おやこでトーク 1月24日・30日(2)

1月24日・30日の「おやこでトーク」のご報告の続きです。

全回の記事では柳原義達の彫刻の鑑賞の様子をお伝えしましたが、
建畠覚造の《貌》も、とても面白い作品です。

DSC_0069ユーモラスな形を全身で表現している子どもたち。
実は、子どもたちが取り組む前に、保護者の方が表現するところを見てもらいました。
保護者の方の発言や表現は、子どもたちもやっぱり気になる様子。
「いっしょにみる」が楽しいのは、大人も子どもも同じようです。

 

DSC_0168子どもたちは、細かなところを見つけるのも得意です。
木村荘八の《新宿駅》は、たくさんの人、遠くに見える看板など
細かなところまでたくさんのものが描かれている作品です。
描かれているものをどんどん発見していて、スタッフに教えてくれました。

同じ部屋に展示されている村井正誠の作品は一見抽象的で、
大人には「どう見たらいいのかわからない」という方もいらっしゃるかもしれません。
でも、単純に色や形に親しむ活動は、子どもも大人も意外と楽しめるもの。

DSC_0207子どもたちが手を動かして楽しめるよう用意したカラーマグネット。
作品に使われている色を選んで並べてみると、共通点や差異が見つかりました。

 

パウル・クレーの《花ひらく木をめぐる抽象》も、色と形に特徴がある作品です。

パウル・クレー《花ひらく木をめぐる抽象》

パウル・クレー《花ひらく木をめぐる抽象》1925年

作品鑑賞の前にモザイクのような四角とカラフルな色合いが共通する絵本を見て、
鑑賞後には四角の色紙を並べる活動をしました。

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はじめての美術館、というお子さんも多い「おやこでトーク」。
今後も親子で参加できる楽しいプログラムとして継続していきたいと思います。

*「おやこでトーク」の実施情報は「HOME>教育>こども・ファミリー」から確認できます。
*「こども情報メールニュース」への登録もおすすめです。

(記事2/2 研究補佐員H)


スクールプログラム 八千代市立八千代台小学校

八千代市からバスで訪れた、八千代台小学校のみなさん。
午前中からの校外学習で、午後はMOMATへやってきました!

DSC_0024ガイドスタッフとのギャラリートークでは、
最初はすこし緊張していましたが、しだいに好奇心旺盛な姿を見せてくれました。

グループ一体となって、ギャラリートーク以外の作品も鑑賞しながら60分を過ごします。
あるグループが「何これ~~!?」と立ち止まったのは、建畠覚造の《貌》。

DSC_0026「タイトルは『かお』なんだって」とスタッフから聞くと、
「ええ~!?顔にみえなーい!」とさらによくよく観察してしまいました。
魚が背を反らせているところに見える人もいたりと、どんどん視点が広がっていきました。

(研究補佐員H)


スクールプログラム 杉並区立杉並第一小学校

小雨の中来館した、杉並区立杉並第一小学校のみなさん。
雨にも負けず、ガイドスタッフと一緒に3作品を鑑賞したあと、個人での鑑賞も行いました。

DSC_0022よく観察し、意見を述べるときには理由も含めてお話できるみなさん。
野田英夫の《帰路》は、色々なもの描かれていて想像の膨らむ作品です。
中央の男性はなにを考えているのでしょうか?
「貧乏そうだから、小さな男の子に何か食べ物をあげられないか考えている」という意見もありました。
左側の男の子や崩れた足元、頬杖をつく少女も気になるところです。

 

DSC_0014朝倉文夫《墓守》の鑑賞では、隣に並んで立つと・・・そっくりなポーズですね!
ちょっとした疑問から、ブロンズ作品の作り方や、型から同じ形の作品ができることも
ガイドスタッフから教わりました。

(研究補佐員H)


おやこでトーク 1月24日・30日(1)

年が明けてはや一ヶ月。
ときには雪もちらつく季節となりましたが、
「おやこでトーク」を開催した1月24日・30日は、晴天・小雨というお天気でした。

未就学児と保護者の方のペアで参加するプログラム「おやこでトーク」では
今回も、さまざまな作品から、各グループ3作品を鑑賞しました。

岸田劉生《麗子肖像(麗子五歳之像)》を子どもと保護者の方でお話ししながら作品を鑑賞したあと、
麗子ちゃんと同じように、額に入って自己紹介。

IMG_5085_S最初はちょっと恥ずかしいけれど、保護者の方と一緒にチャレンジ。
グループのみなさんの名前や好きなものを知りました。

 

子どもたちは、彫刻などの立体作品が大好き。
柳原義達の《道標(風と鴉)》も、保護者の方と手をつないで
いろいろな角度からよく見ています。

IMG_5097_Sこの作品が展示されているエレベーターホールは、
Chim↑Pomの映像作品《BLACK OF DEATH 2013》の音声から鴉の鳴き声が少し聞こえてきます。

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耳からも目からも鴉を観察したあとは、鴉になりきって体を動かしました。
バサバサと翼の動きを再現したり、羽を閉じたように後に手を回すポーズで休んだり。

 

今会期は、鴉の登場する作品が複数展示されています。
こちらは桂ゆきの《ゴンベとカラス》を鑑賞するみなさんの様子。

IMG_5182_S真剣なまなざしで観察したあとは、色々なお話が飛び出てきました。
「カラスがねらわれていそうな感じ」
「カラスとおサルさんがお話しているように見えた」・・・などなど。

IMG_5209_Sカラスの目に注目して、目の置き方を変えてみる活動を取り入れたグループや、
「ゴンベとカラス」のお話をみんなで聞いたグループもあります。
ぜひ親子で鑑賞を楽しんでほしい作品のひとつです。

(記事1/2 研究補佐員H)


先生のためのギャラリートーク(恩地孝四郎展)

1月15日(金)~17日(日)まで、当館では「恩地孝四郎展 先生のための鑑賞日」がありました。
「先生のための鑑賞日」は、小学校から高等学校までの先生向けに行うプログラムで、
1階で行われる企画展ごとに実施しています。

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金曜日の夜(18:30~19:30)には「先生のためのギャラリートーク」も行われ、
松本透(当館副館長)が恩地孝四郎展を回りながら
鑑賞のポイントや、当時の時代背景について語りました。

約400点という多数の作品が並ぶ恩地孝四郎展。
先生方はギャラリートークに参加しながら、
版画作品、ブックカバーデザイン、版木などを興味深そうに鑑賞されていました。

「先生のための鑑賞日」に参加してくださる先生方は、図工・美術の先生だけでなくさまざま。
アンケートでは、「日頃の授業に活かしたい、授業のアイデアを得たい」という参加理由が多めです。

以下、アンケートでいただいたご意見からの抜粋です。

・企画展での教職員向けプログラムはとても良いと思います。
 なかなか みに行こうと思っていても出かけられませんが、
 プログラムがあることで”よし。行こう”と思います。

・丁寧な解説、そして点数をしぼって各室を回って下さったので本展の全体像がわかりやすかった。
 ありがとうございました。
 また、情報メールをいただけるので、先々の計画を組んで参加することができます。

日頃忙しい日々をお過ごしの先生方が美術館に親しみ、学んでいただけるよう
「先生のための鑑賞日」は今後も定期的に実施予定です。

*「先生のための鑑賞日」の実施情報、申込方法は、HOME>教育>学校・教員 から確認できます。
*参加ご希望の方は、教員向けプログラムの情報をお届けする
教員向けメールニュース」への登録がオススメです。