開催中の上映

  • 2017.7.20-2017.9.10、
    10.15、※『連合艦隊』の振替上映となります

    11.9、11.10、11.14-17、11.21-23
  • 上映企画

特集・逝ける映画人を偲んで 2015-2016 原節子選集

In Memory of Film Figures We Lost in 2015-2016: Setsuko Hara Selection

8月13日『連合艦隊』上映中止のお詫びと振替上映のお知らせ
8月23日『光りの島 ISLAND OF LIGHT』音声不具合のお詫びと振替上映のお知らせ

会期:2017年11月9日(木)、10日(金)、14日(火)-17日(金)、21日(火)-23日(木・祝)

会場:大ホール
定員:310名(各回入替制)
料金:一般520円/高校・大学生・シニア310円/小・中学生100円/障害者(付添者は原則1名まで)、キャンパスメンバーズは無料

観覧券の発券:2階受付
・観覧券は当日・当該回のみ有効です。
・観覧券の発券・開場は開映の30分前から行い、定員に達し次第締切ります。
・学生、シニア(65歳以上)、障害者、キャンパスメンバーズの方は、証明できるものをご提示ください。
・観覧券の発券は各回1名につき1枚のみです。

★各回の開映後の入場はできません。
★11月の休館日:月曜日

開館と同時に、当日上映される全ての回の入場整理券を1階ロビーにて発券します。各日の開館時間についてはスケジュール欄をご覧ください。

「原節子選集」概要

 本上映は「特集・逝ける映画人を偲んで 2015-2016」の中で原節子(1920-2015)出演作品をまとめた「原節子選集」です。現存する最古の出演作品『魂を投げろ』から、上映機会の少ない戦前作品、そして戦後直後の『わが靑春に悔なし』まで、6本のニュープリントを含む11本(9プログラム)を上映します。15歳の銀幕デビュー時から約10年間にわたる、原節子の清新な姿をご覧ください。

会期:2017年7月20日(木)-9月10日(日)、10月15日(日)

会場:大ホール
定員:310名(各回入替制)
料金:一般520円/高校・大学生・シニア310円/小・中学生100円/障害者(付添者は原則1名まで)、キャンパスメンバーズは無料

発券:2階受付
・観覧券は当日・当該回のみ有効です。
・発券・開場は開映の30分前から行い、定員に達し次第締切ります。
・学生、シニア(65歳以上)、障害者、キャンパスメンバーズの方は、証明できるものをご提示ください。
・発券は各回1名につき1枚のみです。

★各回の開映後の入場はできません。
★7-9月の休館日:月曜日、9月11日(月)-15日(金)

概要(7~9月)

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2017年7月-9月号

 日本映画の輝かしい歴史を築き、惜しまれながら逝去された映画人の方々を、それぞれの代表的作品を上映することで追悼する企画「特集・逝ける映画人を偲んで」を2年ぶりに開催します。残念ながら、この2年のうちにも、日本映画は多くのかけがえのない才能を失うこととなりました。
 本企画では、2015年1月1日から2016年12月31日の間に逝去された方々へのオマージュとして、75作品(68プログラム)を上映し、80名以上の映画人の業績を回顧・顕彰します。
 縁の方々、そして映画ファンの皆様のご来場をお待ち申し上げます。

■(監)=監督・演出 (製)=製作 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (照)=照明 (美)=美術・装置 (録)=録音 (編)=編集 (音)=音楽 (出)=出演 (解)=解説・ナレーション (声)=声の出演
■スタッフ、キャストの人名は原則として公開当時の表記を記載しています。
紫色の人名は今回の上映で追悼する方々です(出演者の場合、カッコ内は映画中の役名です)。
■記載した上映分数は、当日のものと多少異なることがあります。
■特集には不完全なプリントが含まれていることがあります。
■作品タイトルの横に*印が付いている作品は成人指定作品です。

「原節子選集」上映作品 1.魂を投げろ (26分・1935・日活多摩川・出:原節子(女学生)・監:田口哲)
生命いのちの冠 [短縮版] (53分・1936・日活多摩川・出:原節子(有村絢子)・監:内田吐夢)
2.冬の宿 (84分・1938・東京発声・出:原節子(三宅和子)・監:豊田四郎) 3.うるはしき出發 (66分・1939・東宝東京・出:原節子(北條都美子)・監・脚:山本薩夫) 4.東京の女性 (82分・1939・東宝東京・出:原節子(君塚節子)・監:伏水修) 5.青春の氣流 (87分・1942・東宝・出:原節子(由島槙子)、御舟京子[加藤治子](喫茶店の女)・監:伏水修) 6.緑の大地 (118分・1942・東宝・出:原節子(上野初枝)・監・原:島津保次郎) 7.母の地圖 (102分・1942・東宝・出:原節子(岸桐江)・監:島津保次郎) 8.怒りの海 (89分・1944・東宝・出:原節子(平賀光子)・監:今井正)
北の三人 (41分・1945・東宝・出:原節子(上野すみ子)・監:佐伯清)
9.わが靑春に悔なし (110分・1946・東宝・出:原節子(八木原幸枝)・監:黑澤明) 「特集・逝ける映画人を偲んで 2015-0216」7~9月上映作品 1.[最長版] (117分・1939・日活多摩川・出:風見章子(おつぎ)・監:内田吐夢) 2.山猫令孃 (86分・1948・大映京都・録音助手:林土太郎・出:三條美紀(敏子)・監:森一生) 3.この二人に幸あれ (93分・1957・東宝・脚:松山善三・出:小泉博(久夫)、白川由美(雅子)・監:本多猪四郎) 4.巨人と玩具 (95分・1958・大映東京・脚:白坂依志夫・出:目黒幸子(岩崎)・監:増村保造) 5.弁天小僧 (86分・1958・大映京都・録:林土太郎・監:伊藤大輔) 6.警視庁物語 顔のない女 (83分・1959・東映東京・音:富田勲 ・監:村山新治) 7.影法師捕物帖 (85分・1959・新東宝・出:魚住純子(腰元お縫)・監:中川信夫) 8.氾濫 (98分・1959・大映東京・脚:白坂依志夫・出:川崎敬三(種村恭助)、三角八郎(荒田助手)、目黒幸子(邦子)・監:増村保造) 9.野獣死すべし (96分・1959・東宝・脚・出: 白坂依志夫(辻)・出: 小泉博(真杉刑事)、白川由美(峯洋子)、滝田裕介(遠藤記者)・監:須川栄三) 10.高橋克雄選集 (計67分) 11.死者との結婚 (96分・1960・松竹大船・監・脚:高橋治) 12.名もなく貧しく美しく (129分・1961・東京映画・監・脚:松山善三・出:西本裕行、守田比呂也、加藤武) 13.ねずみのよめいり (13分・1961・東映動画・監・構成:白川大作・監・構成・作画:月岡貞夫)
わんわん忠臣蔵 (81分・1963・東映動画・監・脚:白川大作)
14.東京・丸の内 (78分・1962・東映東京・脚:大川久男・監:小西通雄) 15.てなもんや三度笠 (81分・1963・東映京都・出:秋田A助(松)、秋田B助(竹)・監:内出好吉) 16.夜霧のブルース (104分・1963・日活・監: 野村孝・出: 深江章喜(押川)) 17.三大怪獣 地球最大の決戦 (93分・1964・東宝・出:小泉博(村井助教授)、伊藤ユミ(小美人)・監:本多猪四郎) 18.ガリバーの宇宙旅行 (80分・1965・東映動画・音:富田勲・監:黒田昌郎) 19.二人の世界 (91分・1966・日活・音:嵐野英彦・技斗:渡井嘉久雄・出:深江章喜(小谷)・監・脚:松尾昭典) 20.拳銃コルトは俺のパスポート (84分・1967・日活・監:野村孝・出:深江章喜(船木)) 21.白昼の惨殺 (87分・1967・ゴールデンぷろ・音:真鍋理一郎・出:安藤昇(時岡敬太)、川口小枝(村井高子)・監:梅津明治郎) 22.大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス (86分・1967・大映東京・脚:髙橋二三・監:湯浅憲明) 23.若者たち (96分・1967・劇団俳優座=新星映画・脚:山内久・出:梅津栄(小川の親戚)・監:森川時久・音:佐藤勝) 24.喜劇 初詣列車 (91分・1968・東映東京・監:瀬川昌治・出:川崎敬三(上田夏雄)) 25.博奕打ち 総長賭博 (95分・1968・東映京都・出:曾根晴美(水谷岩吉)・監:山下耕作) 26.日本暗黒史 情無用 (90分・1968・東映京都・出:安藤昇(健一)・監:工藤栄一) 27.妖怪百物語 (79分・1968・大映京都・特技監督:黒田義之・監:安田公義) 28.引裂れた処女* (72分・1968・葵映画・出:香取環(雅美)・監:西原儀一) 29.俺たちの荒野 (91分・1969・東宝・監:出目昌伸・音:真鍋理一郎 ) 30.私が棄てた女 (116分・1969・日活・脚: 山内久・出: 加藤治子(三浦ユリ子)、加藤武(八郎)・監:浦山桐郎) 31.尼寺博徒 (86分・1971・東映東京・出:加藤治子(慈照)・監:村山新治) 32.㊙女郎責め地獄* (77分・1973・日活・出:中川梨絵(おせん)・監:田中登) 33.化石の森 (117分・1973・東京映画・出:八木昌子(塩見菊江)・監:篠田正浩) 34.愛と誠 (89分・1974・松竹=芸映プロ・出:三角八郎(西田運転手)・監・脚:山根成之) 35.血を吸う薔薇 (83分・1974・東宝映像・脚:武末勝・音:真鍋理一郎・監:山本迪夫) 36.沖田総司 (92分・1974・東宝・監:出目昌伸・音:真鍋理一郎) 37.祭りの準備 (116分・1975・綜映社=映画同人社=ATG・照:伴野功・出:阿藤海(良介)・監:黒木和雄) 38.狂った野獣 (77分・1976・東映京都・脚: 大原清秀・出: りりィ・監・脚:中島貞夫) 39.任俠外伝 玄海灘 (122分・1976・唐プロ=ATG・製:富沢幸男・音:安保由夫・出:安藤昇(近藤)、根津甚八(田口)・監・脚・出:唐十郎) 40.瀬戸はよいとこ 花嫁観光船 (92分・1976・松竹・監・脚:瀬川昌治・脚:大川久男) 41.天保水滸伝 (144分・1976・全国農村映画協会=大映・原・脚:山内久・出:平幹二朗(大原幽学)、加藤武(笹川繁蔵)・監:山本薩夫) 42.世界名作童話 白鳥の王子 (61分・1977・東映動画・監:西沢信孝) 43.春男の翔んだ空 (120分・1977・現代ぷろだくしょん・出:永六輔(野杉春男)、愛川欽也(白石先生)・監・脚:山田典吾) 44.トラック野郎 突撃一番星 (103分・1978・東映東京・出:愛川欽也(松下金造)・監:鈴木則文) 45.制服脅迫犯し* (62分・1979・日本シネマ・監・脚:中山潔) 46.連合艦隊 (145分・1981・東宝・脚:須崎勝彌・監:松林宗恵) 47.さらば愛しき大地 (134分・1982・プロダクション群狼=アトリエダンカン・出: 根津甚八(山沢幸雄)・監・脚:柳町光男) 48.愛の陽炎 (108分・1986・松竹・出:萩原流行(関口岩松)、今福将雄・監:三村晴彦) 49.ジャズ大名 (84分・1986・大映・出:今福将雄(由比軍太夫)、小川真司(中山八兵衛)・監・脚:岡本喜八) 50.天空の城ラピュタ (124分・1986・徳間書店・仕上:保田道世・原画:篠原征子、二木真希子・監・原・脚:宮崎駿) 51.19 ナインティーン (94分・1987・東宝=ジャニーズ事務所・監:山下賢章・出:中康治(ゼブラ)) 52.帝都物語 (135分・1988・エクゼ・特殊美術: 池谷仙克・出: 平幹二朗(平井保昌)・監:実相寺昭雄) 53.死霊の罠 (100分・1988・ジャパンホームビデオ=ディレクターズカンパニー・音:吉良知彦・監:池田敏春) 54.ありふれた愛に関する調査 (107分・1992・メリエス=サントリー・照:金沢正夫・監:榎戸耕史) 55.蒸気機関車の詩 (16分・1974・日活・監・脚:飯塚二郎)
ぼくに涙はにあわない (51分・1992・共和教育映画社・監:黒田義之)
56.土くれの歳時記 民俗舞踊集 (22分・1960・舞踊映画プロダクション=新映画テレビ・照:渡辺生)
民と匠の伝説 三五荘の記録 (50分・1994・日本映画学校・監:武重邦夫)
光りの島 ISLAND OF LIGHT (58分・1995・UMI(海)inc.・監・製・脚・編:大重潤一郎)
光りの島 ISLAND OF LIGHT(振替上映) (58分・1995・UMIN(海)Inc.・監・製・脚・編:大重潤一郎) 57.WINDS OF GOD (97分・1995・松竹第一興行=ケイエスエス・原・脚・出:今井雅之(田代誠、岸田中尉)・監:奈良橋陽子) 58.ファザーファッカー (90分・1995・フィルム メイカーズ=ホリプロ=ポニーキャニオン・監:荒戸源次郎) 59.したくて、したくて、たまらない、女。* (61分・1995・RELAX・監・脚:沖島勲) 60.GAMA 月桃の花 (110分・1996・G. G. S=こぶしプロダクション・出:平良とみ(カミおばあ)・監:大澤豊) 61.戦後在日五〇年史 在日 (259分・1997・映画「戦後在日五〇年史」製作委員会・監: 呉徳洙) 62.御法度 (100分・1999・松竹=角川書店=IMAGICA=BS朝日=衛星劇場・製作担当:元持昌之・監・脚:大島渚) 63.郡上ぐじょう一揆 (112分・2000・映画「郡上一揆」製作委員会・脚:加藤伸代・監・脚:神山征二郎) 64.たそがれ清兵衛 (129分・2002・松竹=日本テレビ放送網=住友商事=博報堂=日本出版販売=衛星劇場・デジタル光学録音:西尾昇・音:冨田勲・監・脚:山田洋次) 65.青の炎 (116分・2003・「青の炎」製作委員会・監・脚: 蜷川幸雄) 66.一万年、後….。 (77分・2007・YYKプロダクション・監・製・脚:沖島勲・出:阿藤快(男)) 67.パークアンドラブホテル (111分・2008・PFFパートナーズ・出:りりィ(艶子)・監・脚:熊坂出) 68.終の信託 (144分・2012・フジテレビ=東宝=アルタミラピクチャーズ・撮:寺田緑郎・出:角谷栄次・監・脚:周防正行)

上映作品詳細

「原節子選集」上映作品


1魂を投げろ/生命の冠[短縮版]

  • 2017年11月9日3:00 PM@大ホール
  • 2017年11月17日7:00 PM@大ホール

魂を投げろ(26分・35mm・24fps・無声・白黒・部分)

1935(日活多摩川)(出)原節子(女学生)(監)田口哲(原)飛田穂洲(脚)玉川映二(撮)福田寅次郎(出)伊沢一郎、中村英雄、東勇路、大島屯、名取功男、正邦乙彦、松本秀太郎、和歌浦小浪

原節子の出演第3作で、現存作品としては最も古い。オリジナルは65分のサウンド版だが、本篇途中部分のみが無声で残存している。甲子園を目指す旧制中学の野球部を描いた青春スポーツ映画で、原はエース投手の妹役。当時15歳ながら、その美貌が深い印象を残す。脚本の玉川映二はサトウハチローのペンネーム。プラネット映画資料図書館所蔵プリントからの複製。

生命いのちの冠 [短縮版](53分・35mm・24fps・無声・白黒)

1936(日活多摩川)(出)原節子(有村絢子)(監)内田吐夢(原)山本有三(脚)八木保太郎(撮)横田達之(出)岡譲二、滝花久子、井染四郎、見明凡太郎、伊沢一郎

北海道の漁港を舞台に、米国輸出用の蟹缶詰を製造する会社のオーナー・恒太郎(岡)の奮闘を描く。原は恒太郎の妹役。オリジナルは94分のトーキーだが、現存プリントは無声の短縮版。マツダ映画社所蔵16mmインターネガからの複製。


2冬の宿(84分・35mm・白黒・不完全)

  • 2017年11月9日7:00 PM@大ホール
  • 2017年11月21日3:00 PM@大ホール

1938(東京発声)(出)原節子(三宅和子)(監)豊田四郎(原)阿部知二(脚)八田尚之(撮)小倉金弥(美)進藤誠吾(音)中川栄三(出)勝見庸太郎、水町庸子、林文夫、島絵美子、北沢彪、堀川浪之助

豊田四郎得意の「文芸物」の一本。元松竹蒲田のスター・勝見庸太郎が、落ちぶれてもなお見栄を張る中年男の悲哀を全身で演じている。原は勝見演じる嘉門がほのかに想いを寄せる清楚なタイピスト役。他にムーラン・ルージュ新宿座の水町庸子も出演。オリジナルは95分で現存プリントは5巻目が欠けている。


3うるはしき出發(66分・35mm・白黒)

  • 2017年11月10日3:00 PM@大ホール
  • 2017年11月16日7:00 PM@大ホール

1939(東宝東京)(出)原節子(北條都美子)(監・脚)山本薩夫(脚)永見柳二(撮)宮島義勇(美)戸塚正夫(音)服部正(出)高峰秀子、月田一郎、水町庸子、三木利夫、清川荘司、嵯峨善兵、柳谷寛

叔父からの仕送りで何不自由なく暮らしている北條幹子(水町)と3人の子供。だが叔父は破産し、彼らは自分の生き方の見直しを迫られる。原は画家になる夢を捨てきれない長女の役。一家のために奔走する次女を演じる高峰秀子との初共演が話題となった。ニュープリントによる上映。


4東京の女性(82分・35mm・白黒)

  • 2017年11月10日7:00 PM@大ホール
  • 2017年11月23日1:00 PM@大ホール

1939(東宝東京)(出)原節子(君塚節子)(監)伏水修(原)丹羽文雄(脚)松崎與志人(撮)唐澤弘光(美)安倍輝明(音)服部良一(出)立松晃、江波和子、水上怜子、藤輪欣司、水町庸子、水上怜子、外松良一、鳥羽陽之助、深見泰三、如月寛多

丹羽文雄の同名小説を映画化。生活能力のない父に代わって一家を支えるため、節子(原)は自動車会社のタイピストから“セールスマン”へと転身し、次々と成功を収める。能動的で溌剌とし、男性社会を脅かしさえする女性を演じた原は、当時の映画評で「東宝入社以来おそらく最も生彩のある演技」と高く評価された。ニュープリントによる上映。


5青春の氣流(87分・35mm・白黒)

  • 2017年11月14日3:00 PM@大ホール
  • 2017年11月23日4:00 PM@大ホール

1942(東宝)(出)原節子(由島槙子)、御舟京子[加藤治子](喫茶店の女)(監)伏水修(原)南川潤(脚)黒澤明(撮)伊藤武夫(美)松山崇(音)服部良一(出)大日方傳、山根壽子、進藤英太郎、中村彰、藤田進、清川莊司、眞木順、英百合子、清川玉枝

新鋭旅客機を設計した若き技師・伊丹(大日方)が、その製造実現に向け突き進む姿を、喫茶店で偶然出会った女性(山根)との恋愛を絡めつつ描くメロドラマ。社内で伊丹を支持する進歩派の専務(進藤)の令嬢に原が扮し、伊丹と添い遂げようと積極的にアプローチする姿が目を引く。ニュープリントによる上映。


6緑の大地(118分・16mm・白黒)

  • 2017年11月14日7:00 PM@大ホール
  • 2017年11月22日3:00 PM@大ホール

1942(東宝)(出)原節子(上野初枝)(監・原)島津保次郎(脚)山形雄策(撮)三村明(美)戸塚正夫(音)早坂文雄(出)藤田進、入江たか子、丸山定夫、藤間房子、英百合子、里見藍子、江川宇礼雄、千葉早智子、嵯峨善兵、池部良、汐見洋、林千歳

中国・青島に長期ロケを敢行した国策映画。運河建設をめぐり、日本人技師(藤田)やその妻(原)、女教師(入江)、悪徳商人(嵯峨)、反対派の中国青年(池部)たちが衝突するさまを描く。原は、女教師が夫の初恋相手であると知り、友情と嫉妬の間で揺れる妻の役を演じる。


7母の地圖(102分・16mm・白黒)

  • 2017年11月15日3:00 PM@大ホール
  • 2017年11月21日7:00 PM@大ホール

1942(東宝)(出)原節子(岸桐江)(監)島津保次郎(脚)植草圭之助(撮)中井朝一(美)戸塚正夫(音)早坂文雄(出)杉村春子、三津田健、一の宮敦子、大日方傳、花井蘭子、千葉早智子、中村伸郎、徳川夢声、森雅之、齋藤英雄、丸山定夫、英百合子、東山千栄子、坂本猿冠者、進藤英太郎

没落した旧家の母と子供たちが、東京で新たな生活を始める。しかし、長男(三津田)は満洲で一旗あげると飛び出し、次男(大日方)は出征してしまう。三女の桐江(原)ら女性だけが残され、一家の生活は逼迫していく…。植草圭之助の映画脚本第1作で、ヒロインの原節子も植草の指定によるものだった。


8怒りの海/北の三人

  • 2017年11月15日6:30 PM@大ホール
  • 2017年11月17日3:00 PM@大ホール

怒りの海(89分・35mm・白黒)

1944(東宝)(出)原節子(平賀光子)(監)今井正(脚)八木沢武孝、山形雄策(撮)小倉金弥(美)平川透徹(音)山田和男(特殊技術)円谷英二(出)大河内傳次郎、村田知英子、黒川弥太郎、河津清三郎、月田一郎、永田靖、金光嗣郎、眞木順、志村喬

ワシントン軍縮会議によって決定された主力艦保有数の制限を、米英による陰謀と強調した時局映画の一本だが、一方では「軍艦の父」と呼ばれ巡洋艦の開発に死力を注いだ平賀譲中将を描いた伝記映画でもある。原は父である中将(大河内)の健康を気づかう娘の役。ニュープリントによる上映。

北の三人(41分・35mm・白黒・部分)

1945(東宝)(出)原節子(上野すみ子)(監)佐伯清(脚)山形雄策(撮)中井朝一(美)平川透徹(音)早坂文雄(特殊技術)円谷英二(出)高峰秀子、山根壽子、藤田進、河野秋武、佐分利信、志村喬、田中春男、淺田健三、光一、小森敏、羽鳥敏子

原、山根寿子、高峰秀子らスター女優が、女性通信兵として北方の航空基地で活躍する姿を描いた時局映画。戦争も末期を迎え、「銃後の守り」を主としていた映画の中の女性像も、戦地で積極的に活動するものへと変わっていた。1945年8月5日に封切られた戦中最後の劇映画。残存フィルムは不完全(オリジナルは72分)。


9わが靑春に悔なし(110分・35mm・白黒)

  • 2017年11月16日3:00 PM@大ホール
  • 2017年11月22日7:00 PM@大ホール

1946(東宝)(出)原節子(八木原幸枝)(監)黑澤明(脚)久板榮二郎(撮)中井朝一(美)北川惠司(音)服部正(出)藤田進、大河内傳次郎、杉村春子、三好榮子、河野秋武、高堂國典、志村喬、深見泰三、清水將夫、田中春男、光一、岬洋二、原緋紗子

占領軍の民主化政策に沿って、戦前の京大滝川事件とゾルゲ事件を題材にした民主主義啓蒙映画。原は八木原教授(大河内)の娘・幸枝を演じる。幸枝は急進的な学生の野毛(藤田)と恋に落ち、彼が獄死した後は彼の老いた両親と共に、スパイの汚名を受けながら農村で働く。従来の日本映画には見られなかった強烈な女性像が話題となった。


「特集・逝ける映画人を偲んで 2015-0216」7~9月上映作品


1[最長版](117分・35mm・白黒・ドイツ語字幕付)

  • 2017年7月20日1:00 PM@大ホール
  • 2017年8月2日3:30 PM@大ホール

1939(日活多摩川)(出)風見章子(おつぎ)(監)内田吐夢(原)長塚節(脚)八木隆一郎、北村勉(撮)碧川道夫(美)堀保治(音)乗松明宏(出)小杉勇、どんぐり坊や、山本嘉一、見明凡太郎、山本礼三郎、鈴木三右衛門、藤村昌子、村田知栄子

貧しい小作農一家の厳しい生活をリアリスティックに描いた内田吐夢の戦前の代表作。主人公の勘次(小杉)の娘役として抜擢された当時18歳の風見章子は、泥だらけになって働く熱演で見事に期待に応えた。旧東ドイツとロシアで見つかった版を合わせて復元した現存最長版(オリジナルは142分)での上映。


2山猫令孃(86分・35mm・白黒)

  • 2017年7月20日4:00 PM@大ホール
  • 2017年8月4日1:00 PM@大ホール

1948(大映京都)(録音助手)林土太郎(出)三條美紀(敏子)(監)森一生(脚)依田義賢(撮)武田千吉郎(美)中村能久(音)伊藤宣二(出)三益愛子、小林桂樹、羅門光三郎、高田稔、葛木香一、上田吉二郎、荒木忍、南部章三、上田寛、野々宮由紀、北條みゆき、平井岐代子

戦後の大ヒット作で、その後の「母もの」映画ブームの起点となった作品。大陸から戻り10年ぶりに娘と再会したアヤ子(三益)が、娘の幸せを願い、身を引く。アヤ子の娘を演じた三條美紀は、大映東京撮影所経理課職員から俳優に転身、理知的で清廉な戦後の青春スターとして注目を集め、息の長い活躍を続けた。


3この二人に幸あれ(93分・35mm・白黒)

  • 2017年7月20日7:00 PM@大ホール
  • 2017年8月5日11:00 AM@大ホール

1957(東宝)(脚)松山善三(出)小泉博(久夫)、白川由美(雅子)(監)本多猪四郎(撮)小泉一(美)北辰雄(音)中田喜直(出)藤原釜足、清川玉枝、夏川静江、志村喬、田島義文、藤木悠、笈川武夫、小泉澄子、瀨良明、如月寛多、三船敏郎、津島惠子

松山善三のオリジナル脚本を本多猪四郎が撮ったホームドラマ。後に本多作品の常連俳優となる小泉博と白川由美が、周囲の反対や失業に押しつぶされそうになりながらも、愛情を貫く若い夫婦を演じる。三船敏郎が二人を応援する快活な義兄役を好演。


4巨人と玩具(95分・35mm・カラー)

  • 2017年7月21日1:00 PM@大ホール
  • 2017年8月3日7:00 PM@大ホール

1958(大映東京)(脚)白坂依志夫(出)目黒幸子(岩崎)(監)増村保造(原)開高健(撮)村井博(美)下河原友雄(音)塚原晢夫(出)川口浩、野添ひとみ、伊藤雄之助、高松英郎、小野道子、山茶花究、信欣三、藤山浩一、浜口喜博、星ひかる、潮万太郎、杉田康、春本富士夫

『青空娘』『暖流』(共に1957)に続く増村・白坂コンビの話題作。三つ巴の宣伝合戦に明け暮れる製菓業界を舞台に、機関銃のように繰り出される台詞や人物同士の妥協のない対立を通して、高度成長期に向かいつつある日本社会が大胆に戯画化され、一級の娯楽作品となった。目黒幸子は、中盤に登場する男まさりのTVプロデューサーの役。


5弁天小僧(86分・35mm・カラー・英語字幕付)

  • 2017年7月22日11:00 AM@大ホール
  • 2017年8月3日4:00 PM@大ホール

1958(大映京都)(録)林土太郎(監)伊藤大輔(脚)八尋不二(撮)宮川一夫(美)西岡善信(音)齋藤一郎(出)市川雷藏、青山京子、阿井美千子、近藤美惠子、島田竜三、黒川彌太郎、河津清三郎、小堀明男、伊澤一郎、舟木洋一、田崎潤、中村鴈治郎、勝新太郎

歌舞伎の「白浪五人男」を題材に、名匠伊藤大輔が市川雷蔵と初めて組んで撮った娯楽大作。弁天小僧に扮した雷蔵の粋な立ち居振る舞いや台詞回し、流麗な撮影や豪華なセットなど見どころ満載。林土太郎は、戦前の日活京都時代から、終生京都で録音技師として活躍、本作でもラストの大捕物場面での「御用」のかけ声のアフレコなど、監督の演出意図を支える音作りに尽力した。


6警視庁物語 顔のない女(83分・16mm・白黒)

  • 2017年7月23日5:00 PM@大ホール
  • 2017年8月2日1:00 PM@大ホール

1959(東映東京)(音)富田勲 (監)村山新治(脚)長谷川公之(撮)高梨昇(美)北川弘(出)堀雄二、佐久間良子、今井俊二、南広、花沢德衛、加藤嘉、松本克平、星美智子、小宮光江、高橋とよ、浦里はるみ、沢村貞子

荒川で上がった女性のバラバラ死体から、少しずつ、着実に犯人の手がかりを見つけてゆく刑事たち。地道な捜査を続ける刑事たちの姿が人気を呼んだ「警視庁物語」シリーズの第9作。冨田勲は『地獄の午前二時』(1958、関川秀雄)を皮切りに、東映作品を中心に映画音楽を数多く手がけ、本シリーズでも計7作で劇伴を担当した。


7影法師捕物帖(85分・35mm・カラー)

  • 2017年7月25日1:00 PM@大ホール
  • 2017年8月4日4:00 PM@大ホール

1959(新東宝)(出)魚住純子(腰元お縫)(監)中川信夫(原)寿々喜多呂九平(脚)石川義寛、藤島二郎(撮)西本正(美)宮沢計次(音)原六朗(出)嵐寛寿郎、中村竜三郎、小畑絹子、明智十三郎、江川宇礼雄、片岡彦三郎、北沢典子、池内淳子、坂東好太郎、髙島忠夫、天城竜太郎

阪東妻三郎主演の無声時代劇『江戸怪賊伝 影法師』前後篇(1925、二川文太郎)のリメイクで、嵐寛寿郎の三百本出演記念映画。松平定信の密命を受けた影法師(嵐)が、老中田沼意次の陰謀を阻止すべく奔走する。田沼側の間者として暗躍する腰元に扮した魚住純子は、1952年に東映東京入社後、綜芸プロに移り、主に新東宝作品の助演女優として活躍した。


8氾濫(98分・35mm・カラー)

  • 2017年7月21日4:00 PM@大ホール
  • 2017年8月9日4:00 PM@大ホール

1959(大映東京)(脚)白坂依志夫(出)川崎敬三(種村恭助)、三角八郎(荒田助手)、目黒幸子(邦子)(監)増村保造(原)伊藤整(撮)村井博(美)渡辺竹三郎(音)塚原晢夫(出)佐分利信、若尾文子、沢村貞子、左幸子、叶順子、中村伸郎、金田一敦子、船越英二、伊藤雄之助、多々良純、倉田マユミ

新製品を開発して重役となった技術者一家が崩壊していくさまが、日本の化学工業界の現状を背景に描かれる。出世欲のために女を食い物にする貧しい化学者の役を演じた川崎敬三は、1954年大映ニューフェイス合格から二枚目として売り出されたが、次第に人間の弱さや卑劣さを巧みに表現する性格俳優へと変貌し、大映映画に不可欠な名バイプレーヤーとなった。


9野獣死すべし(96分・35mm・白黒)

  • 2017年7月21日7:00 PM@大ホール
  • 2017年8月5日2:00 PM@大ホール

1959(東宝)(脚・出) 白坂依志夫(辻)(出) 小泉博(真杉刑事)、白川由美(峯洋子)、滝田裕介(遠藤記者)(監)須川栄三(原)大藪春彦 (撮)小泉福造(美)浜上兵衛(音)黛敏郎(出)仲代達矢、団令子、佐藤允、三好栄子、横山道代、淸水一郎、中村伸郎、東野英治郎

仲代達矢によるクールな犯罪者像が強い印象を残す、須川栄三監督の代表作。仲代、須川、そして脚本の白坂は、皆20代だった。「東宝カラー」に沿って主人公の逮捕を要求した会社に反抗し、須川と白坂は犯人が逃亡に成功する原作通りの結末を認めさせたという。仲代を追う新人刑事に小泉博、その恋人に白川由美が扮する。また、映画やテレビの名脇役から舞台・声優など幅広く活躍した滝田裕介が、事件記者を演じている。


10高橋克雄選集(計67分)

  • 2017年8月16日1:00 PM@大ホール
  • 2017年8月26日10:30 AM@大ホール

高橋克雄は1958年、東京中央人形劇場(現・東京中央プロダクション)を設立、人形劇や切り紙・立体アニメーションなど多様なスタイルで児童映画を作り続けた。世界で初めて「ピーター・ラビット」を映画化したとされる『V・ポッターの童話より ピーターうさぎの冒險!』や、数々の賞に輝いた代表作『野ばら』など4作品を上映する。『野ばら』以外はニュープリントでの上映。

笛吹き王子 -グリム童話より-(27分・16mm・カラー白黒)

1959(東京中央人形劇場=教育映画配給社=電通映画)(監・脚)髙橋克雄(監)松本治助(撮)尾崎照男(美)三木三郎(音)菊川廸夫(声)大谷淳、古賀伸一、水谷章三、野手竜子、小林昭子、庄司洵、赤羽由起子、藤田和子、鈴木㐂久代

V・ポッターの童話より  ピーターうさぎの冒險!(11分・16mm・カラー)

1960(東京中央人形劇場=教育映画配給社=電通映画))(監・脚)髙橋克雄(撮)森隆司郎(美)上田悌三(音)菊川廸夫(解)七尾伶子

子鬼の祭(10分・16mm・カラー)

1961(電通映画=教育映画配給社=東京中央人形劇場)(監・脚) 高橋克雄(撮)高山弥七郎(美)上田悌三(音)若山浩一(声)大谷淳(解)七尾伶子

野ばら(19分・16mm・カラー)

1976(東京中央プロダクション)(監)高橋克雄(原)小川未明(音)林千尋(解)七尾伶子


11死者との結婚(96分・35mm・白黒)

  • 2017年7月22日2:00 PM@大ホール
  • 2017年8月3日1:00 PM@大ホール

1960(松竹大船)(監・脚)高橋治(原)ウィリアム・アイリッシュ(脚)田村孟(撮)川又昂(美)宇野耕司(音)前田憲男(出)小山明子、渡辺文雄、東山千栄子、斎藤達雄、瞳麗子、高野真二、須賀不二男、土田桂司、春山勉、堀恵子、大塚君代、高木信夫、土紀就一

W・アイリッシュの同名推理小説を映画化した、高橋治の監督第2作。不幸な女(小山)が船の衝突事故で他人と間違われたことから、幸福な家庭の一員になりすますが、良心の呵責に苛まれる…。高橋の監督デビュー作『彼女だけが知っている』(1960)同様、田村孟との共同脚本で、二度三度と意表を突く巧みな物語展開が見もの。高橋は1969年に映画界を去り文筆業へと転身し、松竹在籍時の体験を基に執筆した小津安二郎の評伝でも知られる。


12名もなく貧しく美しく(129分・35mm・白黒)

  • 2017年8月26日12:30 PM@大ホール
  • 2017年8月26日4:00 PM@大ホール

1961(東京映画)(監・脚)松山善三(出)西本裕行、守田比呂也、加藤武(撮)玉井正夫(美)中古智、狩野健(音)林光(出)髙峰秀子、小林桂樹、原泉、荒木道子、根岸明美、草笛光子、加山雄三、髙橋昌也、松本染升、沼田曜一、中北千枝子、賀原夏子、河内桃子、藤原釜足

戦後すぐに聾者同士で結婚した夫婦の労苦を描いた作品。東京・有楽町界隈で知った聾者の靴磨き夫婦をモデルにした松山善三のオリジナル脚本で、監督に予定していた木下惠介の都合が悪くなり、急遽松山自身が監督を務め、これがデビュー作となった。手話の字幕スーパー採用が当時話題になった。

※8/26(土)12:30pmの回はバリアフリー上映となります。詳細についてはこちらをご覧ください。


13ねずみのよめいり/わんわん忠臣蔵(計94分)

  • 2017年7月23日11:00 AM@大ホール
  • 2017年8月8日1:00 PM@大ホール

ねずみのよめいり(13分・35mm・カラー)

1961(東映動画)(監・構成)白川大作(監・構成・作画)月岡貞夫(作画)小林和子、花田玲子、林重行、田村眞也(撮)篠崎文男、菅原英明(美)小山礼司(音)朝野眞俉

東映動画が新人教育目的で製作した短篇アニメーション。同名の民話を下敷きに、世界一強い者を娘の婿に迎えようとするねずみの両親を描く。

わんわん忠臣蔵(81分・35mm・カラー)

1963(東映動画)(監・脚)白川大作(原)手塚治虫(脚)飯島敬(作画監督)大工原章(撮)杉山健児、吉村次郎(美)鳥居塚誠一、沼井肇(音)渡辺浦人(声)堀絢子、木下秀雄、北川まり、本間千代子、水城蘭子、伊藤牧子、山本喜代子、西村晃、加茂嘉久、佐藤英夫、大村文武

白川大作がアニメーション演出家として1本立ちした作品。「忠臣蔵」と巌谷小波の「こがね丸」を下敷きに、子犬のロックが母の仇である虎のキラーを討つまでを描く。無国籍的な都会描写やラストの遊園地でのダイナミックなアクションなど、モダンな感覚が光る作品。


14東京・丸の内(78分・35mm・白黒)

  • 2017年7月22日5:00 PM@大ホール
  • 2017年8月8日7:00 PM@大ホール

1962(東映東京)(脚)大川久男(監)小西通雄(脚)池田雄一(原)源氏鶏太(撮)林七郎(美)近藤照男(音)河辺公一(出)高倉健、佐久間良子、小林哲子、安井昌二、亀石征一郎、大村文武、千秋実

源氏鶏太原作のサラリーマンもので、小西通雄の監督デビュー作。東京丸の内の製造会社に勤める一喜(高倉)が、同じ会社に勤める曜子(佐久間)に惚れ、気持ちを打ち明けるが、曜子には金持ちの息子の恋人(亀石)がいて…。任俠映画スター以前の高倉健が、山登りが好きな快活な青年を演じる。当時の丸の内をとらえた映像も貴重。ニュープリントでの上映。


15てなもんや三度笠(81分・35mm・白黒)

  • 2017年7月25日4:00 PM@大ホール
  • 2017年8月9日1:00 PM@大ホール

1963(東映京都)(出)秋田A助(松)、秋田B助(竹)(監)内出好吉(原)香川登志緒(脚)野上竜雄(撮)羽田辰治(美)桂長四郎(音)古川益雄(出)藤田まこと、白木みのる、平参平、大村崑、大泉滉、茶川一郎、芦屋雁之助、芦屋小雁、堺駿二、花菱アチャコ

1962年から放映され、藤田まことと白木みのるの名コンビで絶大な人気を誇った、同名テレビ番組の映画版第1作。関西喜劇人を中心に、豪華なキャストが参集した。秋田Aスケ・Bスケ(二代目)は1946年結成の人気漫才コンビで、映画にも20本以上出演した。


16夜霧のブルース(104分・35mm・カラー)

  • 2017年7月26日7:00 PM@大ホール
  • 2017年8月13日2:00 PM@大ホール

1963(日活)(監) 野村孝(出) 深江章喜(押川)(原)菊田一夫(脚)国弘威雄(撮)髙村倉太郎(美)木村威夫(音)伊部晴美(出)石原裕次郎、浅丘ルリ子、岩崎加根子、沢本忠雄、郷鍈治、田中明夫、土方弘、上野山功一、山茶花究、垂水悟郎、小池朝雄、芦田伸介

横浜港の荷役を支配する組織の事務所に男(石原)が拳銃を持って現れる。緊張が高まる中、男は妻について、そしてある事件について語り始める…。一見つながりを持たない事務所の空間と男の回想場面の空間を、話の展開と共に巧みに結びつける野村演出の手腕が見事。


17三大怪獣 地球最大の決戦(93分・35mm・カラー)

  • 2017年7月25日7:00 PM@大ホール
  • 2017年8月6日11:00 AM@大ホール

1964(東宝)(出)小泉博(村井助教授)、伊藤ユミ(小美人)(監)本多猪四郎(脚)関沢新一(撮)小泉一(美)北猛夫(音)伊福部昭(特技監督)円谷英二(出)夏木陽介、星由里子、志村喬、若林映子、伊藤エミ、伊藤久哉、黒部進、平田昭彦、天本英世

宇宙怪獣キングギドラを初登場させたゴジラシリーズ第5作。ザ・ピーナッツ(伊藤エミ、ユミ)はデビュー3年目(当時20歳)の1961年に『モスラ』で初めて小美人を演じ、東宝怪獣映画のファンタジー性を象徴するキャラクターとなって、その人気は海外にまで及んだ。


18ガリバーの宇宙旅行(80分・35mm・カラー)

  • 2017年7月23日2:00 PM@大ホール
  • 2017年8月8日4:00 PM@大ホール

1965(東映動画)(音)富田勲(監)黒田昌郎(脚)関沢新一(原画監督)古沢日出夫(撮)篠崎文男、林昭夫(美)横井三郎(声)坂本九、本間千代子、宮口精二、小沢昭一、堀絢子、伊藤牧子、岡田由紀子、今西正男、大泉滉

「ガリバー旅行記」と「青い鳥」を下敷きにした、宇宙冒険アニメーション。孤独な少年テッドが、ガリバー博士と共に、青い希望の星を探しに宇宙へと旅立つが…。ディズニーのアニメーション映画に大きな影響を受け、アニメーション音楽を担当することを熱望していた冨田勲にとって、念願の企画となった。


19二人の世界(91分・35mm・カラー)

  • 2017年7月26日1:00 PM@大ホール
  • 2017年8月12日5:00 PM@大ホール

1966(日活)(音)嵐野英彦(技斗)渡井嘉久雄(出)深江章喜(小谷)(監・脚)松尾昭典(脚)小川英(撮)岩佐一泉(美)中村公彦(出)石原裕次郎、浅丘ルリ子、二谷英明、浜村純、嶋計昭、山形勲、富田仲次郎、大坂志郎、榎木兵衛、大滝秀治、木島一郎、野呂圭介

約15年前の殺人事件で容疑を受け海外に逃れていた修一(石原)が時効成立直前に帰国し、真相を究明しようとする一方、船で修一と出会い惹かれた玲子(浅丘)は、修一を追う。日活ムード・アクションの代表作の一つで、音楽の嵐野英彦ひでを、技斗の渡井嘉久雄は裕次郎映画でお馴染みのスタッフ。また、日活映画で数々の忘れ難い悪役を演じた深江章喜が玲子の婚約者小谷に扮し、身体を張って玲子を守り抜く俠気を見せる。


20拳銃コルトは俺のパスポート(84分・35mm・白黒)

  • 2017年7月26日4:00 PM@大ホール
  • 2017年8月13日5:00 PM@大ホール

1967(日活)(監)野村孝(出)深江章喜(船木)(原)藤原審爾(脚)山田信夫、永原秀一(撮)峰重義(美)松井敏行(音)伊部晴美(出)宍戸錠、ジェリー藤尾、小林千登勢、武智豊子、内田朝雄、佐々木孝丸、中村是好、嵐寛寿郎、杉良太郎、江角英明

主演の宍戸錠も自らの最高傑作に挙げるハードボイルド・アクション。殺しの仕事を完遂した後、その依頼者を含む複数の暴力団につけ狙われ、銃撃戦に巻き込まれる無口な殺し屋を描く。日活プログラム・ピクチャーを高い質で支えた職人監督・野村孝の代表作。


21白昼の惨殺(87分・35mm・白黒)

  • 2017年8月19日11:00 AM@大ホール
  • 2017年8月30日7:00 PM@大ホール

1967(ゴールデンぷろ)(音)真鍋理一郎(出)安藤昇(時岡敬太)、川口小枝(村井高子)(監)梅津明治郎(脚)星川清司(撮)加藤正幸(美)宇野耕司(出)平井昌一、伊藤雄之助、新藤恵美、山茶花究、石山健二郎、三上真一郎、加藤嘉、殿山泰司

建築設計技師の弟(平井)を殺された元やくざの敬太(安藤)が、復讐のため立ち上がる。武智鉄二の娘であり、『白昼の通り魔』(1966、大島渚)の主人公シノなど生命力に溢れる役で印象深い川口小枝さえだが、弟の恋人役で存在感を見せる。ニュープリントでの上映。


22大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス(86分・35mm・カラー)

  • 2017年7月28日1:00 PM@大ホール
  • 2017年8月6日2:00 PM@大ホール

1967(大映東京)(脚)髙橋二三(監)湯浅憲明(撮)上原明(美)井上章(音)山内正(出)本郷功次郎、上田吉二郎、笠原玲子、阿部尚之、丸井太郎、螢雪太朗、北原義郎、夏木章

特撮映画史上に残る怪獣ガメラの人気を不動のものにしたシリーズ第3作。高橋二三にいさんは昭和ガメラ全8作の脚本を担当。湯浅憲明監督曰く、その脚本は「法外に漫画っぽく書かれた、絵がすぐに見える」もので、現場での仕事はそれをリアルに着地させることだった。


23若者たち(96分・35mm・白黒)

  • 2017年7月27日1:00 PM@大ホール
  • 2017年8月11日2:00 PM@大ホール

1967(劇団俳優座=新星映画)(脚)山内久(出)梅津栄(小川の親戚)(監)森川時久(撮)宮島義勇(美)平川透徹(音)佐藤勝(出)田中邦衛、山本圭、橋本功、佐藤オリエ、松山省二、永田靖、南美江、大塚道子、小川真由美、井川比佐志、石立鉄男、栗原小巻

親を失った四男一女が、厳しい社会の波に揉まれながらも自我をぶつけ合い、協力してゆくさまを描いた、同名テレビドラマの映画化。テレビの企画段階から作品に関わっていた山内久と森川時久は、なんとか喜劇的な要素を入れたいと話し合ったという。なお梅津栄が演じているのは、主人公一家の大学生である三男の友人の親戚。


24喜劇 初詣列車(91分・35mm・カラー)

  • 2017年7月28日4:00 PM@大ホール
  • 2017年8月12日11:00 AM@大ホール

1968(東映東京)(監)瀬川昌治(出)川崎敬三(上田夏雄)(脚)舟橋和郎(撮)西川庄衛(美)北川弘(音)河辺公一(出)渥美清、佐久間良子、小松政夫、中村玉緒、城野ゆき、楠トシエ、西村晃、財津一郎、左卜全、大泉滉、栗原玲児、柳沢真一

「喜劇・列車」シリーズの最終第3作。国鉄の車掌・新作(渥美)が幼馴染の美和子(佐久間)と再会し、彼女の行方不明の弟(小松)を探す手助けをする。東映で多彩なジャンル映画を作ってきた職人監督瀬川昌治は、本シリーズのヒットによって喜劇映画監督としての評価を確立し、同じ68年の暮れからは松竹に移り「喜劇・旅行」シリーズ(1968-72)全11作を撮った。


25博奕打ち 総長賭博(95分・35mm・カラー)

  • 2017年7月27日7:00 PM@大ホール
  • 2017年8月4日7:00 PM@大ホール

1968(東映京都)(出)曾根晴美(水谷岩吉)(監)山下耕作(脚)笠原和夫(撮)山岸長樹(美)富田次郎(音)津島利章(出)鶴田浩二、藤純子、桜町弘子、若山富三郎、金子信雄、曽我廼家明蝶、名和宏、佐々木孝丸、三上真一郎、沼田曜一、香川良介

任俠映画を代表する作品。やくざ一家の跡目相続をめぐる兄弟分同士の反目が、義理と人情のせめぎ合いと共に軋みをあげて悲劇へと突き進む。曽根晴美は、東映第4期ニューフェイス合格(1957年)から、凄味のある悪役へと成長し、任俠映画やアクション映画に欠かせない俳優となった。本作では親分・中井(鶴田)の命を受けて一家の二代目・石戸(名和)を守ろうとする岩吉に扮し、襲撃してきた親友・音吉(三上)の凶刃に倒れる印象深い役を演じている。


26日本暗黒史 情無用(90分・35mm・カラー)

  • 2017年8月19日2:00 PM@大ホール
  • 2017年8月31日4:30 PM@大ホール

1968(東映京都)(出)安藤昇(健一)(監)工藤栄一(脚)佐治乾、小野竜之助(撮)古谷伸(美)井川徳道(音)鏑木創(出)桜町弘子、山城新伍、永山一夫、遠藤辰雄、潮健児、佐々木孝丸、加賀邦男、藤岡重慶、渡辺文雄、小池朝雄、安部徹(解)黒沢良

同じ工藤栄一監督による『日本暗黒史 血の抗争』(1967)に続くシリーズ第2作。温泉町を舞台に、新旧やくざ組織の対立をハードボイルドに描く。夫婦役を演じる安藤昇と桜町弘子のコミカルなやりとりも見もの。『博奕打ち 総長賭博』と2本立てで公開され、共に当時の若者たちから熱い支持を受けた。


27妖怪百物語(79分・35mm・カラー)

  • 2017年8月6日5:00 PM@大ホール
  • 2017年8月15日1:00 PM@大ホール

1968(大映京都)(特技監督)黒田義之(監)安田公義(脚)吉田哲郎(撮)竹村康和(美)西岡善信(音)渡辺宙明(出)藤巻潤、高田美和、平泉征、坪内ミキ子、ルーキー新一、林家正蔵、神田隆、五味龍太郎、吉田義夫、水原浩一、浜村純

小さな社が取り壊されたのを機に、古くから棲みついていた妖怪が次々と姿を現して悪人たちを懲らしめる。本作のヒットを受け、続いて『妖怪大戦争』(1968)と『東海道お化け道中』(1969)が製作され、黒田義之はこれら「妖怪三部作」の全てに特技監督あるいは監督として関わった。百鬼夜行のシーンは本作最大の見もの。


28引裂れた処女*(72分・35mm・パートカラー)

  • 2017年8月17日7:00 PM@大ホール
  • 2017年9月3日5:00 PM@大ホール

1968(葵映画)(出)香取環(雅美)(監)西原儀一(脚)千葉隆志(撮)池田清二(音)斎藤恒夫(出)清水世津、白川和子、中尾有理、矢島広志、松浦康、名和三平、冬木喬三、時沢芳恵、小高津子、内山昌美、横井リエ、藤行夫、田中敏夫、石黒光三郎

ホステスの雅美(香取)が求婚されるが、実はそれは売春組織の罠だった…。日活ニューフェイス出身からピンク映画へと転身して成功を収め、「女王」と評された香取環の、葵映画専属時代(1967-68)の作品。香取に憧れて付き人をしていた白川和子が、盲目の少女役で出演。脚本の千葉隆志は西原儀一のペンネーム。NFC所蔵原版から作製したニュープリントでの上映。


29俺たちの荒野(91分・35mm・カラー)

  • 2017年7月29日11:00 AM@大ホール
  • 2017年8月9日7:00 PM@大ホール

1969(東宝)(監)出目昌伸(音)真鍋理一郎 (原)中井正(脚)重森孝子(撮)中井朝一(美)竹中和雄(出)黒沢年男、東山敬司、酒井和歌子、原知佐子、赤座美代子、清水元、左卜全、草川直也、荒木保夫、佐田豊、横田米子、望月敦子、宮田芳子

米軍基地のある街を舞台に男女3人の青春の夢と挫折を瑞々しく描き、日本映画監督協会の新人奨励賞に輝いた出目昌伸の第2作。邦画斜陽期にようやく監督昇進を果たした出目は、藤本眞澄プロデューサーから打診された2作目の企画を蹴って、ひっそりと準備していた本作の脚本をぶつけ、役者をそのままスライドさせて実現にこぎつけた。


30私が棄てた女(116分・35mm・パートカラー)

  • 2017年7月27日4:00 PM@大ホール
  • 2017年8月11日4:30 PM@大ホール

1969(日活)(脚) 山内久(出) 加藤治子(三浦ユリ子)、加藤武(八郎)(監)浦山桐郎(原)遠藤周作(撮)安藤庄平(美)横尾嘉良、深民浩(音)黛敏郎(出)河原崎長一郎、浅丘ルリ子、小林トシエ、小沢昭一、岸輝子、辰巳柳太郎、夏海千佳子、佐野浅夫、露口茂

遠藤周作の原作を山内久が大胆に脚色して映画化。政治運動に挫折し、今は良家の娘マリ子(浅丘)との愛のない結婚を選ぼうとしている努(河原崎)の前に、かつて自分が“棄てた女”ミツ(小林)が現れる…。新人小林トシ江(当時はトシエ)が、浦山監督の厳しい指導に応え、強烈な存在感を見せる。加藤治子はマリ子の母・ユリ子を、加藤武はミツに言い寄る青年八郎を演じる。


31尼寺博徒(86分・35mm・カラー)

  • 2017年8月16日4:00 PM@大ホール
  • 2017年9月2日2:00 PM@大ホール

1971(東映東京)(出)加藤治子(慈照)(監)村山新治(脚)大和久守正(撮)中島芳男(美)江野慎一(音)津島利章(出)野川由美子、伊吹吾郎、橘ますみ、後藤ルミ、渡辺やよい、應蘭芳、安部徹、渡辺文雄、曽我廼家明蝶、伴淳三郎

『警視庁物語』シリーズ等で知られる村山新治による女性任俠もの。尼寺に入った元胴師(野川)が、寺を食いつぶそうとするやくざを前に立ち上がる。加藤治子は尼寺の庵主・慈照を演じ、成熟した女性のエロティシズムを垣間見せる。ニュープリントでの上映。


32㊙女郎責め地獄*(77分・35mm・カラー)

  • 2017年7月28日7:00 PM@大ホール
  • 2017年8月5日5:00 PM@大ホール

1973(日活)(出)中川梨絵(おせん)(監)田中登(脚)田中陽造(撮)髙村倉太郎(美)川崎軍二(音)月見里太一(出)山科ゆり、絵沢萌子、あべ聖、薊千露、髙橋明、堂下繁、五条博、島村謙次、小泉郁之助、玉井謙介、長弘、橘田良江、織田俊彦

田中登監督そして日活ロマンポルノを代表する作品。吉原の百文女郎・おせん(中川)が、死と隣り合わせになった愛をエネルギッシュに生きるさまを描く。日活撮影所のオープン・セットを存分に活用した冒頭の長廻しや、人形浄瑠璃の演出を採り入れた大胆な趣向など華麗な演出に満ちている。子役から東宝の女優へとキャリアを重ねた中川梨絵は、1972年に日活入社、ロマンポルノ作品で女優として花開いた。音楽の月見里太一は鏑木創の変名。


33化石の森(117分・35mm・カラー)

  • 2017年8月1日1:00 PM@大ホール
  • 2017年8月10日4:00 PM@大ホール

1973(東京映画)(出)八木昌子(塩見菊江)(監)篠田正浩(原)石原慎太郎(脚)山田信夫(撮)岡崎宏三(美)粟津潔(音)武満徹(出)萩原健一、二宮さよ子、杉村春子、岩下志麻、田中明夫、岸田森、浜田寅彦、日下武史、龍岡晋、水島弘、堀内正美

石原慎太郎の同名小説を映画化。大学病院の実習医・治夫(萩原)が母親に抱く嫌悪感や、移り気な恋心が描かれ、若さゆえの複雑で繊細な心情がとらえられる。八木昌子が演じるのは、子供の治療をきっかけとして治夫と深い仲になる女性で、この二人の関係が物語の行方を大きく左右していく。


34愛と誠(89分・35mm・カラー)

  • 2017年7月30日11:00 AM@大ホール
  • 2017年8月10日1:00 PM@大ホール

1974(松竹=芸映プロ)(出)三角八郎(西田運転手)(監・脚)山根成之(原)梶原一騎、ながやす巧(脚)石森史郎(撮)竹村博(美)横山豊(音)馬飼野康二(出)西城秀樹、早乙女愛、織田あきら、坂上大樹、南陽子、中川三穂子、仲雅美、高岡健二

同名漫画の実写映画化。幼い頃に運命的な出会いを果たした誠(西城)と愛(早乙女)が、高校で再会して繰り広げる学園青春映画。大映に入社し、その後フリーとなってからも印象的な脇役を演じ続けた三角八郎が、本作では早乙女家に仕え、愛の登下校の送り迎えをする西田運転手を演じている。また、早乙女愛は本作の役名を芸名として映画デビューを果たした。


35血を吸う薔薇(83分・35mm・カラー)

  • 2017年7月29日5:00 PM@大ホール
  • 2017年8月10日7:00 PM@大ホール

1974(東宝映像)(脚)武末勝(音)真鍋理一郎(監)山本迪夫(脚)小川英(撮)原一民(美)薩谷和夫(出)黒沢年男、田中邦衛、佐々木勝彦、岸田森、望月真理子、太田美緒、桂木美加、荒牧啓子、麻里とも恵、片山滉、鈴木治夫、伊藤雄之助

女子大学に赴任してきた教員が吸血鬼になった学長夫妻と対決する、カルト的な人気を誇る和製ホラー「血を吸う」シリーズの3作目。『悪魔が呼んでいる』(1970)を含め、この時期の山本迪夫監督のホラー/スリラーに一貫して音楽をつけた眞鍋理一郎は、山本のロマンチシズム溢れる恐怖世界を陰から支える存在であった。


36沖田総司(92分・35mm・カラー)

  • 2017年7月29日2:00 PM@大ホール
  • 2017年8月15日4:00 PM@大ホール

1974(東宝)(監)出目昌伸(音)真鍋理一郎(脚)大野靖子(撮)原一民(美)阿久根巖(出)草刈正雄、真野響子、池波志乃、神山繁、小松方正、殿山泰司、荒木一郎、河原崎次郎、大木正司、西田敏行、朝比奈尚行、辻萬長、右京ちあき、広瀬正一、堀江信介、浦山桐郎、高橋幸治、米倉斉加年

新選組の猛者の中でも一際腕のたつ美剣士ながら、肺病に侵され25歳で生涯を閉じた沖田総司。ハーフの新人草刈正雄の起用によって、美剣士として周囲に存在を認められながらも、組織の非情さの中で苦しみもがく現代的人間として、新たな総司像が描かれる。出目監督は公開中に血しぶきシーンのカットを迫られ憤慨したという。


37祭りの準備(116分・35mm・カラー)

  • 2017年7月30日2:00 PM@大ホール
  • 2017年8月15日7:00 PM@大ホール

1975(綜映社=映画同人社=ATG)(照)伴野功(出)阿藤海(良介)(監)黒木和雄(原・脚)中島丈博(撮)鈴木達夫(美)木村威夫、丸山裕司(音)松村禎三(出)江藤潤、竹下景子、桂木梨江、杉本美樹、馬渕晴子、浜村純、犬塚弘、三戸部スエ、原知佐子、絵沢萠子、真山知子、森本レオ、芹明香、ハナ肇、原田芳雄

昭和30年代の高知県中村市(現・四万十市)を舞台に、猥雑な隣人たちに囲まれて暮らす青年・楯男(江藤)が、すべてのしがらみを断って上京するまでを描いた青春映画の名作。黒木和雄と多く組んだ伴野功は、岩波映画作品のほか、『青春の殺人者』(1976、長谷川和彦)など劇映画でも照明技師として活躍した。阿藤海は楯男の悪友・良介を演じる。


38狂った野獣(77分・35mm・カラー)

  • 2017年7月30日5:00 PM@大ホール
  • 2017年8月16日7:00 PM@大ホール

1976(東映京都)(脚) 大原清秀(出) りりィ(監・脚)中島貞夫(脚)関本郁夫(撮)塚越堅二(美)森田和雄(音)広瀬健次郎(出)渡瀨恒彦、星野じゅん、川谷拓三、室田日出男、橘麻紀、片桐竜次、荒木雅子、中川三穂子、松本泰郎、野口貴史、三浦徳子、志賀勝、三上寛、笑福亭鶴瓶

宝石強盗が逃亡しようと乗ったバスに別の銀行強盗未遂犯が飛び込み、人質となった13人の乗客も、やがてそれぞれのエゴをむき出しにして車内を混乱に陥れる。しかも運転手には心筋梗塞の持病があり…。走り続けるバスという閉鎖空間で複数の人物が入り乱れ、物語を波状的に混乱・脱臼させていくさまは、正に中島貞夫作品の真骨頂。共同脚本の大原清秀は、東映作品やテレビで活躍した。りりィはDJの役で出演。


39任俠外伝 玄海灘(122分・35mm・カラー)

  • 2017年8月19日4:30 PM@大ホール
  • 2017年9月1日7:00 PM@大ホール

1976(唐プロ=ATG)(製)富沢幸男(音)安保由夫(出)安藤昇(近藤)、根津甚八(田口)(監・脚・出)唐十郎(脚)石堂淑朗(撮)瀬川浩(美)今井高司(出)李礼仙、宍戸錠、真山知子、小松方正、天津敏、天竺五郎、南州太郎、石橋蓮司、常田富士男

唐十郎の初映画監督作品。韓国からの密航者を東京に売り渡して生計を立てている近藤(安藤)の前に、25年前の朝鮮戦争時に自身が犯した女(李)とそっくりの李孝順(李の二役)が現れる…。唐の主宰劇団「状況劇場」の看板役者だった根津甚八が近藤の舎弟・田口に扮し、鶴見川のヘドロに顔を突っ込んで泳いだり、撮影中に何度も傷を負ったりと、その体当たり演技が抜群に輝いている。ニュープリントでの上映。


40瀬戸はよいとこ 花嫁観光船(92分・35mm・カラー)

  • 2017年8月1日4:00 PM@大ホール
  • 2017年8月12日2:00 PM@大ホール

1976(松竹)(監・脚)瀬川昌治(脚)大川久男(撮)丸山恵司(美)佐藤之俊(音)いずみたく(出)フランキー堺、山城新伍、朝丘雪路、日色ともゑ、夏夕介、村地弘美、田坂都、春川ますみ、ミヤコ蝶々、財津一郎(解)芥川隆行

明石海峡連絡橋の工事再開を控えて、リゾート開発をめぐる人々の騒動をにぎやかに描いた瀬川昌治の隠れた名作。癖のある登場人物たちが複数の対立軸で入り乱れ、次々と意外な展開が生まれていく。結末の船のシーンも昂揚感に満ちる。瀬川と共同で脚本を書いた大川久男は、日活や東映作品からTVドラマやアニメまで、幅広いジャンルで活躍した。


41天保水滸伝(144分・35mm・カラー)

  • 2017年8月1日6:30 PM@大ホール
  • 2017年8月11日10:30 AM@大ホール

1976(全国農村映画協会=大映)(原・脚)山内久(出)平幹二朗(大原幽学)、加藤武(笹川繁蔵)(監)山本薩夫(撮)小林節雄(美)内藤昭、今井高司(音)山内正(出)浅丘ルリ子、大竹しのぶ、香山美子、滝沢修、高岡健二、高橋悦史、ハナ肇、日下武史、鈴木瑞穂、下條アトム(解)神山繁

江戸後期の農民指導者・大原幽学を主人公に、浪曲の「天保水滸伝」のエピソードも採り入れ、農民と博徒の生きざまを通して封建時代を描いた歴史大作。舞台俳優としてデビューし、『森は生きている』(1956、木村荘十二)以降は映画にも出演するようになった平幹二朗が幽学を演じる。平はクールな風貌と確かな演技力を生かし、二枚目から悪役まで多くの映画で重要な役を演じた。


42世界名作童話 白鳥の王子(61分・35mm・カラー)

  • 2017年8月18日4:00 PM@大ホール
  • 2017年8月30日1:00 PM@大ホール

1977(東映動画)(監)西沢信孝(脚)隆巴(作画担当)阿部隆(原画)角田紘一(撮)細田民男、平尾三喜(美)千葉秀雄(音)小森昭宏(声)増山江威子、岩崎加根子、宮崎恭子、近藤洋介、杉山とく子、望月太郎、可知靖之、小林尚臣、小宮山清、つかせのりこ、神谷明、古谷徹

グリム童話「白鳥の王子」とアンデルセン童話「野の白鳥」を基に、りゅうともえ(本作で声の出演もしている女優・宮崎恭子のペンネーム)が脚色。魔女によって白鳥にされた6人の王子を救うため、妹姫エリザが試練に挑む。西沢信孝は、東映動画で白川大作に師事した後、TVアニメの演出や『マジンガーZ対暗黒大将軍』(1974)などを監督し、東映アニメーションに重要な貢献を果たした


43春男の翔んだ空(120分・35mm・カラー)

  • 2017年8月18日1:00 PM@大ホール
  • 2017年8月31日7:00 PM@大ホール

1977(現代ぷろだくしょん)(出)永六輔(野杉春男)、愛川欽也(白石先生)(監・脚)山田典吾(撮)小林節雄(美)木村威夫、丸山裕司(音・出)いずみたく(出)佐藤オリエ、山口崇、原知佐子、渡辺文雄、太宰久雄、ケーシー高峰、大泉滉、戸浦六宏、佐藤慶、桑山正一、三崎千恵子、内海桂子、内海好江、赤塚不二夫、黒柳徹子

知的障害児の教育に一生を捧げた小学校教師・野杉春男の伝記映画で、永六輔唯一の主演作。演じるにあたっては、野杉の姿を借りて自分が知っている多くの先生たちを再現したという。また愛川欽也扮する白石先生がアンパイアで参加した野球の試合場面は、生徒たちの自然な反応を生かし、アドリブを採り入れて作り上げられた。


44トラック野郎 突撃一番星(103分・35mm・カラー)

  • 2017年8月17日4:00 PM@大ホール
  • 2017年9月2日4:30 PM@大ホール

1978(東映東京)(出)愛川欽也(松下金造)(監)鈴木則文(脚)掛札昌裕、中島信昭(撮)飯村雅彦(美)桑名忠之(音)木下忠司(出)菅原文太、せんだみつお、原田美枝子、樹木希林、亜湖、樹れい子、小松方正、川谷拓三、金子信雄、中村玉緒、辰巳柳太郎

70年代後半のデコトラブームを生んだ「トラック野郎」シリーズの第7作。長距離トラック運転手を主人公にした映画の企画自体、愛川欽也の発案だった。シリーズ全10作は5年間にわたり盆と正月の東映系映画館のスクリーンを飾り、愛川が演じた主人公・桃次郎(菅原)の相棒「やもめのジョナサン」は、彼の銀幕での代表的な役となった。ニュープリントでの上映。


45制服脅迫犯し*(62分・35mm・カラー)

  • 2017年8月20日5:00 PM@大ホール
  • 2017年9月5日7:00 PM@大ホール

1979(日本シネマ)(監・脚)中山潔(脚)宗豊、大木寛(撮)志賀葉一(出)谷口曜子、ティミー杉本、沢木みみ、加倉井二郎、今泉洋、吉岡一郎、仁科ひろし、浅浜友二、陶清、霞愛、深野達夫

中山潔の監督デビュー作。中山は向井寛が代表を務める獅子プロで頭角を現し、その後自らプロダクションを設立、ピンク映画やビデオ作品を製作する傍ら、後進の映画作家も輩出した。NFC所蔵原版からニュープリントを作製して上映。


46連合艦隊(145分・35mm・カラー)

8月13日『連合艦隊』上映中止のお詫びと振替上映のお知らせ<

  • 2017年8月2日6:30 PM@大ホール
  • 2017年8月13日10:30 AM@大ホール
  • 2017年10月15日11:00 AM@大ホール
  • 2017年10月15日3:00 PM@大ホール

1981(東宝)(脚)須崎勝彌(監)松林宗恵(撮)加藤雄大(美)阿久根巌(音)谷村新司、服部克久(出)小林桂樹、永島敏行、金田賢一、古手川祐子、中井貴一、丹波義隆、三橋達也、高橋幸治、財津一郎、長門裕之、丹波哲郎、奈良岡朋子、松尾嘉代、鶴田浩二、森繁久彌

太平洋戦争の開戦から終戦までを連合艦隊の命運を通して描く戦記大作。大映、新東宝、東映、東宝で活躍した須崎勝彌は学徒出陣経験を持ち、同じ松林監督との『人間魚雷回天』(1955)以降は多くの戦争映画のシナリオを執筆し、特に晩年はライフワークとした。また本作では、東宝映像(現・東宝映像美術)の録音技師・西尾のぼる(2016年没)によって、日本ではじめてドルビー光学ステレオ録音が導入された。


47さらば愛しき大地(134分・35mm・カラー)

  • 2017年8月22日3:45 PM@大ホール
  • 2017年8月31日1:00 PM@大ホール

1982(プロダクション群狼=アトリエダンカン)(出) 根津甚八(山沢幸雄)(監・脚)柳町光男(撮)田村正毅(美)大谷和正(音)横田年昭(出)秋吉久美子、矢吹二朗、山口美也子、松山政路、奥村公延、中島葵、白川和子、佐々木すみ江、草薙幸二郎、日高澄子、蟹江敬三

柳町光男が自身の出身地である茨城県鹿島を舞台に、2年の構想をかけて脚本を執筆し、自ら製作して撮った力作。工業地帯でダンプ運転手として働く幸雄(根津)が、2人の子供を亡くしたことをきっかけに精神の均衡を崩し、周囲を巻き込みながら自滅していく姿を描く。鬼気迫る演技で主役を務めた根津甚八は本作で『キネマ旬報』主演男優賞を獲得、自身の代表作となった。


48愛の陽炎(108分・35mm・カラー)

  • 2017年8月22日1:00 PM@大ホール
  • 2017年8月30日4:00 PM@大ホール

1986(松竹)(出)萩原流行(関口岩松)、今福将雄(監)三村晴彦(脚)橋本忍(撮)羽方義昌(美)森田郷平(音)福島新一(出)伊藤麻衣子、司葉子、北林谷栄、風祭ゆき、熊谷真実、戸川京子、高田純次、小倉一郎、山田辰夫、佐野浅夫

20歳の快活なルミ子(伊藤)が、結婚を約束していたトラック運転手の岩松(萩原)に裏切られ、代々伝わる五寸釘で復讐を試みるサスペンス。劇団「つかこうへい事務所」に入団し、『蒲田行進曲』(1982)で映画初出演した萩原流行が、女癖が悪く金銭に執着するが、どこか悪人に徹しきれない弱さを抱えた男の役に挑んだ。また、当時の人気アイドル・伊藤麻衣子も、本作を機に女優として本格的に開眼した。


49ジャズ大名(84分・35mm・カラー)

  • 2017年8月17日1:00 PM@大ホール
  • 2017年9月1日4:00 PM@大ホール

1986(大映)(出)今福将雄(由比軍太夫)、小川真司(中山八兵衛)(監・脚)岡本喜八(原・音)筒井康隆(脚)石堂淑朗(撮)加藤雄大(美)竹中和雄(音・出)山下洋輔(出)古谷一行、神崎愛、岡本真美、唐十郎、殿山泰司、本田博太郎、友居達彦、タモリ、財津一郎

南北戦争が終わり解放された黒人奴隷3人が、なぜか幕末の日本に流れ着き、音楽好きの藩主の下で奇想天外な人生を歩む。今福将雄は『日本のいちばん長い日』(1967、岡本喜八)で映画デビュー後、(TVも含めた)岡本作品9本に出演する岡本組の常連俳優に。また小川真司はのちに洋画の吹替え(ロバート・デ・ニーロ他)やアニメの声優としても大活躍した。


50天空の城ラピュタ(124分・35mm・カラー)

  • 2017年8月18日7:00 PM@大ホール
  • 2017年9月2日11:00 AM@大ホール

1986(徳間書店)(仕上)保田道世(原画)篠原征子、二木真希子(監・原・脚)宮崎駿(作画監督)丹内司(原画頭)金田伊功(撮)高橋宏固(美)野崎俊郎、山本二三(音)久石譲(声)田中真弓、横沢啓子、初井言栄、常田富士男、寺田農、永井一郎

天空に浮かぶ伝説の城・ラピュタをめぐる、少年パズーと少女シータの冒険の物語。篠原征子は、厨房でシータが作業をするシーンなどの原画を担当。二木ふたき真希子は、パズーとシータの出会いの場面でシータが鳩に餌をやる様子を丁寧に描写し、「シークエンス全体を間違いなく豊か」にしたと宮崎監督から評された。保田道世は『風の谷のナウシカ』(1984)から『風立ちぬ』(2013)まで、宮崎映画の色彩設計をすべて担当。


5119 ナインティーン(94分・35mm・カラー)

  • 2017年8月20日11:00 AM@大ホール
  • 2017年9月1日1:00 PM@大ホール

1987(東宝=ジャニーズ事務所)(監)山下賢章(出)中康治(ゼブラ)(脚)康珍化(撮)岸本正弘(美)竹中和雄(音)野人(出)錦織一清、東山紀之、植草克秀、小沢なつき、アレクシス・ホール、柳生博、村井国夫、大林丈史、荒勢、河原崎長一郎、片岡鶴太郎、明石家さんま

アイドルグループ少年隊が時空を超えるタイムパトローラーを演じたSF映画だが、核心はタイトルが示す通り、少年と大人の狭間に立つ3人の青春の葛藤。山下賢章監督は、本作の7年後、川北紘一特技監督と再度組んだ『ゴジラvsスペースゴジラ』(1994)でも「特撮映画といえど人間ドラマに傾注したい」と肌合いの違うゴジラ作品を創り上げた。


52帝都物語(135分・35mm・カラー)

  • 2017年8月23日6:30 PM@大ホール
  • 2017年9月5日3:45 PM@大ホール

1988(エクゼ)(特殊美術) 池谷仙克(出) 平幹二朗(平井保昌)(監)実相寺昭雄(原)荒俣宏(脚)林海象(撮)中堀正夫(美)木村威夫(音)石井眞木(出)勝新太郎、嶋田久作、原田美枝子、石田純一、姿晴香、寺泉憲、桂三枝、坂東玉三郎、佐野史郎、寺田農、峰岸徹、いとうせいこう、中村嘉葎雄、宍戸錠、井川比佐志、島田正吾、大滝秀治、西村晃、高橋幸治

大正時代の帝都・東京の破壊勢力と防衛勢力が超能力で衝突するさまを特撮を交えて描いた怪奇スペクタクル。池谷いけや仙克のりよしは、TV「ウルトラマン」(1966-67)の特撮美術を皮切りに、多くの実相寺作品でその美術面を支え、他に鈴木清順監督『陽炎座』(1981)『夢二』(1991)、篠田正浩監督『写楽』(1993)などの美術も手がけた。


53死霊の罠(100分・35mm・カラー)

  • 2017年8月20日2:00 PM@大ホール
  • 2017年9月6日7:00 PM@大ホール

1988(ジャパンホームビデオ=ディレクターズカンパニー)(音)吉良知彦(監)池田敏春(脚)石井隆(撮)田村正毅(美)丸尾知行、林田裕至(出)小野みゆき、本間優二、小林ひとみ、桂木文、阿部雅彦、中川えり子、清水宏、須和野裕子、島田紳助、三谷昇

日本初の本格的スプラッター映画として名高い1本。深夜テレビ番組のレポーター名美(小野)が、残虐な内容のビデオテープを受け取る。撮影場所と思われる廃墟にTVクルーと共に訪れた名美を待っていたのは、血の惨劇だった…。本作で何度も繰り返される印象深いテーマ曲を書いた吉良知彦(ロックバンドZABADAKのリーダーとしても知られる)は、その後も池田敏春と2本の映画で組んだ。ニュープリントでの上映。


54ありふれた愛に関する調査(107分・35mm・カラー)

  • 2017年8月22日7:00 PM@大ホール
  • 2017年9月6日1:00 PM@大ホール

1992(メリエス=サントリー)(照)金沢正夫(監)榎戸耕史(原)関川夏央(脚)荒井晴彦(撮)野田悌男(美)小川富美夫(音)梅林茂(出)奥田瑛二、世良公則、池田昌子、小林かおり、中島ひろ子、松澤一之、寺田農、すまけい、川地民夫、津川雅彦

浮気調査やヤクザの使い走りで生計を立てる、しがない中年探偵(奥田)が、テレビの美人天気キャスター(池田)の依頼を受け、彼女が一夜を共にした男(世良)を探し始める…。男の情けなさや格好悪さの描写が積み重ねられ、生きることの哀しさが立ち上がる。探偵事務所の内部をはじめ、冷たさと暖かさが同居した繊細な照明を本作で設計した金沢正夫は、『真夜中のボクサー』(1983、高橋三千綱)や『UNLOVED』(2001、万田邦敏)など多くの作品の光と影を作り上げた。


55蒸気機関車の詩/ぼくに涙はにあわない(計67分)

  • 2017年8月23日1:00 PM@大ホール
  • 2017年9月9日11:00 AM@大ホール

蒸気機関車の詩(16分・35mm・カラー)

1974(日活)(監・脚)飯塚二郎(撮)森勝、水野尾信正(美)菊川芳江(音)佐藤充彦(出)日野道夫、広瀬充一、牧野みどり、清水大輔

蒸気機関車が日本の鉄道から姿を消す直前に、その美しさと力強さをフィルムに収めた児童向け短篇。元機関士の老人(日野)の語りと共に、四季折々の日本各地で走る蒸気機関車の姿がとらえられる。飯塚二郎は1958年に日活入社、13年間の助監督生活ののち児童映画部に移り、本作で監督デビューを果たした。その後は、病に冒される大学サッカー部の青年を描いた『太陽は泣かない』(1976)などを撮った。ニュープリントでの上映。

ぼくに涙はにあわない(51分・16mm・カラー)

1992(共和教育映画社)(監)黒田義之(原)千賀康司(脚)高橋稔(撮)羽田辰治(美)福田弘(音)森琢磨(出)野川由美子、森田正明、南田洋子、長門裕之、睦五朗、野口ふみえ、桂きん枝

教育映画祭で文部大臣賞を受賞した、黒田義之の教育劇映画。高校ラグビーの試合で負傷して手足が不自由になった少年が、周囲に支えられながら辛抱強くリハビリを続け、新しい人生に向かって前進する姿を描く。


56光りの島 ISLAND OF LIGHT 他(計130分)

  • 2017年8月23日3:00 PM@大ホール
  • 2017年9月10日10:30 AM@大ホール

土くれの歳時記 民俗舞踊集(22分・16mm・白黒)

1960(舞踊映画プロダクション=新映画テレビ)(照)渡辺生(構成)宇部敬、東喬一(撮)武井大、福田晴之(照)鈴木淳

第15回芸術祭で発表された、花柳徳兵衛舞踊団による民俗舞踊の記録映画。照明の渡辺しょうは、戦前に東京発声で照明助手としてキャリアをスタートし、戦後はフリーの照明技師として主に文化記録映画で活躍する傍ら、自ら記録映画も製作した。また、アルツハイマー病に罹った妻を自ら撮影・照明した『おてんとうさまがほしい』(1994、構成編集:佐藤真)でも知られる。

民と匠の伝説 三五荘の記録(50分・16mm・カラー)

1994(日本映画学校)(監)武重邦夫(撮)金沢裕(音)山崎宏(解)檀ふみ、石川慎二

山梨県塩山市に建てられ、1935年に軽井沢に移築された「三五荘」の歴史的変遷と建築的特徴を調査したドキュメンタリー。文部大臣賞受賞。原節子が訪問した様子など、貴重なフッテージを含む。監督の武重邦夫は今村昌平監督(本作では製作総指揮)に師事し、今村プロでの活動や、今村と共に設立した横浜放送映画専門学院(現・日本映画大学)の運営など、製作と教育両面において今村を支えた。

光りの島 ISLAND OF LIGHT(58分・16mm・カラー)

1995(UMI(海)inc.)(監・製・脚・編)大重潤一郎(撮)堀田泰寛(録)市川文武(出)上條恒彦

岩波映画でドキュメンタリーを学び、自主製作映画『黒神』(1970)や『小川プロ訪問記』(1981)などで知られる大重潤一郎が、初めて沖縄の自然を撮った作品。撮影自体は1980年代になされており、阪神淡路大震災後に神戸で編集・完成された。大重は本作以降も沖縄を記録し続けた。大重監督本人の寄贈プリントによる上映。


光りの島 ISLAND OF LIGHT(振替上映)(58分・16mm・カラー)

  • 2017年11月15日1:00 PM@大ホール

1995(UMIN(海)Inc.)(監・製・脚・編)大重潤一郎(撮)堀田泰寛(録)市川文武(出)上條恒彦

岩波映画でドキュメンタリーを学び、自主製作映画『黒神』(1970)や『小川プロ訪問記』(1981)などで知られる大重潤一郎が、初めて沖縄の自然を撮った作品。撮影自体は1980年代になされており、阪神淡路大震災後に神戸で編集・完成された。大重は本作以降も沖縄を記録し続けた。大重監督本人の寄贈プリントによる上映。


57WINDS OF GOD(97分・35mm・カラー)

  • 2017年8月24日1:00 PM@大ホール
  • 2017年9月9日2:00 PM@大ホール

1995(松竹第一興行=ケイエスエス)(原・脚・出)今井雅之(田代誠、岸田中尉)(監)奈良橋陽子(撮)西浦清(美)丸山裕司(音)大島ミチル(出)山口粧太、新井つねひろ、菊池孝典、藤田朋子、別所哲也、小川範子、六平直政

売れないお笑いコンビの誠(今井)と金太(山口)は交通事故に遭って気を失う。気が付くと第二次大戦中へとタイムスリップし、なんと特攻隊員と体が入れ替わっていた…。父親と同様、自身も自衛官だった俳優の今井雅之が戯曲を書き、1988年に初演した舞台の映画化。今井は以後も本作をライフワークとし、27年間上演しつづけた。ニュープリントでの上映。


58ファザーファッカー(90分・35mm・カラー)

  • 2017年8月24日4:00 PM@大ホール
  • 2017年9月3日2:30 PM@大ホール

1995(フィルム メイカーズ=ホリプロ=ポニーキャニオン)(監)荒戸源次郎(原・出)内田春菊(脚)早岐五郎(撮)芦澤明子(美)斉藤英則(音)山下洋輔(出)中村麻美、桃井かおり、秋山道男、原田芳雄、大門正明、矢島亜由美、浦沢広平、金子賢、柏木由紀子

ホステスをしている母親(桃井)と娘二人(中村、矢島)の3人家族に、ある日、母の客だという男(秋山)が養父として闖入する。支配欲の強い男は思春期を迎えた長女に異常な関心を示すのだった…。1980年、鈴木清順監督『ツィゴイネルワイゼン』を皮切りに、自社「シネマ・プラセット」で映画製作と興行を一本化するドーム型の移動式映画館公開に踏み出し、邦画界に一石を投じた荒戸源次郎の初監督作。ニュープリントでの上映。


59したくて、したくて、たまらない、女。*(61分・35mm・カラー)

  • 2017年8月27日5:00 PM@大ホール
  • 2017年9月7日7:00 PM@大ホール

1995(RELAX)(監・脚)沖島勲(撮)芦澤明子(音)石山理(出)城野みさ、倉田昇一、葉月螢、小川美那子、皆川衆、江川加絵、松川信、志水希梨子、黒沢清、中原大雄、室田日出男

他に類を見ないユニークな発想で生涯に7本の映画を遺した沖島勲の第3作。地方の温泉旅館に帰省した大学生の洋一(倉田)は、毎夜露天風呂に出没し、男たちとセックスをしては消えるという謎の美女(城野)のことが気になって…。人間の性的欲望をとらえるおおらかな視点や、現実と虚構がダイナミックに交じり合う展開は、沖島作品ならでは。


60GAMA 月桃の花(110分・35mm・カラー)

  • 2017年8月25日1:00 PM@大ホール
  • 2017年9月7日4:00 PM@大ホール

1996(G. G. S=こぶしプロダクション)(出)平良とみ(カミおばあ)(監)大澤豊(原・脚)嶋津与志(撮)岡崎宏三(美)山崎秀満(音)海勢頭豊(出)朝霧舞、川平慈英、知花章、平良進、中里友豪、吉田妙子、玉木初枝、ウエチ雄大、國村隼、沖田浩之

舞台劇「洞窟ガマ」の映画化。娘と米軍パイロットとの間に生まれた孫(川平)の訪問を受けた祖母(朝霧)が、沖縄上陸作戦中の、ある洞窟での筆舌に尽くしがたい体験を語る。平良とみが演じるのは、村の祭事を司る神女のカミおばあで、住民を守ろうとしない日本兵を非難する場面は圧倒的迫力。この役は彼女にとって、原作の舞台で何十年も演じ続けてきた特別なものだった。


61戦後在日五〇年史 在日(259分・16mm・カラー)

  • 2017年8月25日4:00 PM@大ホール
  • 2017年9月10日1:45 PM@大ホール

1997(映画「戦後在日五〇年史」製作委員会)(監) 呉徳洙(撮)本田茂、石倉隆二、篠田昇、渡邊忍、吉田真二(音)野沢美香(解)原田芳雄

大島渚の助監督や東映東京でのテレビ作品への関与を経て、自身のプロダクションを設立し『指紋押捺拒否』(1984)を発表した徳洙ドクス監督が取り組んだ大作。前半では、日本の敗戦から50年にわたる在日コリアンに関わる種々の出来事の記録映像が年代順に紹介され(歴史篇)、後半では、一世から三世まで6人の在日コリアンそれぞれの生き方が掘り下げられる(人物篇)。GHQの元担当官の証言など貴重な映像資料も含む。

※前半(上映開始から135分)終了時に10分の休憩を取ります。


62御法度(100分・35mm・カラー)

  • 2017年8月29日7:00 PM@大ホール
  • 2017年9月6日4:00 PM@大ホール

1999(松竹=角川書店=IMAGICA=BS朝日=衛星劇場)(製作担当)元持昌之(監・脚)大島渚(原)司馬遼太郎(撮)栗田豊通(美)西岡善信(音)坂本龍一(出)ビートたけし、松田龍平、武田真治、浅野忠信、的場浩司、トミーズ雅、伊武雅刀、田口トモロヲ、神田うの、吉行和子、坂上二郎、崔洋一(解)佐藤慶

司馬遼太郎の短篇を映画化した、大島渚最後の監督作。新選組に一人の美少年が入隊し、彼のために組織の統制が崩れていく。本作が映画デビューの松田龍平はその年の新人賞を総なめにすることとなった。元持昌之は他に『鑓の権三』(1986、篠田正浩)や『武士の家計簿』(2010、森田芳光)などの製作も手がけた。


63郡上ぐじょう一揆(112分・35mm・カラー)

  • 2017年8月29日1:00 PM@大ホール
  • 2017年9月8日4:00 PM@大ホール

2000(映画「郡上一揆」製作委員会)(脚)加藤伸代(監・脚)神山征二郎(原)こばやしひろし(撮)南文憲(美)春木章(音)和田薫(出)緒形直人、岩崎ひろみ、古田新太、林隆三、加藤剛、山本圭、永島敏行、前田吟、林美智子、日色ともゑ、篠田三郎、高橋長英、尾美としのり、犬塚弘、河原崎建三

舞台劇「郡上の立百姓」の映画化。1754-58年に起こった、群上藩主の横暴に対する農民たちの命がけの闘いが描かれる。撮影は岐阜県郡上郡(現・郡上市)をはじめとする地元自治体の協力を得て進められ、大勢のエキストラが動員されたシーンは圧巻の仕上がり。神山征二郎監督と公私にわたるパートナーだった加藤伸代は、本作でも緻密で精力的な取材を経て脚本に反映させ、骨太な歴史劇を構築した。


64たそがれ清兵衛(129分・35mm・カラー)

  • 2017年8月29日4:00 PM@大ホール
  • 2017年9月7日1:00 PM@大ホール

2002(松竹=日本テレビ放送網=住友商事=博報堂=日本出版販売=衛星劇場)(デジタル光学録音)西尾昇(音)冨田勲(監・脚)山田洋次(原)藤沢周平(脚)朝間義隆(撮)長沼六男(美)出川三男(出)真田広之、宮沢りえ、小林稔侍、大杉漣、吹越満、深浦加奈子、神戸浩、伊藤未希、橋口恵莉奈、草村礼子、嵐圭史、中村梅雀、赤塚真人、佐藤正宏、桜井センリ、北山雅康、尾美としのり、中村信二郎、田中泯、岸惠子、丹波哲郎

藤沢周平の小説を映画化した山田洋次の時代劇第1作。内職で家族の生活を支えるため、下城の太鼓とともにまっすぐ帰宅するのが日課の清兵衛(真田)だったが、幼なじみを救ったことから剣の腕が知れ渡り、上意討ちの討手を命じられてしまう。冨田勲は「本作の原点は『シェーン』(1953)の主題曲、大自然と動かざる山が人の営みをじっと見守っているという感じ」と語っている。


65青の炎(116分・35mm・カラー)

  • 2017年8月24日7:00 PM@大ホール
  • 2017年9月9日4:30 PM@大ホール

2003(「青の炎」製作委員会)(監・脚) 蜷川幸雄(原)貴志祐介(脚)宮脇卓也(撮)藤石修(美)中澤克巳(音)東儀秀樹(出)二宮和也、松浦亜弥、秋吉久美子、鈴木杏、山本寛斎、渡辺哲、近藤芳正、六平直政、竹中直人、唐沢寿明、中村梅雀

10年前に母親(秋吉)と離婚した養父(山本)の出現に伴い、平穏な生活を壊される一家。高校生の長男・秀一(二宮)は家族を守るため、養父の綿密な殺害計画を立てはじめる。俳優からキャリアをスタートし、やがて日本を代表する舞台演出家となった蜷川幸雄は、本作を含め5本の劇映画監督作を遺した。ニュープリントでの上映。


66一万年、後….。(77分・DCP・カラー)

  • 2017年8月27日2:00 PM@大ホール
  • 2017年9月8日7:00 PM@大ホール

2007(YYKプロダクション)(監・製・脚)沖島勲(出)阿藤快(男)(撮)芦澤明子(美)黒川通利(出)田村勇馬、遠藤恵里奈、下杉一元、松川新、洞口依子

阿藤快(海)の初主演作。一万年後の未来、正一(田村)と淳子(遠藤)の兄妹が暮らす民家に、叔父さんを名乗る男(阿藤)が現れる。男と兄妹は、日常から形而上的な話題まで縦横無尽に対話を続け、世界と人間のあり方が寓話的に照射される。投影画面の活用や表現主義的な照明など、デジタル時代に即したさまざまな技法的実験も興味深い。デジタル原版のフォーマット変換により作成したDCPでの上映。


67パークアンドラブホテル(111分・35mm・カラー)

  • 2017年8月27日11:00 AM@大ホール
  • 2017年9月5日1:00 PM@大ホール

2008(PFFパートナーズ)(出)りりィ(艶子)(監・脚)熊坂出(撮)袴田竜太郎(美)松塚隆史(音)日比谷カタン(出)梶原ひかり、ちはる、神濃幸、津田寛治、光石研

59歳の艶子(りりィ)が経営する、都会のど真ん中にあるラブホテル。なぜかその屋上には、高齢者や子供たちが日々集う。艶子と3人の女性の関係を軸に物語は展開していく。脚本も執筆した熊坂出監督は『ヴィタール』(2004、塚本晋也)でのりりィに感銘を受け、彼女が演じるイメージで艶子の役を書いた。ニュープリントでの上映。



68終の信託(144分・35mm・カラー)

  • 2017年9月3日11:00 AM@大ホール
  • 2017年9月8日12:30 PM@大ホール

2012(フジテレビ=東宝=アルタミラピクチャーズ)(撮)寺田緑郎(出)角谷栄次(監・脚)周防正行(原)朔立木(美)磯田典宏(音)周防義和(出)草刈民代、役所広司、浅野忠信、大沢たかお、徳井優、細田よしひこ、中村久美、矢柴俊博、畠山明子、古河耕史、大村彩子

女医の綾乃(草刈)は、心肺停止状態になった患者の江木(役所)から人工呼吸装置を外す。数年後、彼女は行為の正当性をめぐり、殺人罪に問おうとする検事(大沢)と激しく対決する。周防監督のほか、石井隆監督との仕事でも知られる撮影の寺田緑郎は、本作で優れた新人撮影監督を顕彰する三浦賞を受賞した。ニュープリントでの上映。



■作品によって開映時間が異なりますのでご注意ください。
■*印は成人指定作品です。

2017年7月20日

2017年7月20日1:00 PM@大ホール
2017年7月20日4:00 PM@大ホール
2017年7月20日7:00 PM@大ホール

2017年7月21日

2017年7月21日1:00 PM@大ホール
2017年7月21日4:00 PM@大ホール
2017年7月21日7:00 PM@大ホール

2017年7月22日

2017年7月22日11:00 AM@大ホール
2017年7月22日2:00 PM@大ホール
2017年7月22日5:00 PM@大ホール

2017年7月23日

2017年7月23日2:00 PM@大ホール
2017年7月23日5:00 PM@大ホール

2017年7月24日

休館

2017年7月25日

2017年7月25日1:00 PM@大ホール
2017年7月25日4:00 PM@大ホール
2017年7月25日7:00 PM@大ホール

2017年7月26日

2017年7月26日1:00 PM@大ホール
2017年7月26日4:00 PM@大ホール
2017年7月26日7:00 PM@大ホール

2017年7月27日

2017年7月27日1:00 PM@大ホール
2017年7月27日4:00 PM@大ホール
2017年7月27日7:00 PM@大ホール

2017年7月28日

2017年7月28日1:00 PM@大ホール
2017年7月28日4:00 PM@大ホール
2017年7月28日7:00 PM@大ホール

2017年7月29日

2017年7月29日11:00 AM@大ホール
2017年7月29日2:00 PM@大ホール
2017年7月29日5:00 PM@大ホール

2017年7月30日

2017年7月30日11:00 AM@大ホール
2017年7月30日2:00 PM@大ホール
2017年7月30日5:00 PM@大ホール

2017年7月31日

休館

2017年8月1日

2017年8月1日1:00 PM@大ホール
2017年8月1日4:00 PM@大ホール
2017年8月1日6:30 PM@大ホール

2017年8月2日

2017年8月2日1:00 PM@大ホール
2017年8月2日3:30 PM@大ホール
2017年8月2日6:30 PM@大ホール

2017年8月3日

2017年8月3日1:00 PM@大ホール
2017年8月3日4:00 PM@大ホール
2017年8月3日7:00 PM@大ホール

2017年8月4日

2017年8月4日1:00 PM@大ホール
2017年8月4日4:00 PM@大ホール
2017年8月4日7:00 PM@大ホール

2017年8月5日

2017年8月5日11:00 AM@大ホール
2017年8月5日2:00 PM@大ホール
2017年8月5日5:00 PM@大ホール

2017年8月6日

2017年8月6日11:00 AM@大ホール
2017年8月6日5:00 PM@大ホール

2017年8月7日

休館

2017年8月8日

2017年8月8日4:00 PM@大ホール
2017年8月8日7:00 PM@大ホール

2017年8月9日

2017年8月9日1:00 PM@大ホール
2017年8月9日4:00 PM@大ホール
2017年8月9日7:00 PM@大ホール

2017年8月10日

2017年8月10日1:00 PM@大ホール
2017年8月10日4:00 PM@大ホール
2017年8月10日7:00 PM@大ホール

2017年8月11日

2017年8月11日10:30 AM@大ホール
2017年8月11日2:00 PM@大ホール
2017年8月11日4:30 PM@大ホール

2017年8月12日

2017年8月12日11:00 AM@大ホール
2017年8月12日2:00 PM@大ホール
2017年8月12日5:00 PM@大ホール

2017年8月13日

2017年8月13日10:30 AM@大ホール
2017年8月13日2:00 PM@大ホール
2017年8月13日5:00 PM@大ホール

2017年8月14日

休館

2017年8月15日

2017年8月15日1:00 PM@大ホール
2017年8月15日4:00 PM@大ホール
2017年8月15日7:00 PM@大ホール

2017年8月16日

2017年8月16日1:00 PM@大ホール
2017年8月16日4:00 PM@大ホール
2017年8月16日7:00 PM@大ホール

2017年8月17日

2017年8月17日1:00 PM@大ホール
2017年8月17日4:00 PM@大ホール
2017年8月17日7:00 PM@大ホール

2017年8月18日

2017年8月18日1:00 PM@大ホール
2017年8月18日4:00 PM@大ホール
2017年8月18日7:00 PM@大ホール

2017年8月19日

2017年8月19日11:00 AM@大ホール
2017年8月19日2:00 PM@大ホール
2017年8月19日4:30 PM@大ホール

2017年8月20日

2017年8月20日11:00 AM@大ホール
2017年8月20日2:00 PM@大ホール
2017年8月20日5:00 PM@大ホール

2017年8月21日

休館

2017年8月22日

2017年8月22日1:00 PM@大ホール
2017年8月22日3:45 PM@大ホール
2017年8月22日7:00 PM@大ホール

2017年8月23日

2017年8月24日

2017年8月24日1:00 PM@大ホール
2017年8月24日4:00 PM@大ホール
2017年8月24日7:00 PM@大ホール

2017年8月25日

2017年8月25日1:00 PM@大ホール
2017年8月25日4:00 PM@大ホール
*途中10分の休憩あり 61戦後在日五〇年史 在日(259分)

2017年8月26日

2017年8月26日10:30 AM@大ホール
2017年8月26日12:30 PM@大ホール
*バリアフリー上映 12名もなく貧しく美しく(129分)
2017年8月26日4:00 PM@大ホール

2017年8月27日

2017年8月27日11:00 AM@大ホール
2017年8月27日2:00 PM@大ホール

2017年8月28日

休館

2017年8月29日

2017年8月29日1:00 PM@大ホール
2017年8月29日4:00 PM@大ホール
2017年8月29日7:00 PM@大ホール

2017年8月30日

2017年8月30日1:00 PM@大ホール
2017年8月30日4:00 PM@大ホール
2017年8月30日7:00 PM@大ホール

2017年8月31日

2017年8月31日1:00 PM@大ホール
2017年8月31日4:30 PM@大ホール
2017年8月31日7:00 PM@大ホール

2017年9月1日

2017年9月1日1:00 PM@大ホール
2017年9月1日4:00 PM@大ホール
2017年9月1日7:00 PM@大ホール

2017年9月2日

2017年9月2日11:00 AM@大ホール
2017年9月2日2:00 PM@大ホール
2017年9月2日4:30 PM@大ホール

2017年9月3日

2017年9月3日11:00 AM@大ホール
2017年9月3日2:30 PM@大ホール
2017年9月3日5:00 PM@大ホール

2017年9月4日

休館

2017年9月5日

2017年9月5日1:00 PM@大ホール
2017年9月5日3:45 PM@大ホール
2017年9月5日7:00 PM@大ホール

2017年9月6日

2017年9月6日1:00 PM@大ホール
2017年9月6日4:00 PM@大ホール
2017年9月6日7:00 PM@大ホール

2017年9月7日

2017年9月7日1:00 PM@大ホール
2017年9月7日4:00 PM@大ホール

2017年9月8日

2017年9月8日12:30 PM@大ホール
2017年9月8日4:00 PM@大ホール
2017年9月8日7:00 PM@大ホール

2017年9月9日

2017年9月9日2:00 PM@大ホール
2017年9月9日4:30 PM@大ホール

2017年9月10日

2017年9月11日

休館

2017年9月12日

休館

2017年9月13日

休館

2017年9月14日

休館

2017年9月15日

休館

2017年9月16日

休催

2017年9月17日

休催

2017年9月18日

休館

2017年9月19日

休催

2017年9月20日

休催

2017年9月21日

休催

2017年9月22日

休催

2017年9月23日

休催

2017年9月24日

休催

2017年9月25日

休館

2017年9月26日

休催

2017年9月27日

休催

2017年9月28日

休催

2017年9月29日

休催

2017年9月30日

休催

2017年10月1日

休催

2017年10月2日

休館

2017年10月3日

休催

2017年10月4日

休催

2017年10月5日

休催

2017年10月6日

休催

2017年10月7日

休催

2017年10月8日

休催

2017年10月9日

休館

2017年10月10日

休催

2017年10月11日

休催

2017年10月12日

休催

2017年10月13日

休催

2017年10月14日

休催

2017年10月15日

2017年10月15日11:00 AM@大ホール
振替上映 10:00am開館 46連合艦隊(145分)
2017年10月15日3:00 PM@大ホール

2017年10月16日

休館

2017年10月17日

休催

2017年10月18日

休催

2017年10月19日

休催

2017年10月20日

休催

2017年10月21日

休催

2017年10月22日

休催

2017年10月23日

休館

2017年10月24日

休催

2017年10月25日

休催

2017年10月26日

休催

2017年10月27日

休催

2017年10月28日

休催

2017年10月29日

休催

2017年10月30日

休館

2017年10月31日

休催

2017年11月1日

休催

2017年11月2日

休催

2017年11月3日

休催

2017年11月4日

休催

2017年11月5日

休催

2017年11月6日

休館

2017年11月7日

休催

2017年11月8日

休催

2017年11月9日

2017年11月9日7:00 PM@大ホール

2017年11月10日

2017年11月10日3:00 PM@大ホール
2017年11月10日7:00 PM@大ホール

2017年11月11日

休催

2017年11月12日

休催

2017年11月13日

休館

2017年11月14日

2017年11月14日3:00 PM@大ホール
2017年11月14日7:00 PM@大ホール

2017年11月15日

2017年11月15日1:00 PM@大ホール
2017年11月15日3:00 PM@大ホール
2017年11月15日6:30 PM@大ホール

2017年11月16日

2017年11月16日3:00 PM@大ホール
2017年11月16日7:00 PM@大ホール

2017年11月17日

2017年11月17日3:00 PM@大ホール

2017年11月18日

休催

2017年11月19日

休催

2017年11月20日

休館

2017年11月21日

2017年11月21日3:00 PM@大ホール
11:00am開館 2冬の宿(84分)
2017年11月21日7:00 PM@大ホール

2017年11月22日

2017年11月22日3:00 PM@大ホール
11:00am開館 6緑の大地(118分)
2017年11月22日7:00 PM@大ホール

2017年11月23日

2017年11月23日1:00 PM@大ホール
2017年11月23日4:00 PM@大ホール

『名もなく貧しく美しく』バリアフリー上映のお知らせ

8月26日(土)12:30pmの回

聴覚障害者向け字幕投影
磁気ループシステム
視覚障害者向け音声ガイド付き上映

磁気ループシステム座席(30席)、音声ガイド受信機(20台)は事前予約制です。
事前予約は、それぞれ以下の要領でメールあるいはFAXにてお申込みください。受付票をメールあるいはご記入いただいた連絡先に返信いたします。

 磁気ループシステム座席ご希望の方
*難聴者の聞こえを支援する設備です。ご利用には、磁気コイル付補聴器(“T”マーク付補聴器)をご持参下さい。

件  名:バリアフリー上映 磁気ループ座席申込み
記入事項:①磁気ループシステム座席 希望者全員の名前
     ②希望座席数
     ③FAXでお申込みの方は、連絡先(電話もしくはFAX番号)

音声ガイド受信機利用ご希望の方
件  名:バリアフリー上映音声ガイド申込み
記入事項:①音声ガイド利用希望者全員の名前
     ②希望台数
     ③FAXでお申込みの方は、連絡先(電話もしくはFAX番号)

締 切:8月12日(土)14時
    *定員に達し次第、締め切ります。

申込先:nfc-pr@momat.go.jp
    FAX 03-3561-0830 フィルムセンター事業推進室

協  力:Palabra株式会社
特別協力:社会福祉法人 聴力障害者情報文化センター
     国立新美術館

★各回の開映後の入場はできません。
★受付票をお持ちの方も、ご来場が12:20を過ぎますと、満席でご入場いただけない場合がございます。ご了承ください。
★当館に駐車場はございませんので、公共交通機関のご利用ください。
★やむをえずキャンセルされる場合は、必ず事前にご連絡をお願いします。

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