開催予定 展覧会関連

国立工芸館 移転開館5周年記念 重要無形文化財指定50周年記念
喜如嘉の芭蕉布展 関連ワークショップ
「芭蕉布を羽織ってみよう」/「立礼茶席で呈茶」

会期

「喜如嘉の芭蕉布展」に関連して、ワークショップを開催します。芭蕉布は糸芭蕉の繊維を糸にして織られた「沖縄の風土が生んだ最も沖縄らしい織物」です。当日は、喜如嘉の芭蕉布保存会の平良美恵子会長の手ほどきで、実際に芭蕉布を羽織っていただきます。じかに触れて、さらりとした手ざわりをお楽しみください。あわせて、普段は一般に公開していない当館多目的室に、1日限りの立礼茶席をしつらえます。明治建築のレトロな雰囲気の中、一般財団法人裏千家 今日庵業躰(正教授方)奈良宗久氏の茶席で、お抹茶と琉球王国時代から伝わるお菓子をご堪能ください。

日時

2025年7月26日(土)
第1部 午後1時15分~午後2時30分(開場 午後1時00分)
第2部 午後3時15分~午後4時30分(開場 午後3時00分)

会場

国立工芸館 多目的室

講師

平良美恵子氏(喜如嘉の芭蕉布保存会会長)
奈良宗久氏(一般財団法人茶道裏千家 今日庵業躰(正教授方))

定員

各回10名(要申込、先着順、中学生以上)

参加費

3,000円(現金のみ、呈茶付き)

主催

兼六園周辺文化の森等活性化推進実行委員会

お問合わせ

兼六園周辺文化の森等活性化推進実行委員会(石川県文化振興課内)
TEL:076-225-1371(平日9:00~17:00)


講師略歴

平良美恵子氏(喜如嘉の芭蕉布保存会会長)

人間国宝・平良敏子さんの義娘で、喜如嘉の芭蕉布伝承生として芭蕉布制作に従事する。
芭蕉喜如布会館を運営管理する喜如嘉芭蕉布事業協同組合の理事長や、沖縄県工芸産業協働センターの副理事長も務める。

2002年から2019年

沖縄県立芸術大学非常勤講師

2022年

沖縄タイムス芸術選賞功労賞表彰

2023年度

文化庁長官表彰

2023年

卓越した技能者(現代の名工)の表彰

奈良宗久氏(一般財団法人茶道裏千家 今日庵業躰(正教授方))

1969年金沢生まれ。父の十代大樋陶冶斎に師事し、玉川大学在学時から美術、工芸作家として日展、日本現代工芸美術展にて出品を重ねる。
裏千家学園茶道専門学校を経て、裏千家今日庵に入庵し、2002年、茶名「宗久」を鵬雲斎千玄室大宗匠より賜る。
2017年に坐忘斎御家元より正教授方を拝命し、現在は業躰(宗家直下の指導者)として国内外の茶道普及に努め、金沢では茶道教場「好古庵」を主宰し、また東京はじめ全国にも指導に出向いている。石川県文化奨励賞、北國芸術賞など受賞多数。
京都芸術大学客員教授など経て、現在は金沢美術工芸大学非常勤講師兼茶道部指導。
作品は「ドイツ国立ベルリンアジア美術館」「草月美術館」「裏千家今日庵」に収蔵されている。

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