展覧会

会期終了 所蔵作品展

近代工芸案内 - 名品選による日本の美

会期

会場

東京国立近代美術館工芸館

概要

明治時代から平成の今日へ、日本では、伝統のわざや美を華やかに発展させ造形の可能性を開拓して、新しい時代の工芸が連綿と生みだされました。陶磁やガラス、漆工、染織、金工、人形等、さまざまな素材の魅力を訴え、時代に適合した自由な創作表現を主張して多くの作家達が活躍してきました。その多彩な芸術は、国内にとどまらず国際的な評価を高めています。

東京国立近代美術館では1977年に工芸館を開館して以来、伝統工芸や現代工芸の発展の動向を主軸にしながら、芸術としての近代工芸の系譜を歴史的に検証し得るコレクションの充実を図り、あわせて特に重要な分野や作家の作品収集に努めてきました。

本展では、そうした多くの収蔵作品のなかから名品約130点を精選し、明治から現代作家の作品までを「①世界に躍動した明治時代の工芸」、「②近代工芸が確立した大正から昭和前期頃」、「③民藝の個人作家」、「④戦後の工芸」、「⑤伝統工芸」、「⑥1980-90年代頃から現代の工芸」の6部構成で、日本の近代工芸発展の歴史を回顧しながら 工芸の美とちから、そして豊かな魅力をご紹介します。

八木一夫 《漂流》 1961年 東京国立近代美術館
北原千鹿《羊置物》1928
二十代堆朱楊成《彫漆六華式平卓》1915
富本憲吉《色絵金銀彩羊歯文八角飾箱》1959
藤田喬平《飾箱 光悦》1973

佐々木苑子 《絵絣紬着物 翠嵐》 2006年(前期展示)
志村ふくみ《紬織着物 湖北残雪(白)》1981(後期展示)

イベント情報

対談「作品を撮る」

福田 巌(フォトグラファー)×諸山正則(当館主任研究員)

日程

2014年12月14日(日)

時間

14:00‐15:00

場所

工芸館会場

※申込不要、参加無料(要観覧券)

撮影: 福田 巌

本展では、三代徳田八十吉の鉢や野口光彦の人形など、5点の大型版写真を作品とともに展示します。

撮影者の福田 巌(ふくだ がん)氏は、100年以上前のレンズとデジタルカメラを融合させた独自のカメラを用いて、今回の展示のために作品撮影をおこないました。その写真は、工芸素材の豊かな肌合いや技術の詳細に迫り、作家の息吹や作品の清新な魅力をとらえています。対談では、工芸作品を撮影する思いと作品の魅力などを語ります。

ギャラリートーク

当館研究員が鑑賞のポイントを分かりやすく解説します

日程

2015年1月18日(日)
2015年2月8日(日)

時間

14:00 ‐ 15:00

場所

工芸館会場

※申込不要、参加無料(要観覧券)

タッチ&トーク

工芸館ガイドスタッフによる鑑賞プログラム。注目の若手作家から人間国宝が手がけた作品や制作工程資料などに触れながら鑑賞する〈さわってみようコーナー〉と、時代背景や作家の情報などの豊富なエピソードをまじえて作品のみどころをご紹介する会場トークとの2部構成で、さまざまな角度から展覧会をご案内します。

日程

会期中の毎週水・土曜日
*2015年1月3日(土)はタッチ&トークをお休みします。

時間

14:00 – 15:00

場所

工芸館会場

※申込不要、参加無料(要観覧券)

開催概要

会場

東京国立近代美術館 工芸館

会期

2014年12月5日(金)~2015年2月15日(日)
※会期中、一部作品の展示替えをおこないます。
前期:12/5(金)~2015/1/4(日) 後期:2015/1/6(火)~2/15(日)

開館時間

10:00-17:00
(入館は閉館30分前まで)

休館日

月曜日(2015年1月12日は開館)、年末年始(12月28日(日)-1月1日(木・祝))、2015年1月13日(火)

観覧料

一般210円(100円) 大学生70円(40円)
※( )内は20名以上の団体料金。いずれも消費税込。

高校生以下および18歳未満、65歳以上、障がい者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料。
※それぞれ入館の際、学生証、運転免許証等の年齢のわかるもの、障がい者手帳をご提示ください。

※お得な観覧券「MOMATパスポート」でご覧いただけます。
キャンパスメンバーズ加入校の学生・教職員は学生証または教職員証の提示により無料でご覧いただけます。

無料観覧日

12月7日(日)、1月2日(金)、1月4日(日)、2月1日(日)

主催

東京国立近代美術館

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