展覧会
会期終了
企画展
フォンタネージ、ラグーザと明治前期の美術
会期
会場
東京国立近代美術館
1876年に創設されたわが国最初の官設の美術教育機関である工部美術学校に招聘され、教鞭をとったイタリア人画家フォンタネージ(1818‒82)と彫刻家ラグーザ(1841‒1927)の芸術を紹介。彼らと明治前期の美術との関連をたどりながら、草創期における近代日本美術の性格を明らかにしようとするもの。実用としての写実という考え方が次第に変質し、極めて日本的な洋風美術が成立する段階を跡づけようとした。
開催概要
- 会場
-
東京国立近代美術館
- 会期
-
1977年10月7日‒11月27日(45日間)
- 入場者総数
-
17,714人(1日平均394人)
- カタログ
-
24.0×25.0cm (230) p.
- カタログ掲載論文
-
- アントニオ・フォンタネージ:〈真実〉の詩情と風景の構築 / アンジェロ・ドラゴーネ
- 明治以前の洋画 / 岩崎吉一
- 明治初期の洋画 / 市川政憲
- ラグーザと日本の彫刻 / 三木多聞
- 展覧会評
-
- 「フォンタネージ、ラグーザ…」展 外光派以前の日本油彩画を展望 / 朝日新聞(夕) 1977年10月20日
- [美術評]フォンタネージ、ラグーザと明治前期の美術展 / 寺田千墾東京新聞(夕) 1977年10月21日
- フォンタネージ、ラグーザと明治前期の美術 見ごたえある企画が目白押し / 滝悌三 日本経済新聞 1977年10月24日
- [美術]日本洋画草創期の熱気 / (雅) 読売新聞(夕) 1977年11月5日
- 「フォンタネージ、ラグーザと明治前期の美術」展 近代美術の源流 / 毎日新聞(夕) 1977年11月7日
- 出品点数
-
252点
- 出品作家数
-
49人
- 講演会
-
ヨーロッパにおけるフォンタネージ / アンジェロ・ドラゴーネ(美術史家)
- 美術講座
-
- フォンタネージ以前の洋風画 / 岩崎吉一
- ヨーロッパにおけるフォンタネージ / 井関正昭
- フォンタネージと日本 / 青木茂
- 明治初期の洋画 / 市川政憲
- ラグーザと日本彫刻 / 三木多聞