コレクション

千羽鶴

加山又造

1970

基本情報

作品名
千羽鶴
作家名
加山又造 作家詳細
制作年
1970
収蔵方法
寄贈
支持体
絹本
素材・技法
彩色
形状
屏風6曲1双
作品サイズ
各167.0×372.0

作品解説

冬の鹿児島県の出水で、数千羽の鶴が飛び立つ光景を目の当たりにしたという加山は、「千羽鶴」の主題を描くうえで、琳派の造形言語を研究しました。左右に配された日月と、両者を分かつ波涛文を背景に、群れをなす鶴が、右隻から左隻に向かって、まるで螺旋を描くように旋回しながら飛んでいく。同形の反復によって生まれる鶴の帯は、明らかに宗達の《鶴下絵和歌巻》(17世紀、京都国立博物館蔵)に着想を得ていますが、その雄大な空間の生み出す効果は加山の独創といえるでしょう。

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