・35mm・白黒)

→「生誕110年 映画俳優 志村喬」(2015年)より

  • 2017年12月6日4:00 PM@小ホール

1959(大映東京)(監)島耕二(原)城山三郎(脚)井手雅人(撮)小原譲治(美)仲美喜雄(音)大森盛太郎(出)志村喬、轟夕起子、叶順子、片山明彦、山本礼三郎、柳永二郎、川崎敬三、品川隆二

城山三郎が前年に直木賞を受けた経済小説を映画化。大企業の運命さえ操る大物総会屋・錦城(志村)が、ライバル総会屋の銀行乗っ取りに対抗する中で、離婚しようと悩む一人娘(叶)への愛情に初めて目覚める。志村が凄味を帯びた大物総会屋として、また、病床の老いた父親や浪曲好きの趣味人として、多彩な表情を見せる。名手小原譲治による、シャープかつ濃密なパンフォーカス撮影も見所。



■開催日が不定期ですので、ご注意ください。
■作品によって開映時間が異なりますのでご注意ください。

2017年6月28日

2017年6月28日3:30 PM@小ホール

2017年7月5日

2017年7月5日4:00 PM@小ホール

2017年7月7日

2017年7月7日2:00 PM@小ホール
2017年7月7日4:30 PM@小ホール

2017年7月8日

2017年7月9日

2017年7月12日

2017年7月12日4:00 PM@小ホール

2017年7月14日

2017年7月14日2:00 PM@小ホール

2017年7月15日

2017年7月15日12:00 PM@小ホール
2017年7月15日3:00 PM@小ホール

2017年7月16日

2017年7月16日12:00 PM@小ホール

2017年7月19日

2017年7月19日4:00 PM@小ホール

2017年7月26日

2017年7月26日4:30 PM@小ホール

2017年10月11日

2017年10月11日4:00 PM@小ホール

2017年10月25日

2017年11月8日

2017年11月8日4:00 PM@小ホール

2017年11月22日

2017年11月22日4:00 PM@小ホール

2017年12月6日

2017年12月6日4:00 PM@小ホール

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