夏の小屋をつくろう 子どもワークショップ 8月10、11日(1)

9月に入り、すっかり秋の気配が感じられるようになりました。
今回は、8月に実施した小学生向けプログラムをご報告したいと思います。

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当館では毎年、夏休みの時期に合わせて小学生向けのプログラムを行っています。
今年は「夏の小屋を作ろう 子どもワークショップ」と題して、
企画展「日本の家 1945年以降の建築と暮らし」に関連した特別プログラムを行いました。

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この2日間、美術館の前庭では「夏の小屋」が建設中でした。
この小屋を完成させるために、作品鑑賞や工作をしながら
子どもたちにも協力してもらおう!という企画。

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プログラムが始まると、「夏の小屋」を建設中のドットアーキテクツ 家成俊勝さんが登場。
「色や形、創造力を使って、小屋づくりを手伝ってほしい。」とのお話がありました。
小屋づくりに協力するべく、子どもたちはヒントとなる作品の鑑賞に向かいます。

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年齢が低いグループは、ガイドスタッフとともに
ハンス・リヒター《色のオーケストレーション》を鑑賞しました。

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じっくり色と形を観察していると、文字に見えてきたりもするようです。
様々な想像が膨らんだところで、作品を模したパズルパーツを使い、
自分なりの作品も考えてみました。

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色の並べ方や、形を置く向きが変わるだけで、
まったく違う作品がいくつも出来上がりました。

一方、年齢が高いグループは、企画展示室で《斎藤助教授の家》を鑑賞していました。
これは建築家の清家清さんが設計した住宅の一部分を実物大で再現した模型です。

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縁側に座って内装を観察します。自分たちの家と似ているところや違うところ、
よく観察しながらお話をしていると、美術館の学芸員さんがやって来ました。
普段は開いたままの障子ですが、この日は特別に閉めた状態を見せてもらえることに。
天井まである障子が閉まると、空間の雰囲気が一味違ったものにも感じられます。

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《斎藤助教授の家》を堪能した後は、「自分が住んでみるなら?」という視点で
複数の住宅模型からお気に入りを選び、その理由を発表しながら鑑賞しました。

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作品を鑑賞した後は、どのグループも「夏の小屋」の作業をしている
建築家の方々へのインタビューに向かいます。

「この小屋をどんな風に使ってほしいですか?」
「釘を打つときは何回叩けばいいですか?」
「どうして耳に鉛筆を挿しているんですか?」
「腰の入れ物には何が入っているんですか?」

実際の建築家さんを前に、子どもたちは興味津々!
建築家のみなさんは、子どもたちからの質問に一つ一つ丁寧に答えてくださっていました。

そして、「屋根が少し寂しいから飾りがほしいなぁ。」「小屋に来た人に
使ってもらえるようなコースターが欲しいな。」との言葉が。

いよいよ子どもたちが創造力を発揮する番。一体どんなものを作ったのでしょう?
(つづく)

(研究補佐員A)