MOMATガイドスタッフによる所蔵品ガイド

MOMATガイドスタッフによる所蔵品ガイド

所蔵作品展「MOMATコレクション」では、毎日一時間ほど、対話を交えたギャラリートークを行っています。

最大の特徴は、作品解説を聞く一方向的なものではなく、参加者主体の鑑賞プログラムであること。当館解説ボランティア「MOMATガイドスタッフ」が参加者のみなさまと一緒に展示室をまわり、みなさまとの対話を進めながら、数点の作品を鑑賞します。
ガイドスタッフを案内役に、みなさまは作品を自由に感じ、想像をめぐらせ、それを言葉にして語り合います。作品と向き合い、他の人との対話によって深く作品を掘り下げていく感覚は、まるで謎解きのようでもあり、新たな作品の魅力を発見していただける機会となるでしょう。

みなさまが理解を深められるようお手伝いするガイドスタッフは現在約40名が在籍。各自取り上げる作品とテーマが異なりますので、何回参加されてもお楽しみいただけます。

 

 

 

所蔵品ガイド

毎日(休館日を除く)14:00~15:00

※館内イベント開催日は、開始時刻を変更することがあります。

ハイライト・ツアー

毎月第1日曜(無料観覧日)11:00~12:00

参加者のみなさまとともに4階から2階までをまわり、代表的な所蔵作品を、やさしく解説します。


・作品とテーマは、ガイド前に1階エントランスに掲示されます。
・混雑が予想される場合、中止することがあります。
・所蔵作品展会期最初の土曜日は、「キュレータートーク」になります。
・最新の情報は所蔵作品展のページまたはスケジュールをご覧ください。
・10名以上のグループで参加を希望される場合は、1か月前までに下記までご相談ください。

 

美術館 教育普及室
Eメール:edu@momat.go.jp
ファックス:03-3214-2576
電話:03-3214-2605(受付時間 月~金曜10:00~16:30)

MOMATガイドスタッフ(解説ボランティア)とは

当館には約40名の解説ボランティア「MOMATガイドスタッフ」が在籍し、毎日の「所蔵品ガイド」をはじめとするさまざまな場面で活躍しています。
活動の様子は教育普及室ブログでご紹介しています。


 

募集について

MOMATガイドスタッフの募集は現在行っておりません。
募集が決まり次第このページでお知らせします。

※次回の募集は、2018年夏~秋頃を予定しています。

 

ある日の所蔵品ガイド ガイドスタッフAさん

エントランスホールに、今日のテーマが掲示されます。

展示室でのトーク。お客様からの発言を受け、話題がひろがります。

■テーマ
「写実からはじまる個性の表出」

■ご紹介した作品
・岸田劉生《切通之写生》
・速水御舟《茶碗と果実》
・徳岡神泉《蓮》《狂女》
・安田靫彦《日食》

  • 12時:ガイドスタッフルームに到着。教育普及室に出勤の連絡を入れたら、トーク資料を整えたり、トークプランの確認をしたりして過ごします。アートライブラリにも、見たい資料があってちょっと足を運びました。

 

  • 1時:エントランスホールに、テーマと作品を書いた看板を出します。今日のテーマは「写実からはじまる個性の表出」。館内に2度のアナウンス。5分前にはお客様が集まり始めました。

 

  • 14時:ごあいさつ、トーク開始。テーマとご紹介する作品をお伝えします。20名ほどのお客様を、4階展示室へご案内。

 

  • 岸田劉生《切通之写生》の前へ。「90年前のある坂道を描いた作品です。どこの風景だと思われますか?」の問いに、「たぶん東京の代々木付近でしょう」と、詳しいお客様がご発言。それをきっかけに、複数の方からご意見が。Aさんは一つ一つのご意見に応じ、岸田劉生に関する解説も加えながらトークを進めます。最後には、様変わりした同じ坂道の、現在の写真を見ながら話題が広がりました。

 

  • 速水御舟《茶碗と果実》では、「軸装してありますが、日本画に見えますか?どうでしょうか?」の問いに「影があるから変だねえ…」との声。まさに今日、Aさんが話題にしたかったテーマ「写実」へとトークは進みます。その後も、安田靫彦、徳岡神泉の作品をじっくりご紹介し、個々の作家の個性を堪能しました。ここでトークを一旦終了。希望するお客様を3階の徳岡神泉《仔鹿》(1961年)の前にご案内。Aさんは、時代によって見事に作風を変化させた徳岡神泉のもう一つの展示作品をお見せしたかったのです。お客様からの温かい拍手でトークは終了しました。

 

  • 15時10分:看板を片付け、ガイドスタッフルームに戻り、パソコンで今日の日誌を書いて、Aさんのガイド担当日は終わります。

こどもの鑑賞教育サポート

夏の小中学生向けプログラムや、幼児とその家族を対象とした「おやこでトーク」では、有志のガイドスタッフが、リーダー役やヘルプ役として活躍しています。

こどもたちの鑑賞では、こども自身が発見し、感じたことや思いを言葉にすることが大切です。ですから教育プログラムのねらいは、作品を「みて」、「かんがえて」、「はなす」こと。こどもたちが楽しく作品を味わうこと、感じる心を育むことのお手伝いです。

実施に当たっては、勉強会や事前準備を入念に行っています。また、経験を積んだガイドスタッフは、学校団体へのギャラリートークも行っています。

「この絵から、どんな匂いがしてくる?」 1枚の絵から子どもたちが想像する世界はさまざま

石井柏亭《草上の小憩》のパズル教材に取り組む子どもたち

活動記録集「トーキング・トーキンビ」

 ガイドスタッフを初めて募集した2002年から2011年までの9年間の活動記録をまとめた小冊子、「東京国立近代美術館解説ボランティア  MOMATガイドスタッフ活動の記録2002-2011 トーキング・トーキンビ」(B5判、28ページ)。ガイドスタッフの活動内容をはじめ、実際の活 動の様子やガイドスタッフルームなど、詳しく紹介しています。

 

【目次】
・表紙
・はじめに(1ページ)
・ガイドスタッフができるまで(2-3ページ)
・活動内容(4-5ページ)
・ガイドスタッフルーム大公開(6-7ページ)
・所蔵品ガイド(8-10ページ)
・ハイライトツアー(11ページ)
・スクールプログラム(12-15ページ)
・ガイドスタッフのひとこと(16-18ページ)
・座談:大人とみる(19-20ページ)
・座談:子どもとみる(21-23ページ)
・ガイドスタッフの歩み/子どもプログラムの歩み(24-27ページ)
・データ(28ページ)
・奥付


 

「トーキング・トーキンビ」のPDFファイルは、こちらからダウンロードできます。

 ダウンロード1(表紙-7ページ)   ダウンロード2 (8-15ページ)

 ダウンロード3(16-23ページ)   ダウンロード4 (24ページ-奥付)