研究員による所蔵品ガイド

9月は展示替があり、教育普及プログラムも一休み。
展示替後「会期はじめの最初の土曜日」は、「研究員による所蔵品ガイド」が行われます。

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9月19日(土)の担当は、都築千重子主任研究員。
テーマは「ハイライトコーナーから」でした。

 

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所蔵作品展「MOMATコレクション」第1室にあたるハイライトコーナーは、
重要文化財を中心とした当館のコレクションの精華を凝縮してお楽しみいただけるコーナーです。

 

作品を鑑賞する際、さまざまな切り口がありますが、この日のガイドでは、美術作品における引用、参考作品、オマージュなどの視点を切り口として、主に油彩作品のコーナーをまわりました。

この切り口からの解説では、画家たちが自然な形で名画や彫刻におけるモチーフやポーズを引用し、自身の世界観を築いていることがわかります。

 

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アンリ・ルソーの作品《第22回アンデパンダン展に参加するよう芸術家たちを導く自由の女神》は、女神やライオンなど、大きく描かれたモチーフに関連する作品をまじえて紹介されました。

画家が目にしていたであろう、当時の美術館や公園の彫刻に思いをはせると、いつもおなじみの作品の並ぶハイライトコーナーも、少し違って見えるような気がしてきます。

(研究補佐員H)


研究員による所蔵品ガイド

所蔵作品展「MOMATコレクション」の展示替が終わり、新しい展示になってはじめての土曜日。
年に何回かの「会期はじめの最初の土曜日」は、「研究員による所蔵品ガイド」が行われます。

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5月30日(土)の「研究員による所蔵品ガイド」の担当は、鈴木勝雄研究員。
「たたかう動物」をテーマに、藤田嗣治《猫》、吉岡堅二《馬》、山下菊二《あけぼの村物語》、加山又造《悲しき鹿》などを取り上げました。

DSC_0299現在のMOMATコレクションは、「誰がためにたたかう?」という特集をしています。
以前に特集したテーマ、「何かがおこってる」シリーズの延長線上にある本展示では、
時代区分にかかわらない一般的なテーマとしての「たたかい」に焦点が当てられています。
そうしたら、時代や展示場所を問わず、動物が描かれた作品が展示されることになったのだとか。

ときには野生の象徴のように、ときには擬人化した存在のように描かれた動物たち。
人ではなく動物の姿を通して描かれたものを鈴木研究員とともにじっくりと考えた一時間になりました。
(研究補佐員H