コレクション

浴女 その一

小倉遊亀

1938

基本情報

作品名
浴女 その一
作家名
小倉遊亀 作家詳細
制作年
1938
収蔵方法
寄贈
支持体
絹本
素材・技法
彩色
形状
作品サイズ
209.0×174.5

作品解説

女性が描くと裸婦でもエッチな感じがしない。そういう感想が聞こえてきそうですが、そもそも裸婦はエッチに(欲情的、扇情的に)描こうとしなければ、ただの裸の人間にすぎません。この作品に清潔感があるのは、旧来の入浴図によくうかがわれる窃視趣味やチラリズム、あるいは流し眼やシナ、上気した肌といった細工が仕組まれていないからです。作者の関心は、タイル張りの湯船に温泉がゆらめいて、縦横の格子模様がユラユラとひしゃげる様子にあったといいます。《浴女 その二》と対となる作品です。

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