過去の上映

  • 2015.6.23 - 9.6
  • 上映企画

特集・逝ける映画人を偲んで 2013-2014

In Memory of Film Figures We Lost in 2013-2014

会期:2015年6月23日(火)~9月6日(日)

会場:大ホール
定員:310名(各回入替制)
料金:一般520円/高校・大学生・シニア310円/小・中学生100円/障害者(付添者は原則1名まで)、キャンパスメンバーズは無料

発券:2階受付
・観覧券は当日・当該回のみ有効です。
・発券・開場は開映の30分前から行い、定員に達し次第締切ります。
・学生、シニア(65歳以上)、障害者、キャンパスメンバーズの方は、証明できるものをご提示ください。
・発券は各回1名につき1枚のみです。

★開映後の入場はできません。
★7-9月の休館日:月曜日、8月10日(月)-17日(月)、9月7日(月)-11日(金)、9月25日(金)、9月28日(月)-10月1日(木)

 

概要

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「NFCカレンダー」2015年7-9月号

日本映画の輝かしい歴史を築き、惜しまれながら逝去された映画人の方々を、それぞれの代表的作品を上映することで追悼する企画「特集・逝ける映画人を偲んで」を2年ぶりに開催します。残念ながら、この2年のうちにも、日本映画は多くのかけがえのない才能を失うこととなりました。

本企画では、2013年1月1日から2014年12月31日の間に逝去された方々へのオマージュとして、70作品(60プログラム)を上映し、山口淑子(李香蘭)、三國連太郎、高倉健、菅原文太の各氏をはじめとする60名以上の映画人の業績を回顧・顕彰します。

縁の方々のみならず、広く映画ファンの皆様のご来場をお待ち申し上げます。

 ■(監)=監督・演出 (製)=製作 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (照)=照明 (美)=美術・装置 (録)=録音 (編)=編集 (音)=音楽 (出)=出演 (解)=解説・ナレーション (声)=声の出演

■スタッフ、キャストの人名は原則として公開当時の表記を記載しています。

紫色の人名は今回の上映で追悼する方々です(出演者の場合、カッコ内は映画中の役名です)。

■記載した上映分数は、当日のものと多少異なることがあります。

■特集には不完全なプリントが含まれていることがあります。

1.素浪人罷通る (81分・1947・大映京都・出:片山明彦(天一坊)・監:伊藤大輔) 2.ハワイ珍道中 (86分・1954・新東宝・出:田端義夫(川畑)・監:齋藤寅次郎) 3.人間魚雷 回天 (106分・1955・新東宝・出:宇津井健(村瀬少尉)、髙橋昌也(陣之内大尉)・監:松林宗惠) 4.ビルマの竪琴 (116分・1956・日活・出:安井昌二(水島上等兵)、三国連太郎(井上隊長)・監:市川崑) 5. (94分・1956・松竹大船・脚:楠田芳子・監:川頭義郎) 6.永すぎた春 (94分・1957・大映東京・企画:藤井浩明・監:田中重雄) 7.毒婦夜嵐お絹と天人お玉 (69分・1957・新東宝・出:筑紫あけみ(天人お玉)・監:並木鏡太郎) 8.太夫こったいさんより 女体は哀しく (113分・1957・宝塚映画・出:淡路惠子(喜美子)・監:稲垣浩) 9.ドナルド・リチー選集 (計88分) 10.貸間あり (112分・1959・宝塚映画・出:桂小金治(洋さん)・監・脚:川島雄三) 11.濡れ髪三度笠 (98分・1959・大映京都・出:本郷功次郎(長之助)、淡路惠子(お蔦)・監:田中徳三) 12.嵐を呼ぶ楽団 (108分・1960・宝塚映画・音:河辺公一・出:神戸一郎(亘一夫)・監・脚:井上梅次) 13.夕陽に赤い俺の顔 (82分・1961・松竹大船・撮:小杉正雄・監:篠田正浩) 14.黒の報告書 (92分・1963・大映東京・企画:藤井浩明・出:宇津井健(城戸明)・監:増村保造) 15.三匹の侍 (93分・1964・松竹京都=さむらいプロ・音:津島利章・出:長門勇(桜京十郎)・監・脚:五社英雄) 16.留学生 チュア スイリン (51分・1965・藤プロ・製:工藤充・監:土本典昭)
医学としての水俣病 ―三部作― 資料・証言篇 (82分・1974・青林舎・撮:大津幸四郎・監:土本典昭、小池征人、有馬澄雄、一之瀬紘子)
17.黒い賭博師 (86分・1965・日活・脚:中西隆三・出:髙橋昌也(楊)・監:中平康) 18.大魔神 (84分・1966・大映京都・撮:森田富士郎・出:五味龍太郎(大舘左馬之助)・監:安田公義) 19.農薬禍 (39分・1967・グループ現代・監:小泉修吉)
越後奥三面みおもて 山に生かされた日々 (145分・1984・民族文化映像研究所・製:小泉修吉・監:姫田忠義)
20.日本解放戦線 三里塚の夏 (105分・1968・小川プロ・撮:大津幸四郎・監:小川紳介) 21.新宿泥棒日記 (96分・1969・創造社・監・脚:大島渚) 22.高校生番長 (83分・1970・大映東京・監:帯盛迪彦) 23.おんな地獄唄 尺八弁天 (76分・1970・わたなべぷろだくしょん・監・企画・製:渡辺護)
日本セックス縦断 東日本編 (68分・1971・東京興映・監:渡辺護)
24.どですかでん (140分・1970・四騎の会=東宝・撮:斉藤孝雄・監・脚:黒澤明) 25.喜劇 女売り出します (89分・1972・松竹大船・出:米倉斉加年(武)・監・脚:森崎東) 26.約束 (88分・1972・松竹=斎藤プロ・撮:坂本典隆・出:三国連太郎(山室刑事)・監・原:斎藤耕一) 27.彫る 棟方志功の世界 (35分・1975・毎日映画社=美術映画製作協会・編:鈴木晄・監・脚:柳川武夫)
叛軍No.4 (96分・1972・「叛軍」製作集団・監:岩佐寿彌)
28.マジンガーZ対暗黒大将軍 (43分・1974・フジテレビ=東映・作画:角田紘一・声:内海賢二(獣魔将軍)・監:西沢信孝)
グリム童話 金の鳥 (52分・1985・東映動画・監:平田敏夫)
29.大人のオモチャ ダッチワイフ・レポート (73分・1975・日活・監:曽根中生・色彩計測:水野尾信正) 30.異邦人の河 (115分・1975・緑豆社・音:ジョニー・大倉・出:朴雲煥(李史礼)、米倉斉加年(渡辺)・監・脚:李學仁) 31.竹山ひとり旅 (124分・1977・近代映画協会=ジァン・ジァン・出:林隆三(定蔵=竹山)・監・脚:新藤兼人) 32.天使のはらわた 赤い教室 (78分・1979・にっかつ・監・脚:曾根中生・撮:水野尾信正・照:熊谷秀夫・出:蟹江敬三(村木)) 33.白昼の死角 (154分・1979・東映東京・出:夏木勲(鶴岡七郎)、長門勇(稲垣)・監:村川透) 34.吼えろ鉄拳 (95分・1981・東映京都・監・脚:鈴木則文) 35.ヘリウッド (75分85分・1982・シネマ・プラセット・監・脚:長嶺高文・出:羽仁未央(蘭子)) 36.コータローまかりとおる! (101分・1984・東映京都・監・脚:鈴木則文・音:佐久間正英) 37.マックス モン・アムール (98分・1986・フィルムA2=グリニッチ・フィルム=グリニッチ・フィルムUSA・監・脚:大島渚) 38.恋する女たち (98分・1986・東宝・音:かしぶち哲郎・出:蟹江敬三(御子柴敏雄)・監・脚:大森一樹) 39.光る女 (118分・1987・大映=ディレクターズ・カンパニー=ヤングシネマ85共同事業体・照:熊谷秀夫・編:鈴木晄・出:すまけい(尻内)・監:相米慎二) 40.BU・SU (95分・1987・日本テレビ放送網=東宝・撮:小林達比古・録:宮本久幸・出:すまけい・監:市川準) 41.Aサインデイズ (111分・1989・大映・出:中川安奈(エリ)・監・脚:崔洋一) 42.ガンヘッド (100分・1989・『ガンヘッド』製作委員会・特技監督:川北紘一・監・脚:原田眞人) 43.風の国 (110分・1991・SLプロジェクト=松下プロモーション=エンテック・監・脚:戸井十月) 44.きらい・じゃないよ2 (114分・1992・ハイライト・フィルム・出:伊藤猛(クー)・監・脚:内田栄一) 45.カンゾー先生 (129分・1998・今村プロダクション=東映=東北新社=角川書店・編:岡安肇・監・脚:今村昌平) ◆山口淑子(李香蘭)選集 46.萬世流芳 (151分・1942・中華聯合製片公司=中華電影=満映・出:李香蘭(鳳姑)・監・脚:朱石麟・監:卜萬蒼、馬徐維邦、張善琨、楊小仲) 47.五作ぢいさん (33分・1940・南旺映画・監:徳光壽夫)
私の鶯 (99分・1944・満映=東宝・出:李香蘭(隅田満里子)・監・脚:島津保次郎)
48.醜聞スキャンダル (104分・1950・松竹大船・出:山口淑子(西條美也子)・監・脚:黒澤明) ◆三國連太郎選集 49.善魔 (108分・1951・松竹大船・出:三国連太郎(三国連太郎)・監・脚:木下惠介) 50.飢餓海峡 (183分・1965・東映東京・出:三国連太郎(犬飼多吉・樽見京一郎)、高倉健(味村時雄)・監:内田吐夢) 51.戒厳令 (110分・1973・現代映画社=ATG・製・企画:葛井欣士郎・出:三国連太郎(北一輝)・監:吉田喜重) 52.親鸞 白い道 (136分・1987・日映=キネマ東京=松竹・企画・監・原・脚:三國連太郎・録:宮本久幸・出:蟹江敬三(佐竹義繁)) ◆高倉健選集 53.花と嵐とギャング (83分・1961・ニュー東映・出:高倉健(スマイリー健)・監:石井輝男) 54.ジャコ萬と鉄 (99分・1964・東映東京・出:高倉健(鉄)・監:深作欣二) 55.日本侠客伝 雷門の決斗 (99分・1966・東映京都・脚:野上龍雄・出:髙倉健(平松信太郎)、井上昭文(栄作)・監:マキノ雅弘) 56.ごろつき (92分・1968・東映東京・出:高倉健(大場勇)、菅原文太(山川一郎)・監:マキノ雅弘) ◆菅原文太選集 57.死闘の伝説 (82分・1963・松竹大船・出:菅原文太(鷹森剛一)・監・脚:木下恵介) 58.木枯し紋次郎 かかわりござんせん (90分・1972・東映京都・脚:野上龍雄・音:津島利章・出:菅原文太(木枯し紋次郎)・監:中島貞夫) 59.仁義なき戦い (99分・1973・東映京都・音:津島利章・出:菅原文太(広能昌三)・監:深作欣二) 60.トラック野郎 御意見無用 (98分・1975・東映東京・監・脚:鈴木則文・出:菅原文太(星桃次郎)、井上昭文(土田))

上映作品詳細

1素浪人罷通る(81分・35mm, 白黒)

  • 2015年6月23日3:00 PM@大ホール
  • 2015年7月29日7:00 PM@大ホール

1947(大映京都)(出)片山明彦(天一坊)(監)伊藤大輔(脚)八尋不二(撮)川﨑新太郎(美)角井平吉(音)西梧郎(出)阪東妻三郎、守田勘弥、大友柳太郎、喜多川千鶴、平井岐代子、阿部九州男、小堀誠、嵐徳三郎、南部章三、光岡龍三郎

占領期に製作された阪東妻三郎主演の時代劇。当時、殺陣場面は事実上禁じられていたが、伊藤大輔は活劇の醍醐味を損なうことなく秀作として仕上げた。戦前の日活時代に名子役として活躍した片山明彦が、八代将軍吉宗(守田)のご落胤に扮し、実父に会うことを切望する純粋な青年を演じている。


2ハワイ珍道中(86分・35mm, カラー)

  • 2015年6月23日7:00 PM@大ホール
  • 2015年7月30日3:00 PM@大ホール

1954(新東宝)(出)田端義夫(川畑)(監)齋藤寅次郎(脚)八住利雄(撮)友成達雄(美)加藤雅俊(音)原六朗(出)花菱アチャコ、堺駿二、伴淳三郎、江利チエミ、安西郷子、宮川玲子、清川虹子、齋藤達雄、潮万太郎、小倉繁、益田キートン、神樂坂はん子

ハワイ・ロケを敢行した新東宝のカラー映画第1作で、ハワイで財を成した花村(花菱)が、親戚に預けた一人娘のチエミ(江利)と再会する人情喜劇。バタヤンの愛称で親しまれた歌手の田端義夫がお調子者の青年を軽快に演じ、自慢の歌声と共に作品を盛り上げている。


3人間魚雷 回天(106分・16mm, 白黒)

  • 2015年6月24日3:00 PM@大ホール
  • 2015年7月26日1:00 PM@大ホール

1955(新東宝)(出)宇津井健(村瀬少尉)、髙橋昌也(陣之内大尉)(監)松林宗惠(原)津村敏行、齋藤寛(脚)須崎勝彌(撮)西垣六郎(美)進藤誠吾(音)飯田信夫(出)木村功、津島惠子、岡田英次、和田孝、國方傳、沼田曜一、殿山泰司、加藤嘉、伊澤一郎

人間魚雷の特攻隊の手記を基に作られた作品。戦争末期、懐疑的になりながらも操縦型魚雷・回天の猛訓練を受け、出陣してゆく青年たちと彼らの指導者たちの姿が描かれる。宇津井健は、一度は特攻出撃したものの生還したことで厳しい視線にさらされ、上官に反発してゆく少尉を演じる。


4ビルマの竪琴(116分・35mm, 白黒)

  • 2015年6月24日7:00 PM@大ホール
  • 2015年8月1日1:00 PM@大ホール

1956(日活)(出)安井昌二(水島上等兵)、三国連太郎(井上隊長)(監)市川崑(原)竹山道雄(脚)和田夏十(撮)横山実(美)松山崇(音)伊福部昭(出)浜村純、内藤武敏、西村晃、春日俊二、三橋達也、伊藤雄之助、北林谷栄、中原啓七、伊藤寿章、靑木富夫

戦死した同胞の供養のため終戦後もビルマに留まる若い兵士、水島上等兵を描いた感動作。ヴェネチア国際映画祭サン・ジョルジョ賞を受賞。俳優座養成所出身の安井昌二は、製作を再開した日活と専属契約を結び、『月は上りぬ』(1955,田中絹代監督)での役名を芸名とした。本作は彼の最も知られた出演作の一つ。


5(94分・35mm, 白黒)

  • 2015年6月25日3:00 PM@大ホール
  • 2015年7月31日7:00 PM@大ホール

1956(松竹大船)(脚)楠田芳子(監)川頭義郎(撮)楠田浩之(美)平高主計(音)木下忠司(出)佐田啓二、若尾文子、石濵朗、田村高廣、杉田弘子、岸輝子、東野英治郎、明石潮、山本和子、中川姿子、夏川静江、末永功

浜松で同じ楽器メーカーに勤める志津子(若尾)と雄二(石濵)は静かに想い合う仲。ある日、雄二は家族に志津子を紹介するが猛反対される。志津子が幼い頃、父が逮捕され母が自殺した過去があったのだ…。楠田芳子のオリジナル脚本。楠田は兄の木下惠介・忠司、夫の楠田浩之と共に、映画やテレビに大きな足跡を残した。


6永すぎた春(94分・35mm, カラー)

  • 2015年6月25日7:00 PM@大ホール
  • 2015年7月29日3:00 PM@大ホール

1957(大映東京)(企画)藤井浩明(監)田中重雄(原)三島由紀夫(脚)白坂依志夫(撮)渡辺公夫(美)柴田篤二(音)古関裕而(出)若尾文子、川口浩、北原義郎、川崎敬三、角梨枝子、八潮悠子、船越英二、見明凡太朗、花布辰男、滝花久子、岡村文子

ようやく親の許しを得て婚約した郁雄(川口)と百子(若尾)。だが会社重役である郁雄の親は、息子が大学を無事卒業するまで結婚は許さないという。2人はその日まで純潔を誓うも、やがて倦怠期が訪れ、郁雄は性欲のはけ口を求め始める。多くの三島由紀夫文学を映画化し、親交を深めた藤井浩明が三島と出会った記念すべき作品。脚本の白坂依志夫は今年1月に逝去した。


7毒婦夜嵐お絹と天人お玉(69分・16mm, 白黒)

  • 2015年6月26日3:00 PM@大ホール
  • 2015年7月30日7:00 PM@大ホール

1957(新東宝)(出)筑紫あけみ(天人お玉)(監)並木鏡太郎(脚)岡戸利秋、岡戸嘉外(撮)友成達雄(美)朝生治男(音)鴎啓(出)明智十三郎、若杉嘉津子、中村彰、澤井三郎、小倉繁、江見渉、高松政雄、泉田洋志、若月輝夫、天知茂、岬洋二

若杉嘉津子が岡崎藩乗っ取りの悪企みを手助けする側室に、筑紫あけみがそれを防ごうとする義賊に扮する娯楽時代劇。高峰三枝子にあこがれて女優を目指した筑紫は1952年、新東宝の第2期「スターレット」として入社し、約10年で40本あまりの映画に出演した。


8太夫こったいさんより 女体は哀しく(113分・35mm, カラー)

  • 2015年6月26日7:00 PM@大ホール
  • 2015年8月4日3:00 PM@大ホール

1957(宝塚映画)(出)淡路惠子(喜美子)(監)稲垣浩(原)北條秀司(撮)八住利雄(撮)岡崎宏三(美)伊藤熹朔、植田寛(音)深井史郎(出)乙羽信子、田中絹代、扇千景、伊藤久哉、小沢栄太郎、浪花千栄子、田中春男、平田昭彦、東郷晴子、千石規子

劇団新派が上演して高い評価を得た戯曲の映画化。京都・島原の老舗遊郭を舞台に、太夫や仲居たち、そして男たちの人間関係を女主人の目を通して描く。淡路恵子は、妊娠して夫に売り飛ばされならがらも産みの子を愛して夫を待ち続ける女を演じ、ブルーリボン賞助演女優賞を受賞した。


9ドナルド・リチー選集(計88分)

  • 2015年7月19日1:00 PM@大ホール
  • 2015年9月4日7:00 PM@大ホール

ドナルド・リチーは、小津安二郎や黒澤明をはじめとする日本映画を逸早く海外に紹介し、研究書を著したパイオニアであると同時に、日本の実験映画/個人映画作家の草分けでもあり、ユーモアとエロスに満ちた作品を撮り続けた。1964年には大林宣彦や飯村隆彦らと共に「フィルム・アンデパンダン」にも参加した。

(10分・16mm, 無声, 白黒)

SHI

1958(監・編)ドナルド・リチー

戦争ごっこ(22分・16mm, 白黒)

WARGAMES

1962(監・脚・編)ドナルド・リチー

ライフ(4分・16mm, カラー白黒)

LIFE

1965(監・編)ドナルド・リチー(出)ウエダ・タカシ、コダマ・チカコ

猫と少年(5分・16mm, 白黒)

BOY WITH CAT

1966(監・編)ドナルド・リチー(音)マセネ(出)ワタナベ・ジュンイチ

五つの哲学的童話(47分・16mm, カラー白黒)

FIVE PHILOSOPHICAL FABLES

1967(監・脚・編)ドナルド・リチー(撮)ヤマグチ・マコト(出)日本マイム研究会


10貸間あり(112分・35mm, 白黒)

  • 2015年6月30日3:00 PM@大ホール
  • 2015年8月5日7:00 PM@大ホール

1959(宝塚映画)(出)桂小金治(洋さん)(監・脚)川島雄三(原)井伏鱒二(脚)藤本義一(撮)岡崎宏三(美)小島基司(音)眞鍋理一郎(出)フランキー堺、淡島千景、乙羽信子、浪花千栄子、清川虹子、山茶花究、藤木悠、小沢昭一、益田キートン

大阪の長屋に集った奇妙な住人たちによって次々と起こる出来事を軽妙に描いたコメディ。落語好きの川島雄三に誘われて映画出演を果たし、たちまち人気俳優となった二代目桂小金治が、本作でも遺憾なく個性を発揮している。ラストで桂がつぶやく台詞は、川島の墓碑銘になったことでも知られる。


11濡れ髪三度笠(98分・35mm, カラー)

  • 2015年6月27日1:00 PM@大ホール
  • 2015年7月31日3:00 PM@大ホール

1959(大映京都)(出)本郷功次郎(長之助)、淡路惠子(お蔦)(監)田中徳三(脚)八尋不二(撮)武田千吉郎(美)内藤昭(音)飯田三郎(出)市川雷蔵、中村玉緒、楠トシエ、千葉敏郎、伊沢一郎、小川虎之助、中田ダイマル、中田ラケット、和田弘とマヒナ・スターズ

将軍家斉の38番目の若君で温室育ちの長之助(本郷)は甲州鷹取藩の城主に指名されるが、それを不満とする一派から命を狙われる。成り行きから、長之助の護衛役が旅鴉濡れ髪の半次郎(市川)に託され、かくて彼らの珍道中の始まりとなる。本郷功次郎は、同年の製作者協会新人賞を受賞している。


12嵐を呼ぶ楽団(108分・35mm, カラー)

  • 2015年6月27日4:00 PM@大ホール
  • 2015年8月4日7:00 PM@大ホール

1960(宝塚映画)(音)河辺公一(出)神戸一郎(亘一夫)(監・脚)井上梅次(脚)若尾徳平(撮)岡崎宏三(美)鳥居塚誠一(音)多忠修(出)宝田明、髙島忠夫、雪村いづみ、朝丘雪路、水原弘、柳沢真一、江原達怡、環三千世、水戸光子、柳家金語樓

人気歌手(雪村)のバックでアドリブ演奏をしたためにクラブをクビになったジャズピアニストの牧(宝田)は、“伝説のジャズメン”と呼ばれた父親を目指し、本格的なジャズバンドを結成しようとする。ジャズメンたちの友情や苦悩、恋を音楽に乗せて綴るビッグバンドものミュージカル。当時の人気トロンボーン奏者だった河辺公一は、歌謡映画やアクションものなど映画音楽も数多く手がけた。


13夕陽に赤い俺の顔(82分・35mm, カラー)

  • 2015年6月28日1:00 PM@大ホール
  • 2015年8月5日3:00 PM@大ホール

1961(松竹大船)(撮)小杉正雄(監)篠田正浩(脚)寺山修司(美)梅田千代夫(音)山本直純(出)炎加代子、岩下志麻、川津祐介、渡辺文雄、小坂一也、三井弘次、諸角啓二郎、内田良平、水島弘、平尾昌章、菅井一郎、柏木優子、神山繁、西村晃

建設業界の黒幕が、自らの不正の秘密を握る女性記者を襲うため8人の殺し屋を雇うが、そこへ1人のガンマニアの青年が現れる。篠田正浩=寺山修司のコンビによるパロディ精神にあふれたアクション・コメディ。1940年に松竹大船に入社した小杉正雄は、篠田の松竹時代の作品をすべて手がけ、本作では篠田自ら「日本映画のポップアートのはしり」と呼ぶ画面を実現した。


14黒の報告書(92分・35mm, 白黒)

  • 2015年6月30日7:00 PM@大ホール
  • 2015年8月6日3:00 PM@大ホール

1963(大映東京)(企画)藤井浩明(出)宇津井健(城戸明)(監)増村保造(原)佐賀潜(脚)石松愛弘(撮)中川芳久(美)間野重雄(音)池野成(出)叶順子、髙松英郎、見明凡太朗、小沢栄太郎、殿山泰司、神山繁、上田吉二郎、近藤美恵子、仲村隆、弓恵子、中條静夫

「黒」シリーズ第2作。千葉地検の若手検事(宇津井)が殺人事件の捜査に当たるが、容疑者に付いた老獪な弁護士(小沢)の戦術によって、当初明白に見えた真相は、いとも簡単に覆されていってしまう…。宇津井健はこの作品を皮切りに「黒」シリーズ3本に主演。直情径行な正義漢の役を得意分野としていく。


15三匹の侍(93分・35mm, 白黒)

  • 2015年6月28日4:00 PM@大ホール
  • 2015年8月6日7:00 PM@大ホール

1964(松竹京都=さむらいプロ)(音)津島利章(出)長門勇(桜京十郎)(監・脚)五社英雄(脚)岸本吟一、阿部桂一、柴英三郎(撮)酒井忠(美)大角純一(出)丹波哲郎、平幹二朗、桑野みゆき、香山美子、葵京子、藤原釜足、井川比佐志、石黒達也、多々良純、三原葉子

重税で苦しむ農民のために3人の侍が命がけで闘う人気テレビ時代劇を、同じ五社英雄監督、丹波哲郎、長門勇、平幹二郎3人の主演で映画化した。元農民でひょうきんな好人物だが、槍を持たせたら天下一という桜京十郎役により、長門は広く世に知られる存在となった。音楽の津島利章はテレビ・シリーズの担当もしている。


16留学生 チュア スイリン/医学としての水俣病 ―三部作― 資料・証言篇

  • 2015年7月1日3:00 PM@大ホール
  • 2015年8月7日7:00 PM@大ホール

留学生 チュア スイリン(51分・16mm, 白黒)

1965(藤プロ)(製)工藤充(監)土本典昭(撮)瀬川順一、瀬川浩、身内哲雄、黒柳満(音)三木稔(解)大宮悌二

千葉大学に留学中、政治運動への参加を口実に学籍を抹消された英領マラヤの留学生の復学運動を記録した作品。プロデューサーの工藤充は「チュア君ひとりにプレゼントする映画」でいいと土本典昭に語り、事態の動きに沿って遊撃的な撮影が行われた。

医学としての水俣病 ―三部作― 資料・証言篇(82分・16mm, カラー)

1974(青林舎)(撮)大津幸四郎(監)土本典昭、小池征人、有馬澄雄、一之瀬紘子(撮)一之瀬正史、高岩仁、清水良雄、岡垣亨(音)深澤七郎、松村禎三(解)伊藤惣一

1956年の患者発見以来、水俣病の原因が魚介類に蓄積した有機水銀であることを突き止める過程を、膨大なアーカイブ映像や医学者の研究をたどりながら明らかにする3部作の第1部。小川紳介、土本典昭らと組み、日本を代表するドキュメンタリーを数多く撮影した大津幸四郎は、専門的になりがちな「医学」の話から患者の生活した「環境」を意識的にあぶり出そうと、引きの画を多用した画作りを試みた。


17黒い賭博師(86分・35mm, カラー)

  • 2015年7月2日3:00 PM@大ホール
  • 2015年8月18日7:00 PM@大ホール

1965(日活)(脚)中西隆三(出)髙橋昌也(楊)(監)中平康(原)野村敏雄(脚)小川英(撮)山崎善弘(美)大鶴泰弘(音)伊部晴美(出)小林旭、冨士真奈美、小池朝雄、益田喜頓、横山道代、谷村昌彦、榎木兵衛、野呂圭介、玉川伊佐男、天坊準

さすらいの賭博師氷室浩次(小林)を主人公に据えた「賭博師」シリーズの第6作。小川英、中西隆三が脚本に初参加し、中平康が監督を務めた本作からは“渡り鳥”的なイメージから“ゲーム”性の重視へと脱皮を図り、賭博の技の描写が重視され、それまでの同シリーズ作品と一線を画した。


18大魔神(84分・35mm, カラー)

  • 2015年7月2日7:00 PM@大ホール
  • 2015年7月26日4:00 PM@大ホール

1966(大映京都)(撮)森田富士郎(出)五味龍太郎(大舘左馬之助)(監)安田公義(脚)吉田哲郎(美)内藤昭(音)伊福部昭(特撮監督)黒田義之(出)高田美和、藤巻潤、青山良彦、島田竜三、遠藤辰雄

「ゴーレム」伝説を時代劇の世界に移植した異色の特撮映画。前年、ユナイトとの合作映画『あしやからの飛行』(マイケル・アンダーソン監督)でブルーバック撮影を研究した森田富士郎の進言で大映は米国製の高価なブルースクリーンを導入した。森田は本篇・特撮ともに撮影を担当、並々ならぬ意欲でこの作品に臨み、その後「大魔神」シリーズ全作の撮影を担当した。


19農薬禍/越後奥三面みおもて 山に生かされた日々

  • 2015年7月19日3:30 PM@大ホール
  • 2015年9月3日3:00 PM@大ホール

農薬禍(39分・16mm, カラー)

1967(グループ現代)(監)小泉修吉

農薬の害を独自に調査研究した長野県の佐久総合病院に取材した『農薬禍』は、近代農業には不可欠とされてきた農薬による公害を告発する一作。記録映像プロダクション「グループ現代」を率いて長く活躍した小泉修吉の原点であると同時に、日本の環境ドキュメンタリーのさきがけでもある。

越後奥三面みおもて 山に生かされた日々(145分・16mm, カラー)

1984(民族文化映像研究所)(製)小泉修吉(監)姫田忠義(撮)伊藤硯男、沢幡正範、堀田泰寛、千葉寛

小泉は、映像民俗学者の姫田忠義が設立した民族文化映像研究所(民映研)でも多くの作品をプロデュースした。現在はダムに沈んだ新潟県奥三面集落の生活を丹念に記録、ゼンマイや栗の採集など失われゆく民衆の暮らしに向けられた姫田の視線は、師・宮本常一の志を着実に受け継ぐものであった。


20日本解放戦線 三里塚の夏(105分・16mm, 白黒)

  • 2015年7月1日7:00 PM@大ホール
  • 2015年8月1日4:00 PM@大ホール

1968(小川プロ)(撮)大津幸四郎(監)小川紳介(撮)田村正毅(音)林光(解)和田周

成田空港の建設反対運動に伴走した小川プロの「三里塚」シリーズ第1作。空港公団の立入調査とそれを阻止しようとする農民の闘いを追う。官憲による逮捕まで経験して大津が獲得した強靭な映像は日本の記録映画史に屹立する。晩年に大津は三里塚を再訪、遺作『三里塚に生きる』(2014)を発表した。


21新宿泥棒日記(96分・35mm, パートカラー)

  • 2015年7月3日3:00 PM@大ホール
  • 2015年8月2日1:00 PM@大ホール

1969(創造社)(監・脚)大島渚(脚)田村孟、佐々木守、足立正生(撮)吉岡康弘、仙元誠三(美)戸田重昌(出)横尾忠則、横山リエ、田辺茂一、高橋鉄、佐藤慶、戸浦六宏、渡辺文雄、唐十郎、麿赤兒、李礼仙、大久保鷹、不破万作、藤原マキ、四谷シモン

本を万引きした青年「鳥男」と、彼の手を掴んで社長に突き出した少女「ウメ子」が出会い、関係を持つさまが、1968年当時の熱気溢れる新宿の実写や、実名で登場する人物たちと共に、虚実ないまぜにとらえられる。大島渚は、中途まで執筆したシナリオを携えて新宿に向かい、即興的な撮影を敢行した。


22高校生番長(83分・35mm, カラー)

  • 2015年7月21日3:00 PM@大ホール
  • 2015年8月27日7:00 PM@大ホール

1970(大映東京)(監)帯盛迪彦(脚)須崎勝弥(撮)中川芳久(美)間野重雄(音)伊部晴美(出)南美川洋子、小倉一郎、小野川公三郎、篠田三郎、八並映子、三笠すみれ、成瀬亜紀子、笠原玲子、田武謙三

集団就職で上京し、忙しく働きながら定時制高校に通う健太(小野川)。同じ高校の全日制に通う真面目な女生徒・美穂(南美川)から激励の手紙を受け取るが、これに下ネタで返答してしまったのをきっかけに、全日制VS定時制の生徒同士の性欲剥き出しの争いが勃発する。性春もの映画を得意とした帯盛迪彦の代表作。


23おんな地獄唄 尺八弁天/日本セックス縦断 東日本編

  • 2015年7月21日6:30 PM@大ホール
  • 2015年9月6日4:00 PM@大ホール

おんな地獄唄 尺八弁天(76分・35mm, パートカラー)

1970(わたなべぷろだくしょん)(監・企画・製)渡辺護(脚)日野洸(撮)池田清二(音)林伊久馬(出)香取環、吉志譲二、春山祥子、小津貫太郎、葵太郎、木南清、光岡正代、水野忠雄

『男ごろし 極悪弁天』(1969)の続篇。弁天の刺青を背に持つ女侠客の加代(香取)と吉祥天の刺青の男(国分)との悲劇的恋が描かれる。2人は刺青を介して魂が交錯し、男の吹く尺八が、加代を敵の居場所へと導いていく。生涯で200本を超えるピンク映画を撮った巨匠・渡辺護が「撮り終えたくなかった」と述べている、愛着の深い作品。

日本セックス縦断 東日本編(68分・35mm, カラー)

1971(東京興映)(監)渡辺護(脚)太田康(撮)古川丈夫(出)今泉洋、高見由紀、小城かほり、磯香亜矢、桑山安里、天野照子、千草志保

1971年の3月から5月にかけて次々と8人の女性を強姦殺害した大久保清をモデルとした作品。新たな報道が出るたびに脚本は書き足され、実際の犯行現場や大久保の自宅付近でのロケーション撮影が行われた。渡辺は製作に当り、大久保と父親の関係に注目したという。


24どですかでん(140分・35mm, カラー)

  • 2015年7月7日3:00 PM@大ホール
  • 2015年8月19日7:00 PM@大ホール

1970(四騎の会=東宝)(撮)斉藤孝雄(監・脚)黒澤明(原)山本周五郎(脚)小国英雄、橋本忍(撮)福澤康道(美)村木与四郎、村木忍(音)武満徹(出)頭師佳孝、菅井きん、殿村敏之、三波伸介、楠侑子、伴淳三郎、丹下キヨ子、田中邦衛、吉村実子

黒澤明の初カラー作品。毎日空想の電車を走らせる六ちゃんをはじめ、奇妙な集落に住む人々のささやかな生活が、強烈な原色を用いて映像化されている。『椿三十郎』(1962)で撮影監督として一人立ちした斎藤孝雄は、黒澤の遺作『まあだだよ』(1993)に至るまで、黒澤映画のルックを作り、作品を支え続けた。


25喜劇 女売り出します(89分・35mm, カラー)

  • 2015年7月4日1:00 PM@大ホール
  • 2015年8月7日3:00 PM@大ホール

1972(松竹大船)(出)米倉斉加年(武)(監・脚)森崎東(原)藤原審爾(脚)掛札昌裕(撮)吉川憲一(美)佐藤之俊(音)山本直純(出)森繁久彌、市原悦子、夏純子、久里千春、荒砂ゆき、岡本茉莉、中川加奈、西村晃、財津一郎、小沢昭一

森﨑東監督の「喜劇・女」シリーズの第3作。ストリッパー斡旋所「新宿芸能社」を舞台に、元スリで気のいい浮子(夏)が体を張って人助けをする姿を描く。米倉斉加年は浮子の元スリ仲間・武に扮し、事あるごとに「笑わせるぜまったく」と捨て台詞を吐きながらも侠気を見せる、印象深い役を演じている。


26約束(88分・35mm, カラー)

  • 2015年7月4日4:00 PM@大ホール
  • 2015年8月18日3:00 PM@大ホール

1972(松竹=斎藤プロ)(撮)坂本典隆(出)三国連太郎(山室刑事)(監・原)斎藤耕一(原)金志軒(脚)石森史郎(美)芳野尹孝(音)宮川泰(出)岸恵子、萩原健一、南美江、姫ゆり子、殿山泰司、中山仁、日高久

現金強奪犯の青年(萩原)が逃亡中の列車内で出逢った憂いを秘めた美しい年上の女(岸)。彼女は母の墓参のために仮出所を許された女囚だった。2人は束の間の恋に落ちるが…。坂本典隆は独特の叙情的なキャメラワークで70年代の斎藤耕一、山根成之らの作品を支えた。


27彫る 棟方志功の世界/叛軍No.4

  • 2015年7月5日1:00 PM@大ホール
  • 2015年8月19日3:00 PM@大ホール

彫る 棟方志功の世界(35分・35mm, カラー)

1975(毎日映画社=美術映画製作協会)(編)鈴木晄(監・脚)柳川武夫(脚)杉山義法(撮)田中正(音)小杉太一郎(解)鈴木瑞穂

晩年の棟方志功の創作活動に迫った記録映画。日活で数多くの作品の編集を担当した鈴木晄が、監督の柳川武夫から撮影素材をすべて任され、音入れも含めて構成した。1976年ベルリン国際映画祭記録映画部門グランプリほか、数々の賞を受賞。

叛軍No.4(96分・16mm, 白黒)

1972(「叛軍」製作集団)(監)岩佐寿彌(撮)堀田泰寛(録)岡本光司(出)和田周

反戦自衛官・小西誠の裁判経過を収めたアジビラ映画(シネ・トラクト)として構想されたシリーズの4作目。戦時中に叛乱行為で罪に問われた元二等兵が、これまで内密にしていた事実をとうとうと語り始めるが、その講演を終える瞬間、映画の根源を揺るがす事実が明らかにされる。映像で語る行為自体の政治性を作品ごとに提示してきた岩佐寿弥の代表作。

 


28マジンガーZ対暗黒大将軍/グリム童話 金の鳥

  • 2015年7月22日3:00 PM@大ホール
  • 2015年9月5日1:00 PM@大ホール

マジンガーZ対暗黒大将軍(43分・35mm, カラー)

1974(フジテレビ=東映)(作画)角田紘一(声)内海賢二(獣魔将軍)(監)西沢信孝(原)永井豪とダイナミックプロ(脚)高久進(撮)吉村次郎、相磯嘉雄(美)辻忠直(音)渡辺宙明(声)石丸博也、田中亮一、江川菜子、沢田和子、八奈見乗児、大塚周夫、大竹実

1974年夏休みの「東映まんがまつり」で上映された人気TVアニメーション「マジンガーZ」の劇場オリジナル版第2作。TV版に先駆けてグレートマジンガーが初登場し、当時大きな話題となった。角田紘一が作画監督に昇格して担当した最初のTVアニメが「マジンガーZ」である。本年3月に逝去した西沢信孝にとっては最初の劇場オリジナル作品の演出であった。

グリム童話 金の鳥(52分・35mm, カラー)

1985(東映動画)(監)平田敏夫(原)ヤーコブ・グリム、ウィルヘルム・グリム(脚)田代淳二(作画)大橋学(撮)石川欽一(美)石川山子(音)クニ河内(出)三輪勝恵、富山敬、藤田淑子、木ノ葉のこ、滝口順平、八奈見乗児

世界征服をもくろむ魔女のペットである金の鳥を追う、心やさしい王子の冒険が描かれる。平田敏夫監督によれば、本作は演出を担当した劇場用作品の中でも「自分が最初から最後まで」作った2本のうちの1本(もう1本は『ボビーに首ったけ』)とのこと。


29大人のオモチャ ダッチワイフ・レポート(73分・35mm, カラー)

  • 2015年7月23日3:00 PM@大ホール
  • 2015年9月1日7:00 PM@大ホール

1975(日活)(監)曽根中生(色彩計測)水野尾信正(脚)大和屋竺(撮)森勝(美)山本陽一、川船夏夫(音)多摩零(出)ひろみ麻耶、益富信孝、丘奈保美、粟津號、木島一郎、たけうちのぶし、織田俊彦、藤ひろ子、しば早苗、扇アリサ、宮崎あすか

氷に閉じ込められた北極観測隊。男ばかりの彼らを無事に帰還させたのは極秘のBB作戦だった。ダッチワイフBB(ベベ)が彼らの欲望のはけ口になったのだ。BB作戦を成功させた国立医大の大森医師は、人形師の久生に、さらに精巧なタッチのBB制作を依頼する。曽根中生の隠れた傑作。


30異邦人の河(115分・35mm, 白黒)

  • 2015年7月5日4:00 PM@大ホール
  • 2015年8月21日7:00 PM@大ホール

1975(緑豆社)(音)ジョニー・大倉(出)朴雲煥(李史礼)、米倉斉加年(渡辺)(監・脚)李學仁(撮)安承玟(美)篠川正一(出)大関優子、菅貫太郎、馬淵晴子、中村敦夫、宇都宮雅代、河原崎長一郎、常田富士男、小松方正、柳生博、藤田敏八

自動車修理工の青年李(朴)は日本名を名乗って働いていたが、主任への昇進を言い渡されたことから、彼の人生の歯車が狂い出す。日活で藤田敏八、神代辰巳らの助監督を経て本作でデビューした李學仁(イ・ハギン)をはじめ、多くの在日コリアン・スタッフが集まった先駆的な作品。ロックグループ「キャロル」のジョニー大倉は、本名の朴雲煥(パク・ウナン)で主演し、音楽も担当した。


31竹山ひとり旅(124分・35mm, カラー)

  • 2015年7月7日7:00 PM@大ホール
  • 2015年8月20日3:00 PM@大ホール

1977(近代映画協会=ジァン・ジァン)(出)林隆三(定蔵=竹山)(監・脚)新藤兼人(撮)黒田清巳(美)大谷和正(音)林光(出)高橋竹山、乙羽信子、倍賞美津子、観世栄夫、根岸明美、川谷拓三、戸浦六宏、殿山泰司、佐藤慶、小松方正、松田春翠

津軽三味線の不世出の名手・高橋竹山の流浪時代を、本人のインタビューと演奏を交えて描く。暗澹とした修業時代を描きながらも、主演の林隆三の演技がユーモアを与えていて重苦しさを感じさせない。林にとっては、1974年の『妹』に続く2本目の映画出演で、三味線の特訓を受けるなど並々ならぬ意欲で取り組んだ。


32天使のはらわた 赤い教室(78分・35mm, カラー)

  • 2015年7月23日7:00 PM@大ホール
  • 2015年9月6日1:00 PM@大ホール

1979(にっかつ)(監・脚)曾根中生(撮)水野尾信正(照)熊谷秀夫(出)蟹江敬三(村木)(原・脚)石井隆(美)柳生一夫(音)泉つとむ(出)水原ゆう紀、水島美奈子、堀礼文、河西健司、大矢甫、草薙良一、あき・じゅん、藤波怜子、浜崎麻耶

石井隆の同名劇画を映画化した日活ロマンポルノ「天使のはらわた」シリーズ第2作。エロ本出版の仕事をする村木(蟹江)は、温泉宿で偶然観たブルーフィルムの中の女・名美(水原)に魅了されるが、そのフィルムは実際の強姦の記録映像だった…。シリーズ最高傑作と評価も高い本作。石井劇画の世界をぐいぐいと押し出してくる水野尾信正×熊谷秀夫コンビの映像も印象深い。


33白昼の死角(154分・35mm, カラー)

  • 2015年7月25日1:00 PM@大ホール
  • 2015年9月2日3:00 PM@大ホール

1979(東映東京)(出)夏木勲(鶴岡七郎)、長門勇(稲垣)(監)村川透(原・出)高木彬光(脚)神波史男(撮)仙元誠三(美)中村州志(音・出)宇崎竜童(出)島田陽子、丘みつ子、エドワード・J・オルモス、中尾彬、竜崎勝藤岡琢也、佐藤慶、室田日出男、伊吹吾郎、天知茂、丹波哲郎、千葉真一

戦後の混乱期、東大法学部の仲間たちと学生金融会社「太陽クラブ」を設立し、ボロ儲けした鶴岡(夏木)だが、メンバーの1人が闇金融容疑で捕まり、焼身自殺を図る。だが鶴岡は新たな手形金融業を始め、法の「死角」を突いた完全犯罪を次々に成功させていく。夏八木(この当時は夏木)勲は創設当時の角川映画を支えた俳優の1人でもあった。


34吼えろ鉄拳(95分・35mm, カラー)

  • 2015年7月25日4:30 PM@大ホール
  • 2015年9月1日3:00 PM@大ホール

1981(東映京都)(監・脚)鈴木則文(脚)井上眞介、志村正浩(撮)北沢清(美)園田一佳(音)羽田健太郎(出)真田広之、志穂美悦子、山下美樹、横山エミー、黒崎輝、遠藤太津朗、石橋雅史、田中浩、アブドーラ・ザ・ブッチャー、成田三樹夫、千葉真一

幼い頃からテキサスの養父の元で鍛えられた譲次(真田)。養父亡き後、日本に戻った彼はすでに亡くなっていた両親と双子の兄の仇敵が意外な人物だと知り香港に飛ぶ。映画後半は香港に大ロケーションを敢行。前年、真田広之の初主演作『忍者武芸帳 百地三太夫』も手がけた鈴木則文は、本作では真田のシャープなアクションを魅せることに徹した。


35ヘリウッド(75分85分・35mm, カラー)

  • 2015年7月24日3:00 PM@大ホール
  • 2015年9月2日7:00 PM@大ホール

1982(シネマ・プラセット)(監・脚)長嶺高文(出)羽仁未央(蘭子)(撮)志賀葉一(美)郡山陽子(音・出)遠藤賢司(出)斉藤とも子、青地公美、佐藤B作、尼子狂児、大鶴四郎、石井愃一、坂本あきら、篠原勝之、小暮隆生、井上真樹夫、奥野玲子

地球人を植物化しようと企む宇宙の侵略者・松玉斎ダンス(遠藤)、それを阻止しようとする宇宙の使者ビワノビッチ(尼子)に、地球の美少女たちが加勢して繰り広げられるSFミュージカル・コメディ。自主制作の前作『歌姫魔界をゆく』(1980)が、<和製ロッキー・ホラー・ショー>と称され話題を博した異才・長嶺高文の商業デビュー作。主演の1人、エッセイストの羽仁未央は映画評論の分野でも活躍した。


36コータローまかりとおる!(101分・35mm, カラー)

  • 2015年7月22日7:00 PM@大ホール
  • 2015年9月5日4:00 PM@大ホール

1984(東映京都)(監・脚)鈴木則文(音)佐久間正英(原・出)蛭田達也(脚)志村正浩(撮)北坂清(美)佐野義和(出)黒崎輝、真田広之、大葉健二、千原麻里、伊原剛、春田純一、卯木浩二、シャナ ホーキンス、崎津隆介、山口良一、斉藤ゆう子、由利徹、ハナ肇、志穂美悦子、山城新伍、千葉真一

巨大高校を舞台に、破天荒なヒーローが大騒動を巻き起こす人気漫画原作の学園コメディ。ジャパンアクションクラブの主軸を多数起用、敏捷なアクションを終始盛り込んだ鈴木則文の娯楽精神あふれる1本。テクノポップ・バンド「プラスチックス」の佐久間正英は崔洋一作品など映画音楽にも携わった。


37マックス モン・アムール(98分・35mm, カラー, 日本語字幕付き)

MAX MON AMOUR

  • 2015年7月3日7:00 PM@大ホール
  • 2015年8月2日4:00 PM@大ホール

1986(フィルムA2=グリニッチ・フィルム=グリニッチ・フィルムUSA)(監・脚)大島渚(原・脚)ジャン=クロード・カリエール(撮)ラウール・クタール(美)ピエール・ギュフロワ(音)ミシェル・ポルタル(出)シャーロット・ランプリング、アンソニー・ヒギンズ、ビクトリア・アブリル、アン=マリー・ベッセ

大島がフランスで撮った異色作で、外交官の妻(ランプリング)とチンパンジーとの奇妙な恋愛、そしてそれによって動揺する夫(ヒギンズ)の姿をユーモアを交えて描く。大島自身は本作を「コメディであり、フェアリーテールでもあります」と評している。


38恋する女たち(98分・35mm, カラー)

  • 2015年7月8日3:00 PM@大ホール
  • 2015年8月8日1:00 PM@大ホール

1986(東宝)(音)かしぶち哲郎(出)蟹江敬三(御子柴敏雄)(監・脚)大森一樹(原)氷室冴子(撮)宝田武久(美)村木与四郎(出)斉藤由貴、高井麻巳子、相楽ハル子、小林聡美、菅原薫、原田貴和子、上田耕一、室井滋、川津祐介、星由里子、柳葉敏郎

金沢で暮らす、恋に奥手な女子高生の多佳子(斉藤)が、タイプの違う2人の親友(高井、相楽)や姉、先輩たちの恋愛模様に触れながら、自らも成長していく姿を描く。ムーンライダーズで活躍していた音楽のかしぶち哲郎は、この作品を皮切りに、大森一樹監督による斉藤由貴3部作の音楽を全て手がけた。


39光る女(118分・35mm, カラー)

  • 2015年7月8日7:00 PM@大ホール
  • 2015年8月9日1:00 PM@大ホール

1987(大映=ディレクターズ・カンパニー=ヤングシネマ85共同事業体)(照)熊谷秀夫(編)鈴木晄(出)すまけい(尻内)(監)相米慎二(原)小檜山博(脚)田中陽造(撮)長沼六男(美)小川富美夫(音)三枝成章(出)武藤敬司、秋吉満ちる、安田成美、レオナルド熊、児玉茂、白川和子、出門英、伊達三郎、森公美子、寺田農

失踪した許嫁(安田)を追って北海道の山奥から東京へ出てきた野人のような男・仙作(武藤)が、乾いた都会で傷心の人々と出会い、やがて歌を歌えなくなったオペラ歌手(秋吉)と愛の再生を果たすまでを感動的に描いた叙事詩的物語。すまけいは秘密クラブ「ジョコンダ」のオーナー役で、ひときわ強烈な個性を発揮。


40BU・SU(95分・35mm, カラー)

  • 2015年7月9日3:00 PM@大ホール
  • 2015年8月8日4:00 PM@大ホール

1987(日本テレビ放送網=東宝)(撮)小林達比古(録)宮本久幸(出)すまけい(監)市川準(脚)内館牧子(美)金田克美(音)板倉文(出)富田靖子、大楠道代、高嶋政宏、藤代美奈子、伊藤かずえ、室井滋、伊織祐未、香苗圭子、イッセー尾形、丘みつ子

富田靖子が芸妓修業に励む無愛想な田舎娘を演じた異色のアイドル映画で、市川準の映画監督デビュー作。市川自身が青春時代を送った神楽坂が舞台で、本作以降数多くの作品で組むことになるキャメラの小林達比古によって、ぬくもりのある町並みがとらえられている。


41Aサインデイズ(111分・35mm, カラー)

  • 2015年7月9日7:00 PM@大ホール
  • 2015年8月21日3:00 PM@大ホール

1989(大映)(出)中川安奈(エリ)(監・脚)崔洋一(原)利根川裕(脚)斎藤博(撮)浜田毅(美)今村力(音)埜邑紀見男(出)石橋凌、広田玲央名、大地康雄、中尾ミエ、SHY、浦田賢一、清水昭博、川平慈英、余貴美子、亀渕友香

利根川裕によるルポルタージュ「喜屋武きゃんマリーの青春」を原案にした、沖縄ロッカー夫婦の伝記映画。1960年代末から本土復帰までの沖縄を舞台に、洋楽のクラブバンド歌手とその妻の波瀾万丈の生活を描く。夫の荒んだ言動に耐えながら、ロッカーとして、また女としての強さを獲得していく中川安奈の芯の通った演技が見もの。


42ガンヘッド(100分・35mm, カラー)

  • 2015年7月24日7:00 PM@大ホール
  • 2015年8月9日4:00 PM@大ホール

1989(『ガンヘッド』製作委員会)(特技監督)川北紘一(監・脚)原田眞人(脚)ジェームス・バノン(撮)藤沢順一(美)小川富美夫(音)本多俊之(出)高嶋政宏、ブレンダ・バーキ、円城寺あや、原田遊人、水島かおり、ジェームズ・B・トンプソン、斉藤洋介、川平慈英、ミッキー カーチス(解)ランディ・レイス

2025年、太平洋上の島にある巨大ロボット工場を管理するコンピュータ「カイロン5」が突如叛乱を起こし、人類を制圧した。それから13年後、トレジャーハンターの男女7人組が無人戦闘ロボット「ガンヘッド」を有人機に改造して「カイロン5」に戦いを挑む。ミニチュアワークや逆光を活かした川北紘一の華麗な特撮を内外に知らしめた作品。


43風の国(110分・35mm, カラー)

  • 2015年7月28日3:00 PM@大ホール
  • 2015年9月3日7:00 PM@大ホール

1991(SLプロジェクト=松下プロモーション=エンテック)(監・脚)戸井十月(撮)高間賢治(美)星埜恵子(音)小田啓義(出)三浦友和、梅宮辰夫、堺正章、永島暎子、立花理佐、岩城滉一、陣内孝則、植木等

ルポライター、作家、ディレクターとして、バイク紀行などの著作、ドキュメンタリーを数多く手がけた戸井十月の劇映画初監督作。東北に帰ったバイク・ジャーナリスト(三浦)が、故郷の山林が開発事業者の手で地上げされていくのを阻止しようと、7人のライダー集団を結成し、権力に立ち向かう姿を描く。


44きらい・じゃないよ2(114分・35mm, カラーパートカラー)

  • 2015年7月28日7:00 PM@大ホール
  • 2015年9月4日3:00 PM@大ホール

1992(ハイライト・フィルム)(出)伊藤猛(クー)(監・脚)内田栄一(撮)石倉隆二(出)藤本あや乃、伊藤清美、田口トモロヲ

藤田敏八作品などの脚本で知られる内田栄一が、初監督した8mm作品『きらい・じゃないよ』(1991)に続いて発表した第2作。オリジナルは16mm。内田主宰の劇団員から俳優活動をスタートさせた伊藤猛は、佐藤寿保、瀬々敬久、サトウトシキらに起用され、90年代の、いわゆる<ピンク四天王>の時代を象徴する俳優であった。


45カンゾー先生(129分・35mm, カラー)

  • 2015年7月10日3:00 PM@大ホール
  • 2015年8月20日7:00 PM@大ホール

1998(今村プロダクション=東映=東北新社=角川書店)(編)岡安肇(監・脚)今村昌平(原)坂口安吾(脚)天願大介(撮)小松原茂(美)稲垣尚夫(音)山下洋輔(出)柄本明、麻生久美子、ジャック・ガンブラン、世良公則、唐十郎、松坂慶子、清水美砂、伊武雅刀、小沢昭一、神山繁、田口トモロオ、山本晋也

日本の敗戦の色が濃くなる中、患者を肝臓炎としか診断しないため嘲られる医師と、周囲の人間模様をユーモラスに描く。岡安肇は『楢山節考』(1983)や『黒い雨』(1989)など後期の今村昌平を支えた映画編集界の重鎮で、当初の版から大幅カットを余儀なくされた本作でも今村作品らしい体臭を残すべく苦心した。


◆山口淑子(李香蘭)選集

1920年、当時の中華民国・奉天に生まれ、後に中国名「李香蘭」を得る。1938年、満洲映画協会(満映)に入社し、「中国人スター」として日中両国で人気となり、多くの国策映画に出演し、流行歌を歌った。戦後は本名の山口淑子に戻して日本映画を中心に活躍し、1958年に女優引退。2014年9月7日逝去。


46萬世流芳(151分・35mm, 白黒, 日本語字幕付)

  • 2015年7月14日3:00 PM@大ホール
  • 2015年8月22日1:00 PM@大ホール

1942(中華聯合製片公司=中華電影=満映)(出)李香蘭(鳳姑)(監・脚)朱石麟(監)卜萬蒼、馬徐維邦、張善琨、楊小仲(原)周貽白(撮)周達明、余省三(音)林乗憲(出)高占非、陳雲裳、袁美雲、王引

南京条約100周年を記念して、アヘン戦争における中国の英雄・林則徐の活躍を史実と虚構を交えながら描いた大作で、反英映画とも抗日映画とも解釈できる両義的な作品。満映のスター李香蘭は、上海の中華聯合製片公司に招かれて飴売り娘に扮し、中国のスター陳雲裳、高占非、袁美雲らと共演した。


47五作ぢいさん/私の鶯

  • 2015年7月14日7:00 PM@大ホール
  • 2015年8月22日4:30 PM@大ホール

五作ぢいさん(33分・35mm, 白黒)

1940(南旺映画)(監)徳光壽夫(撮)高井四郎(美)小池一美(出)横山運平、片桐日名子、朝川清、河田京子、竹村信夫、田邊若男、大友純、國方博之、澤村春次郎

村の判断で税金を払わなくてもいいだろうとされたものの、貧しくとも最低限のことはしたいと申し出る五作爺さんの姿を通して、納税の重要性が訴えられる宣伝映画。徳光寿夫は、戦後は開局早々の日本テレビに入社、映画部長として外国映画の日本語吹き替え放送を発案した。

私の鶯(99分・35mm, 白黒)

1944(満映=東宝)(出)李香蘭(隅田満里子)(監・脚)島津保次郎(原)大佛次郎(撮)福島宏(音)服部良一(出)黒井洵(二本柳寛)、千葉早智子、松本光男、進藤英太郎、グリゴリー・サヤーピン、ワシリー・トムスキー、ニーナ・エンゲルガルド、オルガ・マシュコーワ

満映と日本の東宝が組んで製作した、ハルビンを舞台に繰り広げられる歌謡映画で、台詞のかなりの部分がロシア語である。李香蘭の演じる日本人少女が、育ての親である亡命ロシア人から学んだロシア語の歌を熱唱するが、映画は当時の日本では公開されなかった。


48醜聞スキャンダル(104分・35mm, 白黒)

  • 2015年7月10日7:00 PM@大ホール
  • 2015年8月27日3:00 PM@大ホール

1950(松竹大船)(出)山口淑子(西條美也子)(監・脚)黒澤明(脚)菊島隆三(撮)生方敏夫(美)濱田辰雄(音)早坂文雄(出)三船敏郎、桂木洋子、千石規子、小澤榮、志村喬、日守新一、三井弘次、清水一郎、岡村文子、清水將夫、北林谷榮

雑誌に人気歌手・西条美也子(山口)とのスキャンダル記事をでっち上げられた新進画家(三船)が、名誉を守るために一人の老弁護士を雇うが…。黒澤は、マスコミの非人間的な言論の暴力に対する「抗議の映画」を意図していた。山口にとっては、『暁の脱走』(1950,谷口千吉監督)後に松竹と契約してから3本目の出演作。同年には渡米し、アメリカ映画『東は東』(1952,キング・ヴィダー監督)への出演が決まり、シャーリー山口として活躍のきっかけを得ることとなる。


◆三國連太郎選集

1923年、群馬県太田市生まれ。1950年松竹大船に研究生として入社。木下惠介監督の『善魔』の主役に抜擢されデビュー。その後東宝、日活、東映をへてフリーに。風格のある演技で多くの名匠に出演を請われ生涯で180本以上の映画に出演した。2013年4月14日逝去。


49善魔(108分・35mm, 白黒)

  • 2015年7月11日12:30 PM@大ホール
  • 2015年8月25日3:00 PM@大ホール

1951(松竹大船)(出)三国連太郎(三国連太郎)(監・脚)木下惠介(原)岸田国士(脚)野田髙梧(撮)楠田浩之(美)浜田辰雄(音)木下忠司(出)森雅之、淡島千景、桂木洋子、笠智衆、千田是也、小林トシ子、楠田薫、竜岡晋、宮口精二、北龍二

離婚問題に悩む官僚の妻(淡島)とその病身の妹(桂木)に、新聞社の部長(森)と記者(三國)がそれぞれ想いを寄せる。世代の違う2組の恋は、一方は部長の愛人(小林)への同情から断念され、他方は死体との結婚という形で成就する。魔的なまでのエネルギーをもつ善人、魔性の善を意味する「善魔」という観念を、映画初出演の三國連太郎が体現し、以後も本作の役名を芸名とすることになった。


50飢餓海峡(183分・35mm, 白黒)

  • 2015年7月11日3:30 PM@大ホール
  • 2015年8月25日6:00 PM@大ホール

1965(東映東京)(出)三国連太郎(犬飼多吉・樽見京一郎)、高倉健(味村時雄)(監)内田吐夢(原)水上勉(脚)鈴木尚之(撮)仲沢半次郎(美)森幹男(音)富田勲(出)左幸子、三井弘次、加藤嘉、沢村貞子、藤田進、風見章子、山本麟一、伴淳三郎

三國が扮したのは、質屋一家を殺し仲間二人も手にかけた過去を、成功した事業家との仮面のもとに隠して暮らす男。事件当時に会っていた娼婦との再会により、彼の安定していた生活が暗転していく。過去の凶暴性と現在の穏やかさと不安、動揺、このような人間の多様な側面を三國は見事に演じ分けている。


51戒厳令(110分・35mm, 白黒)

  • 2015年7月12日1:00 PM@大ホール
  • 2015年8月26日3:00 PM@大ホール

1973(現代映画社=ATG)(製・企画)葛井欣士郎(出)三国連太郎(北一輝)(監)吉田喜重(脚)別役実(撮)長谷川元吉(美)内藤昭(音)一柳慧(出)三宅康夫、倉野章子、菅野忠彦、松村康世、八木昌子、飯沼慧、今福正雄、辻萬長、内藤武敏

ATG創設に参加し、アートシアター新宿文化や蝎座の支配人を務めた葛井欣士郎が「これぞATG」と自薦する作品。葛井は吉田喜重と共に一年余にわたって準備した。二・二六事件の首謀者として処刑された北一輝を三國が力演。カンヌ国際映画祭「監督週間」に出品された。


52親鸞 白い道(136分・35mm, カラー)

  • 2015年7月12日4:00 PM@大ホール
  • 2015年8月26日7:00 PM@大ホール

1987(日映=キネマ東京=松竹)(企画・監・原・脚)三國連太郎(録)宮本久幸(出)蟹江敬三(佐竹義繁)(脚)藤田傳(撮)山崎善弘(美)木村威夫(音)YAS-KAZ(出)森山潤久、大楠道代、亜湖、麻田真代、小田切みき、中原早苗、緑魔子、宮下順子、安藤一夫、泉谷しげる、岩井半四郎、小澤栄太郎、小松方正、菅貫太郎、丹波哲郎、中村嘉葎雄、磨赤児、フランキー堺

法然を師とあおぎ、万人のための仏教として浄土真宗を興した親鸞。しかし鎌倉幕府はこれを認めず、親鸞を流刑にするが…。先の大戦から復員した際、親鸞聖人の教えに強い影響を受けたという三國が企画、原作、脚本、監督の4役を務め、親鸞の一代記を描いた渾身の企画。カンヌ映画祭では審査員特別賞を受賞。


◆高倉健選集

1931年、福岡県中間市生まれ。1955年、ニューフェイス第2期生として東映に入社し、翌年に主役デビュー。1960年代に興隆した任侠映画で数々の主役を演じ、時代を象徴するスターとなる。1976年以降はフリーとなって晩年まで国内外で活躍を続け、2013年には俳優として4人目となる文化勲章を受章した。2014年11月10日逝去。


53花と嵐とギャング(83分・16mm, 白黒)

  • 2015年7月15日3:00 PM@大ホール
  • 2015年8月29日1:00 PM@大ホール

1961(ニュー東映)(出)高倉健(スマイリー健)(監)石井輝男(原)藤原審爾(脚)佐治乾(撮)星島一郎(美)近藤照男(音)三保敬太郎(出)江原眞二郎、曽根晴美、小宮光江、小川守、新井茂子、佐々木孝丸、清川虹子、山本麟一、鶴田浩二

新東宝解散後に東映に迎えられた石井輝男監督入社第1回作品。銀行強盗の末の仲間割れが描かれるが、リアルでシリアスではなく、荒唐無稽でコミカルに仕上げられている。二枚目として売り出された高倉健が、本作では吃りの男を演じており、後年のイメージとは異なる一面を見ることができる。


54ジャコ萬と鉄(99分・35mm, 白黒)

  • 2015年7月15日7:00 PM@大ホール
  • 2015年8月30日1:00 PM@大ホール

1964(東映東京)(出)高倉健(鉄)(監)深作欣二(原)梶野悳三(脚)黒沢明、谷口千吉(撮)坪井誠(美)近藤照男(音)佐藤勝(出)丹波哲郎、江原眞二郎、高千穗ひづる、南田洋子、入江若葉、山形勲、大坂志郎、浦辺粂子、小川守、石島房太郎、岡部正純

1949年の谷口千吉監督作品の再映画化。前作で月形龍之介が演じたジャコ萬を丹羽哲郎、三船敏郎が演じた鉄を高倉健が演じる。漁夫たちの元締め・九兵衛(山形)の前に復讐を誓うジャコ萬が現れ、さらにそこに行方不明だった九兵衛の息子・鉄が戻ってくる…。高倉が「俳優として欲が出る転機になった」作品。


55日本侠客伝 雷門の決斗(99分・35mm, カラー)

  • 2015年7月16日3:00 PM@大ホール
  • 2015年8月30日4:00 PM@大ホール

1966(東映京都)(脚)野上龍雄(出)髙倉健(平松信太郎)、井上昭文(栄作)(監)マキノ雅弘(脚)笠原和夫(撮)山岸長樹(美)川島泰三(音)斎藤一郎(出)島田正吾、村田英雄、藤山寛美、藤純子、長門裕之、水島道太郎、待田京介、ロミ・山田、宮城千賀子、内田朝雄

シリーズ5作目。浅草六区の興行権をめぐる抗争を描く。堅気の興行会社をおこしたものの敵対する勢力の卑劣な手段に屈して自殺した先代(内田)を継いだ二代目・信太郎(高倉)もまた執拗な嫌がらせにあい…。耐える男「健さん」の典型的作品の一つ。野上龍雄にとっては、シリーズ3作目の担当作品。


56ごろつき(92分・35mm, カラー)

  • 2015年7月16日7:00 PM@大ホール
  • 2015年8月29日4:00 PM@大ホール

1968(東映東京)(出)高倉健(大場勇)、菅原文太(山川一郎)(監)マキノ雅弘(脚)石松愛弘(撮)飯村雅彦(美)中村修一郎(音)渡辺岳夫(出)吉村実子、三益愛子、金子信雄、大木実、渡辺文雄、曽根晴美、田中春男、石山健二郎

当時、一大ブームとなっていたキックボクシングを題材にした珍しい作品。一攫千金を夢見て上京した勇(高倉)が、酒場の流しで歌う傍ら、花形キックボクサーを目指す。喜劇とスポーツと任侠映画が絶妙に融合した快作。テレビアニメ「キックの鬼」にもなった沢村忠など、有名選手が出演している。


◆菅原文太選集

1933年、宮城県仙台市生まれ。ファッション・モデルとして活躍中にスカウトされて1959年に新東宝と専属契約。同社の倒産後、1961年に松竹に移り、さらに1967年に東映へ。「仁義なき戦い」シリーズでトップ・スターの座を確立。1970年代の日本映画の中心的存在ともなった。2014年11月28日逝去。


57死闘の伝説(82分・35mm, パートカラー)

  • 2015年7月17日3:00 PM@大ホール
  • 2015年8月23日1:00 PM@大ホール

1963(松竹大船)(出)菅原文太(鷹森剛一)(監・脚)木下恵介(撮)楠田浩之(美)梅田千代夫(音)木下忠司(出)岩下志麻、加賀まりこ、加藤剛、田中絹代、加藤嘉、松川勉、滝沢修、石黒達也、花沢徳衛、野々村潔、坂本武、毛利菊枝、浜村純

太平洋戦争末期の北海道の寒村を舞台に、疎開してきた園部家の娘(岩下)と村長の息子との間に持ち上がった縁談と、娘が縁談を断ったために起こる集団抗争の顛末。松竹時代の菅原はあまり大きな役に恵まれなかったが、本作では準主役とも言える強権的な村長の息子役。「木下監督からの指名は半信半疑だった」という。


58木枯し紋次郎 かかわりござんせん(90分・35mm, カラー)

  • 2015年7月18日4:00 PM@大ホール
  • 2015年8月28日3:00 PM@大ホール

1972(東映京都)(脚)野上龍雄(音)津島利章(出)菅原文太(木枯し紋次郎)(監)中島貞夫(原)笹沢左保(撮)わし尾元也(美)吉村晟(出)中村英子、市原悦子、待田京介、山本麟一、汐路章、月亭可朝、名和宏、賀川雪絵、有川正治、田中邦衛、大木実

中村敦夫主演で一世を風靡した人気シリーズの東映版。菅原主演×中島貞夫監督で2作が作られ、中村版とはイメージの異なる紋次郎像を提示している。ことにこの2作目は野上龍雄のオリジナル脚本、音楽も津島利章に変更となり、貧しい者たちの生への執着が、次々と悪い結果につながるという虚無的な世界を生み出している。


59仁義なき戦い(99分・35mm, カラー)

  • 2015年7月17日7:00 PM@大ホール
  • 2015年8月23日4:00 PM@大ホール

1973(東映京都)(音)津島利章(出)菅原文太(広能昌三)(監)深作欣二(原)飯干晃一(脚)笠原和夫(撮)吉田貞次(美)鈴木孝俊(出)松方弘樹、梅宮辰夫、田中邦衛、中村英子、渡瀬恒彦、伊吹吾郎、金子信雄

任侠映画から実録路線への転換点となった大ヒット作品。元暴力団員の手記を基に書かれた原作小説を笠原和夫が脚本化し、深作欣二監督が集団抗争劇としてダイナミックに映像化。全5作のシリーズを通して、チンピラから幹部、組長へと暴力組織の階段を上昇していく男を演じた菅原は、トップ・スターの座を確立した。


60トラック野郎 御意見無用(98分・35mm, カラー)

  • 2015年7月18日1:00 PM@大ホール
  • 2015年8月28日7:00 PM@大ホール

1975(東映東京)(監・脚)鈴木則文(出)菅原文太(星桃次郎)、井上昭文(土田)(脚)沢井信一郎(撮)仲沢半次郎(美)桑名忠之(音)木下忠司(出)愛川欽也、中島ゆたか、湯原昌幸、春川ますみ、夏純子、佐藤允、夏夕介、鈴木ヒロミツ、安岡力也

実録路線の強面で名を売った菅原が、粗野だが純情な長距離トラック運転手・星桃次郎を演じてコミカルな新境地を見せたヒット作。松竹の「男はつらいよ」シリーズを意識しながら、その後、東映の盆暮れ興行の目玉として、日本各地を舞台に“マドンナ女優”を代えながら全10作が作られた。本作の企画原案は、今年4月に逝去した愛川欽也によるもの。


2015年6月23日

2015年6月23日3:00 PM@大ホール
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2015年6月24日

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2015年8月19日7:00 PM@大ホール

2015年8月20日

2015年8月20日3:00 PM@大ホール
2015年8月20日7:00 PM@大ホール

2015年8月21日

2015年8月21日3:00 PM@大ホール
2015年8月21日7:00 PM@大ホール

2015年8月22日

2015年8月22日1:00 PM@大ホール
2015年8月22日4:30 PM@大ホール

2015年8月23日

2015年8月23日1:00 PM@大ホール
2015年8月23日4:00 PM@大ホール

2015年8月24日

休館

2015年8月25日

2015年8月25日3:00 PM@大ホール
2015年8月25日6:00 PM@大ホール

2015年8月26日

2015年8月26日3:00 PM@大ホール
2015年8月26日7:00 PM@大ホール

2015年8月27日

2015年8月27日3:00 PM@大ホール
2015年8月27日7:00 PM@大ホール

2015年8月28日

2015年8月28日7:00 PM@大ホール

2015年8月29日

2015年8月29日1:00 PM@大ホール
2015年8月29日4:00 PM@大ホール

2015年8月30日

2015年8月30日1:00 PM@大ホール
2015年8月30日4:00 PM@大ホール

2015年8月31日

休館

2015年9月1日

2015年9月1日3:00 PM@大ホール

2015年9月2日

2015年9月2日3:00 PM@大ホール
2015年9月2日7:00 PM@大ホール

2015年9月3日

2015年9月3日7:00 PM@大ホール

2015年9月4日

2015年9月4日3:00 PM@大ホール
2015年9月4日7:00 PM@大ホール

2015年9月5日

2015年9月6日

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