コレクションについて
東京国立近代美術館では、19世紀末から今日までの美術作品を収集しています。収集対象は、絵画、版画、水彩、素描、彫刻、写真、映像、書、及び関連する資料などの多分野にわたり、点数は13,000点を超えます(2023年2月現在)。近現代の日本の作品を中心としながら、同時代の海外作品も積極的に収集しています。
コレクションには18点の国指定重要文化財(内2点は寄託作品)が含まれます。また、特色あるまとまりとしては、画家、岸田劉生の画稿やスケッチ、日記、手紙など約600点からなる岸田劉生資料(1件として一括登録)や、彫刻家、若林奮(いさむ)の素描約3000点からなる若林奮資料(1件として一括登録)、アメリカ合衆国から無期限貸与された日中・太平洋戦争期の戦争記録画153点があります。
コレクションは年間約250点が国内外の美術館に貸し出され、展覧会の核となる作品として活用されています。
所蔵作品展「MOMATコレクション」(4-2F)のご案内
「MOMATコレクション」展は、19世紀末から今日に至る日本の近現代美術のながれを海外作品も交えてご紹介する、国内最大規模のコレクション展示です。さまざまなテーマのもと、年5回程度入れ替えながら常時200点ほどを展示しています。金沢に移転した国立工芸館の工芸作品も一部ご紹介しています。
2012年のリニューアルによって、所蔵品ギャラリーは4階から2階まで12の部屋からなるスペースに生まれ変わりました。4階の第1室は「ハイライト」として、コレクションの名品を展示しておりますので、第1室だけでもお楽しみいただけます。その後、時代のながれに沿って、部屋ごとのテーマによる展示を順にご覧いただけます。そのうちのいくつかは「写真」や「日本画」といったジャンルごとの部屋、あるいは特集展示のための部屋として、視点を変えた展示を行っています。
「好きな部屋から見る」、「気になる特集だけ見る」あるいは「じっくり時代の流れを追って見る」など、それぞれの鑑賞プランに合わせてお楽しみください。
- このページ内の会場風景はすべて撮影時のものであり、現在の展示と同じとは限りません。
- *印:いずれもphoto: 木奥惠三
所蔵品ギャラリーについて
「MOMATコレクション」では12(不定期で13)の展示室と2つの休憩スペースが3つのフロアに展開し、2Fテラス付近や前庭にも屋外彫刻展示を行っています。4Fには休憩スペース「眺めのよい部屋」を併設しています。
所蔵作品展「MOMATコレクション」の会場入口は4Fです。1Fエントランスホールからエレベーターもしくは階段をご利用のうえ、4Fまでお上がりください。
MOMATコレクション展 作品解説アプリ カタログポケット
会場の解説をお手元のスマホやタブレットで読めます・聞けます・持ち帰れます。
ステップ 1
App Store やPlay Storeから 「Catalog Pocket」 をインストールします。
ブラウザでご覧になる場合はCatalog Pocket ウェブサイトからブラウザ版を開きます。
ステップ2
アプリを起動し、右上のからQRコードを読み取ります。
ブラウザでご覧になる場合は、「近代美術館」で検索し「MOMATコレクション」を選びます。
ステップ 3
マイコンテンツに追加します。
ステップ 4
青いボタンをタップするとページ移動します。
グレーのボタンをタップすると解説が表示されます。
※ MOMATのロゴをタップして、右上のから「読み上げ」を選択すると音声で読み上げます。
※ 館内では無料Wi-Fi「momat-free-wifi」が使えます。展示室内ではイヤホンをご利用ください。
※「MOMAT コレクション 作品解説」の多言語化は、DNP大日本印刷にご協力いただいております。 企画・制作:大日本印刷・DNPアートコミュニケーションズ