展覧会
森正洋―陶磁器デザインの革新―
会期
会場
東京国立近代美術館2階ギャラリー4
概要
日戦後にプロダクト・デザインが大きな発展を遂げてきたなかで、森正洋は常に陶磁デザインにおける先駆を担ってきました。旧然とした生活に必要な日常の器に革新をもたらし、そして食生活や個人意識の多様化に応じた現代の暮らしへの新鮮な提案を続けてきました。そのデザインには、機能的合理性はもとより生産性、ユーザーの嗜好、時代への適合性などを的確に認識し、確固としたポリシーとオリジナリティーが発揮されており、現代的で簡潔な、用と美への造形思考が明らかとなっています。
本展では、グッド・デザインのシンボルともなった醤油さしをはじめコーヒー・セット、トータルにデザインされた和洋、多用途の器シリーズ、パーティトレイなど、国内外で高い評価を得てきた主要な食器デザイン約90点(組)を陳列いたします。森正洋の優れた陶磁デザインを回顧するというだけでなく、身近な食器の変革をとおして戦後デザインの豊かな発展を概観いたします。
森正洋略歴
- 1927年
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佐賀県塩田町生まれ
- 1945年
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佐賀県立有田工業学校図案科卒業
- 1952年
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多摩造形芸術専門学校(現・多摩美術大学)工芸図案科卒業
- 1954年
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長崎窯業指導所デザイン室勤務(~1953)
- 1956年
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㈱白山陶器デザイン室勤務(~1978、長崎県波佐見町)
- 1960年
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(1958)で日本デザインコミッテイーによる第1回グッドデザイン賞受賞
- 1961年
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が通産省のグッドデザイン選定(Gマーク)を受ける
(以降、多数のGマーク選定及びGマークロングライフ賞受賞) - 1965年
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日本デザインコミッテイー委員就任
- 1970年
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日本陶磁器意匠センター主催陶磁器デザインコンペ審査員(~1989)
- 1974年
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第1回国井喜太郎産業工芸賞受賞
九州産業大学芸術学部教授就任(~1982) - 1975年
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第20回毎日産業デザイン賞受賞
< P型コーヒーセット > で ファエンツア国際陶芸展インダストリアル部門金賞受賞 (イタリア) - 1977年
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<パーティトレイ>でバレンシア国際工業デザイン展陶芸部金賞受賞(スペイン)
- 1978年
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森正洋産業デザイン研究所設立
- 1979年
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国際陶芸アカデミー会員
- 1983年
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<貝の器> でバレンシア国際工業デザイン展陶芸部グランプリ受賞
- 1985年
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佐賀県立有田窯業大学校講師就任
- 1989年
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愛知県立芸術大学教授就任(~1993)
- 1997年
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「森正洋陶磁デザイン展」開催(愛知県陶磁資料館)
- 1998年
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「プロダクトデザイナー森正洋展―食器のデザイン革命―」開催(長崎県立美術博物館)
- 1999年
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日本陶磁協会賞金賞受賞
- 2000年
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「森正洋―日本の現代陶磁器デザイン展」開催(ドイツ陶磁器博物館他)
イベント情報
ギャラリートーク
午後2時から会場(美術館2階ギャラリー4)にて
- 6月18日(火)
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森 正洋「私の仕事」
- 7月20日(土)
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工芸館研究官「森正洋による食器デザインの革新」
森正洋展ギャラリートーク追加開催のお知らせ
森正洋さんによるギャラリートークを下記のとおり開催致します。
参加費は無料です(ただし観覧料は通常どおり)。
7月10日(水)午後3時より
ギャラリー4「森正洋展」会場にて
開催概要
- 会期
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2002(平成14)年 6月18日(火)~ 8月 4日(日)(月曜休館)
午前10時00分~午後5時 木・金曜日は午後8時まで
(入館はそれぞれ閉館30分前まで) - 会場
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東京国立近代美術館2階ギャラリー4
〒102-0091東京都千代田区北の丸公園3-1 - 主催
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東京国立近代美術館
- 交通
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東西線「竹橋駅」下車徒歩3分(1b出口)
- 観覧料
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一般 420円(210円)
高校生・大学生 130円( 70円)
小学生・中学生 無料*消費税込み
*( )内は20名以上の団体料金 - 無料観覧日
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7月7日(日)、8月4日(日)
- お問い合わせ
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電話 03-5777-8600(NTT ハローダイヤル)
http://www.momat.go.jp/(東京国立近代美術館ホームページ)