コレクション
浴女 その一
小倉遊亀1938
基本情報
- 作品名
- 浴女 その一
- 作家名
- 小倉遊亀 作家詳細
- 制作年
- 1938
- 収蔵方法
- 寄贈
- 支持体
- 絹本
- 素材・技法
- 彩色
- 形状
- 額
- 作品サイズ(cm)
- 209.0×174.5
- 作品番号
- J00448
作品解説
女性が描くと裸婦でもエッチな感じがしない。そういう感想が聞こえてきそうですが、そもそも裸婦はエッチに(欲情的、扇情的に)描こうとしなければ、ただの裸の人間にすぎません。この作品に清潔感があるのは、旧来の入浴図によくうかがわれる窃視趣味やチラリズム、あるいは流し眼やシナ、上気した肌といった細工が仕組まれていないからです。作者の関心は、タイル張りの湯船に温泉がゆらめいて、縦横の格子模様がユラユラとひしゃげる様子にあったといいます。《浴女 その二》と対となる作品です。