年間スケジュール(2021年)

2021年度美術館展覧会スケジュール


◆美術館(本館)では常時3つのギャラリーで展覧会を開催しています。
*展示替え期間は除きます。

展覧会の名称、日程、内容等は変更されることがあります。ご了承ください。

企画展ギャラリー

あやしい絵展

甲斐庄楠音《横櫛》1916(大正5)年頃
京都国立近代美術館蔵

2021年3月23日[火]- 5月16日[日]
*休館日:月曜日(3月29日、5月3日は開館)、5月6日[木]

展覧会詳細 特設サイト

明治期、あらゆる分野において西洋から知識、技術などがもたらされるなか、美術も西洋からの刺激を受けて、新たな時代にふさわしいものへと変化していきました。
このような状況のもとで生み出されたさまざまな作品の中には、退廃的、妖艶、グロテスク、エロティックといった「単なる美しいもの」とは異なる表現がありました。これらは、美術界で賛否両論を巻き起こしつつ、激動する社会を生きる人々の欲望や不安を映し出したものとして、文学などを通して大衆にも広まっていきました。
本展では幕末から昭和初期に制作された絵画、版画、雑誌や書籍の挿図などからこうした表現を紹介します。

 

*作品保護のため、会期中、展示替を行います。

 

 

隈研吾展 新しい公共性をつくるためのネコの5原則

隈研吾《V&A Dundee》2018年 ©Hufton+Crow

2021年6月18日[金]- 9月26日[日]
*休館日:月曜日(7月26日、8月2日、8月9日、8月30日、9月20日は開館)、8月10日[火]、9月21日[火]

特設サイト

《国立競技場》の設計に参画するなど、現代日本を代表する建築家である隈研吾(1954-)の大規模な個展です。
2018年に開館した《V&Aダンディー》(スコットランド)が米TIME誌の「2019年世界で最も素晴らしい場所100」に選ばれたことが示すように、彼の建築は、これからの時代の公共性を感じさせてくれる場所として、世界中の人々を魅了しています。本展は、そんな隈の建築を「孔」「粒子」「やわらかい」「斜め」「時間」という5原則に分類した上で、模型や写真、そして隈自身による解説で紹介します。また、瀧本幹也や藤井光など国内外のアーティストによる、隈建築の魅力をさまざまな角度からとらえた映像作品も制作。さらに、Takramと隈研吾との協働による、ネコの視点から見た都市生活の分析に基づく《東京計画2020 ネコちゃん建築の5656原則》を展示します。

 

 

柳宗悦没後60年記念展民藝の100年

スリップウェア皿 イギリス
18世紀後半-19世紀後半 日本民藝館蔵

2021年10月26日[火]- 2022年2月13日[日]
*休館日:月曜日(1月10日は開館)、年末年始(12月27日[月]-2022年1月1日[土])、1月11日[火]

展覧会詳細 特設サイト

今、なぜ「民藝」に注目が集まっているのでしょうか。「暮らし」を豊かにデザインすることに人々の関心が向かっているからなのか。それとも、日本にまだ残されている地方色や伝統的な手仕事に対する興味からなのか。いずれにせよ、一世紀も前に柳宗悦、濱田庄司、河井寛次郎が、日常の生活道具の美しさに注目して考案した新しい美の概念が、今なお人々を触発し続けているのは驚くべきことです。
柳宗悦の没後60年に開催される本展覧会は、各地の民藝のコレクションから選りすぐった陶磁器、染織、木工、蓑、ざるなどの暮らしの道具類と大津絵をはじめとする民画に、雑誌、書籍、写真、映像などの同時代資料をふんだんに交え、総点数400点を超える作品・資料を通して、時代とともに変化し続けた民藝の軌跡を新しい視点から解き明かしていきます。民藝の100年の歴史の厚みを知ることで、これからの民藝の可能性が開けてくることを期待しています。

 

*作品保護のため、会期中、展示替を行います。

 

没後50年 鏑木清方展

鏑木清方《築地明石町》1927年 ©Nemoto Akio

2022年3月18日[金]- 2022年5月8日[日]
*休館日:月曜日(3月21日、28日、5月2日は開館)、3月22日[火]

鏑木清方(1878-1972)の代表作として知られ、長きにわたり所在不明だった《築地明石町》(1927年)と、合わせて三部作となる《新富町》《浜町河岸》(どちらも1930年)は、2019年に再発見され、当館のコレクションに加わりました。この三部作をはじめとする約120点の日本画作品で構成する清方の大規模な回顧展です。
浮世絵系の挿絵画家からスタートした清方は、その出自を常に意識しながら、晩年に至るまで、庶民の暮らしや文学、芸能のなかに作品の主題を求め続けました。本展覧会では、そうした清方の関心の「変わらなさ」に注目し、いくつかのテーマに分けて作品を並列的に紹介してゆきます。関東大震災と太平洋戦争を経て、人々の生活も心情も変わっていくなか、あえて不変を貫いた清方の信念と作品は、震災を経験しコロナ禍にあえぐいまの私たちに強く響くことでしょう。

ギャラリー4

幻視するレンズ コレクションによる小企画

川田喜久治《「ラスト・コスモロジー」
より怪鳥》1987年

2021年3月23日[火]-5月16日[日
*休館日:月曜日(3月29日、5月3日は開館)、5月6日[木]

展覧会詳細

カメラは世界を客観的に写しだす装置だと考えられています。ところが、人の眼とは異なる「機械の眼」であるカメラは、写真家の想像力と結びつくとき、むしろ眼の前の現実に、幻想的な世界への扉を開くことがあります。
川田喜久治「ラスト・コスモロジー」や深瀬昌久「鴉」などを中心に、写真のもう一つの側面を探ります。同時開催の「あやしい絵」展とあわせてご覧ください。

鉄とたたかう 鉄とあそぶ デイヴィッド・スミス《サークルⅣ》を中心に コレクションによる小企画

デイヴィッド・スミス《サークルⅣ》1962年、撮影:大谷一郎

2021年6月18日[金]-9月26日[日
*休館日:月曜日(7月26日、8月2日、8月9日、8月30日、9月20日は開館)、8月10日[火]、9月21日[火]

展覧会詳細

 東京国立近代美術館は近年、アメリカの戦後彫刻を代表する作家デイヴィッド・スミス(1906-1965)の《サークルIV》(1962年)を購入しました。この作品を中心に、戦後彫刻の展開における鉄という新しい素材の重要性について考えてみたいと思います。木や石を彫ったり、粘土をこねてブロンズで型どりしたりする従来の彫刻に対して、スミスは鉄板や鉄線を溶接して幾何学的な面と線とを組み合わせ、ダイナミックな空間を構成するという手法をとり、彫刻の可能性を大きく広げました。この小企画では、スミスの造形思考をさらに展開させたイギリスの彫刻家アンソニー・カロや、同時代の日本で鉄という素材に取り組んだ村岡三郎や若林奮らの作品を紹介します。

*上記以降のスケジュールは随時更新いたします。

 

 

所蔵品ギャラリー

所蔵作品展 MOMATコレクション 

「MOMATコレクション」は、日本画、洋画、版画、彫刻、写真、映像など13,000点を超える所蔵作品から、会期ごとに約200点を展示する国内最大級のコレクション展示です。20世紀以降の日本美術の流れをたどることができる国内唯一の展示であり、会期ごとに作品を入れ替えたり、小特集の開催などで、常に新しい楽しみ方を提案しています。

広い展示空間で快適に作品をご覧いただけるよう、皇居から東京駅方面をのぞむ「眺めのよい部屋」など、ゆったりした休憩スペースとともに、様々な椅子もご用意しています。

 

【展示期間】(※会期をクリックすると展覧会ページがご覧いただけます。)

■2021年3月23日[火]-5月16日[日]
*休館日:月曜日(3月29日、5月3日は開館)、5月6日[木]

2021年5月25日[火]-9月26日[日]
*休館日:月曜日(7月26日、8月2日、8月9日、8月30日、9月20日は開館)、8月10日[火]、9月21日[火]

■2021年10月5日[火]-2月13日[日]

 

*上記以降のスケジュールは随時更新いたします。