オンライン対話鑑賞

ご無沙汰しております。ひさびさのブログ更新です。
2020年の新型コロナウイルスの流行から、
ギャラリーでのプログラムを休止してそろそろ1年になろうとしています。

 

ギャラリーでお客様をご案内できない日々は寂しいものですが、
2020年10月よりWeb会議ツールのZoomを利用して、
オンライン対話鑑賞を始めました。
これまでギャラリーで毎日実施していた所蔵品ガイドと同様、
MOMATガイドスタッフが作品を紹介しています。

所蔵品ガイドとの違いは、作品数と参加人数。
6名程度の参加者と、1作品を45分かけてじっくりと鑑賞します。

 

今日は、オンライン対話鑑賞が気になっている人、
どんなものか知りたい人のために、ある日の鑑賞の様子をお伝えします!

 

OLG1

この日紹介した作品は、間所紗織《女(B)》。1955年制作の作品です。
1分ほど作品をよく見てから、参加者のみなさんに第一印象を語っていただきました。

・やわらかさ、かたさの両方を感じる
・女の子が笑っている、やさしい感じと共に強さを感じる。手が四角くてこわい。
・笑っている、楽しい感じ。ドンドコと音が聞こえてきそう。一方、葉や木など自然の素材でできていそうな力強さも感じる
・素材が気になる。青い部分に皴があるから、紙?

相反する印象を同時に受ける作品なのかもしれませんね。
この作品から聞えてきそうな音、湿度や温度などを想像しつつ、鑑賞を進めてみると…

・踊っている(ドンドコという音は踊りの音)
・かさっとした乾いた感じがしそう
・暑そう。太陽を遮っている?

などなど、イメージが広がってきました。

 

ガイドスタッフから作家の経歴や言葉の紹介がありつつ、
同じ作家の他の作品も紹介しました。

OLG2

2点が並ぶと、「うわ~、すごいね!」と感嘆の声が。
迫力を感じていただけたようです。
同じ作家の作品が並ぶと、似たところもあれば比較できるところもあります。

最後に、本作にタイトルをつけてみました。
( )内は各タイトルにした理由や作品の印象です。

・ライディーン(同名の曲から)
・みんなで踊ろう(2点あわせて、楽しい感じ)
・おどれ、おどれ!(2点とも同じポーズに見える、盆踊りみたい)
・ペルソナ(仮面、狂乱状態、祈り、踊り狂っている、精神的な拠り所)
・世界は女で回っている(各国の女の物語、アフリカやエジプトっぽい)

 

オンライン対話鑑賞の雰囲気、伝わりましたでしょうか?
まだ体験されていない方は、ぜひお試しください。

オンライン対話鑑賞―MOMATガイドスタッフによる所蔵品ガイド

Peatix 東京国立近代美術館(外部リンク)
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(スタッフH)