展覧会
会期終了
企画展
小倉遊亀展
会期
会場
東京国立近代美術館本館企画展示室
小倉遊亀(1895‒2000)は、その堅実な画面構成、大胆なデフォルメと抑制の効いた色彩など近代的な造形性によって、1930年代以降の日本画の展開に重要な役割を果たした。ともすると造形的な要素に焦点が当たる遊亀の仕事だが、対象に注がれる画家のあたたかい眼差しに注目すれば、存在の意味を反芻してきた画家の別の側面が浮かびあがる。このような画家の本質を、画風の変遷をたどりながら85点の作品を通して明らかにした。
開催概要
- 会場
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東京国立近代美術館本館企画展示室
- 会期
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2002年8月20日‒10月6日(43日間)
- 入場者総数
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116,701人(1日平均2,714人)
- カタログ
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28.0×22.6cm (224) p.
- カタログ掲載論文
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- 小倉遊亀について / 尾﨑正明
- 戦後モダニズムの背景:マチス、ピカソ、そして宗達 / 古田亮
- 小倉遊亀、画業形成期の画嚢について / 岩田由美子
- 展覧会評
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- 小倉遊亀展 知、情、意備えた画風楽しむ / 宝玉正彦 日本経済新聞 2002年9月4日
- [美術]小倉遊亀展─人、花、こころ 洞察力と普遍愛が投影 / 草薙奈津子 東京新聞 2002年9月14日
- [新美術時評]承前 ハイデガーから「採桑老」へ / 中村敬治 新美術新聞 975 2002年11月1日
- A passion for art and perfection / Asami Nagai, The Daily Yomiuri, September 14, 2002
- [Re: Arts] Yuki Ogura: The other side of modern / C. B. Liddell, The Japan Times, September 18, 2002
- 出品点数
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85点
- 講演会
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- 小倉遊亀の女性像 / 小林忠
- 小倉遊亀の芸術 / 尾﨑正明
- 共催
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- 滋賀県立近代美術館
- 朝日新聞社