コレクション

樹を見上げてVII

日高理恵子

1993

基本情報

作品名
樹を見上げてVII
作家名
日高理恵子 作家詳細
制作年
1993
収蔵方法
購入
支持体
紙本
素材・技法
彩色
作品サイズ
220.0×600.0

作品解説

「樹の下で真上を見上げる。私と近い距離の枝、遠い距離の枝、そして向こうに空がある。自分の目で見、見極めようとしても見極められない部分、測りしれない部分がそこにはあった」。樹を見上げると感じる「なにか不安定な、そして不思議な空間」に惹かれた日高は、やがて「自分のまわりの空間、自分を包み込んでいる空間そのもの」の表現を求めて、大画面の作品を制作し始めました。東京郊外にある自宅近くの神社境内で山桜などをその場でドローイングしながら、4回の冬を越して完成したのがこの大作。絵の前に立つと、作者が感じた不思議な感覚を追体験できるかのような、未知なる空間を感じとれるのではないでしょうか。

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