スクールプログラム 文京区立本郷小学校

雨にも負けず元気に来館してくれたのは、文京区立本郷小学校6年生のみなさん。
グループに分かれて、MOMATガイドスタッフとともに作品を鑑賞しました。

アートカードを使った事前授業も行ってきてくれたので、
カードと同じ作品を見つけると何やら嬉しそう。
「あれ、カードで見たことある!」「カードと全然ちがう~」などなど、
即座に反応していました。

彫刻作品の前では、実際に真似をしている姿も。
見たことや感じたことを表現するのは、なかなか難しいものですが、
鋭い観察眼と、のびやかな発言が印象的なみなさんでした。

小学校のブログでは、鑑賞時の様子を見ることができます。
http://www.bunkyo-tky.ed.jp/hongou-ps/07-katsudo/katsudo-top.html

同じ作品を前にしていても、感じることや気づきは人それぞれ。
それぞれの向き合い方で美術館に親しんでもらえればと思います。

(研究補佐員A)


スクールプログラム 東京都市大学付属小学校

毎年、3年生がMOMATに来館する、東京都市大学付属小学校。
今年は卒業式も間近な3月に来てくださいました。

皇居のお濠の桜はもう少し先のようですが、
MOMATコレクションの展示室は、すでに春らんまん。

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川合玉堂の《行く春》を鑑賞したあるグループでは、
5・7・5で作品を表す句を作ってみました。いくつかご紹介します。

「たくさんの まんかいにさく さくらかな」
「さんそうの ふねから見える 春げしき」

先取りの春を感じていただけたでしょうか?

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ロベール・ドローネーの《リズム 螺旋》の鑑賞の様子です。
抽象的な作品ですが、「気になるところ」を探して、色鉛筆で色をつけ、
一人ひとり、色をつけた場所や理由を発表しました。

縦中央を境に違う左右の色の並びや、
8の字のような螺旋になっている場所、
色の塗り方のムラまで、みんなが色々な場所に気付いていました。
発表の際には「そうそう!」と盛り上がる場面も。

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小学生のスクール・ギャラリートーク参加は
5・6年生の高学年が多いのですが、
3年生なりの視点でしっかりと鑑賞する姿を見せてくれました。

(研究補佐員H)


スクールプログラム 千代田区立九段小学校

よく晴れた朝、千代田区九段小学校のみなさんがMOMATで鑑賞を楽しみました。
ガイドスタッフと3作品をめぐっていきました。

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安井曽太郎の《金蓉》では、作品の前で、椅子に座り、絵の中の女性と同じポーズを取ってみました。
「手の位置はこう!」「体はこうじゃない?」などの、ポーズ指導の声も。
その後、同じ色のチャイナドレスを体に当てて、女性になりきりました。

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片岡球子の《面構(歌川国貞と四世鶴屋南北》は5人の人物が登場する作品です。
この作品では、物語をそれぞれに考えてみました。

「親子の会話?」「花見の場面!」など、たくさんの物語を聞かせてくれました。
1人の人物に注目して物語を考える子もいれば、2人や3人、または5人全員の関係を考える子もいました。

(インターンH)


スクールプログラム 国本小学校

晴れ晴れとしたお出かけ日和。
国本学園国本小学校のみなさんが、MOMATで鑑賞を楽しみました。

ガイドスタッフと3作品をめぐるギャラリートーク。
現代美術の作品も、豊かな感性で観察しました。

三木富雄の《EAR》は、大きな耳と、それに繋がる「ぐちゃぐちゃ」した部分からできた作品です。
ツヤツヤした耳の部分と、「ぐちゃぐちゃ」した部分の差異に注目して鑑賞しました。
「福耳だから、仏教徒の耳!」なんて意見も。

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DSC_0170自分にも友達にもあるのに、普段意識しない「耳」。
作品鑑賞の合間に、友達の耳を見てみたり、自分の耳をさわってみたり。
芸術作品と自分たちの日常生活がつながる瞬間です。

 

堂本右美の《kanashi-11》は、大きな絵画。
遠くから見たり、近くから見たり・・・自然に立ち位置を変える国本小学校のみなさん、鑑賞上手です。

DSC_0175「この絵が動画を停止した画面だとしたら、再生したらどうなる?」と、ガイドスタッフと考えてみました。
みなさんは風景のような色のグラデーションの上で目立っている
「黒い線」「たまごみたいなもの」が動き出すイメージを持ったようです。
「火山が噴火するような感じ」「たまごが下に落ちる」などなど、さまざまに想像を膨らませました。

(研究補佐員H)


スクールプログラム 八千代市立八千代台小学校

八千代市からバスで訪れた、八千代台小学校のみなさん。
午前中からの校外学習で、午後はMOMATへやってきました!

DSC_0024ガイドスタッフとのギャラリートークでは、
最初はすこし緊張していましたが、しだいに好奇心旺盛な姿を見せてくれました。

グループ一体となって、ギャラリートーク以外の作品も鑑賞しながら60分を過ごします。
あるグループが「何これ~~!?」と立ち止まったのは、建畠覚造の《貌》。

DSC_0026「タイトルは『かお』なんだって」とスタッフから聞くと、
「ええ~!?顔にみえなーい!」とさらによくよく観察してしまいました。
魚が背を反らせているところに見える人もいたりと、どんどん視点が広がっていきました。

(研究補佐員H)


スクールプログラム 杉並区立杉並第一小学校

小雨の中来館した、杉並区立杉並第一小学校のみなさん。
雨にも負けず、ガイドスタッフと一緒に3作品を鑑賞したあと、個人での鑑賞も行いました。

DSC_0022よく観察し、意見を述べるときには理由も含めてお話できるみなさん。
野田英夫の《帰路》は、色々なもの描かれていて想像の膨らむ作品です。
中央の男性はなにを考えているのでしょうか?
「貧乏そうだから、小さな男の子に何か食べ物をあげられないか考えている」という意見もありました。
左側の男の子や崩れた足元、頬杖をつく少女も気になるところです。

 

DSC_0014朝倉文夫《墓守》の鑑賞では、隣に並んで立つと・・・そっくりなポーズですね!
ちょっとした疑問から、ブロンズ作品の作り方や、型から同じ形の作品ができることも
ガイドスタッフから教わりました。

(研究補佐員H)


スクールプログラム 中央区立中央小学校

12月に入り、着込んだ姿のお客様も増えていらっしゃいました。
風は冷たいけれどよく晴れた9日に来館したのは、中央小学校5年生のみなさん。

校内展覧会で自分たちの作品を紹介する「こども学芸員」の参考も兼ねて、MOMATでの鑑賞に取り組みました。

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この日のテーマは、展覧会に向けて「作品を紹介しよう!」
「まずはよく見る!」「どんな人が作ったのかな?」「どんなふうにつくったのかな?」の3つの視点で、藤田嗣治、岡本太郎、アントニー・ゴームリーの作品を鑑賞しました。

 

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岡本太郎の《燃える人》は、作品を見つけた瞬間から、子どもたちのつぶやきが止まりません!

まずは見つけたことを一つ一つ確認していきます。
たくさんの目玉(オレンジ色のイクラみたいなのもある)、宇宙人のような人影、さまざまな色を使って光沢がある蛇のようなうねうね、顔と体がある船のようなもの(その頭には剣が刺さっているみたい)。

発見したものや爆発や炎のイメージから、宇宙人の侵略や、何か不幸なことが出来事が起きたのではないかと想像した子もいました。

第五福竜丸が水爆実験の被害を受けたという事件に影響を受けて描かれたこの作品の本質を鋭く見抜いたみなさん。
一人一人の発見やイメージがつながると、いつのまにか作品の深部へ近づいているのが、ギャラリートークのおもしろいところです。

ちなみに、藤田嗣治とアントニー・ゴームリーの作品は、事前授業で使用した教材「アートカード」で覚えていてくれたようで、美術館では本物との違いに驚きました!

(研究補佐員H)


スクールプログラム 八千代市立勝田台南小学校

雨上がりの美術館へ足を運んだのは、千葉県八千代市からいらした、勝田台南小学校の5年生。
昨年度も来館してくださったので、一学年上の先輩たちのように美術館を楽しめるかな!?とスタートしました。

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作品をよく見て、思ったことを素直に話せる勝田台南小学校のみなさん。
東松照明の写真作品、《プラスチックス》2枚の鑑賞も、さまざまな発見をしました。
「鳥が死んでいる」「黒い砂場みたいなところ?」「花とか花火みたいに見える」・・・

2枚をそれぞれ見ていくと、「左は写真みたい」という意見が。
ということは、右は絵なのでしょうか?
ガイドスタッフから「実はどちらも写真です」という話を聞いて、「えぇ~!?」と驚きました。
そのことから、「珍しいものを見つけたから撮った」、
「生命の大切さを伝えたくて撮った」など、作家の意図にも話が及びました。

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ギャラリートークで心を耕した後、最後に作品を見る目は真剣!
先生と一緒に、考えた事を呟きながら、近くからじっくり鑑賞しました。

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閑話休題。
イサム・ノグチの屋外彫刻作品《門》を鑑賞したグループは、こんな様子でした。
紅葉した落ち葉を手にとって、作品の朱色と比べる子もいたり。
秋の竹橋を満喫できたでしょうか?

(研究補佐員H)


スクールプログラム 北海道札幌英藍高校

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4階「眺めのよい部屋」から、皇居の緑が色づきつつあるのを見られる今日この頃。
紅葉を眺めているのは、北海道から社会見学でやってきた、札幌英藍高等学校のみなさんです。

 

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エントランスでガイドスタッフと研究補佐員に挨拶し、
まずはギャラリートークで展示室をまわります。
この日は、東山魁夷の日本画、藤田嗣治の《サイパン島臣民忠節を全うす》、
アントニー・ゴームリーの《反映/思索》を鑑賞しました。

 

藤田嗣治の《サイパン島臣民忠節を全うす》は
全体に茶色みがかった色彩が広がり、
一見何が描かれているのか分かりづらいかもしれません。

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札幌英藍高校のみなさんも、しばらく絵の前で立ち止まり
何が描かれているのか、だんだんと細部を確認していきました。
真剣にさまざまな挙動の女性たちを目で追う姿が印象的でした。

 

ギャラリートークの後、職員&ガイドスタッフとのインタビュータイムも取りました。
「展覧会のテーマはどのように決めていますか?」
「お客様(とくに外国の方)へのサービスはどうしていますか?」などの質問を話題に、
美術館での仕事や2012年の本館リニューアル以降の活動についてお話ししました。

(研究補佐員H)


スクールプロラグム 高知県立岡豊高等学校

修学旅行で高知県からいらした、岡豊高校のみなさん。
美術コースを履修しているということで、修学旅行もアートづくしだそうです。
MOMATでは、ガイドスタッフとのギャラリートークで鑑賞しました。

古賀春江の《海》では、描かれた多彩なモチーフを挙げることから始まり、
区切られた画面や、同じ向きで描かれた飛行船や魚など
この絵の「変なところ」について考えました。

モチーフを分類してみると、垂直・水平に描かれている構図の面や
自然のもの・人工のものといったモチーフ同士のつながりが見つかります。

 

DSC_0027 藤田嗣治の《五人の裸婦》を鑑賞した際には、
学校での油彩画制作の経験から、「絵具の厚みがないから油彩っぽくない」「表面がつるっつる」という声が。
藤田の”乳白色の肌”の技法についてガイドスタッフから話を聞きました。
「線がすごく細い!」という点にも気づいて、よくよく観察しています。

 

DSC_0036美術コースで普段から制作をしているみなさんだからか、
制作方法や技法の話に驚いたり、うなずいたりする姿が印象的でした。

修学旅行で来館される学生さんも多いMOMAT。
次に東京に来る機会にも、MOMATのコレクションにも会いに来ていただけたら嬉しいです。

(研究補佐員H)