開催中の展覧会

  • 2021.7.17 - 9.26 *臨時休館:7.31 - 8.22
  • 所蔵作品展

たんけん!こども工芸館 ジャングル⇔パラダイス

Crafts Museum for Kids & Adults: Welcome to the Jungle!

工芸の森でエネルギーチャージ

小川雄平《陶製黒豹置物》1933年

作品リスト 参考図書リスト

大切なものごとを思い出させてくれたおうち時間。けれど世界は果てしなく、依然私たちの憧れをかきたてます。どこかへ行きたい―そんな時はぜひ工芸館へ。

この夏のテーマはジャングル、そしてパラダイス!

工芸の森を探検しながら、今ふたたび、生の息吹を体感しませんか?

子どもから大人まで楽しめるプログラムも用意してお待ちいたしております。

ジャングル?パラダイス?ジャングル⇔パラダイス!

“ジャングル”と聞いてどんなイメージが浮かびますか?

今なお神秘的に響くこの言葉の由来はヒンディー語のjangal。ちょっと意外ですが、歴史的にインド語系でこの言葉は熱帯雨林などの特定の生態系を指すものではありませんでした。ある本ではジャングルの定義を次のように伝えています:「5年、ひょっとするともっと長く荒地だった場合、そこはジャングルと呼ばれる」。

もっとも、荒れたと見るのはひたすら人間の都合です。ジャングルの勢いは人間を圧倒し、手つかずというよりは手をつけられないというのが正直なところ。ジャングルを眺めながら、ふと、畏怖に似た感覚がよぎったとしても不思議はありません。

ひるがえって工芸に表された自然はどうでしょう。

もようやかたちと成すために整然と刈り込まれた様子はむしろ人工の極致。そのさまは鬱蒼とした森林とは対照的な朗らかさで、たとえるならば“パラダイス”――「囲まれた園」を意味する語のほうがしっくりとくる気もします。

けれどそう簡単に割り切れないのが工芸の奥深さです。どれだけ簡略化し、現実ではありえない組み合わせや、また全然別の物質を用いたとしても、工芸は抜群のデザインと技術とによって、モチーフに選んだ姿かたちや性質までをくっきりとさせるのです。そうして仕上がった“自然”には、もつれるほどに伸び、増え、広がる生命力への憧れや、時には呪術的な願望がこめられ、作品の存在感を際立たせてきました。

自然と人工とのあいだを行き来しながら美を磨き、私たちの生活と支えてきた工芸の魅力を味わいましょう。そこにはきっと、明日への活力に繋がる豊かな世界観が広がっているに違いありません。

楽しみ方いろいろ

小川雄平《陶製黒豹置物》1933年

・マップを手にジャングルたんけん!

探検の足取りを楽しく記録できるガイドマップは2種類の解説(ワクワク編/探究編)付きです。一緒に組み立て式のジロメガネ(紙製)もお配りします。簡単な仕掛けですが、案外よく見えるとのウワサ…。

 

 ・ジャングル図鑑byキッズ

過去のこども来館者のワークシート「工芸図鑑」から、とっておきのジャングル&パラダイスをご紹介します。絵と言葉で作品を紹介するこどもたちの鋭い視点は思いがけないほど。ワークシートを微笑ましそうに眺めていた大人たちが「!!!」を浮かべながら会場に戻る光景もしばしばでした。

実は展覧会名の「たんけん!こども工芸館」には、こどもたちの「工芸観」、彼らのラディカルな鑑賞手法で工芸をみませんか?というメッセージもこめているのです。

 

・#ジャングルパラダイス

工芸館でのひととき、または散歩中、あるいは自宅の庭や瓶に差した花々にも、ジャングルでパラダイスな景色が潜んでいるかも。あなたが出合った「#ジャングルパラダイス」を発信し、インターネットの世界に生命力に満ちた美とパワーを広げましょう。

たんけんポイント

ジャングルナイト

大島如雲《鋳銅大膽瓶》1908年

ジャングルの夜にうごめく命のしるし。 目を凝らし、耳をすませて歩を進めよう。

アニマルハマル

稲垣稔次郎《木綿地型絵染壁掛 虎》1960年

怖かったり可愛かったりちょっとおとぼけだったり。

どの動物たちも工芸のかたちにぴったりはまり、きっちりカッコイイ。

満開!

田嶋悦子《cornucopia 08-Y2》2008年

花、花、花、ときどき実。 作り手も鑑賞者も魅了してやまない植物たちの最高の姿を満喫したい。

 

*会期中一部展示替えがあります。

(前期:7月17日~8月22日、後期:8月24日~9月26日)

開催概要

会場:
国立工芸館(石川県金沢市出羽町3-2)
会期:
2021年7月17日(土)-2021年9月26日(日)
臨時休館:7月31日(土)ー8月22日(日)
開館時間:
9:30 - 17:30
※入館は閉館の30分前まで
*夜間開館日:
7月23日(金)、24日(土)、30日(金)、31日(土)
8月6日(金)、7日(土)、13日(金)、14日(土)
は20:00まで開館いたします。
中止となりました。
休館日:
月曜日(8月9日、9月20日は開館)、8月10日(火)、9月21日(火)
チケット:
新型コロナウイルス感染症予防対策のため、事前予約制(日時指定券)を導入します。
こちらから来館日時をご予約いただけます。
※お電話でのご予約はお受けしておりません。
※会場では当日券を販売しています。ただし、ご購入の列にお並びいただく場合やご入館時に販売予定枚数が終了している可能性もございますので、オンラインでの事前のご予約・ご購入をお薦めいたします。
※10名以上での来館をご希望の場合は、事前にお問い合わせください。(050-5541-8600/ハローダイヤル)
観覧料:
一般  300円(250円)
大学生 150円( 70円)
※( )内は20名以上の団体料金および割引料金
※いずれも消費税込
〇無料対象:高校生以下および18歳未満、65歳以上、MOMATパスポート・学パスをお持ちの方、友の会・賛助会員の方、MOMAT支援サークルパートナー企業(同伴者1名まで、シルバーパートナーは本人のみ)、キャンパスメンバーズ、障害者手帳をお持ちの方と付添者(1名)
〇割引対象:石川県立美術館・金沢21世紀美術館・石川県立歴史博物館・石川県立伝統産業工芸館(いしかわ生活工芸ミュージアム)・金沢市立中村記念美術館・金沢ふるさと偉人館の主催展覧会入場券半券、ならびにSAMURAIパスポート (一般のみ)を窓口で提示した方。
主催:
東京国立近代美術館

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連携事業

講座「たんけん!こども工芸館を考える」

子どもが作品を見て書いた絵や紹介文などを通して、工芸を活用した鑑賞教育について一緒に考えます。

 日付:2021年8月29日(日)
 時間:14:00~
 会場:石川県立美術館 講義室 ※国立工芸館での開催ではありません。
 講師:今井 陽子(国立工芸館主任研究員)
 主催:兼六園周辺文化の森等活性化推進実行委員会
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