コレクション
北京秋天
梅原龍三郎1942
基本情報
- 作品名
- 北京秋天
- 作家名
- 梅原龍三郎 作家詳細
- 制作年
- 1942
- 収蔵方法
- 寄贈
- 素材・技法
- 油彩、岩絵具
- 支持体
- 紙
- 形状
- 額
- 作品サイズ(cm)
- 88.5×72.5
- 作品番号
- O00595
作品解説
1939(昭和14)年の初訪問で北京に魅せられて以来、梅原は1943(昭和18)年まで毎年この都市を訪れました。この作品では、画家自身が「秋の高い空に興味をもった。何だか音楽をきいているような空だった。これもやはり午前の絵だ」*と述べているように、広々と澄みわたった秋空を中心にすえています。油絵具の透明感を活かし、紙の上をすべるように筆を運んで描かれた天空と、岩絵具も用いた樹木の緑や建物の朱が響き合う、重厚感あふれる街並み。空と街の対比と共鳴が印象的です。
*『日本現代画家選 梅原龍三郎Ⅱ』(1953年、美術出版社)