「夏の小屋をつくろう 子どもワークショップ」について、ついに最後の記事となりました。
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小屋に集合すると、頑張ったご褒美にジュースが配られました。
出来上がったばかりのコースタ―にコップをのせて、みんなで乾杯です。
「みんなが作ってくれたコースターと屋根のシートは、大切に使わせてもらうからね。」
家成さんから労いの言葉をかけてもらった子どもたちの表情は、
達成感に溢れていました。
プログラム中には、スタンプを押したシートが屋根に設置された状態を見ることは
できませんでしたが、「小屋が出来上がったらまた見に来るね!」と
言ってくれた子どもたちが何人もいました。
子どもたちにとって、当館が「また行きたい場所」となってくれたなら嬉しい限りです。
終了後、早速屋根に設置している様子。
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みんなで作った夏の小屋は「Bar Bamboo Bridge」として前庭に完成しました。
夜間開館している金・土曜日の夕暮れ時からは、「Bar Bamboo Bridge」の
ネオンサインも点滅して素敵な仕上がりとなっています。
休憩場所として、くつろぎの場所として、みなさまどうぞお立寄りください。
今回、このプログラムを行うにあたっては、「ドットアーキテクツ」「吉行良平と仕事 」の
みなさまに全面的にご協力いただきました。
子どもたちにとって、展示室で作品を鑑賞しながら、その作家に思いを馳せることは
とても貴重な時間です。それと同様に、自分たちと同じ時代を生きている作家との出会いも、
新鮮なものであり、多くの刺激を受ける機会であるように思います。
生身の人から受ける影響は、思いのほか大きなものです。
終了後のアンケートの中には、こんな感想もありました。
「建築家さんのお手伝いができて嬉しかった。」
「設計したり作っている人に会えて楽しかった。」
「建設している所を見れて楽しかった。」
今回、様々な作品や人との出会いがあった「夏の小屋をつくろう 子どもワークショップ」。
このプログラムが、美術に親しみを感じる一つのきっかけとなれば幸いです。
(研究補佐員A)