東京国立近代美術館フィルムセンターは2018年4月1日に東京国立近代美術館より独立し、新しい組織「国立映画アーカイブ」となりました。
こちらは、アーカイブされたフィルムセンターの過去のページです。最新情報は、「国立映画アーカイブ」のホームページをご覧ください。
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会期:2018年3月13日(火)-3月25日(日)
主催:東京国立近代美術館フィルムセンター
協力:有限会社スタンス・カンパニー
3月の休館日:月曜日、3月26日(月)-3月31日(土)
※3月20日(火)は上映はありません。
会場:大ホール(2階)
定員:310名(各回入替制・全席自由席)
当日券(発券=2階受付)
料金:一般520円/高校・大学生・シニア310円/小・中学生100円/障害者(付添者は原則1名まで)、キャンパスメンバーズは無料
★「PA轟音上映」の回の特別料金:一般1,050円/高校・大学生・シニア840円/小・中学生600円/障害者(付添者は原則1名まで)は無料/キャンパスメンバーズ料金あり(教職員500円、学生400円)
◆当日券で入場される方には、開館と同時に、当日上映する全ての回の入場整理券を1階ロビーにて発券します。
各日の開館時間についてはスケジュール欄をご覧下さい。*3月17日、18日は9:45amに開館します。
・各回の開映後の入場はできません。
・当日券の発券は、定員に達し次第締切ります。
・学生、シニア(65歳以上)、障害者、キャンパスメンバーズの方は、証明できるものをご提示ください。
・当日券の発券は各回1名につき1枚のみです。
入場方法
①前売券をお持ちの方は、開場時(開映30分前)に、前売券に記載された整理番号順にご入場いただけます。
②その後は、当日券の整理券をお持ちの方が、整理番号順にご入場いただけます。前売券をお持ちの方は、随時ご入場いただけます。
・前売券・当日券は当日・当該回のみ有効です。
前売券についてはこちらをご覧ください。
PDF版でもご覧いただけます↓
NFCカレンダー3月号
恒例となったフィルムセンターの上映企画「自選シリーズ 現代日本の映画監督」。第6回は、8mm自主映画で一躍注目を集め、続いて長篇『狂い咲きサンダーロード―Crazy Thunder Road―』(1980年)など、映像と音響が渾然一体となって疾走する作風によって、1970~80年代の日本映画のニューウェーブの旗手となった石井岳龍(旧名:石井聰亙)監督にスポットを当てます。石井監督は、その後も映像と音の相乗効果によって生まれる表現の新たな可能性を求め、数々の実験的な中・短篇を発表しながら、長篇『水の中の八月』(1995年)や『五条霊戦記 GOJOE』(2000年)など、人間の持つ広大な無意識や内面の探求へと徐々にテーマを変化させていきます。近年も『生きてるものはいないのか』(2011年)など、話題作を発表し続けています。今特集では石井監督自選の12プログラム(16 → 17作品)を上映するとともに、劇場での音響にこだわったPA轟音上映の機会も設け、石井作品の全体像を多面的に振り返ります。ぜひご来場ください。
★プログラム4「STREET NOISE」追加上映決定!
★石井監督&『水の中の八月』ご出演者舞台挨拶決定!
3月14日(水)6:30pm『水の中の八月』上映前
3月24日(土)1:00pm『水の中の八月』上映前
★石井監督による追加舞台挨拶が決まりました!
3月13日(火)3:00pm『逆噴射家族』上映前
3月13日(火)7:00pm『生きてるものはいないのか』上映前
3月25日(日)4:00pm『半分人間 1/2 MENSCH』上映前
★渋川清彦さんによる舞台挨拶が決まりました!
3月22日(木)7:00pm『ソレダケ/that’s it』上映前
■(監)=監督・演出 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (美)=美術 (音)=音楽 (出)=出演
■スタッフ、キャストの人名は原則として公開当時の表記を記載しています。
■特集には不完全なプリントが含まれていることがあります。
■記載した上映分数は、当日のものと多少異なることがあります。
近未来。暴走族たちと、彼らを利用しようとするスーパー右翼軍団に一人で戦いを挑む青年を描く。大学の卒業制作作品だったが、完成後劇場公開された。
原子力発電所の建設がはじまる近未来の荒廃した都市で暴力団や貧民層、過激なライヴに熱狂する若者と取り締まる警察らを全篇激しいロック音楽に乗せて描く。
家族のために念願の一戸建てを手に入れた勝国(小林)。だが彼の父(植木)が舞い込んでくると、家族を守るために勝国がした行動はすべて裏目に出てしまう。石井が新たなスタンスで撮った破壊的コメディ。
石井は映像と音の掛け合わせによって観客を「体験」に巻き込む実験的作品を数多く発表している。本プログラムではアインシュテュルツェンデ・ノイバウテンのライブ・ドキュメンタリーなど計4作品を上映する。
※3/21(水・祝)12:00pmの回は「PA轟音上映」を行います。なお、この上映回では、「HEART OF STONE」は、石井監督所蔵のTV版音源を用いて上映します。
連続殺人事件を調べる犯罪分析官の節子(南)。捜査線上に浮かんだのは新興宗教に走った人間を救い出す逆洗脳士の阿久(若松)だが、阿久と節子はかつて恋仲だった…。当時サイバーパンクに傾斜していた石井が、新境地に挑んだ。
隕石の飛来や “石化病” の流行があった奇妙な夏。真魚(青木)の通う高校に高飛び込みの天才少女・泉(小嶺)が転校してくる。だが競技会の最中に石化病で病院に担ぎ込まれた泉は生死の間を彷徨う…。石井の “インナーSF” への探求が一つの到達をみた作品。
昭和20年代末。親友を殺した嫌疑がかかるバスの運転手(浅野)と共に勤務することになった車掌のトミ子(小嶺)が、警戒心とは裏腹に彼の魅力に惹かれていく。夢野久作の「少女地獄 殺人リレー」を映像化した幻想譚。
平安時代末期、平家武者が次々と鬼に斬られるという噂が拡がる。夢枕に立った不動明王より「鬼を退治せよ」とお告げを受けた弁慶(隆)は、名剣「鬼切丸」を手に京都・五条に向かう。弁慶と義経の物語にオカルト的な意匠を加味して再解釈した、石井ならではの時代劇。
自身の破壊衝動を大音量のエレキギター演奏によって抑えこむ男と、電気を駆使して悪を成敗する修理工が対決する『ELECTRIC DRAGON 80000V』と、男がひたすら逃走を続けるオムニバス映画『DEAD END RUN』の2本立てプログラム。共に大胆な音響が際立つ。
3/21(水・祝)4:00pmの回は「PA轟音上映」を行います。
殺人ウイルスの都市伝説が広がり、大学生たちの周囲で原因不明の死亡事故が頻出する。岸田戯曲賞受賞の不条理劇を、映像という具体のなかに落とし込む手腕に新たな石井映画の可能性がかいま見える。
施設に隔離された女性たちの胸には謎の花が咲いていた。しかし、この一握りの女性の身体にしか咲かない花に危険性はないのか。植物学者の大瀧(綾野)は疑念を抱く。今後の石井作品を占う上でも重要な一作。
大黒(染谷)は、アンダーグラウンドな世界の個人情報が詰まったハードディスクを手に入れる。だが裏社会の様々な人間から追われる羽目に…。石井自身が「『狂い咲き』『爆裂都市』のその先の究極」と位置づけた作品。
入場無料(当日イベント直前の上映をご覧になった方は、そのままトークイベントに参加することができます。トークイベントのみの参加もできます。)
■作品によって開映時間が異なりますのでご注意ください。
石井監督トークイベントのお知らせ
*入場無料(当日イベント直前の上映をご覧になった方は、そのままトークイベントに参加することができます。トークイベントのみの参加もできます。)
▶3月18日(日)3:20pm
▶3月21日(水・祝)1:50pm
石井監督&『水の中の八月』ご出演者舞台挨拶のお知らせ
▶3月14日(水)6:30pm 『水の中の八月』上映前
ゲスト:石井岳龍監督、小嶺麗奈さん、青木伸輔さん、宝井誠明さん、松尾れい子さん
*舞台挨拶のみの参加はできません。
石井監督による追加舞台挨拶決定のお知らせ
▶3月13日(火)3:00pm 『逆噴射家族』上映前
▶3月13日(火)7:00pm 『生きてるものはいないのか』上映前
▶3月21日(水・祝)4:00pm 『ELECTRIC DRAGON 80000V』『DEAD END RUN』上映前
▶3月24日(土)1:00pm 『水の中の八月』上映前
▶3月25日(日)4:00pm 『半分人間 1/2 MENSCH』上映前
*舞台挨拶のみの参加はできません。
渋川清彦さん(『ソレダケ/that’s it』出演)による舞台挨拶のお知らせ
▶3月22日(木)7:00pm 『ソレダケ/that’s it』上映前
*舞台挨拶のみの参加はできません。
PA轟音上映(特別料金)のお知らせ
以下の上映回では、専用音響機器を設置して大音量で映画を観覧する「PA轟音上映」を行います。大音量が苦手な方は、通常上映でのご鑑賞をお勧めします。
3月21日(水・祝)12:00pm/4:00pm
2月27日(火)10時より、チケットぴあにて全上映回の前売券(全席自由席・各100席分)を販売します。各上映の前日23時59分まで販売。
[Pコード:467-544]
前売料金:一般520円/高校・大学生・シニア310円/小・中学生100円
★「PA轟音上映」の回の前売特別料金:一般1,050円/高校・大学生・シニア840円/小・中学生600円
◆前売券を購入された方は、開場時(開映30分前)に、前売券に記載された整理番号順にご入場いただけます。その後は随時ご入場いただけます。
・各回の開映後の入場はできません。
・学生、シニア(65歳以上)の方は証明できるものをご提示ください。
・前売券は当日・当該回のみ有効です。
前売券の購入方法
チケットぴあ店舗、セブン-イレブン、サークルKサンクスで購入
⇒前売料金に加え、1枚につき発券手数料108円がかかります。
受付電話(0570-02-9999)で購入
⇒前売料金に加え、1枚につき発券手数料108円がかかります。
※毎週火・水2時30分~5時30分はシステムメンテナンスのため受付休止となります。
チケットぴあのサイト(http://w.pia.jp/t/ishii-film/)*で購入
⇒前売料金に加え、1枚につき発券手数料108円、また決済方法によって1件につき決済手数料がかかる場合があります。
*購入サイトは、準備でき次第アップされますが、ご利用は2月27日(火)10時からです。
※チケットぴあの手数料等については、チケットぴあHPのヘルプ、利用料一覧の頁をご覧ください。
本前売券の購入に、システム利用料(通常216円/枚)はかかりません。
※前売券の払い戻し、交換、再発行はいたしません。
販売期間:2月27日(火)10時から各プログラムの上映の前日23時59分まで