ある日の所蔵品ガイド ガイドスタッフOさん

■テーマ「闇に光」

■ご紹介した作品
・原田直次郎《騎龍観音》
・岡本太郎《夜明け》
・荒川修作《作品》

この日は上村松園展の初日で、30名ほどが参加されました。
途中参加・途中退出する方もいらっしゃったので、少しずつメンバーを変えながらの鑑賞でした。

岡本太郎の《夜明け》は、何が描いてあるのか一目ではわからない作品ですが、「明るい、暗い?」「涼しい、暑い?」といった雰囲気から入ってゆくと、色や形から画面の中に色々なものが見つかりました。人の足、木、鳥、大きな口やしっぽなど、見れば見るほど新しいものが発見されていきます。他の方の
意見に、頷いたり、首を傾げたりしながら、「宇宙的な感じ」、「エネルギーを感じる」など作品の主題にまで会話が進んでいきました。最後には岡本太郎自身の書いた詩をガイドスタッフが朗読し、作品をじっくりと味わう時間になりました。


ある日の所蔵品ガイド ガイドスタッフNさん

■テーマ「絵の中の女性たち」

■ご紹介した作品
・藤島武二《匂い》
・山下新太郎《靴の女》
・小杉放庵(未醒)《羅摩物語》

この日の参加者は10名ほど。
女性が描かれた油彩画を3点、感じたことを自由に話し合いながら鑑賞しました。藤島武二の《匂い》には、桃色の中国服を着た女性が描かれています。その女性のテーブルには、花瓶にいけられた桃色の花と嗅ぎ煙草(香りをかいで楽しむ煙草)の小瓶が置かれています。モデルのわからない女性像。参加者全員で描かれた女性の年齢や性格を探る事からスタートしました。女性の年齢についても感じ方は様々。洋服や花のきれいな桃色から初々しさを感じて10代と考えた方、左手の指輪から既婚で20代後半だろうと予想した方、女性のやや自信ありげな表情に注目し、おそらく経験豊富な30代だろうと思った方。

みなさんが普段、女性の年齢を何から予想するのか、ちょっと気になる他人の意見を、絵を通して共有でき大いに盛り上がりました。