コレクション
千羽鶴
加山又造1970
基本情報
- 作品名
- 千羽鶴
- 作家名
- 加山又造 作家詳細
- 制作年
- 1970
- 収蔵方法
- 寄贈
- 支持体
- 絹本
- 素材・技法
- 彩色
- 形状
- 屏風6曲1双
- 作品サイズ(cm)
- 各167.0×372.0
- 作品番号
- J00716
作品解説
冬の鹿児島県の出水で、数千羽の鶴が飛び立つ光景を目の当たりにしたという加山は、「千羽鶴」の主題を描くうえで、琳派の造形言語を研究しました。左右に配された日月と、両者を分かつ波涛文を背景に、群れをなす鶴が、右隻から左隻に向かって、まるで螺旋を描くように旋回しながら飛んでいく。同形の反復によって生まれる鶴の帯は、明らかに宗達の《鶴下絵和歌巻》(17世紀、京都国立博物館蔵)に着想を得ていますが、その雄大な空間の生み出す効果は加山の独創といえるでしょう。