コレクション
残骸のアキュミレイション(離人カーテンの囚人)
草間彌生1950
基本情報
- 作品名
- 残骸のアキュミレイション(離人カーテンの囚人)
- 作家名
- 草間彌生 作家詳細
- 制作年
- 1950
- 収蔵方法
- 購入
- 素材・技法
- 油彩、エナメル
- 支持体
- 麻布(種袋)
- 形状
- 額
- 作品サイズ(cm)
- 72.3×91.5
- 作品番号
- O01134
作品解説
草間の初個展の出品作のひとつです。時は1952(昭和27)年、場所は松本市第一公民館、期間はたった2日間でした。この作品が描かれる前年までは、草間はまだ日本画の技法を用いていましたが、本作では、油絵具が使われています。支持体は、麻袋。種苗業を営む旧家に生まれ育った草間にとっては親しみのある素材だったでしょう。1952年に彼女が地元の冊子『信州往来』に寄せたエッセイからは、アーティストとしての強い意志を読みとることができます。「文化は時代の新しい産物であり世界の空気を呼吸し世代を創造してゆくことを要請してゐる。これは画家の重要な使命である。現代を如何にして未来へときずきあげるか。歴史への批判と現在のポイントを踏み迷ってはならない。」