展覧会

会期終了 企画展

ブラジル:ボディ・ノスタルジア

会期

会場

東京国立近代美術館本館企画展示室

日本ではあまり知られていなかったブラジルの現代美術を、同国の近代美術の歴史も踏まえながら紹介する展覧会。ブラジルの美術が、欧米のモダニズムの成果をどのように咀嚼し、固有の社会・文化状況に接合しながら新たな表現を切り拓いていったかを検証した。「身体」というテーマに沿って、3人の物故作家と6人(うち1組)の現存作家を織り交ぜながら、時代を超えて連なるブラジル美術の創造の源泉を探った。

開催概要

会場

東京国立近代美術館本館企画展示室

会期

2004年6月8日‒7月25日(42日間)

入場者総数

11,922人(1日平均284人)

カタログ

22.2×15.3cm (180) p.

カタログ掲載論文
  • ブラジル:ボディ・ノスタルジア / 鈴木勝雄
  • ブラジルのモダニズム:前衛とナショナル・アイデンティティ / 鈴木勝雄
  • 自由のためのエクササイズ:1950 ‒64年のブラジル美術 / 三輪健仁
  • 困難な時代のアート:1964 ‒80年前後 / アラシー・アマラル
  • 身体への憧憬:過去そして現在 / リゼッチ・ラグナード
展覧会評
  • [批評と表現]多彩なブラジル美術の今 美術評論家・金澤毅さんと見る / 石川健次 毎日新聞(夕) 2004年7月7日
  • [美術]「ブラジル ボディ・ノスタルジア」展 身体が促す想像力の飛躍 / 大西若人 朝日新聞(夕) 2004年7月15日
  • [新美術時評]共有と自己選択 / 長谷川祐子 新美術新聞 1044 2005年1月1日
出品点数

83点

出品作家 / 人数

タルシラ・ド・アマラル アドリアナ・ヴァレジョン リジア・クラーク ミラ・シェンデル ディアス&リートヴェーク エルネスト・ネト リヴァーネ・ノイエンシュワンダー ブリジダ・バルタール ミゲル・リオ・ブランコ / 9人(組)

講演会
  • ブラジル・人類学・映像 / 今福龍太
  • ブラジル・モデルニズモの射程:タルシラと食人主義 / 古谷嘉章
  • トロピカリア:音楽・美術・映画・演劇のミックス・アート、その歴史と現在 / 中原仁
  • 〈証と伝承〉としてのシネマ・ノーヴォ / 栩木章
  • シネ・トランス&トラッシュ ブラジル映画の〈開かれた口〉 / 赤坂大輔
  • トランスアトランティックなブラジル / 東琢磨
  • オスカー・ニーマイヤーの建築とブラジリア / 五十嵐太郎・白井良邦
  • ブラジルにおける舞踊について / 國吉和子
  • ブラジル現代美術の水脈 ─ 身体の蜜が揺らされて…/ 林道郎
  • 『ブラジル日記』から / 吉増剛造
イベント
  • コンサート「リオからの風:ショーロ」 / 熊本尚美+笹子重治+秋岡欧+Robson Amara
  • 詩と映像によるパフォーマンス / 吉増剛造+マリリア
共催
  • 京都国立近代美術館
  • BrasilConnects
  • 国際交流基金
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