ボランティア(MOMATガイドスタッフ)

MOMATガイドスタッフとは
東京国立近代美術館では、2003年から毎日、展示室で鑑賞プログラム「所蔵品ガイド」を行ってきました。新型コロナウイルス感染症の影響で展示室での活動が休止した2020年からは「オンライン対話鑑賞」へも展開しています。鑑賞プログラムの進行役を務める解説ボランティアが、「MOMATガイドスタッフ」です。
ガイドスタッフは、一方的に作品を解説するのではなく、さまざまな見方を提案したり、発言を引き出したりしながら、「対話鑑賞」の手法を使って“対話”と“多様性”に満ちたギャラリートークを提供します。所蔵品ガイドはこれまでに4千回以上実施され、5万人以上の方が参加しました(2020年3月時点)。最近ではICTを利用した鑑賞に興味を持つ学校や企業も増えており、オンラインでも活動の幅が広がっています。現在、20代から70代までの男女40名以上が活躍中です。
概要
主な活動内容:所蔵作品の鑑賞プログラム「所蔵品ガイド」(当番制・月1回程度)、例会(年3回程度)、フォローアップ研修(年1回程度)、任意のプログラム(希望制)、ガイドの準備など
人数:約40名
任期:2年(更新可能、最大6年)
募集について
ガイドの手法や作品の調べ方、オンラインツールの使い方などは、養成研修で身につけることができます。ガイドスタッフ自身が作品をよく観察したり、互いのガイドを参考にしたりして経験を積み重ね、ファシリテーション力を高めていきます。最初は美術の知識がなくても大丈夫です。多様な参加者と鑑賞する喜びを分かち合いたい方、近・現代美術を積極的に学びたい方、ぜひご応募ください。
ガイドスタッフの募集・研修は現在不定期(2~3年ごと)で実施しています。募集時は、当館ウェブサイト(このページ)でお知らせします。
最新の募集: 2021年9月締切(募集は終了しました)
ガイドスタッフの活動
ガイドスタッフによる所蔵品ガイド
当館解説ボランティア「MOMATガイドスタッフ」が、対話を通じてみなさまと一緒に数点の作品を鑑賞し、作品への理解が深まるようお手伝いします。ガイドスタッフ全員が当番制で、ギャラリートークの作品選定から実施までを担当します。

オンライン対話鑑賞
オンラインによる対話鑑賞プログラムを実施しています。希望するガイドスタッフが作品選定から実施までを担当します。

団体向けギャラリートーク
来館した学校・生涯学習団体の依頼に応じ、少人数のグループで数点の作品を鑑賞します。希望するガイドスタッフが、ギャラリートークの作品選定から実施までを担当します。

こども・ファミリー向けプログラム
小学生向けの「こども美術館」、未就学児とその家族向けの「おやこでトーク」などのこども・ファミリー向けプログラムを実施しています。希望するガイドスタッフが、ギャラリートークやワークショップのお手伝いなどを担当します。

季節のプログラム
夏の夜間開館延長時の「フライデーナイトトーク」、美術館の春まつりでの「春まつりトークラリー」など季節のプログラムでもガイドスタッフが活躍しています。希望するガイドスタッフが、ギャラリートークの作品選定から実施までを担当します。

Youtubeで所蔵作品を紹介
MOMATガイドスタッフが制作した動画が当館Youtubeチャンネルの再生リスト「MOMATガイドスタッフ(解説ボランティア)」にまとめられています。
ガイドスタッフイチオシの所蔵作品の紹介や、おうちで所蔵品ガイド気分が味わえるプチ所蔵品ガイドのシリーズがあります。ぜひご覧ください。
活動記録集
トーキング・トーキンビ(2003-2011)
ガイドスタッフを初めて募集した2002年から2011年までの9年間の活動記録をまとめた小冊子、『東京国立近代美術館解説ボランティア MOMATガイドスタッフ活動の記録2002-2011 トーキング・トーキンビ』(B5判、28ページ)。ガイドスタッフの活動内容をはじめ、実際の活 動の様子やガイドスタッフルームなど、詳しく紹介しています。
【目次】
- 表紙
- はじめに(1ページ)
- ガイドスタッフができるまで(2-3ページ)
- 活動内容(4-5ページ)
- ガイドスタッフルーム大公開(6-7ページ)
- 所蔵品ガイド(8-10ページ)
- ハイライトツアー(11ページ)
- スクールプログラム(12-15ページ)
- ガイドスタッフのひとこと(16-18ページ)
- 座談:大人とみる(19-20ページ)
- 座談:子どもとみる(21-23ページ)
- ガイドスタッフの歩み/子どもプログラムの歩み(24-27ページ)
- データ(28ページ)
- 奥付

PDFファイルのダウンロード